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The Darkness『Hot Cakes』
 サフォークにて結成された4人組のハードロックバンド、The Darkness(ザ•ダークネス)による2012年発表の3rdアルバム「Hot Cakes」。

 2006年に解散してから各自のバンド活動を経て、2011年に再結成してからは初のアルバムになります。2003年のデビューアルバムで一気にブレイクして、その後の2ndのツアーからフロントマンの薬物問題やら、メンバー脱退やらで解散に追い込まれたのですが、こんなにケレン味溢れる阿呆なバンドは他には無いと思うので(褒め言葉)、復活がどうなるのか個人的には気になっていました。
 この「Hot Cakes」は、デビューアルバムほどぶっ飛んでいないですが、初期衝動自体を取り戻したのか、あの頃のパワフルさが戻ってきています。相変わらずベタなハードロック仕様の音色とギターリフとジャスティンのファルセットボイス、不遜な歌詞、この三要素だけでこのバンドは他には出せない空気感を醸しています。本作はハッキリ言ってしまうと、ロックへの驚きや新しさを求めている人には薦めません。カラっとしていて頭はカラっぽで聴くのが最高な音だけを集めた感じが素敵です。それにしても、レディオヘッドのカバーである♯9「Street Spirit (Fade Out)」が全く別曲のような陽性のエネルギーに満ちていて、レディオヘッドのヘビーなファンほど驚くか、怒るかと思います(笑)

 ガンズやクイーンのケレン味が好きな人は、気に入るアルバムだと思います。せっかく再結成して、地味ながらも良作な本作を作ったのだから、次の音源にも期待したいです。好き嫌いが分かれるバンドだと思いますが、試聴して気になったら手に取ってみてください。

ベストトラック:♯1「Every Inch Of You」


オススメ度:★★★★


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パスピエ『ONOMIMONO』
 東京藝大卒の成田ハネダを中心に結成された5人組のポップバンド、バスピエによる2012年発表の2ndアルバム「ONOMIMONO」。

 全国音源デビューから一年、早くも本作でメジャーデビューアルバムとなります。相対性理論フォロワーを忠実になぞっているように思えたのですが、本作でかなりテクノポップ感をフルに打ち出してきているというか、ただの電波バンドではないのがよく分かる音源になっています。デビューアルバム「わたし開花したわ」の完成度も凄かったのですが、そこから更に得意の部分に磨きをかけてきたというか、本作のほうがポップさでは数段上です。
 本作収録の♯3「プラスティックガール」のド直球のポップさ大胡田なつきのキッチュな歌声、曲の超絶展開とヤケにゴージャスなアレンジの♯5「気象予報士の憂鬱」の奇天烈さにヤラれる人も多いかと思います。正直、この二曲だけである程度、このバンドの名刺的というか、演奏能力やアレンジの巧みさ、5人組バンドとしての完成度を体感できると思います。たぶん、次の音源ぐらいで相対性理論のフォロワー的な部分から抜け出せるような気がします。
キーボードとギターの2人が若手とは思えない、記名性の高い良い仕事をしています。でもデビューアルバムでもそうでしたが、他のパートとのバランスを考えているんですよね。優秀なプレイヤーほどバンド全体の音が聴こえていて、そこに何を加算するのか引き算するのか、冷静に計算しています。笑っちゃうぐらいポップですが、この音を若手が2012年に鳴らしているのは爽快ですら、ある。もっと、メジャーな存在になって欲しいバンドです。

ベストトラック:♯3「プラスティックガール」



オススメ度:★★★★☆


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ART-SCHOOL『BABY ACID BABY』
 メンバー2人が脱退し、更にレーベル移籍までした2人組のロックバンド、ART-SCHOOL(アートスクール)による2012年発表の6thアルバム「BABY ACID BABY」。

