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VARIOUS Artist『RED DIAMOND: tribute to yukihiro takahashi』
 YMOの高橋幸宏の還暦を祝う為に初めてとなる2012年発表のトリビュートアルバム「RED DIAMOND: tribute to yukihiro takahashi」。

 盟友であるビートニクスの片割れである鈴木慶一やYMOの坂本龍一と細野晴臣、また自身も所属するpupaや海外からは、JAMES IHAやTODD RUNDGREN、STEVE JANSENなどが参加していて、高橋幸宏ならではのバラエティに富んだ企画カバーアルバムになっています。ただ、豪華な割にはもっとどうにかならなったのかなーというごった煮感があります。
 細野晴臣なんかと比較するとやはり誰もが分かるようなヒット曲が無いのも、痛いところです。ずっと良質なメロディをコアにしつつも、2000年代以降はエレクトロニカ路線だったりとその時々の時代の流行を巧く取り入れてきましたが、一言で言ってしまうとミーハーというw高橋幸宏は、ドラマーとしても超一流ですし、ボーカリストとしてもかなり個性的な声と歌い方なのですが、やはり書く曲が弱い感じがします。本作でもカバーしているアーティストは凄いのですが、そんなにその曲に思い入れがあるように感じられません。ただ、STEVE JANSENの♯8「Now And Then……」はまるで取り憑かれたかのような歌い方や声質まで驚愕の完コピっぷりです。それ以外は、そのアーティストのカラーのほうが強いのが残念です。ただ、それぞれのアーティストのファンはあまりトリビュートに参加しないようなメンバーなのでレアになるのではないでしょうか。

ベストトラック:♯「‪preview‬」


オススメ度:★★★☆



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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽


Four Tet『Pink』
 ポストロックバンド、フリッジのギタリスト、キエラン•ヘブデンのソロユニット、Four Tet(フォー•テット)による2012年発表の日本限定企画アルバム「Pink」。

 前作から発表されたシングル曲を中心にリリースした音源を集めた企画アルバムになります。本作冒頭の♯1「Locked」から凄いですね!!冒頭から原始的なリズムと交差するシンセ音、前作以上に音数を絞っていて、更に研ぎ澄まされています。その次の曲の♯2「Lion」もリズムトラックを中心にしていて、展開が面白いです。名盤だった前作アルバムである「There Is Love In You」の延長線上の音でラップトップで全て鳴らしている感じがするので、ほぼキエランのハンドメイドによるものと思われます。たぶん、同じ環境を作れる人は世界中にいるのでしょうが、ここまで音数を絞って記名性の高いエレクトロニカを作れる人って本当に少ないと思います。きっと道具は何を使っても、きっとこんな音を作ってしまうんだろうなーという身も蓋もない結論ですが。日本のアーティストだと同じレベルにあると思われるのは、多少音の感触はズレますが、亡くなってしまったレイ•ハラカミぐらいでしょうか。

 本作はあまり話題にもならずに密かにリリースされていましたが(宣伝費の関係でしょうねw)、実は隠れた名盤だと思います。エレクトロニカやハウスなどが好きな人に是非ともお薦めしたいです。

ベストトラック:♯1「Locked」


オススメ度:★★★★


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くるり『坩堝の電圧』
 京都を中心に結成された4人組バンドとなったくるり、2012年発表の10thアルバム「坩堝の電圧」。 

 前作アルバムである「言葉にならない、笑顔を見せてくれよ」のツアーファイルナルである武道館ライブから数日後に東日本大震災があり、その関係からか一時期は五人組のバンドとなったくるりですが、ドラムの脱退により最終的に4人組のバンドになり、初めての音源が本作になります。
 記念すべき10枚目のフルアルバムですが、今までの延長線上な感じの曲もありますが、ほぼ別バンドといっていい瑞々しさとバンドであることのダイナミズムに溢れています。全員がメインボーカルを各一曲は取ったアルバムはくるりのバンド史上初であり、岸田繁名義でない作曲の曲がこんなに増えた事も、初めてのことです。2人組だったここ数年オくるりはバンドで出来ないオーケストラを導入したり、前作アルバムのようにシンガーソングライターっぽさを前面に出したりと、それなりに楽しんでいた感じもありましたが、結局、岸田繁の存在を前面に出すよりもバンドとして新しい血を入れて再びスタートする道を選び取ったのでしょう。

