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0.8秒と衝撃。『1暴2暴3暴4暴5暴6暴、東洋のテクノ。』
 塔山忠臣とJ.M.による男女二人組のロックバンド、0.8秒と衝撃。2011年発表の2ndフルアルバム「1暴2暴3暴4暴5暴6暴、東洋のテクノ。」。

 いやー相変わらず、ぶっ飛んでますね!!デビューアルバムである程度、手札を見せたというか曲が書けるのを提示した後に出る本作は、テクノというよりパンク的なアプローチです。もはや、曲名からどんな曲調かすら、想像出来ないw、そして、アルバムタイトルももはやテクノとか関係ないし(笑) ♯7「Brian Eno」などはまだ聴きやすいのですが、ブライアン•イーノと全く音的に関係ないし、歌詞にも一言も出てこないのが素敵です。
 キャッチーな歌メロと更にアイドルっぽい煽り方を覚えたJ.M.のボーカルのキッチュさ、変態的な歌詞、♯5「水に似た感情」とかパンクよりな音なのにシンセがかなり入っていたりetc……なんでそこでそう来るのか?と思わせる音の集合体で面白いです。
 シーンの中では注目を集めているミイラズとか新世代なバンドと同じ臭いも感じますが、あそこまでナルしスティックな感じではなく、0.8秒と衝撃。は、明らかに何かのパロディというかいかがわしさをどの曲からも感じさせます。本作のこのハイテンションで自虐的な感じは、サブカル好きににはウケるのではないでしょうか。個人的にデビューアルバムなロック寄りの正統派な(?)ノリを期待していたので、ちょっと肩透かしでした。

ベストトラック:♯7「Brian Eno」


オススメ度:★★★☆


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テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽


Moon Duo『Killing Time』
 サンフランシスコのガレージ・バンドWooden Shjipsのギター&ヴォーカルであるRipley JohnsonとキーボードのSanae Yamadaによる男女デュオユニット、Moon Duo、2010年発表の四曲入りのEP「Killing Time」。

 ぐにゃぐにゃにファズがかかったギターとつぶやくようなSuicide風のボーカル、クラウトロックなループするポコポコしたリズム、サイケロック+ガレージといった感じでしょうか。とにかく、組み合わせのマズさなのか、とても気持ち悪いですw変なレイヤーがかかったような鳴りをしているギターと安っぽいリズム、お経みたいな時にヘロヘロしたボーカルの三つがこのユニットの個性だと思うのですが、聴いていると音が歪んでいるのか酔っているのか遠近感が分からなくなります。ループするミニマルなリズムとローファイな録音は狙い過ぎていて、ちょっと鼻につく感じもしますがwある意味、このユニットの術中にハマっているような気がします。USインディーズからもクラウトロックに共鳴するバンドが最近になって出てきたのが面白いです。ちょっとギターはシューゲイザーとも接近している部分も感じます。

 本作「Killing Time」は、SuicideやSpacemen 3辺りのサイケなバンドが好きな人にオススメです。ただ、それ以外の人はカッコいいと思える少数派と気持ち悪いと思う過半数に二分される音源なのではないでしょうか(笑)

ベストトラック:♯1「Killing Time」


オススメ度:★★★☆


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テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽


DEAD END『METAMORPHOSIS』
 80年代熱狂的な人気を誇った4人組のロックバンド、DEAD ENDの2009年発表の再結成後の初となる5thアルバム「METAMORPHOSIS」。

 プロデューサーに3rdアルバム「shambara」を共に作った岡野ハジメを迎えて作られました。1990年活動中止から20年ぶりの音源となります。リアルタイムで聴いていた世代ではないのですが、後から知ってそのあまりのイロモノっぷりと唯一無二の存在感、演奏技術にヤラれたのですが、本作でも他を寄せ付けないです。DEAD ENDが休止していたブランクの分だけ古くなるどころか、ビジュアル系の祖として語り継がれるのが納得の出来です。音が今の録音に変わっているせいか、ヤケにクリアになっている(リヴァーブの使い方が最近のビジュアル系っぽい)気がしますが、その分、彼らのテクが分かるのでその変化は歓迎したいと思います。また、ひさびさに聴くと実はかなり曲自体がポップであることを再認識しました。

