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Nothing's Carved In Stone『echo』
 エルレガーデンのギタリストである生形とストレイテナーのベースである日向を中心に結成された、4人組のNothing’sCarvedInStone、2011年発表の3rdアルバム「echo」。 

 前作と四者四様の個性を発揮して、やっとバンドっぽくなったように感じましたが、本作ではその延長上でこなれてきた感じがします。また、ついにというか、今まで英語詞のみだったのが、本作では三曲ほど日本語詞の導入に踏み切っています。流石に日本語のほうが発音が良いのですが(笑)、英語詞とのちぐはぐさも特に見られないので、英語と日本語、特にこだわりがなくメロディに合わせて使い分けていくのでしょうか。この手のバンドだと日本語になった途端に歌う内容やメロディも変わってしまうバンドが多いので、歌詞をあてたのは巧いと思います。

 アルバムを通して、音的にはシンセが前面に来ている曲もあるので、多少エレクトロな印象も受けますが、それ以上に各メンバーのプレイが交差して面白いのでそこまで変わったようには思えません。やはりギターの生形の弾く頭に残るフレーズのハマり具合とガッチリとしたリズム隊が良いですね。また、村松がもう堂々と歌っていて、デビューアルバムの頃のように引いた感じがなくなっているので、それも音源を追っかけている人には感慨深いものがあるかと思います。
 唯一欠点を言うなら、キャリア的にベテラン過ぎて、これ以上は曲に頼るぐらいしかクオリティが上がらないような気がします。それだけ本作「echo」は、良いアルバムだと思うのですが。

ベストトラック:♯5「Chain reaction」


オススメ度:★★★★



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洞『発見』
 長野県上田市在住の弱冠26歳の宮下和夫を中心にしたユニットであるによる2012年発表全国流通デビュー盤「発見」。

 長野県を中心に2008年から活動していたらしいのですが、本作のマスタリングがオウガやゆらゆら帝国でおなじみの中村宗一郎が手がけていたので気になって聴いてみました。
 うわーなんだコレ、最初はなんかボンヤリとした感じであまり気にならなかったのですが、三回ぐらいリピートするとズッポリな感じでハマってました。おでんで喩えるとちくわぶみたいな感じでしょうか>なくても、あっても良いけど、好きな人は好きな意味(笑)
 同じ長野の先輩バンドであるオウガと同じようにUSインディーズのギターロックやロウファイの流れとどこかで共鳴してしまったかのようなゆらゆらとスカスカなサウンドです。ミニマムなループする中毒性の高いギターリフ、宮下のやる気のあるのかないのか分からないようなボーカル、打ち込みと思われるリズム、必要最小限に鳴らされるちょっと安っぽいシンセ音、そして抽象的ながらもどこか意味深な日本語の歌詞……一つ、一つの要素は存在するのですが、これだけの個性を一つの曲の中に組み込んで破綻していないのが凄いです。人によってはサイケ過ぎると感じるかもしれませんが、圧倒的な個性を感じました。そこまで尺が長くないトラックの中で、別世界に連れて行ってくれます。
 日本のバンドだとオウガやトクマルシューゴなどの音が好きな人は、是非ともチェックしてみてください。それにしてもこんな面白いバンドがまだあったとは思いませんでした。ネット時代ではなくては発見されないバンドだと思いますが、次の音源も待ちどおしいし、もっと知られて欲しい存在です。


「昼間の街をとぼとぼと
モノレールが走る揺れる景色
どこかの端の公園で子供の声が聞こえてくる
サドルがなくて座れずに行き交う人達 いびつな顔
」(♯10「イデホ」)

「硫化水素くさい部屋の中で目張り
価値のない価値観を押し付ける人たち
意味のないことだけ考えてた昼に
ストローの先を噛み潰して耐える
」(♯14「部屋の中で目張り」)

ベストトラック:♯3「タイエ・タイウォ」


オススメ度:★★★★☆


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宮内優里『トーンアフタートーン』
 日本の男性ソロエレクトロニカユニット、miyauchi yuri(宮内優里)、2012年発表の5thアルバム「トーンアフタートーン」。

