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聴いてる音楽とかオススメとか、時々は日常とか気ままに綴ってゆく。雑文読んでくれた人で、何か引っかかるものがあれば幸いです。
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chaos cafe

Author:chaos cafe
ゆるりと書いていきます。好きな音楽のこととか、ありふれた日常とか。



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クリープハイプ『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』
 下北沢を中心に活動する4人組のロックバンド、クリープハイプ、2012年発表のメジャーデビューアルバム「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」。

 よくクリープハイプをレーベル側がメジャーデビューさせたなーと個人的には思います……なんというか確かにメッセージ性という意味ではロックなんだけど、貧乏臭いというか、現在活動しているギターロックバンドの中では、ホントしょうもないバンドだと思う(笑)
 尾崎世界観の声変わり前の少年のような中性的なハイトーンボイスと耳に粘り着くような歌い方、エグい歌詞がこのバンドの売りだと思うのですが、どちらもかなり好き嫌いが分かれるぐらい濃厚なカラーを持っています。本作収録曲の♯4「オレンジ」が今後もこのバンドのアンセムになり歌い継がれていくのだろうというのが予想できるぐらいド直球な曲ですが、その他の曲もインディーズ時代と比べるとかなり歪さが緩和されているような印象を受けます。歌モノに徹しているというか、もう少し今までのように他のパートが攻めたり、絡んできても良いのになーと。その分、このバンドの初心者は聴きやすくなりましたが、歌詞が相変わらずなので、結果的に「売れたい」のか今までの路線を押し通したいのか分からないですw

 尾崎世界観の描く歌詞は♯2「イノチミジカシコイセヨオトメ」に代表されるようなピンサロ嬢の気持ちだったり、タイトルまんまのフリーターなバンドマンの日常を嘆いた♯5「バイト バイト バイト」だったりと弱者側からの怒りや諦念を描くのが巧い。しかもホントにそんなことを歌って欲しいのか?そのリスナーがどのぐらいいるのか分からないぐらいマイノリティのことを歌う。また、女性視点からの曲が多いのが特異なところでもあるのですが、声の説得力があるから、これはこれで面白いです。ただまだ曲がシングルトラック以外は弱い感じがするので、曲の出来次第ではないでしょうか。次の音源がこのバンドが長く生き残るのか分かれ目になる感じがしますが、今から楽しみです。

ベストトラック:♯4「オレンジ」



オススメ度:★★★★



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テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽


エコモードってマジックワードだと思う
ちょいと本業のほうが忙しくなってきたので、更新のほうお休みします。ええ、エコモードで更新ということでお願いしますっ(笑)
ここのブログは、音源を節操なく取り上げるから、中の人が何人かいて分野ごとにレビューしたりとか、レビュー枚数多過ぎるから一枚ずつ聴いていないんじゃないかとか言われてるけど、全部1人でやってますとも。うん、誰も信じてくれないけどさw

アフィリエイトなんて儲からないの!!いつも、一ヶ月辺り、数万前半ぐらいのマイナスだぜーい;ただ、自分の好きな音楽が一人でも多くの人に聴かれたり、迷っている人が地雷になっている音源を買ってさ、もう音楽にお金を使わないっとか思って欲しくないなーと世界の片隅で細々と考えている訳です。だから、ここ数年で10枚前後、直接メンバーが知り合いのバンドも取り上げてきたけど、全く肩入れしていないです。読んだ当人から、もっと「よいしょ、してくれない?」ってメールくるぐらいにはね。他の記事の信頼度も落ちるから、全く相手にしなかったり。更新頻度は落ちるかと思いますが、引き続きよろしくです!!