 もうバンド結成時のオリジナルメンバーは木下理樹だけなので、正直彼のソロプロジェクトになっても良いような気がするバンドなのですが、本作はサポートメンバーに中尾憲太郎、藤田勇といういかにもオルタナなリズム隊を招き制作されました。また、シカゴにあるスティーヴ・アルビニのスタジオで制作されたということでほぼ一発録りと思われる生々しい演奏になっています。また、その影響なのか、ノイジーで立体的な音像になっています。海外っぽいミックスとでも言えばいいでしょうか。確実にスタジオを指定して録った意味はあったという仕上がりで良いです。
 ただ、リズム隊だけ良さが引き出されていて、その他のボーカルやギターの酷さが露呈しています。フロントマンの木下のボーカルが年々音域が狭くなって下手になっているような気がするのですが、気のせいでしょうか。一発録音だから補正が効かなかったのか、喉の調子が悪いのか自分はファンではないので、ちょっと分からないガラガラなレベルですwギターは、ART-SCHOOLの得意な繊細なフレーズが轟音のリズム隊に潰されてしまって、良さがなくなってしまったというか、別バンドみたいになっています。最初の曲でニルヴァーナ?と思ったのですが、彼もアルビニが関わっていたような気がします。
 本作「BABY ACID BABY」はバンドとして大きな方向転換を遂げた意欲作です。でも、今までのART-SCHOOLのファンには受け入れにくい音源になっているのと、もはやこの音ならART-SCHOOLが鳴らす必要はないのではないかという疑問も残していきます。サポートで参加した藤田勇が在籍しているモーサムのほうがこの手の音は得意な気がします。また、今更ガレージサウンドっていうのもあまり時代が読めていないような気がしてなりません。

ベストトラック:♯1「BABY ACID BABY」


オススメ度:★★★☆



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円盤にこだわる人々
 CDが売れなくなっていると言われて、早10年ぐらい経ちますが、その間に結局配信の方も頭打ちになり、音楽業界の閉塞感自体が更に上がってきました。そんな中で、海外から見れば、日本は未だにCDが売れているほうだったりします。日本人のコレクター気質と言いますか、紙ジャケットやBOXの作り方が丁寧だったりとそもそも物に対するこだわりが、円盤を2010年代の環境でも日本で生かしていると言えるでのはないでしょうか。また、AKB48を始めとしたアイドルは握手券やトレカとCDを抱き合わせたり、ジャニーズはポスターで釣ったり、ビジュアル系バンドはヤケに同じCDのバージョン違いを作ったりとレコード会社側もたくさんお金を使わせようと商売に暇がないですw

 少しづつCDやDVDの生産コスト自体が下がってきた事もあり、DVD付きでそれ自体に付加価値を出す動きもあります。DVDにPVだったり、ライブ映像を収録してCDを高値で買ってもらおうという動きが主流になりつつあります。
 そこで注目ししたいのは、若手シンガーソングライターとして人気を集める星野源ですが、彼はユーチューブ自体を巧く利用してキャラクターを売っています。他アーティストですと、ユーチューブにPVをフル尺でアップするか、前半分ぐらいの編集版をアップするか、全くネットにアップしないかの三択でした。しかし、星野源は、今までオマケとして扱われていた初回盤のDVD自体に価値を見いだそうとしました。そのため、ユーチューブにアップしたのはPVの一部とDVDに収録されているメイキングやライブ映像などを自分の解説とともにアップしました。そうすることにより、ネットから音源自体を引っこ抜くことを阻止しつつ、初回限定盤がいかにお買い得であるか、価値があるのか、自分が面白い存在であるのか(笑)を巧くプレゼンしています。CMをCMとして機能させつつも、あまりあざとくやらないのが巧いです。CDみたいなそもそも趣味趣向性の強い商品だから成り立つのかなーという気もしますが、面白い販促の仕方ですね。

 音自体の流通コストがネットによって安くなっているのだから、もっとリアルなものを売る時にはわざわざお客さんに買いにいく価値をつけないと駄目ですよね。その辺りが分かっている人が増えれば、まだまだ円盤で売る事の可能性はあるのになーと思いました。

星野源「くだらないの中に」(予告編)


•初回限定盤


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The Temper Trap『The Temper Trap』
 オーストラリア、メルボルン出身の四人組のロックバンド、The Temper Trap(ザ•テンパー•トラップ)の2012年発表の前作から三年ぶりとなる2ndアルバム「The Temper Trap」。