 フロントマンのMORRIEの妖艶な歌い方と和風オカルトな歌詞、YOUのメロディアスなギター、ヘヴィメタル仕様な重いリズム隊と全てがちぐはぐなパーツのようで、全て揃うとDEAD ENDになる。相変わらず、濃いのでw全ての人にお薦めできる訳ではありませんが、ビジュアル系のファンや日本のメタルバンドを探している人にはマストな音源になっていると思います。特に耳に残りやすい♯2「Dress Burning」、♯7「Princess」辺りを是非聴いてください。再結成ブームに乗っただけでなく、明らかに他のバンドと違う格の違いを見せつけてくれました。まだDEAD ENDとしての活動は単発ではなく続くみたいなので、新作も楽しみです。

ベストトラック:♯7「Princess」



オススメ度:★★★★


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Brett Anderson『Black Rainbows』
 スウェードのフロントマン、Brett Anderson(ブレット•アンダーソン)の2011年発表の4thソロアルバム「Black Rainbows」。

 前作に引き続きプロデューサーはレオ・エイブラハムズが担当しました。スウェード再結成とそれに伴うフェス出演が思いのほか巧くいき、ノっている中で出される音源になります。アルバム冒頭の♯1「Unsung」のイントロからクリアなドラムの音が響いてきて、最初の数秒で今までのソロのモードからシフトチェンジしたのが伺えます。前作の管楽器を使った優雅な音とは違うギターロックを基調とした音に切り替わっています。バンドの編成も、ボーカル、ギター、ベース、ドラムというロックバンドの基本に立ち返りつつも、下敷きにあるのは新人バンドが出せないような前作の優雅な空気感です。
 バーナード•バトラーと和解したバンド、ティアーズの時もそうなのですが、多少クセのあるギタリストと組んだ方がこの人の粘っこいw歌い方が映えるような気がします。なんというか、クセがあるので、それを薄める材料が必要と言いますか(笑)本作もバーナードほどではないですが結構クセのあるギタリストがサポートしているのですが、それが功を成している気がします。やっとというか四作目にして、自分の居場所を再確認したのか、今までのソロ音源の中でブレットが一番のびのびと歌っているのが印象的です。また、物理的にもBPM自体がかなり早い曲が増えています。ただ、ブレットもサポートバンドも良い状態なのに、収録曲でキラーとなりうる曲がないのがちょっと残念な気がします。曲のクオリティの平均は高いのにソロデビューの時の「Love Is Dead」やティアーズの「Refugees」や「Lovers」に相当するアンセムがないのをどう捉えるのか?で評価が変わってくるアルバムです。
 余談になりますが、日本ではコールドプレイの新作と同発で全く注目されていなかったのが可哀想でした……タワレコのお兄さんにも忘れられてたよ;
 
ベストトラック:♯2「Brittle Heart」


オススメ度:★★★★


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OGRE YOU ASSHOLE『homely』
 長野県出身の本作から3人組となったOGRE YOU ASSHOLE(オウガ•ユー•アスホール)、2011年発表の2ndフルアルバム「homely」。アルバムとしては二年ぶりとなります。

 ベースの平出の脱退により、どんな音になるのか心配されていましたが、いやーかなりぶっ飛んでます!!オウガというバンドのサイケな部分を抽出したかのような、非常にストレンジなアルバムです。フュージョンのようなサックスやトランペットなどの管楽器が入ってきたり、女声のポエトリーリーディングが入ったりと、バンドという形態自体をまるで解体するかのような挑戦的なアルバムです。
 レコーディングエンジニアが同じ事もあり、今は解散してしまったゆらゆら帝国とよく比較されるのですが、あっちのほうが一聴して分かりやすいヤバさがあります。本作でのオウガは昼間に異界から陽炎のように迷い込んだギョっとした感じとでも言えばいいでしょうか。歌詞も色々とおかしいですw