 前作「ワーキングホリデー」が高橋幸宏、星野源、原田知世などの豪華ゲストを招いたまさかの歌モノアルバムだったのですが、本作はやはり従来通りのエレクトロニカのインストに戻っています。
 しかし、今までと明らかに違うというか、フォークギターを中心にしたフォークトロニカだったのがゲストのコーネリアスこと小山田圭吾のエレキギターがはいることにより、よりポップに開かれた音像になっています。特にアルバム冒頭の♯1「toaf_」、♯2「digo_」なんか、コーネリアスの音の隙間とハイブリッドな感じが宮内優里のフォーキーな部分と良いとこどりで聴いている側がワクワクするようなキラキラしたエレクトロニカナンバーです。また、それに触発されるように小山田圭吾の参加曲以外も明らかに影響を受けたであろう感じのする曲が数曲あります。一番わかりやすい部分だと音のディレイのかけ方とかぶった切り方とかが、今までの彼にない感じです。
 一音一音が今まで以上にメロディアスに響くアルバムなので、インストが苦手な人も聴けるかと思います。地味ながらも良盤なので、企画モノの前作アルバムから、宮内優里の存在を知った人も聴いて欲しいです。

ベストトラック:♯2「digo_」


オススメ度:★★★★


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pegmap『see you,again』
 渋谷を中心に活動するスリーピースのギターロックバンド、pegmap(ペグマップ)による2012年発表の5年ぶりのアルバムとなる3rdアルバム「see you,again」。

 アルバムタイトルからして、解散しそうなタイトルですがw、前作のタイトルが「See You」だったので、このバンドの「らしさ」は変わらないようです。ひさびさのアルバムなのですが、フロントマンの山本の歌い方も丁寧になっているし、歌詞もどこか光を感じるような前向きなものに変わってきてまるで別バンドのように感じる人も多いかと思います。メンバーも二十代後半になったのが、成長という形で曲に現れています。
 でもアルバム冒頭の♯1「タコ」から、♯3「鏡」までの濃厚で聴き手にジワジワと浸食していくように染み込んでいくのは、流石だと思います。特に♯2「デザート」なんてポップで明るい歌メロに過食症の彼女のことを歌っていてダークだし、こんな曲を日本語詞でサラリと歌ってしまうのは、pegmapならではですね。

 本作は全体的に解散してしまったsyrup16gっぽい感じもしますが、それだけ鬱ロックとしてはクオリティが高いということの証明にもなっています。また、♯5「地獄」では二十代後半でバンドをし続けていく辛さと信じていく強さを歌っています。歌詞の後半のほうの「絶対輝けるんだよ」というフレーズは五年前ではまず使わなかったと思いますし、ここまで真っすぐな表現で歌えなかったと思います。五年前に比べると音数自体も減っていて、より山本の歌がシッカリと聴こえるようにメンバーが支えています。昔は歌い方だけで駄目な人は多かったのですが、普遍的にになったので世界観さえ大丈夫なら、オススメです。アートスクールやsyrup16gなどのバンドが好きな人は是非ともチェックしてみてください。

「慣れた手つきで切り分ける 君は太っている
気にしていないよと言い放つ 開いた口が糸を引く」(♯2「デザート」)

「でも食ってけんのかってもういい年だぞ
わかってるよ全然若くはない事ぐらい
もう現実を知って諦めたらどうなの」(♯5「地獄」)

ベストトラック:♯1「タコ」


オススメ度:★★★★


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バスピエ『わたし開花したわ』
 東京藝大卒の成田ハネダを中心に結成された5人組のバンド、バスピエによる2011年発表のデビューアルバム「わたし開花したわ」。

 メンバープロフィールが来歴、アーティスト写真含めてほぼ謎という、相対性理論以降の露出の仕方に習っています。音ですが、やはりこれも相対性理論以降のハイブリッドポップスと言った感じで、ボーカルの大胡田なつきの声は元ジュディマリのYUKIみたいなロリータボイス、ギターなんかはナンバーガールの影響が見えつつ、シンセはYMOが好きなんだろうなという感じで、ニューウェーブ&テクノポップな感じのアレンジ、リズム隊もジャンル的に必要以上にしっかりした演奏で(笑)、なんとうか非の打ち所のない優等生的な気持ち悪さを感じます。各パートのメンバーが影響を受けたであろうアーティストのジャンルがバラバラな印象を受けました。しかし、そのごった煮感が面白いです。
 本作でリードなる♯2「電波ジャック」とか、♯4「チャイナタウン」の売れっ子ポップスのプロデューサーが書いたような計算された美しさがあります……それにしても、本作通して聴いてもあまりに欠点がなく新人とは思えないぐらい各パートの完成度が高いので、ひねくれ者的には思わず粗を探したくなりますwありそうでなかった不思議で開放的なポップスですが、相対性理論のようにメディアや芸能人などでベストアルバムに取り上げられると、一気に化けるような気がします。

 バンドメンバーがこの音源と同じクオリティでライブでも再現できるとしたら、若手とは思えないぐらい技巧派です。初めて相対性理論を聴いた時ほどの衝撃はないですが、バスピエ、期待の新人バンドだと思います。