 前作で新人とは思えないぐらい大仰なスタジアムロックを鳴らした彼らですが、本作でも同じ路線で更に演奏も曲もスケールアップしています。コーラスのサビへの持っていきかたとか正直ベタ過ぎるのですが、透明感のあるファルセットと少しづつ盛り上げてゆくドラムが説得力を与えています。
 ただ、それは裏返せばほとんどの曲がシネマティックというか、装飾過多なので、全曲一気に聴くとドッと疲れるのが欠点でしょうか。正直に言いますと5〜6曲でお腹いっぱいな感じでした(笑)ただ本作では♯10「Rabbit Hole」のような削ぎ落とされた新機軸な曲もあるので、そんなタイプの曲がもう少し増えれば、ファン層も拡大するような気がします。声自体に個性があるのでギターやピアノ一本でも曲として成立すると思うので、もう少し音数を絞っても良いように思いました。
 本作は、デビューアルバムから三年経って発表されているのですが、方向性が全くブレていないが凄いですね。しかも、タイトルがバンド名と同じセルフタイトルなので本作に相当な自信を持っている事が伺えます。The Temper Trap、メンバーが仲違いなどしなければ、コンスタントにファンを増やしつつ、意外に長く残るバンドになるかもしれません。前作アルバムが気に入った人は是非ともチェックしてみてください。

ベストトラック:♯10「Rabbit Hole」


オススメ度:★★★★


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exlovers『Moth』
 ロンドン出身の男女混成5人組のシューゲイザーバンド、exlovers(エックスラヴァーズ)による2012年発表のデビューアルバム「Moth」。

 名前のみスティーヴン・ストリートがEPをプロデュースしていたので知っていただけで個人的にはノーマークだったのですが、ひさびさに正統派シューゲイザーバンドというか、絡み合う日本のギターと男女ツインボーカルのハーモニーが素晴らしいです。そして、女性ボーカルのウィスパーボイスの使い方や甘いメロディを奏でるアルペジオetc……似ているバンドにPains Of Being Pure At Heartなどの良質なシューゲイザーバンドもあるのですが、先輩バンド以上にこのデビューアルバムである本作「Moth」の完成度は高いです。

 本作収録曲はドリームポップとしてもネオアコとしても聴けそうな曲もあり、まだアルバム一枚のリリースですが、抽き出しは多い印象を受けます。ギターを音の中心に添えているので特に目新しさは感じないのですが、新人とは思えない曲の完成度と蒼い感じのメロディと演奏のバランスが、良いです。特にアルバム冒頭の♯1「Starlight, Starlight」からアルバム中盤の♯5「Blowing Kisses」までの流れが「ザ•シューゲイザー」という直球ぐらいが頼もしいですね。マイブラやスロウダイヴ辺りをかなり研究したのでしょう。それにしても、ここまで音的にベタなものは避けがちなのですが、これだけストレートに勝負に来れるのはやはり曲自体が良いからでしょうか。
 ギターの絡み具合、男女混声のハーモニーの美しさ、ポップで蒼いメロディなどのバランスに注目して欲しい。正直、シューゲイザーバンドとしては尖った部分がないので、数曲聴いて完成度を実感するのが一番だと思います。シューゲイザーやギターロックが好きな人も是非ともチェックしてください。


ベストトラック:♯8「You Forget So Easily」


オススメ度:★★★★☆


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SEKAI NO OWARI『ENTERTAINMENT 』
 東京を中心に結成された男女4人組編成のSEKAI NO OWARI(世界の終わり)による2012年発表のメジャーデビューフルアルバム「ENTERTAINMENT」。

 2010年の全国デビュー盤から、インディーズからのアルバム「EARTH」で一気に知名度を上げて、その後もライブとともに動員を増やし、武道館ライブまで成功という劇的なこの二年間の中で発表された曲数は少ないのですが、この人達ほどブレイクという言葉がピッタリなバンドはいないと思います。ギター、ヴォーカル、ピアノ、DJという編成のために、音的にはロックというよりもポップスな感じですが、そのメッセージ性の強い歌詞とフロントマンの深瀬のジェントルな声 が20才前後を中心に熱狂的なファンを生み出しているバンドです。