 人なつっこい陽性なギターロックと相反するようなサイケな酩酊感の二面性があるバンドだと思っていたのですが、本作では後者のほうに意図的に寄せている気がします。ポップな部分を封印しつつ、バンドという形態以外の音を模索しています。その分、今まで長く聴いてきたファンにとっては、かなり賛否両論あると思うのですが、デビュー音源から聴いている者としては、これは肯定したいです。ここまで今までやってきたことをキャリアのあるバンドがぶっ壊す、しかもメジャー音源でやってしまうその爽快さ!!まだまだ、目が離せないバンドです。万人受けするアルバムではないですが、洋楽ファンにこそ、聴いて欲しい音源です。

ベストトラック:♯2「ロープ」


オススメ度:★★★★


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Dirty Beaches『Badlands』
 カナダのモントリオールを中心に活動する、Alex Zhang Hungtanによるソロユニット、Dirty Beaches(ダーティー•ビーチズ)、2011年発表のアルバム「Badlands」。

 ネットで話題になっていて、本作で初めてDirty Beachesの音源を聴いたのですが、なんだこれ、Suicideですねーまんまなダークでサイケなロックです。特に♯3「Sweet 17」なんてもろにSuicideの影響を感じます。
 それ以外の楽曲もR&Bやロカビリーなアレンジを基調に60sのポップスを蘇らせたかのようなロウファイで甘いメロディーです。少ない音数、深いリヴァーブとプレスリーみたいなロカビリーな感じで、一体いつの時代にリリースされたのかというビンテージな感じの音で素晴らしいです。
 アレックスの声が声量がないせいで、ファルセットが変な感じに裏返るところなんか、アングラ好きな人はツボに入りそうな感じですね(笑)ギターやリズムをループさせて、バンドを使わずに1人で演奏しているのもこだわりを感じます。同じく2010年代の音ですとDeerhunterの「Halcyon Digest」辺りと共鳴する感じといえば良いでしょうか。音以外もPVやアルバムのジャケットなんかまで明らかに60sを狙っていて、その遊び心含めて、Suicideファンはもちろん、USインディーズロックが好きな人には刺さるかと思います。

 全く今まで知らなかったミュージシャンですが、こんな音が評価されるシーンってリスナーも層の厚さを感じます。全くノーマークでしたが、本作「Badlands」は名盤です。文句なしに、オススメ♪

ベストトラック:♯5「True Blue」


オススメ度:★★★★☆


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ストレイテナー『STRAIGHTENER』
 東京を中心に活動する4人組のロックバンド、ストレイテナー、2011年発表の7thアルバム「STRAIGHTENER」。
 
 前作より1年5ヶ月ぶりのアルバムとなります。そして、ついにというかセルフタイトルアルバムの登場です。セルフタイトルでアルバムをリリースするのは大抵、デビューアルバムかラストアルバムと相場が決まっているので、途中で作るというのはバンドとして、かなり自信があるということなのだと思います。
 前作「CREATURES」がエレクトロニカ寄りでかなり鍵盤が入っていて浮遊感が生まれていたのですが、ロックモードに戻ってきています。4人編成のバンドとしてどこまで出来るかにトライしたというか、非常に直球なオルタナロックの香りを感じます。デビュー盤?と思えるぐらいの熱さと4人の演奏の一体感が頼もしいです。ただ、ストレイテナーとして期待するのは、洋楽っぽいメロディだったり、ちょっと飛び道具な感じのアレンジだったりすると思うのですが、本作はその基準で聴くとなんか物足りない感じがしました。キラーチューンや緩急がないのがアルバムを通して聴くと露呈してしまい中だるみすら、感じます。個人的には、相変わらずベースのラインのみ面白く存在感があって好きなのですが。

