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2011年下半期洋楽ベスト5
 2011年もあっという間に終わりですね。今回は、洋楽の2011年下半期洋楽ベスト5をお届けします。相変わらずジャンルはバラバラな感じがしますが、どれも良盤なのでもし聴いていないものがあったら、是非とも聴いてみてください。

★5位:Dirty Beaches『Badlands』
◆Dirty Beaches「True Blue」



もろにSuicideな音で、そして、ダークでサイケなロカビリーアレンジ♪去年の末から個人的にダークなロカビリーが来るって言い続けていて、誰にも相手にされていないのだけれどw、その筆頭がこのDirty Beaches(ダーティー•ビーチズ)です。R&Bやロカビリーなアレンジを基調に60sのポップスを蘇らせたかのようなロウファイで甘いメロディーです。少ない音数、深いリヴァーブとプレスリーみたいなロカビリーな感じで、一体いつの時代にリリースされたのかというビンテージな感じの音で素晴らしいです。アレックスの声が声量がないせいで、ファルセットが変な感じに裏返るところなんか、アングラ好きな人はツボに入りそうな感じですね(笑)


★4位:Balam Acab『Wander / Wonder』
◆Balam Acab「Oh, Why」



チルウェイブ以降の新しい潮流と呼ばれているウィッチ•ハウス(一言でぶった切ってしまうとダークでゴスなエレクトニカ)と称されるジャンルの期待の新人Balam Acab(バラム•アカブ)のデビューアルバム。本作「Wander / Wonder」でBalam Acabが鳴らしている漠然とした不安感は、ジャンルは違いますが似たようなイメージを受けるダブステップのジェイムス•ブレイクのメランコリーさと共鳴するところもあるように思います。チルウェイブと比較して、ちょっとエレガントさを求めているというか、小難しいところを目指しているところが小癪な感じがしますがw、また面白い潮流になるのではないかと思います。


★3位:The Drums『Portamento』
◆The Drums「Money」



デビューアルバムでローファイかつご機嫌な陽性サウンドにヤラれた人続出でしたが、本作でもその路線で来るかと思いきや、またそこかで一年で一筋縄ではいかない感じの進化を遂げています。メンバーからアダムが一人減ったのが原因か、歌詞が青春の終わりを意識しているのか、やけに死の匂いを感じます。でも、歌メロも後ろのリズムも陽性なサウンドのままなので、歌詞を理解しながら聴くと総じて不気味です(笑)♯4「Money」とか明るいように聴こえますが、死ぬ前に何しようか?的な歌い出しが強烈です。しかも、お金なくてお手上げだよって曲だしw更にジョナサンの歌い方は意識しているのか、モリッシーっぽくなって、スミスが好きな人にも響くかと思います。デビューアルバムほど注目されていませんでしたが、明らかに次の段階に行ったアルバムです。

★2位:Sigur Rós『Inni』
◆Sigur Rós「‪Ný batterí‬」



2008年のライブを最後に活動を休止した彼らの、ロンドンのアレクサンドラ・パレスの2夜連続公演から本作はライブを収録したCD2枚とDVD1枚の計3枚組の初のツアーを収録した音源となります。結論から言ってしまいますが、本作は明らかに映像のほうが主役です。「DVD付き」などの表記は嘘です!!DVD映像に「2枚のCDがついでに付いて」いる感じが正しいでしょう(笑)ひさびさにライブ映像観て泣きそうになりました。映像もステージ上のメンバーも全てが文句無しに超一流。いくつか美しいハイライトがあるのですが、やはり最後のシーンで観客が映るところで魔法が解けるというか、構成も素晴らしい。アルバム「残響」の祝祭感を見事に現したライブ後半と前半の静かな部分の対比が見事です。

★1位:Beirut『Rip Tide』
Beirut「Santa Fe」




ザック•コンドンによるソロ•プロジェクトであるBeirut(ベイルート)による3rdアルバム。四年ぶりとなるアルバムでですが、デビュー時ほどの衝撃はないものの、相変わらずのブラスサウンドとアントニーやルーファスを想像させる非ロックな歌唱方法で唯一無二の存在感です。今までに比べるいかにもジプシー的な音楽を鳴らすのではなく、金管楽器やウクレレ、弦楽器などアコースティック楽器を中心に新しい自分たちの音を生み出そうとしている印象を受けます。アレンジ自体も幅が出ているのはありますが、今までの2枚のアルバムを総括した上で、更にその先を見据えています。まだ二十代半ばなので、今後も新作が楽しみな1人です。