 トランペットがパートとして入ったのも大きいのですが、アルバムタイトル通り「坩堝」な感じです。とても雑多でパワーに溢れているアルバムです。歌詞の意味なんて全く関係のないBPM最速の♯2「chili pepper japonês」、ブラジル音楽やタンゴの影響を感じさせつつも歌謡曲な♯10「argentina」など、第一線で活動している日本のバンドでこれだけ遊び心溢れる事を出来るのは、くるりぐらいじゃないでしょうか。また♯6「crab, reactor, future」や♯8「soma」、今までの名曲のフレーズ大集合な♯19「glory days」など原発事故に対してここまで声をあげるかという感じもしますが、批判だけではなくどの曲も「みんな同じように不安で悩んでいるけど、それでも前に進まなければならない」って主題は一貫していて、今の時代の空気感を的確に捉えていて、ちゃんとそれをくるり節ともいえるメロディに乗せているのが良いですね。アルバム後半の♯14「my sunrise」以降、いつもの岸田節なキラキラしたメロディを満喫出来るので、従来のくるりファンも納得だと思います。それにしても♯16「jumbo」はベースの佐藤征史が曲を書き、歌って、ギターまで弾いてと大活躍なのですが、完成度が予想以上に高くて驚きました。今までワンマンなフロントマンの横で遠慮してきたのかもしれませんが、もっと曲書いて歌っても良いじゃないのかと。

 日常の情景を綺麗な日本語を乗せて歌う文学系ロックとしてデビューした彼らが、当たり前であった「日常」が壊れてしまった後に、何を歌い出すのか?ということに新しいバンドとして真摯に答えた名盤だと思います。まるでデビューアルバムみたいな新しいくるりとしての名刺代わりの一枚です。

ベストトラック:♯19「glory days」


オススメ度:★★★★☆


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cokiyu『Your Thorn』
 愛媛県出身の女性ソロアーティスト、cokiyu(コキユ)による2011年発表の2ndアルバム「Your Thorn」。

 彼女の場合は海外のほうが評価が高く、エレクトロニカというジャンル上、国内ではなかなか注目が集まらないアーティストですが、大ヒットした映画「告白」の挿入歌提供による注目度が一気に上がりました。そんな中でリリースされた四年ぶりのアルバムとなります。

 デビューアルバムから引き続き相変わらずのたゆたうようなベッドルームミュージックと、透明感のある声質でささやくようなボーカルのcokiyuがこのジャンルの今の時代の空気感をまとっていて、良いですね。アンビエントに繋がっていく電子音がこの人に調理されるととても有機的で温かい側面を見せてくれます。ちょっとドリームポップっぽい曲やエレクトロニカとシューゲイザーの隙間的な曲もあって、今までの得意ジャンルから守備範囲を広げようというどん欲さも垣間見えます。打ち込みというよりも、ピアノから直接作曲しているのか、鍵盤のパートが綺麗な曲が多いです。
 お洒落なエレクトロニカとして一括りにされてしまう怖さはありますが、本作も地味ながらも良盤なので、もう少し知名度が上がって欲しいなーと思いました。

ベストトラック:♯1「Your Thorn」


オススメ度:★★★★



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八十八ヶ所巡礼 『○△□』
 スリーピースのプログレッシブロックバンド、八十八ヶ所巡礼による2012年発表の3rdアルバム「○△□」。

 アンダーグラウンドなシーンではジャンルのことと三者三様のビジュアルのこともありw孤高の存在であるが、相変わらず熱烈な支持者がいるバンドです。本作でも相変わらずの馬鹿テクなのはそのままに、更に気持ち悪いことになっています(笑)
 今までの音源の二作と比べると♯6「惑う惑星」や♯7「極樂いづこ」のようなプログレ的な5分越えのトラックが増えてきているように思います。正直、歌う必要を感じないぐらい、既に歌を除いたトラックで尖っていますが、本作からは今までの性急なリズムとアジるようなボーカルのイメージから(♯2「霊界ヌ~ボ~」とか今までの路線の八十八の王道ですよね)抜け出そうとしているような印象を受けました。本作後半の方は、メロウな曲も投下しつつも、それはボーカルと曲調だけで相変わらずギターもベースも半分ぐらいソロパートなんじゃないかというぐらいに自由に弾きまくってます。それにしても、ギタリストがメタルやハードロックなどのジャンルでしか見ないような奏法がかなり入っていて、PVなどビジュアル的な部分でも見ていて飽きないです。
 ただ本作は今までのアルバムを聴いてきたリスナー的にはある程度の既定路線であり、前作までと比べると少し曲の部分が弱い部分もあり(リフのレベルでは面白いですが)、ファン向けのアイテムになっていると思います。PVは相変わらずB級感が漂っていて面白いので是非とも観て欲しいです。