 この路線だ4人組となった初めてのアルバムで手探りなんだけど、ヤケにクオリティの高かった前々作である「Nexus」のほうが曲が揃っていて良いかとと思いました。本作収録の♯11「羊の群れは丘を登る」などは面白いと思うのですが、セルフタイトルをつけたがゆえにリスナーの期待値が上がってしまい、ちょっと残念なアルバムです。長年活動しているとロックバンドでも金太郎飴化は避けられないと思うので、アコースティック編成にするとか、ボーカルはギターを封印してシンセしか弾かないとか多少物理的に縛りをつけないと新しい音像は生まれないような気もします。

ベストトラック:♯11「羊の群れは丘を登る」


オススメ度:★★★☆


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androp『relight』
 最近流行のプロフィールを非公開にしてデビューして着実に注目を集めている4人組のロックバンド、andropの2011年発表の初の1stフルアルバム「relight」。

 今まで三枚の音源を出してきているのですが、やっとフルアルバムの登場となります。前作でメジャーデビューしてから俄然注目が集まっている中でのリリースですが、これはもう新人バンドじゃないでしょうwシークレットトラックまで含めると本作は全13曲収録しているのですが、全ての曲のクオリティが揃っているというか、嫌な言い方をすると(笑)、「隙が無さ過ぎる」のです。

 ギターロックというよりも曲のタイトルの付け方などからも感じるのですが、エレクトロニカを起源としたバンドです。そのandropが、ポップスやギターロックを咀嚼していく過程がこのアルバムであると思います。イントロの作り方とか、どっかのプロデューサーかよってぐらいに巧い。そして、フロントマンの内澤のハイトーンでジェントルな声、Jポップ寄りな簡易な言葉で綴るラブソング、耳に残るようなハミングの入れ方etc……複数の要素が絡まり、平均としてのレベルが高いです。一見、流行の新世代バンドのような扱われ方をしていますが、クオリティだけでいうとぶっち切っています。個人的にはあまりに歌詞に毒が無さ過ぎるので、そこが引っかかるところではありますが、そんなところも優等生というかw

 フロア寄りのサカナクションがブレイクしたのだから、このandropも大型タイアップがつけば一気に火がつきそうな感じがします。シークレットトラックはアコースティックギターでの弾き語りですが、この声とメロディがあればandropってことなのかなーと思えるぐらいアルバム内でも強烈な存在感を出しています。あとは♯2「Bell」、♯5「Bright Siren」、♯6「Tara-Reba」、♯12「Relight」などキラーチューン満載です。エレクトロニカ要素で浮遊感を出しつつも、ギターロック寄りの疾走感のある曲もあり、だけど歌メロは全てベタベタな歌謡曲というハイブリッドなポップスの化け物、androp、本作でその全貌が見えたといっても良いと思います。あまり嫌われにくいバンドだと思うので、気になったら試聴してみてください。あと、♯5「Bright Siren」のPVが一眼レフを大量に集めてそのフラッシュでLEDを作ってコントロールしていて、かなり面白いので是非観てみてください。


ベストトラック:♯5「Bright Siren」


オススメ度:★★★★


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中村一義『魂の箱』
 東京都江戸川区出身の孤高のシンガーソングライター、中村一義による2011年発表のBOXセット「魂の箱」。初回生産限定になります。

 中村一義名義で出したCD4枚と彼が中心となったバンド100sのCD3枚、未発表&デモ音源の3枚、PVを収めたDVD1枚という計11枚のボックスになっています。中村一義ってベスト盤出し過ぎでは?という意見ももっともだと思うし、正直デモ音源以外あまり目新しいものもない。あえて挙げるなら、未発表曲の♯4「最高」と♯14「愛すべき天使たちへ」ぐらいか。でも、このボックスと同時発売のアルバム「最高宝」のほうに2曲とも収録しているので、それ目当てなら、そっちを買ったほうが良いよというなかなかコアなアイテムだと思います。ライブ音源とか、未発表なリミックスは正直ヤッツケ感が漂っています……エイベックスとの契約で決められた枚数こなすのがキツいのでしょうかwと皮肉はここぐらいまで。

