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オワリカラ『Q & A』
 東京を中心に活動する、4人組のロックバンド、オワリカラ、2012年発表の3rdアルバム「Q & A」。

 前作で横ノリな路線を開拓したと思ったら、本作ではデビューアルバムと2ndの間のような音で集大成的なアルバムになっていると思います。相変わらず独特の歌詞(♯5「金田一耕助の帰還」や♯8「シルバーの世界」)とタカハシヒョウリのハイトーンボイスが耳に残ります。本作で初めてゲストボーカルを招いてデュエットしている♯7「ともだち」は新鋭ロックバンドであるねごとのボーカル蒼山幸子が、タカハシと一緒に歌っているのですが、意外にも声が揃った時のハーモニーが綺麗です。この曲を聴いていて、タカハシのボーカルの異物感って他の声質のコーラスが重なった時に顕著になるような気がしました。

 正直、本作はオワリカラとしての目新しさはもうないような気がしますが、地味ながらも良作です。ギターばかり注目されますが、ベースのラインも毎回地味に良いですよね。それにしても、ロックンロールな感じでもなく日本のシーン独特の鬱ロック系のギターバンドでもなく、こんな変なバンドがメジャーレーベルで活動出来て三枚もアルバムが出せるのだから、時代も変わったなーと思います。趣味が細分化しているネット時代だからこそのバンドです。オワリカラが、一気にブレイクするとは思えませんが、解散しなければこのちょっとサイケで踊れる系のロックバンドとして路線で長く生き残れそうな気がします。

ベストトラック:♯8「シルバーの世界」


オススメ度:★★★★


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Meme『Alku Ringo』
 茨城県在住のスリーピース音響系バンドであるMeme(ミーム)による2012年発表のデビューアルバム「Alku Ringo」。

 kilikレコードからリリースということで音響系バンドであるか、エレクトロニカ系であるであろうとは聴く前から容易に予想できたのですが、予想外に良かったです。音響系を代表するシガーロスや新鋭であるカイト辺りをしっかりと研究しているなという印象を受けます。ただシガーロスほど毒や攻撃性を持っているわけではなく、他の日本の音響系バンドと同じようにアンビエントな方向に振られています。また、打ち込みっぽい音もあってエレクトロニカ辺りにも造形が深いように思われます。ラップトップでそれっぽいエフェクトを作り込んでいるように聴こえます。
 しかも、個人的にポイントが高かったのは、日本語詞であること。あまり日本語っぽい母音で歌っていないので、日本語っぽくないように聴こえますが、この手のバンドでやりがちなw慣れない英語詞で耳障りだけでを誤摩化すようなことをしていないのは、少しレアだと思います。歌モノでない曲でもセンスは感じますが。
 この期待の新人バンドMemeは、日本人離れした北欧っぽいメロディセンスと音響系の先輩バンドをしっかり研究して自分たちの血肉としている数少ないバンドだと思います。エレクトロニカ系のバンドであるarが現在活動している日本のバンドの中では音的に近いですかね。本作収録曲の特に♯2「Antennae」、♯3「Cenotaph」、♯11「Alku Alku」辺りのトラックの完成度は音響系好きなほど反応するのではないかと思います。知名度的にはまだまだですが、気になったら聴いて欲しいセンスの良いバンドです。

ベストトラック:♯11「Alku Alku」


オススメ度:★★★★


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ROVO『Selected 2001-2004』
 六人組みのダンスロック、インストバンド、ROVO(ロヴォ)、2009年発表の企画アルバム「Selected 2001-2004」。

 七人編成だった当時のアルバムである「SAI」、「FLAGE」、「MON」の三枚の音源から6曲をセレクトしたベストアルバムになります。この時のROVOの音って、結成当初の目的であるスペーシーな音楽を届けるという目標自体が音になってしまっているというか、凄まじいまでの完成度です。
 また、他アルバムと同じようにほぼ全ての曲が10分越えなのに、ROVOの場合は、人力で鳴らすことに徹していて、プレイヤー側の人ほどこの音源の凄さが分かるのではないでしょうか。ツインドラムのライブ感やサイケなバイオリン、キーボードなど全ての音がライブ感に満ちているのですが、それでも曲全体として眺めた時にまるで最初から計算されていたかのように完成度が高いです。全てが鳴っているとウルサいように感じるのですが、その辺りはプロデューサーやらスタジオミュージシャンやらの集合バンドなので、自分が引くべき場所が分かっているのですよね。この辺りが他の大所帯バンドとの違いでしょうか。