Etymotic Research HF5

 個人的お気に入りのイヤホンブランドであるEtymotic Research(エティモティック•リサーチ)のER4Sを愛用してたんだけど、断線したので先週、HF5を買った。相変わらず一万円近いイヤホンとは思えないぐらい貧乏臭いパッケージと本体なんだけど、外で聴く分にはオーバースペックなぐらい音が良い。ER4Sより低音を強調した感じだけど、外で移動中に聴く分には全く関係ないね。Etymotic Research自体、補聴器のメーカーで日本ではマイナーな存在だけど、耳栓な感じのイヤホンが大丈夫なら、かなりコスパ高いと思います。付け方が捻るようにキノコ上の先端部を耳の中に突き刺さないと真価が発揮できないので、挿入感が駄目って人も多いのですが、正しく付けられると一万円しないイヤホンとは思えない音が鳴ります(何本もイヤホンを彷徨った経験から他社の二万円前半のモデルぐらいな感じ)。でも、安っぽいデザインと素材なのが玉に瑕ですがw

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テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽


RADWIMPS『シュプレヒコール』
 新世代邦ロックバンド、4人組のRADWIMPS(ラッドウインプス)、2012年発表の一年半ぶりとなる14thシングル「シュプレヒコール」。

 震災直前に前作アルバム「絶体絶命」を出し、配信以外のシングルとしては震災以来初めての音源となります。全三曲入りですが、歌モノは冒頭の♯1「シュプレヒコール」だけで、♯2「独白」は野田洋次郎のバンド語り、♯3は「22:20:12:5:14:2012」はバンドでジャムったインストと、かなり特殊なシングルです。ラッドと言えばセカイ系バンドが好きな人に熱烈な支持を集めていますが、震災以降、何を描き出すのか興味が合って聴いてみましたが、結局バンド&ファンを中心に見据えたセカイが広がっているという確認が三曲を通して表現されています。ある意味、原点の確認というか、あれだけの災害の後で野田洋次郎が全くブレていないのが凄いですが、その拙い想像力の外にいつ出てくるんだ?という淡い期待をいつもブチ破ってくれますねw

 ラッドが十代と二十代半ばぐらいまでに人気が出るのも分かりますが、「待ちに待った核弾頭が僕らの頭を通り越してった いよいよ第三次世界大戦だ」(♯1「シュプレヒコール」)みたいなことを言ってしまう時に彼らのサブカル的な想像力の限界が露呈してしまうし、相変わらず名も無い神様(「世界」の意味)を想定しつつ、恋愛至上主義なところにも限界を感じます。
 ラッドってバンドはブレイクして以降、知名度があるのに、好きな人と嫌いな人がハッキリと分かれる数少ないバンドです。正直、どちらでもない立場から言わせてもらうと、言葉の使い方とかメロディ無視したような単語の羅列とか、邦ロックの常識を覆した部分もあるし、鬱ロックではなく、中ニ病的な層を巧く取り込めた世界観も評価しているのですが、デビュー時から同じ事を言い換えてただ量産しているだけなのが残念です。駄菓子で言うと、「うまい棒」の味違いがたくさん発売されて、もうバリエーションに飽きてきたような感じでしょうか(笑)今までのファンは今回のパッケージの語りやインストも含めて、決意的なシングルであるので、買うべきだと思いますが、ファン以外は辛いかもしれません。

ベストトラック:♯1「シュプレヒコール」


オススメ度:★★★☆


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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽


サカナクション『僕と花』
 北海道を中心に結成された男女五人組のロックバンド、サカナクションの2012年発表の6thシングル「僕と花」。

 アップルのCMでもサカナクションって単語が出てきたり、各地の夏フェスでもバンド史上最大の動員を更新し続けているノリにノっているサカナクションが、ドラマタイアップを獲得した上でリリースされる三曲入りのシングルになります。表題曲♯1「僕と花」はこれぞサカナクションというキラーチューンで相変わらず山口一郎の描く抽象的な日本語とメロディが巧くハマっています。「僕の目 ひとつあげましょう」から始まるドキッとする歌詞は最初、「芽」の誤植かと思いましたが、最後まで聴くと「目」が正しいんだろうなーというのが分かります。曲の構成もそうですが、ミニマルなフレーズを繰り返していく中で少しつづ歌詞も変化をつけて後半に盛り上げていく展開が、四つ打ちのリズムトラックと構造的に親和性が高いのだろうなーといつも感心します。