 一応、全部リリース順に聴いてみたのですが、既発のアルバムは今まで本ブログでレビューしてきたので過去の記事を見てもらうとして、あまり期待していなかったデモ音源のクオリティが凄いっ!!ほぼ中村一義名義の時は全て自分で楽器をこなすか打ち込みっぽいちょっと安っぽい音もあるのですが、それを含めてオリジナルアルバム以上のハンドメイド感と濃厚なアーティストな香り。オリジナルアルバム収録よりこちらのアコースティック版のほうが良い曲もあり、普通にアコースティックでセルフカバーでも面白いんじゃないかと思いました。彼の洋楽寄りの音作り、日本語とは思えない歌詞のぶった切り方は、デビュー当時から賛否を巻き起こしたことを記憶している人も多いと思うのですが、ギター一本で弾き語っても成立してしまうというメロディの強力さを改めて本作で思い知らされました。本人もそれが分かっているからこそ、♯4「最高」と♯14「愛すべき天使たちへ」をサポ-トなしの弾き語りという形で収録したのだと思います。
 「犬と猫」のイントロででもっていかれた人も、サビがサンプリングかよって「ジュビリー」に爆笑した人も、100sの最後でデビューアルバムで出た最初の街に帰ってきて、物語の繋がりに涙した人も、機会があったら聴いて欲しいと思います。ただし、他のアルバムを持っている人はわざわざ買うほどのアイテムではないことも付け加えておきます(笑)

ベストトラック:♯14「愛すべき天使たちへ」


オススメ度:★★★★


こちらは同時発売のベスト盤「最高宝」


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The Rapture『In The Grace Of Your Love』
 NYを中心に活動する4人組のダンスロックバンド、The Rapture(ザ•ラプチャー)の五年ぶりとなる、2011年発表の3rdフルアルバム「In The Grace Of Your Love」。

 2ndで売れなかったのか迷走した経験からかw、デビューレーベルと同じDFARecordsと再契約して発売された復帰作になります。レーベル変わっただけでそんなに変わるものかと思っていたのですが、デビュー当時の熱が戻ってきています。80sシンセポップな感じの安っぽさと相変わらずねちっこい歌い方が耳に残ります。アルバムのジャケット通り、ピーカンのビーチで呑みながら聴きたくなるような、踊れる開放的な楽曲が多いです。♯6「Never Die Again」以降のアルバム中盤以降の弾けっぷりとか至福感は、かなり素敵です。ドラムスやチルアウト系のロウファイでゆるい新人アーティストに負けないようなグルーヴ感とすぐに口ずさめせそうなポップな歌メロ、ヘロヘロしたドラムとかこの辺りが一体となった時の中毒性は分かる人ならヨダレものでしょう(笑)

 本作「In The Grace Of Your Love」は、The Raptureのデビュー時のようなその時代のダンスミュージックを変えるような革新性は皆無です。ただ何も考えず聴けるユルさが売りです。また、今までで一番ポップなアルバムなので、試聴して気になったら聴いて欲しいです。特にグローファイと呼ばれる音が好きな人はグッとくるかと思います。

ベストトラック:♯10「How Deep Is Your Love?」


オススメ度:★★★★


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吉井和哉『The Apples』
 元イエモンの吉井和哉、2011年発表の6thソロアルバム「The Apples」。前作「VOLT」から二年ぶりとなるアルバムになります。

 前作「VOLT」でやっとロックなモードに帰ってきたのですが、本作ではまたほぼ1人で楽器を操り、まるでデビューアルバムの時みたいな編成で録音されました。ただ、デビューアルバムとは違い1人でバンドを再現しようかとしているかのように、アルバム通してカラフルでバラエティに富んでいる印象を受けます。奥田民生といい、元バンドマンが1人でほぼ全てのパートをやることがこの世代は流行っているのでしょうか?(笑)ただ1人でやっているのを公表しても意味がないかのように、あまり1人で演っている意味のないものが多い気が……普通に他のプレイヤーとジャムったほうが良い気がしました。そんな中でちょっとヤケクソ気味の弾き語りで、剥き出しな♯13「HIGH & LOW」なんかが良かったりと、たぶん本人が狙っているところと違うところが刺さる人も多いでしょうw