ベストトラック:♯2「霊界ヌ~ボ~」


オススメ度:★★★☆


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後藤まりこ『299792458』
 パンクバンド元ミドリのボーカルである後藤まりこによる2012年発表のデビューアルバム「299792458」。

 ミドリではその少女声とデスボイスの未完成さなどのアンバランスな部分が魅力的でコアなファンがついていましたが、本作では一気に路線変更していて、少女声やキッチュさを活かす方向で曲が書かれています。ミドリの昔からのファンはかなりオカンムリだろうなーとう内容でw、なんというか、歌の下手な声優の新人アイドルみたいな歌詞で聴くに耐えない感じです。まるで80年代のアイドルのお蔵入りになった新作が発掘されたみたいな。
 しかし、本作の聴き所は、後ろのサポートメンバーの演奏と言えるのではないでしょうか。80年代のアイドルも後ろの演奏がメチャクチャなクオリティのスタジオミュージシャンたちが涼しい顔でえげつないフレーズを弾きこなしていたように、本作でもドラムのボアアダムスの千住宗臣やベースはdownyの仲俣和宏などサポートでいうとトップクラスのメンバーが脇を固めていて、まるで昔からのバンド仲間のように各パートが有機的に繋がっていて、スタジオ音源というよりもライブセッションを聴いているような錯覚すら覚えます。このメンバーの人選は、分かっているなーというか、ツボを突いていると思います。

 それにしても、ミドリデビュー時もその声がジュディマリと比べられたのに、♯2「ままく」、♯8「あたしの衝動」みたいな曲をやると本家のほうのYUKIとの差が更に明確になってしまう気がしてなりません。本作は、ボーカルと後ろのメンバーの演奏のちぐはぐな感じな「違和感」を分かって楽しめる人は、ハマるのではないでしょうか(笑)

ベストトラック:♯7「ユートピア」


オススメ度:★★★☆


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キセル『凪』
 京都出身の辻村兄弟によるデュオ、キセルによる2010年発表の6thアルバム「凪」。

 前作から二年半ぶりの待望の新譜になります。こんなにスカスカだったっけ?と思えるぐらい音数が絞られて、以前のような浮遊感はないのですが、ギターやベースなどの音の隙間が必然というか、凄みすら感じます。攻撃的なキセルという訳ではなく(笑)、相変わらずふわふわした脱力したボーカルとちょっととぼけたような歌詞なのですが、いつも以上に自然体のように思いました。ボーカル自体の包容力やスケール感が上がっているような、無地のTシャツみたいな飽きないアルバムです。初期の名曲である「ベガ」と同じようなテーマだけど一回りまわったような♯5「とおい友達」や♯3「夜の名前」や♯8「昼のない夜に」などのジワジワ来るような佳曲揃いです。
 キセルは10年やっているのに、これだけ力まないのは、ある意味ロックバンドと自称している人達より、よりスタイルとしては、「ロック」だと思いました。また、SAKEROCKの伊藤大地がドラムで数曲参加しているのですが、かなりハマっていますね。キセルの2人が放つ独特の音に寄り添うような、相手のスタイルに合わせる好演をしています。本作は即効性はないですが、音がジワジワと浸透するような日本語詞の理想とも言える隠れた名盤です。

ベストトラック:♯3「夜の名前」


オススメ度:★★★★


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WHIRR『Pipe Dreams』
 カリフォルニア出身の男女混成6人組のシューゲイザーバンド、WHIRR(ワー)による2012年発表のデビューアルバム「Pipe Dreams」。