 サカナクションのシングルやリードトラックなどで作られるPVはいつも毎回チェックしてしまうのですが、今回もミュージカル調ながら、センス良いですね。他の日本人アーティストに比較してそんなに金をかけている訳ではないのに、周りのチームの人選の妙というか、素晴らしいです。トラックとのマッチングはもちろん、アイディア勝負な映像の実験場になっていて、これからも注目です。
 ♯2「ネプトゥーヌス」はアルバムの後半に入ってそうな夜がテーマのメンバーのコーラスが美しい佳曲です。いつもカップリングでは自分たちのやりたいことを提示してくるのは流石です。♯3「ルーキー (Takkyu Ishino Remix)」は石野卓球が大胆にシングル「ルーキー」を再構築しています。リズムトラックが前面に来ていて、完全にフロア寄りのアプローチですが、流石のクオリティです。

 本作の収録曲は三曲ですが、今までの前例からすると次のアルバムに全て収録される可能性は低そうなので、気になったら手に取ってみてください。

ベストトラック:♯1「僕と花」


オススメ度:★★★★


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細野晴臣『Hosono House』
 70年代の日本を代表するロックバンド、はっぴいえんど解散後に制作された1973年発表のシンガーソングライター細野晴臣のデビューアルバム「Hosono House」。

 その時の所属レーベルベルウッド40周年を記念して2012年にリマスターが出たので再び聴いてみましたが、文句無しの日本語ロックの名盤です。細野晴臣がその当時住んでいた昔は米軍基地が多かった狭山の自宅で制作された最初期のベッドルームミュージックとも言えるでしょう。カントリー調や16ビートのリズムが導入されていたり、彼のこの頃のアメリカの音楽趣味が全開ながらも、自分の中で咀嚼されていて日本っぽい湿り気もあって、アルバムとしてはとっ散らかっているような印象もありますが、とても素な細野晴臣が聴けて面白いです。人なつっこいハンドメイドな音楽になっています。
 録音された土地の関係もあるのですが、アメリカの生活や音への憧れを東京とは少し離れた狭山の地でひたすら純粋培養したようなどこかフワフワした感じが良いですね。本作の元ネタになったと言われているジェームス・テイラーですが、本家よりスカスカだし、ファンタジックで個人的には、この「Hosono House」のほうが好きです。数々のアーティストにカバーされている名曲である♯4「終わりの季節」、♯9「恋は桃色」の二曲が収録されているオリジナルアルバムでもあります。また♯5「冬超え」や♯8「住所不定無職低収入」なんかも二曲に隠れていますが、知る人ぞ知る名曲です。どの曲も細野晴臣のメロディメーカーとしての才と、どんなに音がスカスカでもお洒落に洗練させてしまう彼の高いアレンジ能力が露になった一枚と言えるでしょう。また、後のバンド、キャラメル•ママの元となるメンバーが演奏していますが、本作でも曲に合わせてそれぞれの個性を発揮していて良い仕事をしています。ペダルスティールが、特に良いです。
 それにしても40年前の音源がこれだけ古くならないのに素直に驚きました。今、発売されている音楽でどれだけ40年後になっても聴かれている音があるのだろうか?と思わず考えていまう、名盤です。気になったら、是非とも聴いてください。

ベストトラック:♯9「恋は桃色」


オススメ度:★★★★☆



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Twin Shadow『Confess』
 ドミニカ共和国出身のジョージ•ルイス•ジュニアによるソロユニットであるTwin Shadow(ツイン•シャドウ)による2012年発表の2ndアルバム「Confess」。

 前作「Forget 」がグリズリー•ベアのクリス•テイラーが共同プロデューサーとして参加したことで話題になりましたが、本作もかなりキテますね!!80年代のシンセポップやロックのコーラスの使い方などティアーズ•フォー•フィアーズとか、ちょっと懐かしい感じもしますしプリンス辺りも好きなんだろうなーというのが伝わってきます。ただ、それだけで終わっていないのが、Twin Shadowの凄いところではないでしょうか。本作の冒頭の♯1「Golden Light」からキラキラっなアレンジとフロアでかかったら踊りまくっているのが容易に想像できるようなキラーチューンになっています。その後も♯3「Five Seconds」や♯4「Run My Heart」や♯5「The One」などシンガロングな曲が並びます。
 どの曲もリズムトラックがクリアで前面に来ていて聴きやすいのとサビでジョージの線の細いファルセットが炸裂という、もはや定型的な感じすら受けますが、自分が何を求められているのか分かっているんだろうなと思います。曲がちゃんと書けていてポップだという当たり前ことが、当たり前に成立しているのが凄いと思います。ちょっと相変わらず濃いビジュアルとゲイっぽさは拭えませんがw、良いアーティストだと思いました。前作が「Forget 」が気に入った人なら、高確率で気に入ると思います。