下半期は非ロックな音のアーティストのほうがリリースされたもののクオリティが高かったように思います。上記以外にも次点ではThe Middle EastやThe Horrorsの新作が良かったです。リリース数自体はそれほどなかった気がしますが、良盤が多かったように思います。

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くるり『図鑑』
 京都の立命館大学の音楽サークルを中心に結成されたスリーピースのロックバンドであるくるり、2000年発表の2ndアルバム「図鑑」。

 メジャーデビューから2作目のアルバムになります。プロデューサーにジム•オルークを迎えたこともあり、「さよならストレンジャー」から別バンドのように実験的な音響系の サウンドとギターロックを混ぜ合わせたかのような混沌とした音になっています。既に発表から10年以上を経たアルバムですが、今聴いても、闇鍋的なアルバムになっていて、内容の方もかなりおかしいですwインスト曲である♯5「惑星づくり」なんてくるりのことを知っていても、くるりの曲だとは思えないでしょう。歌詞も、それに呼応するかのように、二十代前半の焦燥感ややりきれない日常が描かれていてリアルです。♯7「チアノーゼ」とかやる気のない声と疾走するギターのアンバランスさと密室感が素敵です。

 本作は、ただ必死でフロントマンの岸田繁自身が自らの鳴らせる音の可能性を追求したように聴こえます。くるりのイメージやポップスを内破しようとしたかのような足掻き自体が音として記録されているので洗練されていないし不安定だけど、もの凄くロックなアルバムだと思います。くるりのポップなシングルから入った人は愕然とするかもしれませんが、一番若さ自体が魅力として光っていたというか、音自体に勢いのあるアルバムだと思います。

ベストトラック:♯11「青空」


オススメ度:★★★★


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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽


Beirut『The Flying Club Cup』
 ニュー・メキシコ州出身のシンガーソングライター、ザック•コンドンによるソロ•プロジェクトであるBeirut(ベイルート)による2007年発表の2ndアルバム「The Flying Club Cup」。

 デビューアルバムである「Gulag Orkestar」で東欧のジプシー音楽をブラス編成で鳴らしてしまうというロックシーンではズバ抜けたその異才っぷりと若さに注目が集まったBeirutですが、そこからほぼ一年という短期で作られたアルバムです。彼のトレードマークとなっていたブラスサウンドはそのままに曲の主題は東欧から、舞台はフランスに移されシャンソンっぽい曲があったり、ホルンが鳴っていたりとかなりゴージャスになっています。また、トランペットを中心とした金管楽器のアレンジもかなりこなれていた印象を受けました。♯2「Nantes」、♯3「A Sunday Smile」、♯8「Forks And Knives (La Fête)」などの曲は昔の名曲をカバーしているのではないか?と思わせるぐらいタイムレスかつ、アメリカ国籍であることを忘れてしまうぐらい土着的な匂いを感じます。♯6「Cliquot」などは前作の延長上にあるジプシーサウンドですが、前作である程度要らない音が分かったのか、音自体がかなり削ぎ落とされ聴きやすくなっています。

 アルバム全体として、フランスをイメージさせるようなサウンドになったものの、演奏技術やアレンジなどが一段上にいっているアルバムだと思います。まだ二十代前半でこのアルバムは出来過ぎな感じがしますが、完成度の高さは文句無しだと思いました。YouTubeなどでライブ映像も観られますが、独特の間や空気感が興味深いです。出来れば前作である「Gulag Orkestar」から聴いて欲しいですが、その流れでなくても名盤だと思います。

ベストトラック:♯9「In The Mausoleum」


オススメ度:★★★★


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VELTPUNCH『His strange fighting pose』
 立教大学の音楽サークルを中心に組まれた4人組のオルタナティブ•ロックバンド、VELTPUNCH(ベルトパンチ)、2011年発表のメジャー移籍後の3rdアルバム「His strange fighting pose」。