 リンゴ・デススターを発掘したVINYL JUNKIE RECORDINGSがまたシューゲイザーバンドを発掘ということで気になって聴いてみたのですが、うーん微妙な感じです。男女混声ボーカル、轟音でもカッティングでもいけるギターと色々と出来そうな感じなのですが、先輩シューゲイザーバンドのイメージ捕われ過ぎているような印象を受けます。特に一番影響したと思われるのが、MY BLOODY VALENTINEの「Isn't Anything」でしょうか。ただ、あのアルバムほどダイナミックさはないですが、下敷きになっているのが分かる人は分かるのはないでしょうか。曲展開や轟音ギターの使い方、女声ボーカルの歌い方、ハーモニーの重ね方などかなり研究してるなーと思いますが、このバンドならではのオリジナルティがないのがちょっと辛いところです。同じレーベルのリンゴ・デススターほど振り切れていたら、また評価が違っていたと思います。シューゲイザーバンドには珍しく、キーボードがメンバーにいるんだから、そこで差別化することが一番容易なような気も。

 ただ、まだフルアルバムとしては一枚目なので、2枚目でどんな方向にいくのか楽しみではあります。新人シューゲイザーバンドを探している人は試聴してみてはいかがでしょうか。

ベストトラック:♯4「Flashback」


オススメ度:★★★☆


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Two Wounded Birds『Two Wounded Birds』
 マーゲート出身の男女混成4人組のロックバンドTwo Wounded Birds(トゥー•ウーンデッド•バーズ)による2012年発表のデビューフルアルバム「Two Wounded Birds」。

 ドラムスのギタリストであるジョニーがフロントマンということで気になって聴いてみましたが、予想以上に良いです!!ビーチボーイズの影響下のサーフロックということになると思うのですが、チープなエレキギターの音とグシャっとしたローファイな録音と4人で再現できる音に絞った感じが逆に生々しさが伝わります。また、ボーカルも声量や個性的には正直頼りない感じなのですがw、後ろの演奏自体がなんだか懐かしいサウンドなので、そちらに耳を持っていかれます。また、歌詞も本家ドラムスと同じように蒼くて、青春の終わりを感じさせるような叙情的なものが多いので、普遍的なテーマで共感できる人も多いと思います。ギターも単純なリフの繰り返しながら、リズム隊が絡むと(無個性ですが、曲に合わせている感じも受けます)バンドっぽさと曲の輪郭が見えて、地味ながらも良い新人バンドです。

 本作収録曲だと特にアルバム冒頭の♯1「Together Forever」〜♯3「To Be Young」までの曲と曲順が秀逸なので、ここだけリピートしても良いぐらいです(笑)夏の終わりに聴きたい一枚です。日本だと知名度的にまだまだみたいなのですが、気になったら試聴だけでもして欲しいバンドです。

ベストトラック:♯1「Together Forever」


オススメ度:★★★★


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Nothing's Carved In Stone『Silver Sun』
 エルレガーデンのギタリストである生形とストレイテナーのベースである日向を中心に結成された、4人組のロックバンド、Nothing’sCarvedInStone、2012年発表の4thアルバム「Silver Sun」。 

 本作からメジャーレーベルであるソニーからのリリースとなります。エルレガーデン時代からのメジャーとの距離をおいてきたように見えた生形ですが、何か心境の変化があったのでしょうか。前作である「echo」から日本語詞が入り始めていたので何となく予想していた人は多いかと思いますがw、本作でも三曲ほど日本語で書かれています。意外に日本語詞だと村松の発音が軽い感じに聴こえてしまうのが残念ですね。演奏は相変わらずというか、元からスターバンドなのでこの手の日本のギターバンドの中ではトップクラスの巧さです。
 前作アルバムである程度、バンドのスタイルが完成されてしまったので、そんなに路線の変更は無いのですが、多少ポップになって音が整理されたというか、間口が広がったような印象を受けます。メジャーからのリリースを意識したのかもしれません。ただキラーチューンとなる曲がないような印象を受けるので、その辺りが前作から続いて辛いところです。演奏は巧いしライブはロック的なダイナミズムがあってカッコいいのだけど、ソングライティングの部分が一番弱いバンドなんですよね。♯11「Pride」とかエルレガーデンっぽいって感じてしまったのは僕だけでしょうか(笑)
 それにしてもこんなにベースが曲を引っ張っていくバンドって歌モノのメジャーバンドだと最近なかったように思います。是非ともメジャーシーンに一石を投じて欲しいなーと思います。