ベストトラック:♯3「Five Seconds」


オススメ度:★★★★


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THE YELLOW MONKEY『Romantist Taste 2012』
 東京を中心に結成され、2004年に解散してしまった4人組のロックバンドTHE YELLOW MONKEY (ザ•イエロー•モンキー)、2012年発表の11年ぶりとなるシングル「Romantist Taste 2012」。

 彼らのデビュー曲である1992年発表の「Romantist Taste」を今の技術でミックスしなおしたものと、12曲のライブ音源を収録という、60分越えでどっちがオマケなのかよく分からない仕様で発売されたデビューから20周年目に発表されたまさかの新音源となります。
 正直「Romantist Taste」は各パートの音がクリアになり、リズムが前に出てきていてより今っぽいミックスになっていますが、それが目新しいと言えばファンサービスな印象を受けました。コアとなるのは、やはり12曲のライブ音源でしょう。1996年という彼らが「JAM」でブレイクする直前の武道館ライブとブレイクした直後のNHKホールのライブを収録していて、当時どれぐらいイエモンというバンドが勢いに乗っていたか、ライブバンドだったのかがよく分かる音源です。それにしてもフロントマンの吉井のテンションが叫びまくりで凄いですね。本当にロックスター然としています。

 ライブ音源を公式としては一枚しか発表していないバンドなので本作もかなりレアなアイテムになるのではないでしょうか。ただ解散してしまったバンドなのに熱いファンがいるバンドなので、是非とも既存の曲でも良いから新録または未発表音源で出して欲しかったなーとも思いました。選曲的に初心者が入りやすいような並べ方なので、イエモン初心者にもオススメです。それにしても、レーベル側の企画勝ちでしょうが、これで1000円は破格だと思いました。

ベストトラック:♯11「悲しきASIAN BOY」


オススメ度:★★★☆


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Aureole『Reincarnation』
 東京でフロントマンである森大地を中心に結成された男女混成の六人組のポストロックバンド、Aureole(オーリオール)、2012年発表の3rdアルバム「Reincarnation」。

 近年音響系やエレクトロニカのジャンルを中心にリリースが多いkilk recordsの設立者でありプレイヤーでもある森大地のバンドですが、相変わらず絶妙なラインをついてくるファンタジー寄りのエレクトニカです。デビュー時鳴らしていた音と比較するとかなり聴きやすくなっています。もっとエッジやノイズが立っているような玄人受けするような音像だったものが、音自体がかなり整理されてポップになっています。
 今までの路線のポストロックやエレクトロニカ、シューゲイザー的な要素を継続しつつも、クラッシックやダブステップまで導入され、なんか闇鍋感がありつつも、巧く自分たちの音として昇華しています。またフルートやマリンバやグロッケン、ビブラフォンなどを始めとした生楽器の響きを大切にして、よりバンドっぽさを前面に出してきています。ただ、ボーカルが相変わらず何を歌っているのか、歌詞カードを読まないと今までと同様に全く分かりませんw音響系っぽいボーカルってこんな感じだろう?というステレオタイプ的なヨンシーやカイトみたいなのを下敷きにしているのでしょうが、弱いといわざるおえないです。そもそも森大地のレーベルなので、これにNGを出せる人がいないという構造的な問題が在るような気がしますが、world's end girlfriendやmonoとどこかで共鳴するようなシネマティックな音を鳴らしているのだから、ボーカルを他のメンバーに変えてでももっと良いものを作って欲しいなーと思います。
 正直、Aureoleが鳴らしている音自体はポップといっても、メジャーなシーンで受けるようなタイプの音ではないので本作で彼らがブレイクすることはないでしょう。でも、エレクトロニカ寄りのポストロックでツボをついているので、本作を名盤と讃える人は一定数出るであろうことが、容易に予想出来る佳作です。気になったら、試聴してみてください。