 ドラマーの遠藤が前作完成後に脱退してしまい、その後VELTPUNCHはどうなってしまうのか?と思われていましたが、新しいドラマーの浅間の加入により、また瑞々しさを取り戻しています。メジャーデビューアルバムの「Paint your life gray 」がピークか?と思われていたのですが、本作では全く別のゴリゴリとした鋭角的なリズム隊と二本のギターがガッツリ組んでいて、そこに男女ツインボーカルが乗っかりバンドでしか出せないキラキラ感を手に入れています。スクリームが入ったりとかなり変なバンドなのに曲がポップなのは変わらないので、海外のオルタナ好きも気に入るかと思います。本作収録曲はに曲の尺が短く、性急な曲が多いイメージです。ドラマーが変わった事によるものか、意識的に違う音を探しているのか分かりませんが。また、長沼が書く歌詞は相変わらず変態的で(笑)、「印税生活でハーゲンダッツ毎晩食うぜ」(♯8「The panty makes me crazys」)とか「ミディアムレアの君をタレでいただこう」(♯8「百人町」)などといちいち耳にこびりつくので、コアなファンが多いのも納得です。

 それにしても、VELTPUNCHのアルバムとしては、本作は通算7枚目のアルバムになるのですが、これだけアルバムごとのクオリティが落ちないのと、バンドがコンスタントに活動しているバンドは日本のシーンでは少ない気がします。良いバンドなのに、なかなかブレイクしないのが何ですがw気になったら、是非とも聴いて欲しいです。


ベストトラック:♯1「The sweetest」



オススメ度:★★★★


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Fleet Foxes『Helplessness Blues』
 シアトルを中心に活動する五人組、Fleet Foxes(フリート・フォクシーズ)、2011年発表の2ndアルバム「Helplessness Blues」。

 二年前のデビューアルバムで一気にフリーフォークのシーンの中心にのしあがったFleet Foxesの待望の2ndアルバムになります。いやーこれは、かなりスケールアップしています。前作であったハーモニーの完成度とか牧歌的なサウンドとか、程良いサイケ感とか、それらが別次元に昇華しています。まだ二十代なのにこの貫禄や歌っていることのスケールも含めて、色々とおかしいですw相変わらず、この人たち以外でもフリーフォークシーンのバンドは若いのに精神的には老いているような達観している感じの気持ち悪さが絶妙だと思います。ただ、それだけなら、別にUSのインディーズシーンじゃなくても、そんなバンドは存在すると思うのですが、音の説得力とマンドリンやフルート、ピアノなどロック編成であまり見かけない楽器のアレンジの巧みさが、このFleet Foxesの素晴らしさです。

 ブルース、カントリー、フォーク、サイケなどのジャンルが美味しい部分のみ抽出されていて、フロントマンのロビン・ペックノールドのボーカルがそれらを綺麗に繋いでいます。個人的にはデビューアルバムから引き続きですが、コーラスワークの完成度は他のロックバンドとは一線を画しているので、そこにも是非とも注目して欲しいです。デビューアルバムで一気にファンが付いた事による期待に押し潰されなかった良盤です。

ベストトラック:♯6「Helplessness Blues」


オススメ度:★★★★☆


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踊ってばかりの国 『世界が見たい』
 神戸で結成された4人組のロックバンド、踊ってばかりの国、2011年発表の2ndフルアルバム「世界が見たい」。

 本作は、ギターの滝口が脱退してから彼が関わっていない初のアルバムであり、前作から一年と経たずハイペースでリリースされたアルバムになります。デビューアルバムである前作の「SEBULBA」が若さと妙に達観している部分が同居していて、かなり気になるアルバムでロックリスナーの注目を集め、更に空間を作るギターがサイケなサウンドに貢献している名盤でした。本作では、そこからガラリと変わり。純粋な歌モノになっています。下津の歌は相変わらずRCサクセション、ボ・ガンボスなどを思わせる脱力するような歌い方でシーンの中でも異端です。サイケな感じがなくなってしまったのは残念ですが、歌モノに徹しているので、多くの人はこちらのアルバムのほうが聴きやすいのではないでしょうか。♯9「よだれの唄 」、♯10「悪魔の子供」の二曲をアレンジ違いで収録していますが、今までの音源のサイケな感じがなくなってしまい、どちらの曲も小綺麗というか、お洒落になっていますw