 個人的にはツインドラムの使い方がここまで面白いバンドで世界に通用するクオリティのバンドもなかなかないので、是非ともビジュアル的にもライブも体感して欲しいバンドです。本作「Selected 2001-2004」は、ROVOというバンドを知らない人に向けたベスト盤的なアルバムです。

ベストトラック:♯3「NA-X」


オススメ度:★★★★


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Spiritualized『Sweet Heart Sweet Light 』
 イギリスのサイケバンドの大御所である元スペースメン3のメンバーであるジェイソン•ピアースを中心とするSpiritualized(スピリチュアライズド) の2012年発表の7thアルバム「Sweet Heart Sweet Light 」。

 前作から三年ぶりの音源となりますが、前作「ソングス・イン・A&E」が彼のドラマチックな復活という個人的な物語に終止していて、あまり個人的には惹かれなかったのですが、本作は完全にモードチェンジしています。こんなに生命力に溢れたサウンドってオーケストラ編成だった2001年発表のアルバム「Let It Come Down」以来じゃないかな。クラシック的な要素やゴスペル辺りのコーラスワークも取り入れつつ、強力なまでにサイケ。しかも以前のように室内でドラッグをやっている感じではなく、完全に音が外の世界に向けられてて、風通しは抜群だ。まるで世界に向けて歌いかけているような感じとでも言えば良いだろうか。近年のフリーフォーク勢も真っ青な完成度です。

 リードトラックである♯2「Hey Jane」から9分近いトラックで途中で不協和音になるし、そこからのグダグダした感じもジェイソンらしくて調子戻ってきたんだなーと以前から聴いている人はニンマリするはずだ(笑)その後の♯3「Little Girl」、♯4「Get What You Deserve」、♯5「Too Late」辺りもアレンジがシネマティックで他のロック系のアーティストだともっと貧乏臭い感じになりそうだがw、流石はSpiritualized名義で出しているだけあって、完成度が高い。個人的に本作のハイライトはほぼ弾き語りとも言えるぐらい音数が絞られている♯7「Freedom」。綺麗やメロディとジェイソンのハスキーな声が、プライマル•スクリームの隠れた名バラードである「Damaged」辺りを思い起こさせる曲です。年々、ボビーとジェイソンの歌い方が似てきているような気もしますが(笑)

 Spiritualized名義の音源としていては、2000年代の良いとこどりというか、集大成的な空気を感じるアルバムです。前作でガッカリした人も、Spiritualizedは「Let It Come Down」がピークでしょうと思っていた人も、本作を聴いて欲しいです。予想外のベテランの再びの黄金期に驚かされました。

ベストトラック:♯2「Hey Jane」



オススメ度:★★★★☆


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blgtz『同時に消える一日』
 田村昭太によるソロユニットであるblgtz(ビルゲイツ)による2011年発表の3rdアルバム「同時に消える一日」。

 前作からフルアルバムとしては6年ぶりのリリースになります。カルト的な人気を誇るユニットですが、メンバーチェンジを経て随分バンドっぽくなっています。リズム隊がシッカリしていて、ひさびさの音源ですが、フツウに聴けたのが意外でした。散文的に転がった言葉と短い詞の繰り返し、田村の感情剥き出しのボーカル自体は変わらないのですが、初期の彼らを知っていると嘘みたいに聴きやすくなっています。ギターも初期の頃とは違って音の粒が揃っている気がします。
 90年代のエレカシやミッシェルとかその辺りを思い浮かべるようなタイプの演奏ですが、鬱ロックの伝統通りな感じの短いリフの繰り返しな曲展開は相変わらずwTHE NOVEMBERSのフロントマンの小林がコーラスで参加していたりとリリースがない間に彼らのフロォワーのバンドが出てきて知名度も売り上げも追い抜いていったのですが、ミュージシャンズミュージシャンというかそちらのジャンルの人には評価高いですね。本作では、やっとというかリスナーへの目が向き始めているような印象で、表現する内容は変えないままで、ポップなアレンジや音のバランスになっていますので今まで避けてきた人に聴いて欲しい音源です。アートスクールやsyrup16gなど鬱ロック系のバンドが好きな人にお薦めです。