ベストトラック:♯4「Pass The Past」


オススメ度:★★★★


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Bloc Party『Four』
 ロンドンで結成された男性4人組のロックバンドBloc Party(ブロック•パーティ)の四年間の活動休止期間を経てリリースされた2012年発表の4thアルバム「Four」。

 完全に前作アルバムである「Intimacy」でケリーの趣味の音に突き合わされて、バンドが分裂してしまった彼らですが、ようやく戻ってきました。しかし、これはかなり微妙な印象を覚えました。前作での失敗を活かして、バンドである4人の演奏だけで出来ることにこだわって作られたことは一聴すれば理解できるのですが、アルバム通して曲が弱過ぎる。
 ラッセルのギターは相変わらず、面白いところで鋭角的に入ってきて耳を引くのですが、それ以外がBloc Partyの本人たちなのに、Bloc Partyっぽいことをやろうとして失敗したかのような出来です。デビューアルバムから2ndリリース時まででネタが尽きてしまったかのような出枯らしな感じの曲ばかりで、アルバムを通して聴いただけでは、どの曲がシングルやリードトラックなのか分からないレベルだと思いました。♯8「V.A.L.I.S.」、♯10「Truth」などはラッセルのギターに助けられて多少マシな感じがしますが、それ以外がギターやドラムをヘヴィロック的なアプローチで録音されていますが、凡庸な感じがします。この手の音ならもっと巧く鳴らせるバンドはたくさんいますし。デビュー時からリアルタイムで聴いてきたのですが、Bloc Partyならではのマジックがもうなくなってしまった事実を突きつけられた気がしました。

ベストトラック:♯3「Octopus」


オススメ度:★★★☆


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cruyff in the bedroom『Hacanatzkina』
 ジャパニーズ・キング・オブ・シューゲイザーことスリーピースののシューゲイザーバンド、cruyff in the bedroom(クライフ・イン・ザ・ベッドルーム)、2012年発表の二年ぶりとなる5thアルバム「Hacanatzkina」。

 流石はクライフというべき、今までものファンも安心して聴けるクオリティです。本作は日本語詞にシフトしながらも、今までは浮遊感や轟音を前面に出していたのが、疾走感のほうを優先しているようなセレクトの曲が多いです。
 5thアルバムということで一周まわってしまった感じがありましたが、他のバンドがエレクトロニカやオルタナロックなどと接近していく中で、15年近くシューゲイザーバンドとしてブレない姿勢や音は凄いと思います。本作収録の♯3「Moondaze Moongaze」、♯7「Moon River Boat」、♯9「Mele」辺りはシューゲイザーのステレオタイプな感じがの曲調と歌詞ですが、こんな曲を鳴らしている時に、まだ「蒼さ」を感じられるのが彼らのデビュー時から変わらない魅力でしょうか。ちょっと新人のシューゲイザーバンドみたいなベタさを感じる事もありますが、この人達は確信犯なのでw、そこをツッコミいれたら負けな気がします(笑)。

 ハタユウスケのボーカル自体は、表現力的には少し単調な感じがする人も多いでしょうが、そもそも二本のギターを中心としたアンサンブルが売りであるので、そこの絡み具合に注目して欲しいです。この「Hacanatzkina」は、地味ながらも完成度の高いアルバムだと思います。シューゲイザーファンは薦めなくても聴いているかもしれませんが、ギターロックが好きな人にも聴いて欲しいアルバムです。

ベストトラック:♯3「Moondaze Moongaze」


オススメ度:★★★★


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キセル『magic hour』
 京都出身の辻村兄弟によるデュオ、キセルによる前作から三年ぶりとなる2008年発表の5thアルバム「magic hour」。 