 また、本作収録曲のほとんどが明らかに震災以後に書かれた曲が多いだろうに(♯7「EDEN」はそれっぽいモチーフですが)、怒るわけでもなく、愛を直接説くわけでもなく、どこか生と死の間でフラフラと酔いどれで踊っているようなリスナーを煙をまくかのような歌詞が記憶に残ります。まあ、バンド名が「踊ってばかりの国」だから、その名前に偽りがないとでも言えばいいか(笑)
 ただ、個人的には「SEBULBA」の完成度が高かったので、もっと踊ってばかりの国には上を目指して欲しいと思っていたので、肩すかしでした。本作「世界が見たい」から、このバンドを知った人にとっては、名盤になるのではないかと思います。

ベストトラック:♯1「世界が見たい」



オススメ度:★★★★


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N'夙川BOYS『PLANET MAGIC』
 関西の00年代を代表するガレージバンド、KING BROTHERSのメンバーを中心に結成された男女ツインボーカルが売りのスリーピー­スバンドN'夙川BOYS(ンシュクガワボーイズ)による2011年発表のメジャーデビューミニアルバム「PLANET MAGIC」。

 ボーカル、ギター、ドラムのオーソドックスなスリーピースで構成されますが、曲によってパートチェンジするとか、男女ツインボーカルとか、ライブではグダグダとかヤケに熱いとか部分的にKING BROTHERSの凄さをw継承しているバンドです。音的には80sのJポップを下敷きにしていて、ヤケにキラキラしています。PVの感じを観れば世界観が分かるかと思いますが(笑)
 いやーN'夙川BOYSのインディーズ時代の音源がかなりサイケというか、ゆるい音像だったのであまり期待してなかったのですが、本作で完全に化けました!!プロデューサーに佐久間正英を迎える事によって80sのポップのアレンジで聴きやすくなり、音は整理されボーカルが今までで一番前面にきています。エンジニアも一流なのでクリアな録音で聴きやすいですね。それによって、マーヤの書くメロディの良さが再発見されたように思います。本作は全8曲収録ですが、どの曲もポップで耳に残ります。また歌詞もあまり意味がないというか、ユルい感じの80sを再現していて、森雪之丞とか小室みつ子が書いた歌詞辺りを思い出させる、サビの英語が中学生が必死に考えたかのような英語の語彙だったり(「MidNight」とか「Angel」「try agin」)、一回りまわってカッコいいです。このダサカッコいい感じは、若い人達には真新しく、三十代以上の人には懐かしい80sを思い出させる音源になるのではないでしょうか。
 あと、マーヤとシンノスケですがライブ映像を観た感じでは相変わらずロックとしか言いようがない剥き出しな感じで、例えリズムが曲が進むごとに少しづつズレていこうが(笑)、メロディアスだし、堂々と開き直っているしサマになりまね。ちなみに、演奏については、リンダがドラムを叩く曲が一番マトモです。ひさびさに理屈抜きでカッコいい音源なので、是非とも聴いてください。

ベストトラック:♯1「プラネットマジック」


オススメ度:★★★★☆


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サカナクション『DocumentaLy』
 北海道を中心に結成された男女五人組のサカナクションの2011年発表の5thアルバム「DocumentaLy」。 

 ここ二作のアルバムとフェスなどのイベント出演で完全に2000年代後半デビュー組では、頭一つ抜け出した感じのあるブレイクしたサカナクション、一年ぶりのニューアルバムになります。相変わらずシングル曲を中心にキャッチーで耳に残るビートの曲が満載です。
 ただ、違和感というか、計算されたシンセ音の中から浮かび上がる山口の声と詞は変わらず、シングル曲以外は都会の孤独感をひきずっていて、虚無感を感じるというか辛気臭さ満載ですw音的には前作から正常進化と言える本作ですが、バンドっぽさがどんどん削ぎ落とされていくような、まるで山口一郎のソロ活動の予行演習のような印象を受けます。正直、この音を再現するならボーカルとコーラス以外はPro Toolsで打ち込みでも良いんじゃないだろうか?とも思いました。曲自体はは悪くないです。アレンジがマンネリ化してきていたり、詞は山口の個人的な風景で他のメンバーはそれをどう思っているんだろう?みたいな危うさを感じます。

 今は亡きレイ•ハラカミをリスペクトしているなら、もっと彼の音楽みたいな起伏や感情表現を学んで欲しいなーと思います。シングル曲をシングル曲としてキャッチーにかけるのは、器用さでもあるのですが(本作の♯8「エンドレス」だけシングルっぽい曲)、それなら詞やアレンジに幅を持たせたり、または外部からのサポートを受けるなり方法があると思いました。サカナクションの新作としては悪くない出来ですが、今一番勢いがあるバンドなのだから、もっと上を目指して欲しいです。
 