ベストトラック:♯11「Pride」


オススメ度:★★★★


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PoPoyans『ZOO』
 cheruとnonからなるフリーフォークデュオ、PoPoyans(ポポヤンズ)による2012年発表の2ndフルアルバム「ZOO」。

 プロデューサーは、鈴木惣一朗を迎えられて作られました。ユニットの名前だけでアルバム一枚を聴くのは本作が初めてなのですが、うーん絶妙なラインをついてきますね!!ジャンル的にはフォーク、カントリーなどに該当するでしょうか。
 ギターやウッドベース、バンジョー、グロッケンなどのアコースティックな音を大切にしつつ、2人のちょっと甘ったるい透明感のある声とハーモニーを中心に組み立てていて、素晴らしいです。英語詞などもあるのですが、英語で歌わなくてもなぜか無国籍な感じがします。また、時代性が関係ない絵本のような抽象的な歌詞とそれを歌う緩くて優しい声が音とハマっています。音的には癒し系と括られてしまうのでしょうが、生活に密着している感じがして良いです。高円寺辺りのお洒落な雑貨屋で日曜の昼下がりに店内でかかってそうな感じとでも言えばいいでしょうか(笑)

 本作「ZOO」は、Predawnや羊毛とおはななどが好きな人はグッとくる音になっているのではないでしょうか。本作の完成度、また独特の空気感含めて、好き嫌いが分かれる音であると思いますが、良いアルバムだと思いました。

ベストトラック:♯10「からっぽの箱舟」


オススメ度:★★★★☆


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トクマルシューゴ『Decorate』
 東京を中心に活動するシンガーソングライターのトクマルシューゴ、2012年発表の二年半ぶりとなる初のシングル「Decorate」。

 全三曲入りのシングルとなりますが、一曲目が今までのトクマルシューゴの音でありながらも、全く今までと違う地平を描いています。デビュー時から音源を聴いていますが、こんなに明るくて外に開かれた音を鳴らすと予想出来ませんでした。前作アルバムである「Port Entropy」が彼の活動の集大成的なアルバムでやりきった感はあったのですが、本作収録の♯1「Decorate」では、前作までの音源とは完全に別の世界を見ている感じがします。こんなにメロディが強力で躍動感がある曲ってあっただろうか?という驚きがありました。本人も自信があったから、初めてのシングルとしてリリースしたんだろうなぁというのが容易に思い浮かびます。

 本作もほぼ一人で全ての楽器を演奏していて、リコーダーを始めとした彼の得意とするトイ楽器を含めて賑やかに色々な楽器が鳴りつつ、祝祭感を演出していて、トクマル名義でおなじみの記名性の高いアレンジに成功しています。曲の後半からのスパニッシュな感じのギターとか、今までありそうでなかった感じですが、躍動的で良いですね。PVも音とリンクしていて一見の価値ありです。その他の曲は、ライブでお馴染みとなっているバグルスのカバー曲である♯2「Video Killed Radio Star」、ビクター・ヤング作曲の♯3「When I Fall In Love」のインストカバーとバラエティに富んだ三曲入りのシングルになります。早くも秋に発売されるアルバムが楽しみになるシングルです。

ベストトラック:♯1「Decorate」


オススメ度:★★★★



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Bon Iver『Bon Iver』
 ウィスコンシン州のシンガーソングライターであるジャスティン・ヴァーノンを中心に結成されたBon Iver(ボン•イヴェール)による2011年発表の2ndアルバム「Bon Iver」。

 前作のデビューアルバムが複数の国でゴールドディスクを獲得して俄然注目が集まるBon Iverですが、本作ではついにグラミー賞の最優秀新人賞を受賞し、「ベスト・オルタナティブ・アルバム」も受賞という快挙を成し遂げました。
 正直、本作がアメリカのバンドってのは音だけ聴いてもコーラスの使い方以外は、分からないようなシネマティックで美しい音響系フォークです。美メロとかなりサイケな感じのバックトラックの落差が凄いですね。コーラスなどはフリート•フォクシーズとかフリーフォークシーンと共鳴しているような印象も受けますが、完成度とこのバンドならではのまるでシガー•ロスを思わせるような凛とした空気と音のスケール感が他のバンドとの一線を画するところでしょうか。アコースティックで実はかなりサイケなことを行なっているのに、声と美メロディだけで聴き手を別世界に持っていってしまうのは、ズルい(笑)たぶん、ジャスティン・ヴァーノンの弾き語りだけでも、曲としての存在感は充分でしょう。それが他のメンバーのエモーショナルな演奏によって引き立っています。
 ジェームス•ブレイクなどもそうですが、より中性的な声の持ち主がシーンの真ん中にここ数年ピックアップされてくるようになってきたのに、時代の変化を感じざるおえません。ロック自体からマッチョなもの(男性的な)が剥がされて、より自由になってきているように思います。