 カクバリズムに移籍してから初のアルバムとなります。三年ぶりだからと全く変わることなくフォーキーな作風と朴訥としてボーカル、音数も最小限な感じでキセル以外の何物でもないアルバムです(笑)
 アルバムタイトル通り「magic hour」、夕暮れをテーマにしていて、キセルならではの優しさと残酷さが同居していて、下手なロックバンドよりも、精神性でいうとよっぽどロックになっています。普遍的な言葉でここまで鋭利に刺さる辻村豪文が描く詞も更に研ぎ澄まされている印象を受けます。特に♯6「君の犬」の詞とメロディのハマり具合が凄いです!!これだけ暗い歌をあえて柔らかいボーカルでリスナーに寄り添うように歌っています。その一方で♯9「ビューティフル デイ」では、別れからの再生がテーマの世界讃歌で、主題としては地続きではあるのですが、より外に開かれています。この二曲以外にも♯2「手紙」、♯3「春の背中」などが素晴らしいです。

 今、注目を集めているシンガーソングライター、星野源なんかが好きな人には、是非とも聴いて欲しいアルバムです。彼が、キセルのスタイルや音から影響を受けていることが分かると思います。キセルのアルバムの中でも、名盤だと思うので、キセル入門者にもオススメのアルバムです。


ベストトラック:♯9「ビューティフル デイ」



オススメ度:★★★★



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山下達郎『OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~』
 日本を代表するシンガーソングライター山下達郎による2012年発表のキャリアを総括したオールタイムベストアルバム「OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~」。

 今までベストアルバムで 収録が難しかったシュガー•ベイブ時代から2012年現在までのキャリアベストで全49曲、三枚組(初回盤は四枚組)というサービス精神たっぷりの音源です。レコード会社を越えるのが難しかった90年代から、2000年代に入ってCD不況で音源が売れなくなってからこそ、出せたベスト盤と言えるでしょう。山下達郎と言えば、日本語のクリスマスソングで一番街中で聴く回数が多いと思われる♯3「クリスマス・イブ」の人というイメージがあるかもしれませんが(笑)、その他の曲もポップで耳に残る名曲が多いです。

 そして、今回バンド時代から、年代順に聴いていて思ったのはマスタリングして音のレベル(大きさ)はどの曲も似た感じになっていますが、全く初期の70年代の曲でも古くなっていないことです。♯1「DOWN TOWN」やドラマ主題歌として後からヒットした♯13「RIDE ON TIME」なども歌っているのは普遍的なラブソングだし、曲のアレンジも全く古びていない。実は、これはかなり凄いことだと思います。90年代の曲ですら、有線などで流れてくると古く聴こえることが多い中で、山下達郎の曲は今聞いても違和感がない。山下達郎節とも言える歌い回しや特徴のある甘い声の影響も大きいとは思いますが、特にアレンジ面において、流行のジャンル(ここ三十数年でもパンク、ニューウェーブ、テクノやトランス、エレクトロニカetcなど様々な流行が在りました)を追いかけるのではなく、自分の音に必要なアレンジで勝負しているのが伺えます。本当にポップス職人とも言える三十数年の仕事には頭が下がります。また、イントロのカッティングギターが気持ち良い♯14「SPARKLE」などギタープレイヤーとしても、かなり面白い存在です。メロディアスなギターソロがもてはやされる80年代において、地味なリズムギターの格好良さをw体現していたと思います。

 個人的には♯11「蒼氓」〜♯13「さよなら夏の日」の三曲の並びがグッときました。この頃からメッセージ性が強くなったように感じました。年齢的にあと何枚スタジオ盤を聴けるか分からないので、ほぼ山下達郎決定盤として聴かれていくベスト盤になっているのではないでしょうか。余談ですが、本作を黄色いマークが印象的な某レコード屋で発売日に買ったのですが、50代の方が邦楽フロアに多くてビックリしました。日頃、あまりレコード屋に来ない層もみんな、この音源を待っていたんでしょうね。本作の発表によって、若い層に彼の音楽の良さが再発見されることを期待します。

ベストトラック:♯15「LOVELAND, ISLAND」


オススメ度:★★★★☆



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GRAPEVINE『Best of GRAPEVINE 1997-2012』
 日本を代表するスリーピースのロックバンド、GRAPEVINE(グレイプバイン)、2012年発表のベストアルバム「Best of GRAPEVINE 1997-2012」。