 本作「The Apples」は、♯10「GOODBYE LONELY」、♯11「LOVE & PEACE」、♯14「FLOWER」などアルバム後半に良い曲は何曲かあるのだけど、前作「VOLT」からするとクオリティが落ちていると言わざるおえません。オルタナロックなギターでひたすら煽っていますが、自分のバンド時代の全盛期を回顧しているようでファン以外には地味なアルバムになっています。イエモンの看板がデカ過ぎるので、なかなかにそこを越えることは難しいと思うのですが、ちゃんと外部からプロデューサーを入れたり、新しいキャラクターを確立した方が良いように思います。また、ジョン•レノンをリスペクトしているのは分かったからw、そこから離れて欲しいなーとも思いました。

ベストトラック:♯11「LOVE & PEACE」


オススメ度:★★★☆


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Lillies and Remains『TRANSPERSONAL』
 京都出身の4人組のロックバンド、Lillies and Remains(リリーズ・アンド・リメインズ)、2011年発表の2ndフルアルバム「TRANSPERSONAL」。

 前作「MERU」がインド仏教を基にした世界観とそれと反するような西洋的なサウンドでリスナーに驚きを与えた彼らですがw、本作「TRANSPERSONAL」では、原点に返り、ポストパンクを通過したロックを鳴らしています。
 しかも、彼ら特有の湿り気のあるゴシックな部分はそのままに、ギターリフとドラムが、よりフロアで踊る側の快楽則を追求しているように感じます。UKロックのジョイ•ディヴィジョンとかエコバニとか比較対象に名前を上げられるバンドはあるが、メロディが日本的な印象を受けるので、個人的には素直に賛成できないというか(笑)。どちらかと言うとビジュアル系バンドの雛形になった、80年代のジャパメタ辺りのアングラな空気感のほうが(MORRIEとか聴いてそうな)共鳴する部分が近いかと思います。

 アルバム前半のシリアスでダークなんだけど、踊れるトラックを書けるのって今の日本のシーンだと稀少なバンドだと思います。相変わらず、KNETの描く歌詞は難解というか、世界とか生きるとかヤケに主題が大きいので捉える側によって、教祖的ともギャグにもなりうる微妙なラインです……同じ内容をこのメロディで日本語で歌ったら凄いビミョーだと思うwただ、音は色気があってカッコいいので、なぜ日本人が英語で歌っているんだとか、構えずに洋楽ファンにこそ聴いて欲しいバンドです。この「TRANSPERSONAL」、明らかにゴスな感じで偏っているのですが、好きな人には今年一番の名盤になりうる可能性を秘めているので、気になったら試聴してみてください。ただ、やはり洋楽バンドでもなく、ロキノン直系でもないので、非常に薦めにくいバンドがリリーズなんですよねぇ~ビジュアル系お洒落バンドとして売ったほうがファンが付きやすい気すらします。

ベストトラック:♯4「You're Blind」


オススメ度:★★★★


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八十八ヶ所巡礼『SYG88』
 東京で結成されたスリーピースのロックバンド、八十八ヶ所巡礼の2011年発表の2ndアルバム「SYG88」。

 「八十八」でサイケロックファン、プログレファンから期待のバンドとして人気を集めた彼らですが、本作でも相変わらず独自路線で、全く今のメインストリームに迎合などする気はないみたいで安心の出来ですw前作以上にギターが前面に出て、不協和音すれすれのフレーズを弾いていますが、スリーピースとは思えないぐらいに音の厚さ、グルーヴともに進化しています。他のリズム隊2人も当然巧いのですが、このバンドのギターがかなり個性的なプレイなので確信犯的に曲の空気を作っています。