 ……以上、持ち上げ、終わりw本作「ENTERTAINMENT」ですが、タイトル通り、サービスし過ぎというか、ポップスとして整然と整理され過ぎていてロックバンドとしてのダイナミズムを失っていると思います。藤崎のピアノは記名性が高いし、完成度が高いのですが、ギターやボーカルスタイル、リズムなどが予想できる範囲内であり、とてもありがちです。そもそもまだまだ年齢的にも若手なのだから、音楽的な教養やアレンジ面などは外部からプロデューサーを招いたほうが良かったのではないだろうかと思いました。また、歌詞のほうもこのバンドでは重要なウェイトを占めると思うのですが、既に「EARTH」で歌われた生命讃歌と生きていくことの残酷さという主題の焼き直し的な表現に落ち着いています。バンドが急激に大きくなり過ぎて、三人ソングライターがいても、正直曲が間に合ってないような印象を受けました。曲もシングルカットした曲のみアルバム内で浮いている印象で通して聴くと中盤辺りで中だるみを感じます。
 ファン層的にはバンプとラッド辺りと被る事が予想されるのですが、彼らほど曲の強度やメッセージ性が強くないので、長く残らないような気もします。悪いバンドではないのですが、周辺状況が変わり過ぎてしまって、色々な部分がついていっていないという不幸な状況が容易に予想出来るアルバムでした。あと3~4年ぐらい下積みがあってブレイクしたら、また変わったと思うので、そんな意味では少し残念です。

ベストトラック:♯2「スターライトパレード」


オススメ度:★★★☆



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Kyte『Love To Be Lost』
 英国レスター出身のスリーピースのの音響系ロックバンド、Kyte(カイト)、2012年発表の4thアルバム「Love To Be Lost」。

 本作からついにベーシストのメンバー脱退でスリーピースとなってしまったKyteですが、初めて外部プロデューサーにデス•キャブ•フォーティのプロデュースで有名なジョン•グッドマンを迎え、心機一転してシアトルで制作されました。
 しかし、この二年の心情が変わらなかったのか、前作「Dead Waves」をひきずるように歌詞がダークで、悲しみや怒りに満ちています。しかし、それがトムの歌声とKyteが鳴らす有機的な電子音に乗ると美しく聴こえるから、不思議です。このバンドは、感情の触れ幅が大きくなるほど、良い曲を書いてきているようさえ思えます。特に本作の♯9「Aerials」以降のアルバム最終曲までのテンションの高さとKyteならではのシネマティックサウンドはスタジオ録音を前提にしているから産まれたのでしょうか?歌詞を読まないと生命讃歌にすら聞こえますw

 逆に本作の前半のほうは歌モノにより徹していて、少し彼ららしさを失ってしまっているように思えました。別の発声方法を試みているような挑戦も見られますが、リスナーがこのバンドに期待しているのは、美メロと映像を喚起させるシネマティックなサウンドとシガー•ロスほど別次元に飛んでいない、人なつっこい部分に(笑)、期待しているのではないでしょうか。Kyteファンはメンバーがついに三人になってしまってその出来に心配していると思うのですが、本作「Love To Be Lost」は安心の出来なのでオススメです。日本でも人気のある彼らですが、まだまだ本国以外でも人気が上がりそうなことを予感させるアルバムです。

ベストトラック:♯11「Scratches」


オススメ度:★★★★


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宇宙人『慟哭』
 フロントマンのしのさきあさこを中心に結成された男女混成の4人組のポップバンド、宇宙人による2012年発表のメジャーデビューミニアルバム「慟哭」。

 顔出し無し、年齢その他のプロフィール情報は一切なしということで、相対性理論の影響下にあるアバンギャルドなポップバンドになります。神聖かまってちゃんを擁するパーフェクトミュージックからのデビュー組ということでこの手のメディア露出が狙い過ぎな感じもしますがw、曲自体もかなりあざといので一貫していると言えば一貫しています。曲の出来も下手なアイドル歌謡より、アイドルしているし、歌詞は不思議ちゃん系、演奏は特に突出しているところはないが、曲をこなす程度に巧いという……非常につかみ所のないバンドです。相対性理論のフォロワーだとバスピエみたいな凄腕もいるのですが、そこまでではありません。
 ただ、歌詞も曲もクレジットを信じるとするとボーカルであるしのさきあさこ自体が書いているので、そこが他バンドとの違いでしょうか。この手の他のバンドだと歌詞のみだったり、歌い手に徹している歌姫が多い中で、かなり珍しいかと思います。それにしても、全8曲中、2曲がインストなのですが、ストーナーな感じの♯6「数字の人たち」とプログレな♯8「時計」の奇妙さが気持ち悪いです(笑)ホントはサイケロックや同一レーベルで解散してしまったマヒルノみたいなプログレがやりたいのか?と思えるぐらい殺伐で荒い演奏で(他の歌モノとはテンションが違う)インストのほうが個人的には気になってしまいました。
 相対性理論以降、顔露出をしなくても、プロフィールを明かさなくても、フロントマンに個性がなくても曲の出来が良いのと演奏能力があれば、前衛的なポップスとしては成り立つようになってきたので、このバンドのように狙ったフォロワーが出てきて下克上を狙っています。2010年代っぽくて面白いなーとは思うのですが、巧いだけではなくもう少し個性がないと長く続けるのは辛いのではないかと思いました。