ベストトラック:♯2「電波ジャック」



オススメ度:★★★★☆


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永野亮『はじめよう』
 ロックバンドAPOGEEのフロントマンの永野亮による2012年発表のデビューアルバム「はじめよう」。

 浮遊感のあるダンスロックで好評を博したAPOGEEですが、三枚のアルバムを出した後に、ライブを散発的にしながらも、いつの間にか新譜の話題はなくなり、フェードアウト。そんな中で、中心人物である永野亮は、4オクターブの歌唱力と独特のソングライティングを活かして、CMソング(佐川急便、セレーン、TOYOTA、富士通などそうそうたるクライアント)を50曲以上手がけていました。そんな彼が既発のCM楽曲の中から、6曲を選び、4曲を書き下ろして出来たのが本作です。
 流石に企業CMなどで使われているだけあり、暗い曲はないですwまた、APOGEE独特の浮遊感は完全になくなり、アコースティックギターを中心にアピアノやマリンバ、管楽器などで編成され、ロックというよりも完全に歌モノなポップスになっています。一部の英語詞の曲は英語で歌うよりも日本語のほうがこの人の場合、インパクトがあったのに残念だなーと思いました。♯3「つながるのうた」、♯4「はじめよう」、♯9「かえりみち」辺りは流石なメロディと歌い回しです。NHKのみんなのうたで流れていてもおかしくないクオリティです。本作を何度か通して聴いて、矢野顕子みたいなことをやりたいのかなーと個人的には思いました。
 APOGEEの浮遊感やサイケさを期待すると肩すかしを食うアルバムですが、純粋な歌モノポップスとしては高いクオリティを保っています。APOGEEというバンドを知らない人は手に取らない可能性が高いですが、是非試聴だけでもしてみてください。

ベストトラック:♯4「はじめよう」


オススメ度:★★★★☆


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pegmap『COME BACK ep』
 渋谷を中心に活動するスリーピースのギターロックバンド、pegmap(ペグマップ)による2012年発表の5年ぶりとなる音源である「COME BACK ep」。

 2006年発表のデビュー音源である「HAVE A NICE DAY」で一気に鬱ロックシーン期待のルーキーとして取り上げられて、2007年の2ndアルバムリリースまでは順調だったものの、その後は散発的なライブとメンバーチェンジを経て、停滞していました。その後2011年の再始動とともに、ライブ会場限定でリリースされて音源の全国流通盤になります。

 本作は全4曲入りの音源となりますが、山本の相変わらず、不安定なボーカルは変わらないのですががなるような歌い方が減り、音自体はかなりブラッシュアップしているというか、初期衝動だけで鳴らしていて、デビュー時とは別バンドのように進化しています。暗い歌詞は相変わらずですがw、少しはオトナになったのかなーという多少は視野の広さも感じます。♯3「土曜日」とか♯4「鏡」の二曲は以前のpegmapだとありえないぐらい素直で真っすぐな詞と歌で昔からこのバンドを知っている人ほど、どうしたんだろうと身構えるはずです(笑)
また、全体としてギターの轟音とリズムでどうにか誤摩化そうとしていた部分がなくなり、音数が絞られているように思います。それが聴きやすさに繋がっています。5年間で別バンドのように変化しているので賛否両論あると思いますが、よりポップさを手に入れて演奏技術的にも成長しているので気になったら聴いてみてください。

ベストトラック:♯3「土曜日」


オススメ度:★★★★


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tacica『jibun』
 札幌で結成されたスリーピースのロックバンド、tacica(タシカ)の2012年発表のEP「jibun」。初の全国発表盤であるデビューミニアルバムである「Human Orchestra」の発売から五周年という節目で発表されました。

 メンバーの病気による活動停止、再開ライブが震災で流れたりと活動自体に紆余曲折がありましたが、爆発的にブレイクする訳でもなく、かといってレーベルを切られる訳でもないという絶妙なポジションで五年間活動してきました。猪狩が描く詞と朴訥な声、スリーピースの最小構成で鳴らす音にこだわってきて生き残ってきました。本作でも前作アルバムである「sheeptown ALASCA」で鳴らした外に向う開放感そのままに、5曲の新曲を届けてくれました。ただ、リードトラックである♯5「SUN 太陽」以外は、ちょっとパンチが弱いような気がします。アルバム内に2~3曲ある分には問題ないのですが、ミニアルバムだとファン以外は少し辛いと思いました。今回、初回生産限定盤にはメジャーデビューシングルとなった「黄色いカラス」から「不死身のうた」まで計10曲のPVを収録しているので、どちらかと言えばそちらのほうがオススメです。今まで、彼らが映像アイテムを発売したことがないので、初回限定盤のほうは、レアになるのはないでしょうか。