 相変わらずクセがありまくりで、ヘソ曲がりな感じのバンドですが、奇妙なキャラのジャケット通りに不思議な魅力があります。アルバムのテーマは今回は「彼岸(あの世)」ですが、真面目にやればやるほど、マーガレットのボーカルが感情的にリスナーをアジるほど、なんか笑いを誘ってしまう気がします(PVを見れば分かりますw)。「八月は極楽浄土キャンペーン」とか軽いジャブが曲中に複数あるのは反則だ(笑)また、特にヒネリがないと思われる♯6「Carrousel末路」みたいなポップな曲でも高い完成度で成立させてしまえるのが流石です。
 音はスリーピースでソリッドでカッコいいサイケ寄りのロック、ビジュアル面は三者三様でキャラクター強すぎwというのが裏目に出ている気がします。まあ、この八十八ヶ所巡礼は、音源で聴くというよりも、ライブバンドとしてのほうが破壊力があるでしょうから、音源で興味を持ったら、是非ライブに行ってもらいたい実力派バンドです。

ベストトラック:♯3「PALAMA・JIPANG」


オススメ度:★★★★


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serial TV drama『パワースポット』
 東京を中心に活動する5人組のロックバンド、serialTVdrama(シリアル・ティーヴィー・ドラマ)、2011年発表のメジャーデビューフルアルバム「パワースポット」。

 メジャーデビューとほぼ同時に前のフロントマンである伊藤が脱退してしまうというアクシデントを乗り越えて、新しいボーカル、鴇崎のフェス直前の加入によりなんとかserialTVdramaは存続しました。そして、ボーカルが鴇崎になってから初めてリリースされるアルバムになります。今まで歌詞のほとんどを伊藤が手がけていたこともあり、作風自体がガラリと変わっています。一言で切ってしまうと、雑食な音楽性が鴇崎の加入により、更にお祭り騒ぎが加速しています。伊藤が描く歌詞がどちらかと言えば鬱ロック系統のリスナーに届いたのに対して、ド直球の歌謡曲になっています。
 また、ボーカルが歌い上げるタイプの暑苦しい熱唱系になったので(影山ヒロノブとか、ロック系歌謡だとTAKUIとか思い出した)、その装飾過剰な感じが良くも悪くもアニソンっぽい感じが拭えません。調べたら、実際に♯2「桃源郷エイリアン」と♯9「コピペ 」はジャンプ系のアニメの主題歌に使われていたwただ、ギターの新井を始めとして後ろのメンバーは変わらないので、相変わらずQUEENやメタルなどの恥ずかしい(または、ダサイ)を通り越して闇鍋な感じが清々しいです。ここまでハイテンションで押し切られると、あーそんな作風なんだと納得するしかないです(笑)それにしても、ギターが音の隙間がないぐらいにボーカルと同じぐらい陽性のリフで歌っていて巧いのがこのバンドの一番の個性です。しかもオリエンタルなフレーズが多いので、良い意味でのその浮き具合があまり他のバンドにないと思います。

 ボーカルが変わってしまったことで今まで聴いてきたリスナー的に賛否両論はあるかと思いますが、本作で正面きって勝負しているシリアル節とも言える♯10「英雄」や、最後のまんまバラードな♯13「バラード」などを聴いて新しいserialTVdramaの形が見えてきた気がしました。ここまでカラっとしたロックバンドも日本には少ないので、次作にも期待したいです。

ベストトラック:♯6「ユニコーンの角」


オススメ度:★★★☆


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女王蜂『孔雀』
 神戸で結成された4人組のロックバンド、女王蜂、2011年発表のメジャーデビューミニアルバム「孔雀」。
 
 前作「魔女狩り」で鮮烈なレビューを飾った彼らですが、本作も相変わらずケレン味たっぷりの音を鳴らしているので、聴ける人と聴けない人が分かれるかと思います。一言で切ってしまうと、歌謡曲をガレージやパンク的な解釈で投げやりなまでの勢いで突っ走るといったところでしょうか。中性的なアヴちゃんの声やキャラクター性ばかりが全面に出てきているので、話題性とかネタで聴く人は確実に通るバンドだと思いますwこれが刺さる人は、たぶん結構若いと思う(笑)