ベストトラック:♯1「もっともっとイン・ザ・ルーム」


オススメ度:★★★☆


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VELTPUNCH『GOLD ALBUM 1997-2012』
 立教大学の音楽サークルを中心に組まれた4人組のオルタナティブ•ロックバンド、VELTPUNCH(ベルトパンチ)、2012年発表の初めてのベストアルバム「GOLD ALBUM 1997-2012」。

 活動は15年を越えるベテランバンドでありながら、今まで一度もブレイクすることなく(笑)、コンスタントにアルバムを発表しつつ、しかもそれが同じバンドマンたちに好評価という不思議な立ち位置の彼らですが、全く出し惜しみなしの2枚組全28曲収録のベスト盤になります。選曲はファンからネット投票で選ばれた曲から優先的にセレクト、そして新曲は♯2「造花の街」と♯6「Birthday」の二曲収録、初期音源の録り直しが三曲とやれることを全て詰めた感が良いですね。スマパンとかダイナソーとか好きな人が確実に耳を持っていかれるだろうギターリフと男女ツインボーカル(曲によっては他メンバーも)から繰り出されるカラフルな楽曲、ヒットらしいヒット曲がないのが何ですが、どの曲もVELTPUNCHとしか言いようの無いクオリティとカラーで素晴らしいです。ユーチューブとか英語のコメントのほうが多いのが日本のバンドとして、ちょっと情けない感じもしますが……「CRAWL」聴いてアジカンとか言ってる海外の人、全然違うだろう?とか思いますが(苦笑)、賞賛の声のほうが圧倒的に多いです。

 また、長沼が描くちょっと変態的な歌詞(英語だとフツウな感じもします)がよくこのメロディにハマるなーと思う事が多々あります。今回28曲を一気に何度か聴いてみましたが、やはりデビュー時から全く方向性が変わっていないのが頼もしいです。演奏は巧くなってるし、アレンジも多様になったり、メンバーも変わっているのに、自分たちが好きな音を、ギターロックの快楽則を追求し続けています。たぶん、初期のファンが10年ぶりに聴いてもすぐにVELTPUNCHって分かるって意味では希有なバンドです。実際に混ぜて聴くと相当なファン以外、どの曲のほうが発表が前なのか分からないと思います。ギターロックバンドの後輩がどんどん後からデビューしてブレイクしていく中で知る人ぞ知るバンドになってしまっていますが、本作で再評価されるキッカケになれば良いなーと思いました。

「伸ばした髪 乾いた目を擦っては寿命と「にらめっこ」
陰毛が生える前のあの声には戻らないよ」(♯2「造花の街」)

ベストトラック:♯2「造花の街」


オススメ度:★★★★


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七尾旅人『リトルメロディ』
 根強い人気を誇る孤高の男性シンガーソングライター、七尾旅人、2012年発表の二年ぶりとなる6thアルバム「リトルメロディ」。

 前作「billion voices」が「Rollin' Rollin'」を始めとした他アーティストとのコラボによってひさびさにポップなフィールドに出てきましたが、本作はコラボはありますが、デビュー時に近い宅録的なアプローチに戻っています。また、本作ではデビュー時より捻くれていない普遍的な日本語表現での歌詞とポップな歌を聴かせてくれます。個人的に、七尾旅人のデビューアルバムで衝撃を受けた一人なのですが、あそこまで奇妙なポップスを奏でた早熟の天才が十年かけて普遍的なポップスに戻ってきたことに感慨深いものがあります。原発事故のことを歌った♯2「圏内の歌」はネットを中心に拡散されましたが、それ以外は思想的なアプローチをせずに、一見爽やかにすら感じるラブソングにまとめられています。七尾旅人の性格を知っていると少し不気味ですら、ある。♯13「アブラカダブラ」はサイケですがw