 それにしても、相変わらず言葉数が多いので、そんなに隙間自体がないのですが、いつもより猪狩がギターを弾いているような気がします(笑)歌詞も変わらず、意味があるようでないみたいな絶妙さが素敵ですw何か訴えたいのか、それともそれ自体を聴き手に委ねてボカしているのか、デビュー時から謎な感じがします。もう少し歌詞さえ分かりやすければ、サカナクションやsleepy.abみたいな同郷組とともに早めにブレイクしていたような気がします。

ベストトラック:♯5「SUN 太陽」


オススメ度:★★★★
•初回生産限定盤


•通常盤


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中村一義『対音楽』
 東京都江戸川区出身の孤高のシンガーソングライター、中村一義による2012年発表の5thアルバム「対音楽」。本人名義のアルバムとしては、ほぼ10年ぶり、デビュー15周の節目でリリースされた音源となります。

 100sという自分の理想としていたバンドを率いて、三枚のアルバムをリリース後にひさびさに届いた本人名義のアルバムはデビューアルバム「金字塔」を思わせるような全ての曲を書き、ドラムや弦楽器含めて全てパートを本人がアレンジ&演奏するというDIYの極みな形を取っています。そして、1番~9番のベートーベンの曲をそれぞれの曲に割り当てたコンセプトアルバムになっています。
 よくありがちな、クラシックアンセムに乗っかったアルバムではなく、フレーズの馴染みっぷりが凄いです。子供の頃に聴いていて影響を受けたというだけあって、どこまでが本人の曲なのか分からない感じが良いですね。ベートーベンに興味ない人も有名ななフレーズが組み込まれている♯5「運命 」と第九が使われている♯9「歓喜のうた」は分かると思います。正直、100sでやりたいことをやりきった感というか燃え尽きた感じがしたのですが、本作でベートベーンを媒介に音楽熱が再復活しています。タイトル通り、再び自分の音楽のルーツに向き合った快作になっていると思います。
 特に♯4「おまじない」以降から、アルバム最後の♯10「僕らにできて、したいこと」まで中村一義節としか言えないメロディの連続で、ひさびさに戻ってきたなぁと思う人も多いと思います。博愛主義を基本とした詞世界もデビューから全くブレていません。ただ、90年代の中村一義に比べるとメッセージ性が強くなり過ぎて、言葉遊びが減ってしまったのが個人的には少し残念な感じもします。「犬と猫」の歌い出しにヤラれた人も多いと思うので。

 「金字塔」が彼の作品の中では一番だという人もこのひさびさの本人名義のアルバムを手に取ってみてください。バンドブームの90年代の中、早熟の天才と呼ばれた中村一義の破格の才能が改めて分かる一枚だと思います。

「ちゃんと生きるものに、で、ちゃんと死んだものに、
『ありがとう』を今、言うよ。」(♯9「歓喜のうた」)

ベストトラック:♯5「運命 」


オススメ度:★★★★☆
•初回限定盤(本人解説のDVD付き)


•通常盤


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2012年上半期邦楽ベスト5
 今回は2012年上半期の邦楽ベスト5をお届けします。比較的、前半戦はリリースされた枚数の割には良作が多かったような印象を受けました。

★5位:the pillows『トライアル』
◆the pillows「トライアル」



正直前作アルバムである「HORN AGAIN」は、シングル曲以外はパッとしないアルバムでしたが、今回は歌詞やメロディにかなり凝っていることが分かりますし、ロックが本来持っている疾走感を取り戻しています。震災以降の感じたことをどう昇華してゆくかという葛藤の中で、結局自分の中を見つめ直す作業に戻ってゆく過程が、ピロウズというバンドで成功を手にした山中さわおに初期衝動を取り戻させたように感じました。三割バッターのように三枚に一枚良いアルバムを彼らは作っているように思うのですが、本作はそれに該当すると思います。昔からのファンも最近ピロウズを知った人にもオススメです。

★4位:Meme『Alku Ringo』

◆Meme「Alku Alku」



茨城県在住のスリーピース音響系バンドであるMeme(ミーム)によるデビューアルバム。音響系を代表するシガーロスや新鋭であるカイト辺りをしっかりと研究しているなという印象を受けます。ただシガーロスほど毒や攻撃性を持っているわけではなく、他の日本の音響系バンドと同じようにアンビエントな方向に振られています。日本人離れした北欧っぽいメロディセンスと音響系の先輩バンドをしっかり研究して自分たちの血肉としている数少ないバンドだと思います。エレクトロニカ系のバンドであるarが現在活動している日本のバンドの中では音的に近いでしょうか。