ベストトラック:♯4「ルーキー」


オススメ度:★★★★


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WU LYF『Go Tell Fire To The Mountain』
 マンチェスター初の4人組のロックバンド、WU LYF(ウー•ライフ)、2011年発表のデビューアルバム「Go Tell Fire To The Mountain」。

 モグワイやフランツ•フェルディナンドなどのプロデュースで有名になったポール・サヴェージがプロデュースしました。白い覆面をしていたり、本作も三週間廃墟間近な教会を借りて作られたりとほとんどメンバーのプロフィールを公開しなかったりと謎が多いバンドです。それで話題性を誘っているのか、音で勝負したいからか、余計な情報をはぎ取りたいのか、インタビューなどを読んでいないので何とも言えません。

 肝心の本作の音ですが、USインディーズの荒さや衝動をUK的に洗練させたような印象で、意外なぐらいにポップです。ただボーカルがちょっとしゃがれた声でシャウトするパターンが多いので駄目な人は駄目でしょう。フツーにギターロックかと思いきや、パイプオルガンが鳴っていたりとなんか、全体的に聞き流せないというか、リズム隊が顕著ですが、フックというよりも違和感がありますw歌詞的に2010年代のパンクミュージックといった感じでしょうか。ギターのリヴァーブのかけ方とか鳴り方がUKっぽいですが、バンドの情報がまるっきりない状態で聴くとAkron/Familyなどのバンドを筆頭としたUSインディーズの1グループだと錯覚する人が多いだろうなぁ。完成度は♯1「L Y F」や♯2「Cave Song 」、♯10「Heavy Pop」などは高いと思いますが、アクの強いバンドなので何曲か試聴してからのほうが良いと思います。

ベストトラック:♯1「L Y F」



オススメ度:★★★☆


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Brittle Stars『OCCASIONAL APPEARANCE』
 フロリダ発の4人組のシューゲイザーバンド、Brittle Stars(ブリトル•スターズ)、2011年発表のアルバム「OCCASIONAL APPEARANCE」。実際には1999年に発表されたデビューアルバムである「Brittle Stars」にボーナストラックを加えた日本編集盤になります。

 Brittle Stars、名前だけしか知らなかったバンドですが、かなり良いですね。エステル嬢の透明感のあるまどろむようなマッタリしたボーカルと、クリアなギターのカッティング、ドリーミーなシンセの音と気持ちの良い要素が揃っています。マイブラの初期の音像がクリアなんだけどサイケな空気感をまとっている感じが近いかなーと。最近のバンドだとブルックリンのソフトロックをお洒落に解釈したAu Revir Simone辺りと同じような匂いを感じます。シューゲイザーと言っても全体的にあまり激しくもなく、まどろむような電子音が気持ち良いドリーミーポップとでも言ってほうがしっくりくるサウンドです。グローファイの流れともどこかでアンダーグラウンドで繋がっているというか、共鳴を感じます。

 ただ、90年代にこの音は少し早過ぎたw残念ながら、2001年にBrittle Stars自体も解散してしまいます。それにしても、このバンドの音源を20011年の日本で復刻したfastcutrecordsには頭が下がります。とても良いセレクトなんだけど、プレス枚数出ないだろうなーと(笑)興味持ったら、是非とも手に取ってください。日本だとマイナーなバンドでしょうけど、地味に良盤です。

ベストトラック:♯2「Four Words」


オススメ度:★★★★


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ビューティフルハミングバード『HORIZON』
 小池光子と田畑伸明による男女デュオ、ビューティフルハミングバード(Beautiful Hummingbird)の2011年発表の4thアルバム「HORIZON」。

