1982年から一般向けのCDの生産が始まる。というこで逆算すると、もう30年近くのこのCDでリリースするために、音楽の時間尺をアルバムという形で合わせている訳である。2枚組などのリリースもあるが、基本的には75分を基準に2枚に分けられている訳で、やはりリリース時に収録時間で分割される。しかし、いい加減そんな形態にトドメを刺そうという動きが近年見られる。USのサイケロックの大御所であるTheFlamingLips(フレーミング•リップス)は、2011年に「I Found This Star On The Ground」(http://soundcloud.com/slowonerveoaction-3/the-flaming-lips-i-found-a)という一曲、6時間尺の曲をリリースしたり、またその後も一曲で24時間尺の「7 Skies H3」(http://flaminglipstwentyfourhoursong.com/)という曲を本物の頭蓋骨の中にHDD(他メディアでは収録時間が足りないため)を内蔵して、限定リリースしたりして世間を騒がせた。 テレビやラジオで使われることを前提に曲の尺を気にして3分以内にするアーティストもいる中で、作りたい尺で挑戦するという非常に分かりやすいというか(笑)、フレーミング•リップスのように面白ければOK的なスタンスで作っているバンドも減って気がする。ネット時代にどんどん趣味趣向が多様化する中で、極端な話、数人しか買わない曲であっても、それに数十万出したい人がいるなら、制作費がペイするものもあるだろう。また、10年前と比較するとSNSやYouTubeなどで自分が好きな音へ辿り着く手段も格段に増えている。音楽の尺も変われば、売り方や値段も変わってくるのではないだろうか。そんな時代に音楽を作るだけでなく、プロモーションを巧くする広告代理店的な役割も求められている気がします。レコード会社はその時にはなくなっている可能性もあるけどねw