★3位:TK from 凛として時雨『flowering』
◆TK from 凛として時雨「haze」



リズム隊、2人の存在感が何より凄い!!その2人とTKの手数の多いギターが合わさって、かけ算になっています。ハッキリと言って、凛として時雨以上のリズム隊自体が個性的で巧いので、小手先のリフに頼らなくても元からあったバンドのようなグルーヴ感が産まれています。本作は、凛として時雨以上に、ピアノや弦楽器が入る事によって、より映像を喚起するようなサウンドになってます。凛として時雨が好きな人はマストなアイテムです。

★2位:PERIDOTS『Follow the Stars』
◆PERIDOTS「異常気象」



デビュー時から知っている人は、まさかの2ndアルバムと思えるでしょう、それぐらいペリドッツ自体がマイペースな活動なので(笑)前作がライブで演った曲をそのままの勢いをどうパッケージするか?というところが目標だと勝手に思っているのですが、本作では、デビュー時からある曲から(♯1「海と塵」や♯4「異常気象」)、去年できた♯3「Teenagers」や♯10「andante」まで今までの総括的なアルバムになっています。また、弾き語りワンマンライブからの影響を還元したのか、アコギと彼のボーカルを中心に曲を構成していて、前作と比較するととても伸びやかで温かみのあるアルバムになっていると思います。タカハシの相変わらずのファルセットボイスとR&B寄りのボーカルスタイルが遺憾なく発揮されています本作は、前作以上にゆるい感じですが、何度もリピートしていくうちにジワジワと染み込んでいくようなスルメアルバムになっていると思います。

★1位:Psysalia Psysalis Psyche『#7』
◆Psysalia Psysalis Psyche「the United States of Psysalia」



本作リリースツアーファイナルで惜しくも解散してしまったPsysalia Psysalis Psycheのラストアルバムになります。 前作で基調としていた、UKの2000年代のガレージロックとツインボーカルという個性を軸にしているのですが、それだけに留まらずに、♯6「2.5D」みたいなサイケな曲も鳴らせるようになって闇鍋感がアップしています。また♯10「We Are The People」みたいな正統派な歌モノ(ちょっとビジュアル系バンドみたいなミックスですがw)の曲を歌ったりと今まで禁じ手にしていたポップな部分まで解禁していて、このバンドの底力が分かる音源になっています。また、ツインボーカルの掛け合いやギター、その他のパートの絡み合いが有機的でバンド感が素直に良い一枚です。もっとこういうカッコいい(泥臭いw)バンドが日本でも売れて欲しいなーと思わせてくれる音源でした。今年前半はかなりリピート率が高かった気がします。


次点では、plentyのフルアルバムがサポートが良かったのもあって、デビュー時からの独自の世界を研ぎ澄まして良かったです。その他もピープルやThe Earth Earthのデビューアルバムなど佳作が多かったです。紹介したもので聞き逃したものがあったら、是非とも手に取ってみてくださいね。

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星野源『夢の外へ』
 コアな人気を誇るインストバンド、SAKEROCKのリーダーでありギタリスト、また大人計画に所属する俳優でもある星野源による2012年発表の3rdシングル「夢の外へ」。 

 前作から半年ぶりとなるハイペースなリリースとなりますが、本作も4曲入りとガッツリと仕事してます…最近曲数少ないシングルを出す人が多いから、そう思うのかもしれませんが(笑)
 タイトルトラックの♯1「夢の外へ」は今までにないハイテンションで青空を想像させる賑やかなナンバーですが、この曲は資生堂の日やけ止めの大型タイアップが付いているということもあり、その関係から出来たのかなーというのを容易に想像させます。でも、この曲によって、星野源自体がマニアックな存在ではなくポップスのど真ん中を狙っていることが分かるような爽快なアップテンポな曲です。また、♯2「パロディ」も映画主題歌となっていて、いわゆる商業的にもタイアップに星野源は今、引っ張りだこなのですが、あまり毒気がなく下手にアーティスト然としていないイメージ的な部分で使いやすいのかなーという気がします。それを本人が巧く利用しているような節もありますがw
 「夢の外へ」は、インストバンドのギタリストから一気にシンガーソングライターとしてブレイクした夢みたいな今の状態を歌っているようにも思えます。ただ、これだけハイペースなリリースが続いている中で、曲のクオリティが落ちないのは希有な才能だと改めて思います。もはや、シングルの恒例となった弾き語りを意味する「 House ver.」ですが本作も最終曲の♯4「電波塔」が彼らしいマニアックさを感じて地味に良いです。タイトル通り、電波塔である東京タワーのことを歌っているのですが、そもそも戦中の戦車を始めとした兵器などを溶かした上であの鉄塔はテレビの電波塔として作られていて、それを歌詞に使ってしまうのは彼のオタク性とうか、注目点がマニアックで素敵です。NHKの「みんなのうた」でそのまま使えそうです。
 全4曲入りのシングルですが、本作は夏前のリリースということもあり、外に向かっている感じがあり、まだまだ目が離せないアーティストです。