 前作からオリジナルアルバムとしては、ほぼ四年ぶりの待望のアルバムとなります。正直、バンドの存在や数曲知っているぐらいで音源としては通しで初めて聴くのですが、本作は全く時代性関係のない良質な歌モノです。小池の透明感のある声質の歌声と、緩急使い分ける技術的にも成熟したボーカル、それに寄り添うような田畑のアコギと良いメロディがあるだけです。童謡っぽい曲を歌っているイメージが先行していたのですが、かなり元からもっている音楽的な要素は多い感じがしました。
 また、本作ではフジファブリックの山内がギターを数曲で弾いていたり(くるりのサポートで弾いていた時のプレイスタイルに近いです)、ペリドッツのタカハシコウキが♯7「予感」の曲を提供していたりと外からの影響を巧く利用してビューティフルハミングバードの音として取り込んでいます。♯2「旅人」、♯7「予感」、♯11「眠っているあいだに」などは、ジャンル関係なく良い曲なので試聴して欲しいです。それにしても、清々しいぐらいにストレートな歌モノで、非常に売りとなるポイントを説明しにくいアーティストだwとりあえず、小池の曲ごとにキャラクターを使い分けるような表現力のあるボーカルに注目して欲しいと思います。本作「HORIZON」は、地味ながらも良盤です。

ベストトラック:♯2「旅人」



オススメ度:★★★★


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Beirut『Gulag Orkestar』
 ニューメキシコ州出身のシンガーソングライター、ザック・コ ンドンによるソロ•プロジェクトであるBeirut(ベイルート)による2006年発表のデビューアルバム「Gulag Orkestar」。

 本人が弱冠19才の時の宅録音源を元に作られた本作は、そのクオリティとバルカン音楽の影響をもろに感じさせる異国のジプシーサウンドで世界を驚かせました。ザック・コ ンドンが東欧を旅して、その地で影響を受けた音をスケッチするかのように乗せているのですが、演奏の隙間とか拙さ含めて、この温かみのあるDIY感は、正直ズルいなーと(笑)トランペットやアコーディオンなども本人が演奏しているようですが、そこ含めて良いです。他のスタジオミュージシャンが演奏したり、打ち込みで全部やることも出来ただろうに、あえてそのズレを活かしているのが新人とは思えないぐらい巧みです。歌い方はルーファス•ウェインライトやアントニー&ジョンソンズ辺りの非ロックな感じの人達の影響下にありますが、彼らと同様に耳に残ります。
 デビューアルバムだかこその新鮮さとまるで映画のサントラのような風景が浮かぶ哀愁漂うメロディを金管サウンドで鳴らしています。哀愁ってイメージは国によって違いそうな感じがしますが、日本人でも訴えかけるものがあるでしょう。恥ずかしいぐらいベタなんだけど、実際これを00年代で形にした人はいないわけで、一気に本作でシーンで注目を集めることになりました。今、聴いても20才の若者がこの音を1人で作ってしまったのは、驚きです。最初の音源としてのその拙さや試行錯誤している経過も含めて、完璧なデビューアルバムだと思います。Beirutを知らない人も是非とも聴いて欲しい音源です。

ベストトラック:♯4「Postcards From Italy」


オススメ度:★★★★☆


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THE NOVELS『cardioid』
 愛知県で結成された4人組のロックバンドであるTHE NOVELS、2011年発表の3rdアルバム「cardioid」。

 本作が彼らのメジャーデビューアルバムとなります。本作がTHE NOVELSを筆者が聴く初めての音源となりますが、まんま2000年代後半以降の下北沢周辺のギターロックというか、それ以外に批評しようがないw同じトイズファクトリーだからというのもあるかもしれませんが、明らかにバンプのフォロワーであり、レーベル側もそれを狙って売っている感じがヒシヒシと……♯7「ミッシングリンク」をアニメのタイアップでカットするとか、もうねぇーひさびさにビジネス臭がプンプンするバンドです(苦笑)
 バンプのボーカルを意識した歌い方、ギターロックの基本に忠実なアレンジと本人たちから記名性を剥奪したような漂白されたサウンドとセカイ系の歌詞です。♯3「双生児」はラッドウィンプス、♯4「Wiz 」の展開の仕方とかはバーガーナッズ辺りの影響をヒシヒシと感じますね。部分的にパッチワークみたいですが。2000年代以降の日本のギターロックはバンプフォロワー的なバンドが雨後の筍みたいに自然発生しましたが、このバンドを聴いているとあの頃の狂騒を思い出します。正直彼らのインディーズ時代の音源を聴いていないので何とも言えませんが、本当にこの音源を本人たちが出したかったのか、それともオーバープロデュースでこうなってしまったのか?謎ですw