「無力さの前に立って 変わらない意味を見つけた
「当たり前の日々は終わった」」(♯9「ソネット」)

ベストトラック:♯1「イデオロギー」


オススメ度:★★★★


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Mirroring『Foreign Body』
 Tiny VipersのJesy FortinoとGROUPERことLiz HarrisによるデュオユニットMirroringによる2012年発表のデビュー・アルバム「Foreign Body」。

 ほとんど前情報がなくて試聴して気になってみて聴いたのですが、このアルバムは素晴らしいです!!揺らぐようなフィードバックノイズとJesy Fortinoによるウィスパーボイスが浮かび上がるようにメロディを奏でる。それに付随するアコギのアルペジオや浮遊感のあるアレンジや装飾音の乗せ方とかもバランスが良いですね。シューゲイザーを中心にフォークとロニカ、サッドコア辺りを巧い感じで取り入れていて、全6曲ともに、とてもメランコリーで深いです。ボーカルとそれ以外のトラックの境界の溶かし方などもシューゲイザーの流儀に乗っ取っていますね。
 特にアルバム冒頭の暗黒シューゲイズな♯1「Fell Sound」から、ミニマルなアコギのリフで展開する♯2「Silent From Above」、そして10分近い長尺の不穏で一筋縄にはいかない印象を受ける♯3「Cliffs」までの三曲のクオリティが高いし、三曲ともそれぞれに曲のカラーが立っていて、彼女たちの音楽的な教養の深さと時代の音に対するアンテナの高さを感じさせます。
 サイケなんだけど、音の耳触りは柔らかい。全くノーマークでしたが、デビューアルバムとは思えない完成度なので、シューゲイザーやフォークトロニカが好きな人は試聴だけでもして欲しいアルバムです。

ベストトラック:♯1「Fell Sound」


オススメ度:★★★★☆


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killing Boy『Destroying Beauty』
 アートスクールのフロントマンである木下理樹とストレイテナーのベース、日向秀和を中心に組まれた4人組のロックバンド、killing Boy(キリングボーイ)の2012年発表の2ndアルバム「Destroying Beauty」。

 一枚限りのバンドなのかと思っていたら、まさかの2ndアルバムの登場です。相変わらず、何というかチグハグ感がたまらないですね。変幻自在な横ノリのリズム隊と前作以上にそれに鋭角的に斬り込んで来る伊東真一のギターが良いです。バックトラックだけでも、同時代のUKの音を研究しているし、充分に楽しめる。ただ、木下のボーカルは相変わらず、抑揚のない感じで、一向に巧くならないでが凄いですねwアートスクールのファンは本家とあまり世界観的に変わらないのでヒットするでしょうが、それ以外のメンバーが好きで本作を聴いたら、かなりツライと思います。
 木下が描く歌詞は中ニ病全開な歌詞はセックスとドラッグの香りを言葉を言い換えて焼き直しプリントし続けていて、正直アートスクールデビュー時から10年以上ワンパターン(笑)ある意味、安定のクオリティだと思いますが、もう他に歌いたい事はないんだろうか?とも思いました。本作はアートスクールが好きかどうかで評価が変わるアルバムです。好きならマスト、苦手ならスルーという方向で良いです。

ベストトラック:♯2「you and me, pills」


オススメ度:★★★☆


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amazarashi『ラブソング』
 青森県在住の秋田ひろむを中心としたバンド、amazarashi (アマザラシ)による2012年発表の2ndフルアルバム「ラブソング」。