 本作収録曲で特にオススメは、♯1「Perth」、♯3「Holocene」、♯7「Wash.」、♯8「Calgary」の4曲です。シガー•ロスやミューなどの北欧の音響系のバンドが好きな人、またフリート•フォクシーズやアーケード•ファイアなどのアメリカの前衛的なバンドが好きな人のどちらにもオススメできる間口の広いアルバムです。本作を聴いて、アメリカの音楽シーンの懐の深さを改めて思い知りました。

ベストトラック:♯3「Holocene」


オススメ度:★★★★☆


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キセル『タワー』
 京都出身の辻村兄弟によるデュオ、キセルによる2005年発表のベストアルバム「タワー」。

 ベストと言いつつ、表題の「タワー」という新曲が入っていたり、ベスト盤というとシングルの寄せ集めか、本人たちの自選によるものが多いのですが、本作では、全10曲が村上隆やしりあがり寿、YUKIらの10人のキセル・フリークによってコメント付きで選ばれています。デビュー時から、2004年までの曲から選ばれています。収録曲のほとんどはシングルではないのに、耳に残る独特のキセル節なのが、凄いと思います。一気に持っていかれるというよりも、聴き手をジワジワとキセルワールドに浸食してゆく感じで素敵です。ゆっくりと夕焼け空が広がっていくような黄昏感と音の浮遊感が、この人達ならではないでしょうか。流石にデビュー時から2010年代まで10年以上生き残っているのが納得です。

 本作収録曲で特にオススメなのは、♯2「ハナレバナレ」、♯9「ベガ」の二曲。きっとずっと歌われてゆくだろうなーというのが容易に想像出来る曲であり、時代とか関係ない名曲です。細野晴臣が♯9「ベガ」を選んでいるのも、流石は往年のヒットメーカーは分かっているなーと納得でした(笑)
 本作は、キセル初心者向けのアイテムだとは思いますが、よく出来た選曲なので、気になったら聴いて欲しい好企画盤です。

ベストトラック:♯9「ベガ」


オススメ度:★★★★


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宇宙人『お部屋でミステリーサークル』
 フロントマンのしのさきあさこを中心に結成された男女混成の4人組のポップバンド、宇宙人による2011年発表のデビューアルバム「お部屋でミステリーサークル」。

 顔出し無し、年齢その他のプロフィール情報は一切なしということで、相対性理論の影響下にあるアバンギャルドなポップバンドになります。しかし、相対性フォロワーと括れるるほど、このバンドは似ていないです。
 不思議ちゃん的な歌詞という意味での共通部分はありますが、本家のほうが演奏能力やアレンジの多彩さは、数段上です。相対性理論と比べられてしまうというハンディを背負ってでも、パッケージングや露出などの仕掛けを作るのはレーベルとフロントマンのしのさきあさこでしょうが、戦略自体が失敗な感じがします。そもそも相対性理論のようにジャンルを切り開いた訳でもなく、リスナーが共感することを避けるような歌詞、スカスカな感じの音と調子外れのボーカル、意図的にズラしたのか、それともリズムキープ的な問題ないのかズレているドラムetc……雰囲気系というか、本人たちが何がしたいのか分からないのが、一番致命的な感じがしました。売り出す側も戦略を立てにくいだろうなーという(苦笑)

 たぶん、相対性フォロワーとして比べられている同じく新人のパスピエ辺りと比べられるんでしょうが、あちらも凄腕だから、少し可哀想な気もします。もう一気にプログレ&メタルバンドにするとかw、男女ツインボーカルにするとか、抜本的に変えないと厳しい感じがします。ただ、往々にしてマニアックなリスナーは本作の「未完成」な感じ自体を評価する可能性もあるので、紹介してみました。

ベストトラック:♯5「あこがれのネクタイ」


オススメ度:★★★☆


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