ベストトラック:♯7「ミッシングリンク」


オススメ度:★★★☆


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the HIATUS『A World Of Pandemonium』
 エルレガーデンのフロントマン、細美を中心に結成されたthe HIATUS(ハイエイタス)の2011年発表の3rdフルアルバム「A World Of Pandemonium」。

 正直前作アルバムの「ANOMALY」があまりパッとしない印象があったのですが、本作は意識的にモードチェンジしていて、驚かされました。アルバム冒頭の♯1「Deerhounds」からtoeみたいなリズムでいかにもポストロックな音ですが、よく考えたらドラムがtoeの人だったなーとか思い出したりw
 アルバム冒頭から♯3「The Tower and The Snake」ぐらいで完全にポストロック的なアプローチに変わっていることが分かって、エルレガーデン時代の音とは決別したのだと確信しました。アコギでのストロークとか相変わらず手数の多いドラムとキーボードとか、もはやロックバンドじゃないです!!演奏技術的にシーンの中でトップクラスなのはスターバンドなので当たり前なのですが、正直日本人が歌う必要がなくなってきている気がしました。今更、この手の音を英語で歌う事にどれだけ意味があるのか?そんなことを考えさせられました。♯4「Souls 」でレンタルズのJamie Blakeとツインボーカルになっていますが、ここで完全に日本人がこれを演る必要があるのか?要は洋楽バンドになりたいのか?という疑問が湧きます。英語でこの手の音を演っちゃうと案外フツーになってしまうというか、あえて日本語でいったほうが細美の歌詞の特異性が露になって面白かったと思います。あと、どの曲もですが、曲構造が複雑になり過ぎていて、大合唱するのはサビ以外は厳しいような……まあ、ファンは間違いなく覚えるだろうけどね(笑)

 歌詞は♯10「On Your Way Home」を挙げるまでもなく、明らかに震災後の影響を受けていて、メッセージ性が強いからこそ日本語で歌って欲しかったと思います。昔から聴いている人ほど、本作は賛否両論あるでしょうが、3rdアルバムでもまだこれだけ新しい音の引き出しがあることが、このバンドの凄いところです。

ベストトラック:♯1「Deerhounds」


オススメ度:★★★★


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Atlas Sound『Parallax』
 USインディーズ期待の注目バンドであるディアハンターのフロントマンであるブラッドフォード•コックスによるソロプロジェクトである、Atlas Sound(アトラス•サウンド)の2011年発表の3rdアルバム「Parallax」。

 前作である「Logos」からほぼ二年ぶりのリリースとなります。ディアハンターの前作「Halcyon Digest 」もいつの時代か分からない甘いメロディと不気味さをたたえていましたが、本作はそれ以上に軽い音と脱臼したかのような気の抜けたボーカルが全編で聴けて、ロカビリーっぽいアレンジが入っていたり、ゲストのMGMTのアンドリューが歌う♯6「Mona Lisa」の脱力感含めて、今生きているアーティストの音なのかよく分からない感じです。歌詞もアルバムタイトル通りに、「視差」を主題に、1つの事象を二つの視点から描いていて、それが気持ち悪さを増していますw
 音の設定自体は「Halcyon Digest 」と近い1950年代末期の音を想定しているようですが、インプロっぽいフレーズがあったりと、相変わらずほぼ1人で楽器を演奏しているようで、それがベッドルーム的な響きを保持することに繋がっています。綺麗な曲もアルバム後半の方の♯8「Doldrums」や♯9「Angel Is Broken」のようにあるのですが、リヴァーブのかかり方が白昼夢の彼方で歌っているようなバランスで絶妙なサイケ感です。

 ネット上で本作が出る数ヶ月前にも「Bedroom Databank 」という名前でアルバムを数枚無料DLさせたりと、恐ろしく曲を作るのが早いのか、まるで呼吸するかのように曲が出来ているのか分からないです。ただ、ブラッドフォード•コックスって人は本当に音楽が好きなんだろうなーというのが伝わってきます。♯3「Te Amo」のライブ映像があがっていましたが、ほとんどの曲をギターのループエフェクターを使って再現しています。本作収録曲もAtlas Soundのライブでは、どう再現されるのか気になります。本作「Parallax」は、聴く人を選ぶアルバムだと思いますが、時代性関係のない良作だと思います。

ベストトラック:♯3「Te Amo」


オススメ度:★★★★


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