 前作である「千年幸福論」からほぼ半年という急ピッチのリリースとなります。前作が出てからのツアーがほぼソールアウトするという熱狂的な状況を本人たちも自覚しているのか、歌詞が必死に他者と繋がろうとしているというか、ようやく部屋でイジイジと青春を思い起こしているところから、外に出てきた感じとでも言えば良いか(笑)
 アルバム冒頭の♯2「ラブソング」なんかは、セカイ系のバンドとしての本領発揮してます。前作の「古いSF映画」のようなサイバーパンクな世界をモチーフにしながら、リスナーの現実に着地するという仕様です。アルバム後半の♯8「アポロジー」以降、彼女(具体的な他者)を感じさせる歌にシフトチェンジします。♯10「ハルルソラ」なんか今までのamazarashi では考えられなかったイントロの疾走するようなギターリフと真っすぐで前向きな歌詞です。前半の♯2「ラブソング」で「愛を買わなきゃ」と皮肉を通して歌ったのと対照的でアルバムとして聴かれることをハッキリと意識して曲が配置されています。また、相変わらず言葉数は多いのですが、少しづつ、他の歌モノバンドのようなメロディがある曲も増えてきました。
 前作がかなり世界観や仕掛けを練った上で作られていたのに対して、本作はより「今」を歌うことに対して、自然体になっているように感じました。♯11「祈り」は去年の大震災の直後に公式のWEB上で発表された歌詞にメロディをつけたもので、自分の知り合い全てに向けて歌っているようで、剥き出しでリアルです。前作である「千年幸福論」ほどインパクトはなかったですが、明らかにamazarashiというバンドが次に向けて動き出した音源と言えるでしょう。まだまだ目が離せないバンドです。

「夢すら持てない人が 居るのは確かだ それを歌にしては駄目か? それを無視するのが歌か?」(♯2「ラブソング」)

「上手く行かない時は 人のせいにしそうなもんで それを自分のせいにしてる 君は優しすぎるから」(♯5「ナモナキヒト」)

ベストトラック:♯2「ラブソング」


オススメ度:★★★★


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The White Stripes『White Blood Cells』
 デトロイトで結成された男女2人組のロックバンド、The White Stripes(ホワイト•ストライプス)、2001年発表の3rdアルバム「White Blood Cells」。

 2000年の初頭はストロークスVSこのホワイト•ストライプスといった感じのガレージリヴァイバルでUSシーン自体がひさびさに熱気を帯びていた。また、UKにはリバティーンズなどもいて実はかなり熱かった。そんな中でその2バンドと比べるとこの日本ではあまり人気のなかったストライプスであるがw、筆者はそれらのバンドよりこのバンドが鳴らす泥臭いガレージのほうが好きだった。中でも、この日本でのデビューアルバムとなった本作「White Blood Cells」は、ブルースやカントリーなどが混ざっていて演奏も感情的で荒削りで、スカスカの音が生々しくて、ブっ刺さります。
 後期ストライプスのライブでもセットリストに入っていた♯2「Hotel Yorba」、♯4「Fell In Love With A Girl」、♯9「We're Going To Be Friends」などの名曲があるし、なによりジャック•ホワイト自身が鳴らしたい音を衝動的に鳴らしている感じ無邪気!!そして、音を最小限まで削っていて無駄がなく、極めてソリッドです。アコギ一本で弾き語りがグッとくる♯9「We're Going To Be Friends」なんか、とてもノスタルジックだし、別にエレキギターを歪ませて爆音で鳴らさなくても、彼らの中心に歌と自分たちで演奏するというとても基本的なミュージシャンシップが垣間見えて良いですね。本作を聴いて、曲の入りがズレてないか?とかデモテープ?じゃないのって言っちゃうのは野暮だ。そう感じた人はもっと別の巧いバンドはいっぱいあるので、そちらを聴いてください(笑)

 ジャック•ホワイトという才能が本作でやっと世界に発見された記念すべきアルバムだ。また、本作発表から10年以上経ったけど、彼が鳴らしている音のベースとなる部分は今でも全く変わっていないのが分かる。「Seven Nation Army」が入っている「Elephant 」は分かりやすいしカッコいいアルバムだけど、個人的にはこの未完成で色々と試行錯誤している「White Blood Cells」のほうが好きだ。

ベストトラック:♯4「Fell In Love With A Girl」


オススメ度:★★★★☆


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Jack White『Blunderbuss』
 2000年代を代表するガレージバンドである元ホワイト•ストライプスのフロントマンであるJack White(ジャック•ホワイト)による2012年発表のソロデビューアルバム「Blunderbuss」。