ベストトラック:♯1「夢の外へ」


オススメ度:★★★★

•初回生産限定盤


•通常盤


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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽


2012年上半期洋楽ベスト5
 2012年ももう前半戦終わりですね。今回は、洋楽の2012年上半期洋楽ベスト5をお届けします。今年は春ぐらいから、5月にかけて良盤ラッシュでした。気になったのがあったら、是非とも聴いてみてください。

★5位:The Koolaid Electric Company『Random Noises And Organised Sounds』
◆The Koolaid Electric Company「Home」



 本国で500枚しかプレスされなかった幻のデビュー自主音源のリリースとなります。イギリスのバンドってぐらいしか前知識がなかったのですが、これは間違いなく掘り出し物です!!……でも、シューゲイザー好きに限るという注釈付きですが(笑)重なってゆくギターのカッティングとサイケなまでのギターレイヤー、ダウナーな感じで歌うボーカルとシューゲイザーに優等生という言葉があるとすれば、このバンドがRIDE系の優等生に当てはまるのではないかというぐらいステレオタイプな感じです。
 また、そんな中で、他のこの手のシューゲイザーバンドと違うのは全体的に暗くないというところでしょうかwアルバムのジャケットの蛍光ピンクを見れば分かるのですが、ちょっとトロピカルでサイケです。

★4位:Mirroring『Foreign Body』
◆Mirroring「Fell Sound」



揺らぐようなフィードバックノイズとJesy Fortinoによるウィスパーボイスが浮かび上がるようにメロディを奏でる。それに付随するアコギのアルペジオや浮遊感のあるアレンジや装飾音の乗せ方とかもバランスが良いですね。シューゲイザーを中心にフォークとロニカ、サッドコア辺りを巧い感じで取り入れていて、全6曲ともに、とてもメランコリーで深いです。ボーカルとそれ以外のトラックの境界の溶かし方などもシューゲイザーの流儀に乗っ取っていますね。
 特にアルバム冒頭の暗黒シューゲイズな♯1「Fell Sound」から、ミニマルなアコギのリフで展開する♯2「Silent From Above」、そして10分近い長尺の不穏で一筋縄にはいかない印象を受ける♯3「Cliffs」までの三曲のクオリティが高いし、三曲ともそれぞれに曲のカラーが立っていて、彼女たちの音楽的な教養の深さと時代の音に対するアンテナの高さを感じさせます。

★3位:Sigur Ros『Valtari』
◆Sigur Ros「Ekki múkk」



四年ぶりとなる待望の新作です。前作「残響」で外の世界に向かうような爆発するような躍動感を鳴らしてみせた彼らが本作では、3rdアルバムである「()」のような内省的な世界に戻ってきたような気がします。ただあの頃ほど、トゲトゲしていないというか、アンビエントな感じで音の感じが柔らかくなっています。また、それに影響を与えたのがミックスをしたアレックスの存在なのだろうなーとヨンシーとのユニットであるライスボーイスリープスの音を思い出して、納得しました。バンドや各々が録った音を片っ端からコラージュして、音を再配置している感じとでも言えばいいでしょうか、ヘッドフォンで聴いていて、相当に計算して音場自体が作られているように思いました。ただコラージュしたのが分かるぐらいアルバム一枚として聴くと散らかったような印象を受けるのが少し残念ですが。

★2位:Spiritualized『Sweet Heart Sweet Light 』
◆Spiritualized「Hey Jane」



 前作から三年ぶりの音源となりますが、前作「ソングス・イン・A&E」が彼のドラマチックな復活という個人的な物語に終止していて、あまり個人的には惹かれなかったのですが、本作は完全にモードチェンジしています。こんなに生命力に溢れたサウンドってオーケストラ編成だった2001年発表のアルバム「Let It Come Down」以来じゃないかな。クラシック的な要素やゴスペル辺りのコーラスワークも取り入れつつ、強力なまでにサイケ。しかも以前のように室内でドラッグをやっている感じではなく、完全に音が外の世界に向けられてて、風通しは抜群!!まるで世界に向けて歌いかけているような感じとでも言えば良いだろうか。近年のフリーフォーク勢も真っ青な完成度です。 本作は、Spiritualized名義の音源としていては、2000年代の良いとこどりというか、集大成的な空気を感じるアルバムです。前作でガッカリした人も、Spiritualizedは「Let It Come Down」がピークでしょうと思っていた人も、本作を聴いて欲しいです。予想外のベテランの再びの黄金期に驚かされました。

