小学校からの同級生を中心に結成された4人組のロックバンド、THE BAWDIES(ザ•ボウディーズ)、2011年発表のメジャーからの3rdアルバム「LIVE THE LIFE I LOVE」。
前作から一年ぶりとなる音源ですが、アルバム冒頭の♯1「A NEW DAY IS COMIN’」からフロントマンのROYは叫びまくりだし、ギターはご機嫌な感じで鳴っているしとかなりテンション高いです。ただその後の曲も3分前後の曲が多くて、性急な感じでライブで盛り上がるんだろうなーというナンバーを集めた感じがします。その分、一気に聴くとかなり疲れますw 前作までの緩急をつけた感じのアルバムを期待するとちょっと違うなーと思う人も多いかもしれません。ROYの歌い方もシャウト重視に変わっていて、もう少しBPMを落として歌い上げるタイプのほうが良い曲もあると思うのですが、バンドの調子が良いのか前のめりな感じの演奏が裏目に出た感じがします。逆にゲストでAIを迎えた♯5「LOVE YOU NEED YOU」なんかはとても丁寧に各楽器のバランスを考えて作られているなーというのが分かるので、アルバム通して、ちょっと惜しい感じがします。THE BAWDIESも流石に三枚目まできたら、アレンジのネタが尽きてきたように思うのですが、ストーンズみたいに金太郎飴的にこの音のままで突き進むのか、どこかでガラリと路線を変更するのか?その辺りが気になります。シングルで切った♯3「JUST BE COOL」や♯5「LOVE YOU NEED YOU」は良曲ですので、本作「LIVE THE LIFE I LOVE」も気になったら聴いてみてください。