 ホワイト•ストライプス解散からプロデューサーやらコラボやらで引っ張りだこだった稀代のギタリストによる初のソロアルバムですが、いやー相変わらず才気爆発してます。ラカンダーズ、デッド・ウェザーなどのサイドプロジェクトでこの人の凄さや方向性はある程度分かっていたので、内容的にファンからしたら予想通りな感じもありますが、アルバム通してかなり前のめりになるような分かりやすいロックンロールです。ストライプス後期のブルースなどのルーツ回帰や分析的なロックではなく、快楽則を重視しているような初期のストライプスのような方向に振っていて、爽快です。特にアルバム冒頭の♯1「Missing Pieces」~♯5「Blunderbuss」までの前半が畳み掛けるような曲が多くて耳を持っていかれます。
 後ろのバンドですが、男性のみのバンドと、女性のみのバンドで全ての曲を録音して良いと思ったテイクのほうを使うというなかなか面白いことをしています。やはり、鳴らす側の性差で特性が変わるのでしょうか。リズム隊とかだと顕著な感じもしますが、それ以外のパートは素人には分からんwただ、ストライプスのような豪快な感情を掻きむしるような本人のエレキギターを聴きたかったなーというのが唯一残念なところでしょうか。(♯2「Sixteen Saltines」なんてモロにストライプすですがw)
 バンドとして綺麗にまとまっているのだけど、もっとジャック•ホワイト自体が前面に出てきて欲しいなーと思ったリスナーも多いかと思います。それにしても彼が書く曲の構造自体は単純なのだけど、ギターのリフやリズム隊のタメとかがやはり生々しい。これだけ関わったプロジェクトに外れがないとこのまま生ける伝説になりそうですね。まだまだ三十代半ばですが、目が離せないアーティストです。

ベストトラック:♯2「Sixteen Saltines」


オススメ度:★★★★


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My Bloody Valentine『Loveless』(リマスター盤)
 ケヴィン•シールズを中心にアイルランドで結成された男女混成4人組のロックバンドであるMy Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)による1991年発表の2ndアルバムである「Loveless」をケヴィン自身によってリマスターし2012年発表された音源。

 シューゲイザーと呼ばれるジャンルを代表するバンドであり、名門レーベルであるクリエイションを制作費で潰したw歴史的な名盤とも呼ばれているので今更、曲について説明するのは省く。本ブログでも、以前にもレビューを書いているので。
 今回やっと発表されたリマスター盤であるが、全体的に音自体のボリュームが大きくなっていることを除き、正直な話、一般人にオリジナル盤との違いが分かる音源ではないと言っておこう。MP3に圧縮したらスタジオ並のリスニング環境とかじゃない限り、ほぼ違いなんて分からんと思う……分かったら、マイブラフリーク過ぎるので、この記事は読み飛ばしてくれ(笑)

 このリマスター盤「Loveless」を聴くまでほとんどのリスナーが、ケヴィンがリマスターを自ら手がけるのだから、劇的に変わるはずってのを期待していたのだが、オリジナル盤が作りこまれているので少しでもいじると音のバランスが崩れるのと、そもそも歴史的名盤として認知されているので、下手にいじれなかったのはないかと予想される。たぶん、完璧主義者という前提だと前者のほうが意味合いとしては大きいと思うが。ディスクは2枚組で、ディスク1はデジタルから起こしたもので、ディスク2はアナログテープを元にしている。ディスク1はオリジナル盤と同じ音源を元にしているのでほぼ今まで聴いてきた「Loveless」である。音が少しクリアになったような気がするが、微妙な違いだと思う。ディスク2のほうは少し開放的な印象を受ける。バッサリ一言で表現するとディスク1はイヤホン向きな音、ディスク2はスピーカーで大音量で鳴らしたい感じとでも言えば良いでしょうか。この2枚はどちらが良いという訳ではなく、もうリスナー側の好き嫌いでしかないのですが、ディスク2のほうが音の分離が悪いせいか、耳に優しい感じがします。

 「Loveless」というアルバムがなぜ凄いのか、なぜ未だに若いバンドにも支持されるのか?後輩シューゲイザーバンドは彼らを越えられないのか?ノイズの使い方や甘いメロディ、ケヴィンとビリンダの危うい関係性(以前は恋人同士)、発表された時代との共鳴など色々な要素が絡まっていますが、もっと簡単に一言で書けないものか?と今まで思っていました。本作をリマスターという形で改めて聴いていて、今までのモヤモヤが晴れました。
 「Loveless」が凄いのは、あえて音の分離を悪くして、全てのパートを1つの音の塊として融かしているから。録音やマスタリングする側だと、一般的には各チャンネルごとに録って各パート同士が重ならないようにクリアに聴こえるように巧く分離することに思考錯誤するのに、ケヴィンはその真逆を「Loveless」で行なっています。どれだけ各パートの音の輪郭を溶かしつつ、音情報をギターノイズで増やしたり、間引いたりしながら1つの塊に聴こえるように、まるでパズルみたいに器用に組み上げています。……正直ノイズの狂人というか、頭おかしいよっ!!と。でも、文句無しにカッコいい。それが「Loveless」というアルバムです。