 2000年前半の関西のシーンにはミドリとか良いロックバンドがいたのですが、少しジャンルは違いますが、女王蜂はその流れの残滓的な感じがします。結局、2000年半ばにネタだけでなくヤケに音や演奏の完成度が高い相対性理論や、ネットを駆使することにより時代の流れに乗った神聖かまってちゃんが出てくる事により、関西のシーンの存在感が薄くなってしまいました。そういう意味では関西のバンドとしてこの女王蜂には、もう少し頑張って欲しいと個人的には思っているのですが、「魔女狩り」である程度、手札を切ってしまったのか、本作ではネタ切れ感すら漂ってます。本作のハイライトは♯5「デスコ」でしょう。また、スカスカで投げやりな♯6「告げ口」の不毛な感じが面白いですが。曲のタイトルもそうですが、都市伝説や90年代のサブカルの闇鍋的なバンドです。

ベストトラック:♯5「デスコ」


オススメ度:★★★


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星野源『エピソード』
 コアな人気を誇るインストバンド、SAKEROCKのリーダーでありギタリスト、また大人計画に所属する俳優でもある星野源による2011年発表の2ndアルバム「エピソード」。

 デビューアルバム「ばかのうた」は、一気にシーンに星野源をシンガーソングライターとしての才能を認知させた名盤でした。そしてそれに続くシングル「くだらないの中に」で純粋なラブソングを描きファン層を拡大しました。次は方向性を変えてくるのか、どんな音源が出るのか楽しみにしていたのですが、デビューアルバムの方向性のままで更にスケールアップすることなくw、彼の日常を淡々と切り取る視点はそのままで良い意味で前に進んでいます。また、デビューアルバム以上に彼の歌が中心に置かれています。彼を支えるバンドもほぼ同じメンバーでドラムの伊藤大地を筆頭に良い演奏してます。

 営業マンの視点にたった軽快なシンセのリフが面白いポップス♯7「営業」、大切な人の墓参りの風景を描いた♯8「ステップ」、老夫婦の喧嘩をコミカルに描いた♯10「喧嘩」、日常の大切さを改めて歌い直した彼のテーマソングのような♯12「日常」と相変わらずバラエティに富んでいます。また、歌詞の世界観もただの男女のラブソングに収まっている曲は少ないのはデビューアルバムから同じです。いつも日常の裏に死の匂いを感じるのは、彼が根暗だからだと思います(笑)それが説得力を裏付けているのですが。今の日本の音楽シーンではここまでマイナーなことをメジャーシーンでやってしまうのは、そして小手先のテクニックに逃れるのではなく、ここまでストレートに「歌」を届けられるのは星野源ぐらいでしょう。俳優、インストバンドとその他にもフィールドがあることが、より彼を自由にさせているように思います。また、それにより音楽ファンから色眼鏡で見られることは避けられないのですが、その距離感が絶妙なように思います。

「予想もできない日々が 僕をただ 運んでいく」(♯13「予想」)

 押し付けがましいラブソングになるのではなく、物語をそのまま綴ることにより、伝えたい感情を聴き手にじわじわと浸透させる。また、震災以降の景色をここまで軽やかに描いたミュージシャンは今のところいないんじゃないかと思います。大上段から構える人、愛や命の大切さを説く人、同情する人、絶望する人、様々な曲があの震災以降生まれたのに、明らかにその傷跡を感じさせる過剰な表現が多かったです。あそこで失われたのは「日常」、だからその「日常」の大切さ、また「日常」に戻すための物語を淡々と紡ぐ。本作「エピソード」は、13話の物語が連なるジワジワとくるスルメ盤です。

「さよならは 誰にでも 今日も生まれる未来」(♯9「未来」)

ベストトラック:♯12「日常」


オススメ度:★★★★☆


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