 ベストアルバムとしては2004年発表の「Chronology-a young persons' guide to Grapevine-」以来となり、デビュー時から2012年までのオールタイムベストになってます。ファン投票から選ばれた収録曲数も2枚組全30曲と出し惜しみなしな仕様です。ただ、ベストアルバムってあくまでその人達にとってベストであって、コアなファンほど色々と言いたいこともあるでしょうが、本作はシングルのカップリング曲が入っていたり、♯12「豚の皿」のようなライブでの定番曲も入っていたりと現時点での本当のベスト音源であり、今後の数年もGRAPEVINEを知らない人への入門的なアルバムとなるのではないでしょうか。
 個人的にシングルのカップリングでやっと収録された隠れた佳曲である♯11「エレウテリア」が入っていたので、流石はファン投票だと思いました(笑)「エレウテリア」は、元はシングル「超える」のカップリング曲ですが、実はA面よりよりバインっぽくてディープなグルーヴ感があって、熱烈な支持を集めている曲なに、今までのオリジナルアルバムに収録されたことがなかったのでこれでやっと日の目を見るかなーと思いました。

 GRAPEVINEほど日本のギターロックバンドの中で、渋くてひねくれているバンドではないです。メジャーデビューから15年、全く変わらないというか、相変わらずの田中和将の書く後ろ向きもで前向きでもない煮え切らない文学的な歌詞とデビュー時から安定した演奏能力と渋いアレンジなど、よくメジャーシーンで生き残ってきたなーと思います。今回30曲を何回か通して聴き直しましたが、デビュー時から達観しているというか、あまり若手の書く詞でないし、アレンジもバンドで演奏出来る事を大切にしていて音数を絞っていて、ブレがない姿勢が清々しいです。それだけ捻くれているのに、歌メロは人なつっこい感じでポップという……聴き手に好かれたいのか、嫌われたいのか、媚びないというかよく分からないところが、ツボにハマるというか、聴き手を捕らえて離さないのではないでしょうか。

ベストトラック:♯11「エレウテリア」


オススメ度:★★★★


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Newton Faulkner『Write It On Your Skin』
 イギリス出身でデビューアルバム「Hand Built By Robots 」で一気にブレイクしたテクニカルなギターを弾くことでも話題となったシンガーソングライターNewton Faulkner(ニュートン•フォークナー)による三年ぶりとなる2012年発表の3rdアルバム「Write It On Your Skin 」。

 正直前作である「Rebuilt By Humans 」でも全くデビューアルバムから引き続き曲のクオリティが落ちていないことに衝撃を受けました。本作はデビューアルバム「Hand Built By Robots 」みたいにアコースティックギターを主軸にして、1人でどこまで出来るかを更に突き詰めたアルバムになっていて、曲、演奏ともに素晴らしいです。アレンジもニュートンの声とギターを活かすべく、最小限に絞っていて、何が「売り」であるか長所を自覚しているなーと思いました。また、今まで以上にボーカルトラックの表現力にこだわっているようで、実際に表現方法自体もバリエーションが増えているようです。ギターはデビュー時からタッピングを基本とした相変わらずパーカッシヴで技巧主義なプレイですが、曲を表現するためにやっていることなので、そこまで他のギタリストのアルバムのようにくどくなっていないことも好感です。また、ボーナストラックの既存発表曲の7曲のアコースティックライブ音源もスタジオ音源よりグッとくる箇所が複数あって、是非ライブ盤も発売して欲しいなーと思わせてくれるクオリティです。

 本作収録曲でオススメは、♯3「Brick By Brick」、♯4「Clouds」、♯7「Write It On Your Skin」、♯8「In The Morning」、♯10「Sugar In The Snow」など聴き所が多く、時代性に左右されない隠れた名盤だと思いました。前作からのファンの人も、それ以外でアコースティックなアーティストやサーフミュージックが好きな人も是非とも手に取ってください。それにしても、デビューアルバムから三枚連続でアルバムがこのクオリティを維持出来ているアーティストってとても少ない気がします。早くも、次の音源が楽しみです。

ベストトラック:♯4「Clouds」


オススメ度:★★★★☆


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