ベストトラック:♯1「Only Shallow」


オススメ度:★★★★★


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My Bloody Valentine『EP's 1988-1991』
 ケヴィン•シールズを中心にアイルランドで結成された男女混成4人組のロックバンドであるMy Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)による2012年発表の企画盤である「EP's 1988-1991」。

 クリエイションから80年代後半に発表された四枚のEPと7曲のレアトラックを収録した全24曲の企画盤になります。既に10年近く前からボックス盤の噂が流れていた時から、そのレア音源の企画盤が出る事は明らかだった訳ですが、そこは完璧主義者のケヴィン•シールズ、マスタリングだけでなぜ10年もかかるんだよwとファンや業界関係者からツッコミを受けつつ、ホントに発売されてしまい、ずっと前から待っていた側としては少し驚きを隠せません(笑)
 デビューアルバムである1988年発表の「Isn't Anything」と歴史的な名盤である1991年発表の「Loveless」を繋ぐミッシングピースとでも言えば良いでしょうか。なぜ、「Loveless」が産まれたのか、これを聴けばその変化が少しは分かる気がします。本作冒頭の♯1「You Made Me Realise」はギターのカッティングやノイズの使い方がオルタナロックっぽいというか明らかに「Isn't Anything」期の音ですが、序々に本作収録曲の曲順が進むに連れてアウトロを始めとして、サイケなノイズと反復しながら変化してゆくミニマルなフレーズが繰り返されていきます。また「Loveless」はバンドというよりもバンド崩壊後に、ほぼ1人でケヴィン•シールズが制作していたことが近年明らかになっていますが、本作収録曲はまだバンドっぽいリズム隊を感じる事が出来て、ギターノイズと融合している感じがまるで別バンドが演奏しているようで、新鮮です。たぶん、バンドが正常に機能している状態で2ndアルバムが録音できていたのなら、こんな音源になっていただろうと既に過去になってしまったパラレル「Loveless」を想像させてくれるのがDISC1になっています。DISC2はレア音源と未発表という形をとっていますが、こっちはかなりドープな感じですね。♯7「Glider」のアウトロとかもうケヴィンの独壇場でしょうというぐらいぶっ飛んでます。なぜ未発表になってしまったのか、謎なぐらいの佳曲の♯9「Angel」なんかも初めて聴いたのですが、別にノイズに頼らなくても蒼くて甘いメロディだけで充分マイブラになることが分かります。ポップなメロディがどの曲も中心にあることを改めて認識します。
 
 「Loveless」は名盤と言われつつも、正直聴くと緊張感でどっと疲れるアルバムでしたがw、本作はそれよりポップでバンドが少しづつ変化してゆくのが感じられて興味深いです。2枚組で企画盤なので少しとっ散らかっていますが、マイブラ初心者にも、20年以上追いかけ続けている人にもお薦めできる音源になっていると思います。オリジナルシューゲイザーと呼ばれている孤高の存在だったマイブラの舞台裏が覗けるようでちょっとお得な一枚だと思います。

ベストトラック:♯1「You Made Me Realise」



オススメ度:★★★★★


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The Koolaid Electric Company『Random Noises And Organised Sounds』
 男性6人組のロックバンドであるThe Koolaid Electric Company(ザ•クーレイド•エレクトリック•カンパニー)による2012年発表の日本でのデビューアルバムとなる「Random Noises And Organised Sounds」。