 特に本作は今までのアルバム以上に、名曲揃いで♯5「サーカスナイト」、♯6「湘南が遠くなっていく」、♯11「七夕の人」、♯16「リトルメロディ」など全てシングルカットしても良いのではないかというクオリティとキラキラしたメロディで聴いていて高揚します。あれだけ、フツウのポップスを嫌がっていた七尾旅人が「みんなのうた」を歌い出そうとしています。

 そもそも、彼の曲のクオリティはデビュー時から高いのに、物語と妄想全開の歌詞でリスナーを遠ざけたり、いきなり三枚組の物語るのがほとんどのドラマCDみたいなアルバムを作ったり、ライブではMCが半分ぐらいあった時があったり、弾き語りから即興みたいな方面に急にいきたがったりと、やりたい放題というか(笑)、こんなに自由に活動している日本のアーティストもなかなかいないだろうなーというのがここ十年観ていての感想です。
 その強いこだわりや少し被害者妄想めいた部分が(自分が評価されないことに対しての)、リスナーを遠ざけてました。でも、七尾旅人の前衛的なイメージを振り払って、本作「リトルメロディ」だけは聴いて欲しい一枚です。ここには、みんなで口ずさめるような良い曲があって、優しい歌があるだけです。そう、ずっとアンダーグラウンドにいたシンガーソングライターがようやくメロディ自体に向き合い、光を歌い出した名盤です。

「何千光年の遠すぎる時間を 短い歌で超えよう
くちずさむたびに 僕は変われた
いつか かなえてみせるって 小さなメロディ
これから僕ら やり直せるさ
どんな壁も越えてゆけよ 小さなメロディ」(♯16「リトルメロディ」)

ベストトラック:♯5「サーカスナイト」


オススメ度:★★★★☆


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bonobos『あ、うん』
 関西発のダブバンドである、男女混成5人組のbonobos(ボノボ)による2006年発表の3rdアルバム「あ、うん」。5人組編成のアルバムとしては最後のアルバムとなります。

 プロデュースは、UAのプロデュースでおなじみの朝本浩文とバンドが手がけています。今回はメンバーのうち三人が作曲に参加してかなりバラエティに富んでいますが、それが裏目に出てしまっているというか、アルバムとして何だかバラバラな感じが拭えません。曲順が五十音順なのも迷った末の事情だったんじゃないのかなーと個人的に思います。bonobos特有のいつも通りのマッタリサウンドと蔡のハイトーンボイスは堪能できますが、本作で少し音の進化が停滞してしまったような印象を受けました。他のアーティストに比べると良いアルバムなのですが、bonobos名義の音源としてはもっと上のレベルを期待したかったです。

 本作収録曲は♯1「あ、」や♯6「光のブルース」」のような佳曲はあるのですが、キラーチューンとなるような曲がないのが痛いなーと思います。次作でメンバー脱退とともにかなりバンドの方向性自体ガラリと変わるので、進化前の本作と比べてみると面白いかもしれません。

ベストトラック:♯6「光のブルース」



オススメ度:★★★☆


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Miles Kane『Colour Of The Trap』
 元ラスカルズのフロントマンであるMiles Kane(マイルス•ケイン)による2011年発表のデビューアルバム「Colour Of The Trap」。

 アークティック・モンキーズのフロントマン、アレックス・ターナーとのプロジェクトであるザ・ラスト・シャドウ・パペッツで注目を集めた彼ですが、本作でついにソロビューとなりました。本作でもアレックス・ターナーやスーパー・ファーリー・アニマルズのグリフ・リースがソングライティングで参加していたり、♯3「My Fantasy」では、ノエル•ギャラガーまでコーラスで入っていたりとUKロックが好きな人はついつい気になってしまう人も多いのではないでしょうか。また、ジャケット通り、ザ•UKロックといったビジュアル面も若い時のポール•マッカートニーみたいな髪型でグッときます。