★1位:My Bloody Valentine『EP's 1988-1991』
◆My Bloody Valentine「You Made Me Realise」



 クリエイションから80年代後半に発表された四枚のEPと7曲のレアトラックを収録した全24曲の企画盤になります。既に10年近く前からボックス盤の噂が流れていましたが、なぜマスタリングだけでなぜ10年もかかるんだよwとファンや業界関係者からツッコミを受けつつ、ホントに発売されてしまい、個人的にCDを手に取るまで信じていませんでした(笑)
 デビューアルバムである1988年発表の「Isn't Anything」と歴史的な名盤である1991年発表の「Loveless」を繋ぐミッシングピースとでも言えば良いでしょうか。本作冒頭の♯1「You Made Me Realise」はギターのカッティングやノイズの使い方がオルタナロックっぽいというか明らかに「Isn't Anything」期の音ですが、序々に本作収録曲の曲順が進むに連れてアウトロを始めとして、サイケなノイズと反復しながら変化してゆくミニマルなフレーズが繰り返されていきます。また「Loveless」はバンドというよりもバンド崩壊後に、ほぼ1人でケヴィン•シールズが制作していたことが近年明らかになっていますが、本作収録曲はまだバンドっぽいリズム隊を感じる事が出来て、ギターノイズと融合している感じがまるで別バンドが演奏しているようで、新鮮です。たぶん、バンドが正常に機能している状態で2ndアルバムが録音できていたのなら、こんな音源になっていただろうと既に過去になってしまったパラレル「Loveless」を想像させてくれるのがDISC1になっています。孤高の存在と思われているマイブラですが、ポップなメロディがどの曲も中心にあることを改めて認識します。


ベスト5以外の次点では、ジャック•ホワイトのアルバムが相変わらず格好良かったです。ただストライプスやラカンターズに比べるとアンセムがなかったので外しました。今年前半は、似たような人も多いと思うのですが、個人的にシューゲイザー再加熱で移動中は勝手にマイブラ祭りでした♪このバンドだけはやはり飽きないし、未だに古びないのは凄いですね。

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My Bloody Valentine『Isn't Anything』(リマスター盤)
 ケヴィン•シールズを中心にアイルランドで結成された男女混成4人組のロックバンドであるMy Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)による1988年発表のデビューアルバムである「Isn't Anything」をケヴィン自身によってリマスターし2012年発表された音源。

 全体的に音のレベルが大きくなりつつも、流石はケヴィンといった感じで音的に破綻していません。まあ、同時発売の「Loveless」が原曲に忠実だったので、こちらを実験的にする意味もないかと予想できますが。特にリズム隊がクッキリしていて、よりオルタナロックな感じのアルバムだったことが改めてハッキリと分かるようになっています。まあ、アルバム冒頭♯1「Soft As Snow (But Warm Inside)」のイントロからフツウじゃないのは一度聴いた事のある人なら分かるかと思いますがwシューゲイザーと呼ばれるジャンルを代表する「Loveless」と比較すると玄人好みな一枚と思われていますが、あのアルバムが凄すぎるので、プレイヤー側がこちらのほうを参考にしているのか、90年代前半のマイブラフォロワーバンドは、「Isn't Anything」を下敷きにしているバンドが多かったように思います。ただ、本作はシューゲイザーというよりもオルタナロックのアルバムとして聴いた方が、間口が広いようなので、ちょっと不遇なアルバムだなーとも個人的には思いますが。

「Loveless」はウルサくて駄目って人やサイケで良さがよく分からない人も、「Isn't Anything」のほうが曲は変ですが、ギターロックの作法に乗っ取っているので万人受けするので、オススメです。

ベストトラック:♯1「Soft As Snow (But Warm Inside)」


オススメ度:★★★★


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Perfume Genius『Put Your Back N 2 It』
 シアトル在住のシンガーソングライターであるマイク•ハッドレアスによるソロユニットであるPerfume Genius(パフューム•ジーニアス)による2012年発表の2ndアルバム「Put Your Back N 2 It」。日本では本作がデビュー盤になります。

 本作を一通り聴いて、あまり陳腐な言葉なので使いたくなかったのですが、ひさびさに「天才」が現れたように思います。音楽経験無し、ニューヨークの荒れた生活から逃れるように戻った母親の家でピアノとラップトップ、マイクで全てDIY的に作った音源をネットにアップしたところ人気に、そしてデビューアルバムがイギリスのインディーズレーベルから発売され、ブレイク。そして、この2ndもドラッグや虐待などが日常的にそこにある風景が描かれています。ちなみに、何となく音を聴いていて予想していた通りに、本人もゲイコミュニティに属しています。
 ソウルフルなんだけど線の細いボーカルはジェイムズ•ブレイクを想像させるし、歌わなければいけなかったほど追いつめられた痛みの歌、シガーロスなどの音響系と共鳴するような音像、美メロetc……確実に一部の人の耳を奪う音だと思います。まるで賛美歌のようなメロディ剥き出しな感じが耳に残ります。
 ブレイクの仕方はネット時代ならではな感じですが、商業的に音楽を鳴らしているというよりも自己解毒のために外に向かって歌わなければならないし、それを時代が受け入れて、ファンが増えていく感じがとても健全だと思います。