 本国で500枚しかプレスされなかった幻のデビュー自主音源のリリースとなります。イギリスのバンドってぐらいしか前知識がなかったのですが、これは間違いなく掘り出し物です!!……でも、シューゲイザー好きに限るという注釈付きですが(笑)重なってゆくギターのカッティングとサイケなまでのギターレイヤー、ダウナーな感じで歌うボーカルとシューゲイザーに優等生という言葉があるとすれば、このバンドがRIDE直系の優等生に当てはまるのではないかというぐらいステレオタイプな感じです。
 また、そんな中で、他のこの手のシューゲイザーバンドと違うのは全体的に暗くないというところでしょうかwアルバムのジャケットの蛍光ピンクを見れば分かるのですが、ちょっとトロピカルでサイケです。日本語盤のジャケットのシールにある初期Suedeというのはちょっと的外れな感じはしますが、グラマラスで華のあるバンドだと思います。本作収録曲で是非とも聴いて欲しいのは、♯4「Home」、♯7「Alright」、♯8「Invasion On The Skies」です。全9曲のアルバムですが、新人とは思えないぐらいの完成度です。シューゲイザー好きは是非とも聴いて欲しい音源です。

ベストトラック:♯4「Home」


オススメ度:★★★★


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Ulrich Schnauss & Jonas Munk『Ulrich Schnauss & Jonas Munk』
 Ulrich Schnauss & Jonas Munk(ウルリッヒ•シュナウス•アンド•ヨナス•ムンク)によるユニットの2010年発表ネット配信音源を2012年になって世界初のCD化をしたアルバム「Ulrich Schnauss & Jonas Munk」。

 Ulrich Schnaussがエレクトニカシーンの大御所で近年色々なジャンルのアーティストからリスペクトされているのですが、あの浮遊感のあるシンセサウンドとJonas Munkのザクザクしたギターがどう化学反応するのか?どう対峙するのか?そう言った前知識をもって本作を聴く人は多いかと思います。
 いやー結論から言ってしまいますが、ひさびさに素晴らしいコラボだと思います。2人を知っている人達は予想できる範囲内のインストであり、それぞれの良さを引き出している好コラボになっているかと思います。Ulrich Schnaussは相変わらずの独特の弾むような鍵盤のアレンジで高揚感を煽ったかと思えば、良いところでJonas Munkのギターが入ってきたり、またその逆でイントロからシューゲイザー全開のウォールオブサウンドをギターが奏でたかと思えば、それをお膳立てするようにシンセが入ってきたりと、初のユニット音源なのになぜか長年寄り添っていたバンドが鳴らすかのような融合っぷりで下手なバンドより、バンドっぽいです。相変わらず、Ulrichはキラキラして叙情的なメロディを併せもつリフを展開していて、絶好調ですね。

 本作「Ulrich Schnauss & Jonas Munk」は、エレクトロニカとシューゲイザーの結節点とでも呼ぶべき、完成度の高いアルバムだと思います。今まで配信限定でその存在がファン以外に知られていなかったのが、非常に残念なので、是非ともこの機会に試聴してください。

ベストトラック:♯7「Sirocco」


オススメ度:★★★★


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PLASTICZOOMS『STARBOW』
 東京を中心に活動する男性5人組のロックバンド、PLASTICZOOMS(プラスティックズームス)による2012年発表の2ndアルバム「STARBOW」。

 デビュー音源がやや期待はずれで知名度を上げるほどではなかった印象を受けますが、あれはリミックスの音源が入っていたので、純粋な彼らのアルバムとしては本作が初になります。デビュー時のホラーズを思わせるような漆黒のゴシックサウンドは相変わらずですが、ニューウェーブ+ゴシック+パンクに更にシューゲイザー的な要素も取り込もうとしているような印象も受けます。
 ただデビュー音源の時にも感じたのですが、曲作りが圧倒的に弱いですw特にアレンジが本作を聴けば分かると思うのですが、時々曲の違いが分からなくなる程度には単調です。英語詞でわざわざ歌う意味も正直か分からないのですが、鬱ロックやビジュアル系バンドとの差別化のためでしょうか。輸出でブレイク出来るほどのレベルには音も英語の発音もw達していません。

 PVやアーティスト写真周辺のデザインなどかなりビジュアル方面も下手なビジュアル系並みにこだわりを持っているのは分かりますし、自分たちの憧れのバンドである、ジョイ•ディヴィジョンやキュア辺りに少しでも近づきたいという心意気は分かるので、是非とももう少し音の方でも頑張って欲しいところです。この手のジャンルですと日本では先行したLillies and Remainsや先日惜しくも解散してしまったPsysalia Psysalis Psycheの完成度と比べるとまだまだな印象を受けました。ただ、随所に光るところのあるバンドではあると思うので、次の音源にも期待したいです。

ベストトラック:♯5「Cry.Distance.」


オススメ度:★★★☆


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