 前評判や周りの豪華ゲストだけで下馬評で終わってしまうアーティストなのかと思いきや、本作も素晴らしいです。モッズ直系という感じのサウンドを中心に、リヴァプールのバンドっぽいキラキラしたメロディがあったりと60sのロックを思わせるような猥雑さや音的なストレートさがあって、万人受けするかと思います。またファンクな感じのリズム隊とアレックス・ターナーと似た感じの声質やソウルフルな歌い方など、魅力的です。特に♯1「Come Closer」、♯3「My Fantasy」、♯8「Kingcrawler」、♯12「Colour Of The Trap」の4曲がおオススメ!!ひさびさにリヴァプールっぽい良盤が出てきて、次作も楽しみです。

ベストトラック:♯1「Come Closer」



オススメ度:★★★★



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The Flaming Lips『The Flaming Lips And Heady Fwends 』
 オクラホマ出身のUSサイケロックの大御所、The Flaming Lips(ザ•フレーミング・リップス)、2012年発表の企画アルバム「The Flaming Lips And Heady Fwends」。

 2012年4月21日のレコード・ストア・デイのために発売されたアナログ盤2枚をCDにまとめたものになります。レコード・ストア・デイはアーティストが配信により売り上げ難に苦しんでいるレコード屋を救おうと考えられたイベントです。
 本作でもボン・イヴェールやニック・ケイヴ、オノ・ヨーコ、ネオン・インディアン、マイ・モーニング・ジャケットのジム•ジェイムスなど大御所から新人まで幅広いコラボレーションがバンドとともに試みられています。ですが、流石はThe Flaming Lipsと言いますか、ほぼリップスの音に染められています(笑)ここ三年ぐらいは明らかに「Clouds Taste Metallic」リリース以前のドリーミーと呼ばれる前の原初的なガレージ&サイケバンドに戻ってきていて、活力に溢れていて、下手な尖った若手より前衛的ですw
 フロントマンのウェイン•コインは歌が巧い訳でも、歌唱力があるわけでもないのに、声の存在感が凄いですね。ほとんどがThe Flaming Lipsの爆音に負けている感じがします。そんな中で張り合っているのはニック•ケイヴの♯7「You, Man? Human???」とオノ•ヨーコの♯9「Do It!」、エリカ•バドゥの♯11「The First Time Ever I Saw Your Face」でしょうか。特に♯9「Do It!」は単純なんだけど、とてもサイケで相変わらずオノ•ヨーコだなーと笑みがこぼれます。予想外に良かったのは、エリカ•バドゥとの♯11「The First Time Ever I Saw Your Face」でしょうか。この一曲だけ尺が10分越えと明らかに本人たちが楽しんで作っているうちに長尺にサイケになってしまった感じです。今後なかなか出来なそうなコラボなので、リップス以外のファンもチェックしてはどうでしょうか。


ベストトラック:♯11「The First Time Ever I Saw Your Face」(Feat. Erykah Badu)


オススメ度:★★★★



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SAKEROCK『ホニャララ』
 星野源を中心とした4人組のインストバンドであるSAKEROCK(サケロック)による2008年発表の3rdフルアルバム「ホニャララ」。

 SAKEROCKを聴いたことがない人もいるので、名前にロックと入っていますが、音的にはロックじゃないです。ノスタルジックでジャジーなポップスといったところでしょうか。浜野謙太のとぼけたようなトロンボーンが良い味を出していて、それにマリンバが寄り添うように鳴っていて、温かみのある音になっています。勢いのあった0年代の日本映画のサントラのパロディみたいな音とでも言えば良いでしょうか。明快で分かりやすい歌心のあるポップスだと思います。
 トロンボーンという楽器の特性上、音の隙間が大きくなっているのでそれを巧く活かして、独特のゆるいテンポ感を出しているように思います。ドラムの伊藤大地もその他のバンドのサポートの時のように、もっとタイトに叩こうと思えば、叩けるはずなのに自分のバンドでの役割が何なのか分かっている感じが良いですね。

 本作収録曲の中でもアルバム冒頭の♯1「会社員」、♯3「ホニャララ」、星野源のデビューアルバムでもカバーされた♯4「老夫婦」など、このバンドならではの魅力が詰まっていると思います。ただ、とぼけたような感じや陽性曲が多いバンドなのでSAKEROCK自体については、好き嫌いが分かれるかと思います。試聴してみて気になったら、このバンドらしい本作から聴いてもらえればと思います。

ベストトラック:♯3「ホニャララ」


オススメ度:★★★★


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