 アントニーやルーファスなんかがアート過ぎて付いて行けない層に対して、訴えかけるアルバムになっていると思います。本作がまだ2枚目のアルバムなので、早くも次の音源が楽しみなアーティストです。

ベストトラック:♯7「Dark Parts」


オススメ度:★★★★☆


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The Earth Earth『Dead Matador's Funeral』
 青森県を中心に活動する男女混成4人組のシューゲイザーバンドであるThe Earth Earth(ジ•アース•アース)による2012年発表のデビューアルバム「Dead Matador's Funeral」。

 男女2組づつの危ういバランス、混成ボーカル、そして、アルバム冒頭の♯1「Morning Rain」で、あーいつものマイブラフォロワーかと(笑)
 しかし、狙ってやってるというよりも、本当にマイブラ好きで研究したんだろうなーというのが音から透けて見えるのが好感です。マイブラの80年代後半の「Isn't Anything」発表時の音に近いように思います。ギターやリズム隊がザクザクしていて、シュゲイザーの匂いを感じるのでしすが、オルタナバンド然とした空気感も共有しています。また、甘い感じの歌メロもその手の音楽が好きな人には響くのではないでしょうか。日本語が乗せにくいような音なのに、日本語を巧くのせようと試行錯誤して歌っているのでその辺りも評価されれば良いなーと思います。デビューアルバムのお手本のような、フレッシュでバンドの方向性が伝わる一枚になっています。 

 あとは、アレンジ面やコーラスで多少単調にも感じるのでも外部に頼んだりして、曲ごとの味付けが出来てくれば、更に良くなるのではないでしょうか。まだ、The Earth Earthは本作がデビューアルバムなので、次の音源以降にも期待したい新人バンドです。

ベストトラック:♯1「Morning Rain」


オススメ度:★★★★


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TK from 凛として時雨『flowering』
 ロックバンド、凛として時雨のフロントマンであるTKによるTK from 凛として時雨名義の2012年発表のソロデビューアルバム「flowering」。

 サポートメンバーはドラムに他のバンドのサポートや録音などで大活躍のBOBO、こちらもロック系のベーシストとして評価の高いストレイテナーの日向秀和を迎えて制作されました。その他もバイオリンやピアノなど入っているのですが、リズム隊、2人の存在感が何より凄い!!BOBOはどんなリズムも相手に合わせて叩けるし、日向は歌うようなベースで評価されています。そして、その2人とTKの手数の多いギターが合わさって、かけ算になっています。ハッキリと言って、凛として時雨以上のリズム隊自体が個性的で巧いので、小手先のリフに頼らなくても元からあったバンドのようなグルーヴ感が産まれています。初回限定盤のスタジオライブ映像が凄いテンションと演奏なので、それを観るのがCDで聴くよりも一番分かりやすいかもしれない。

 本作は、凛として時雨より、ピアノや弦楽器が入る事によって、より映像を喚起するようなサウンドになってます。ただ凛として時雨の音自体をほぼTKが作り上げて、それを他のメンバーが再現しているようなので、ソロと言っても、あの音になってしまうという(笑)本作収録曲だと♯4「phase to phrase」や♯6「12th laser」なんかモロに凛として時雨モードですし。ソロ名義の名前もそうですが、あまり凛として時雨であることと対極のことをやろうという感じでもないのではないかと思います。
 この「flowering」は、凛として時雨が好きな人はマストなアイテムです。逆に凛として時雨やTKのハイトーンボイスが苦手な人は避けたほうが良いかと思います。初回限定盤では、付属のDVDでシークレットトラックとして「テレキャスターの真実」をアコギ一本で弾き語っているのですが、これはかなりレアです。アコギ一本とあの声だけだとその曲の異形な感じが更に露になっていて、興味深いです。こんなネタバレ的なことを以前だったら避けて、徹底的に凛として時雨というバンドを演じていたのが、どんな心境の変化があったのか謎ですがw初回限定盤のほうのスタジオライブが見応えがあったので、そちらをオススメしたいです。

ベストトラック:♯3「haze」



オススメ度:★★★★☆
•初回生産限定盤


•通常盤


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