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Kasabian『Velociraptor!』
 イギリスを代表するレスター出身の4人組のロックバンド、Kasabian(カサビアン)の2011年発表の4thアルバム「Velociraptor!」。

 プロデューサーは前作から引き続いてダン・ジ・オートメーターが担当しました。「WestRyderPauperLunaticAsylum」から二年ぶりとなる本作ですが、前作の少しサイケな感じが後退してより、ポップで一般層に訴えかける内容になっています。今まで三枚分のアルバムの総括的なバラエティに富んだ曲構成です。ただ♯3「Goodbye Kiss」のようなコールドプレイかwみたいな美メロの軽やかな曲が増えたために、1st、2nd辺りが好きだった人は少し辛いかもしれません。カサビアンの初期の頃を思わせるビートの♯2「Days Are Forgotten」なんかが前に入っていたりと、なかなかにカオスです(笑)ミニマルなシンセリフから展開していくのがエレクトロニカっぽい♯7「I Hear Voices」なんかは巧い具合に自分たちのフィールドに引き寄せてますよね。
 本作「Velociraptor!」(ヴェロキラプトル)は、ティラノザウルスに勝てた最強の恐竜の名前からということでタイトルがつけられたのからも分かるように、ロック史を掘り返して、その中に自分たちを位置づけようという相変わらず野心的なアルバムになっています。とりあえずカサビアンというバンドがどこまで完成度が高いものを作れるのか全力で回した感じがします。

 本作の初回生産限定版には、2009年のダブリンでの二時間近いライブを収録したベスト的なライブDVDが付いているので、買うならお買い得感のあるそちらのほうをオススメします。バンドの公式映像アイテムが出ていないので、このDVD自体が現在かなりレアなアイテムだと思います。

ベストトラック:♯2「Days Are Forgotten」



オススメ度:★★★★



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James Blake『James Blake』
 北ロンドンで出身の弱冠22才の男性ソロシンガーソングライターJames Blake(ジェイムス•ブレイク)による、2011年発表のデビューアルバム「James Blake」。

 まず最初に、ダブステップ界期待の貴公子らしいですwダブステップ自体が変則的なリズムを基軸としているので、ポップではなく入りにくいジャンルであると思うのですが、このジェイムス•ブレイクのデビューアルバムはそこを軽く飛び越えています。一番は陰のあるメロディと耽美な感じの彼の歌声自体にかなり個性があり、それが魅力的に聞こえるような浮遊感のあるトラックを作っているということに尽きるかと思います。いかにもダブステップなバックトラックと全く乖離していると思えるぐらいアンバランスで、メロディのフックが強力で、ソウルフルで(感情的な)肉体性を伴った歌が耳に残って離れません。トム•ヨークみたいにジワジワとつぶやくような歌が聴き手に染み込んでくるような感じでしょうか。既にアンセムになりつつある♯6「Limit To Your Love」を聴けば、それがよく分かるかと思います。

 正直、ダブステップ云々とかジャンル的なマクロな視点は置いておいて、ジェイムス•ブレイク、とてつもない才能だと思いました。ミニマルなフレーズがループしていくうちに少しづつ変化してゆく。また、音響自体ももの凄く計算されていて、完璧主義者なんだろうなーという印象を受けます。この人、Logic使いなのですが、結局それは道具でしかないんだなーというのを改めて認識させてくれます。個人的には、ライブでこの音源をどこまで再現できるのか興味があります。
 浮遊感のあるトラック、耽美な声、そして弱冠22才という驚き、本作は2011年を代表する一枚になりうるアルバムなので、是非聴いてみてください。

ベストトラック:♯6「Limit To Your Love」


オススメ度:★★★★☆


こちらは、来日記念盤


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Cant『Dreams Come True』
 グリズリー•ベアのクリス•テイラーのソロプロジェクトであるCant(キャント)による2011年発表のデビューアルバム「Dreams Come True」。

 既にクリス•テイラーがグリズリー•ベアのメンバーというより売れっ子プロデューサーとして紹介したほうが良いのかもしれませんが、そこでプロデュースを手がけたツイン•シャドウのジョージ•ルイス•ジュニアが参加することによって、彼のソロのツイン•シャドウに近い音になっています。アルバム自体は一週間半でほとんどのレコーディングまで終わったとか。それだけ、瞬発的に作業に取りかかれるほど創作意欲に溢れていたのでしょう。
 アルバム冒頭の♯1「Too Late, Too Far」のイントロとか、クリス•テイラーの音楽ジャンルの雑食性というかかなり面白いことになっています。また、♯4「BANG」ももう少し生演奏でユルくするとフレーミング・リップスの曲としても通用しそうなドリーミーな感じです。電子音が有機的にアナログ楽器やハーモニーに蔦のように絡み付いて曲が進むにつれ一体化していくような展開が面白いです。ポップな感じと実験性のバランスの匙加減が素晴らしいです。

 アルバム一枚通すと全体的にある程度予想出来る音ではありますが、リズムトラックのほうが自由でこの人らしいなーと思いました。日本では、「グリズリー•ベアのソロ」的なポップを付けられて早耳の音楽ファンにしか評価されなそうな感じですがw、地味に良いので気になったら聴いてみてください。

ベストトラック:♯4「BANG」


オススメ度:★★★★


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EMA『Past Life Martyred Saints』
 オークランドのサイケバンドGOWNSで活動してきた女性シンガーErika M. Andersonがによるソロプロジェクト、EMAによる2011年発表のデビューアルバム「Past Life Martyred Saints」。

 相変わらずのフィードバックノイズとそこから浮き上がるようなダウナーな歌声が素晴らしいです。もっと本家のバンドのようにドローンな感じかと思いきや、ポーティス•ヘッドみたいなこともやってたり、意外にも歌心を感じる曲が多いです。正直、ギターを早弾きで狂ったようにかき鳴らしている姿が印象的だったのでw、そんな曲も観てみたい気もしますが、♯9「Red Star」みたいなアコースティックかつサイケな曲も出来るのは予想外でした。

 たぶん、本作はポーティス•ヘッドやらジザメリ辺りが比較に出されると思うのですが、個人的には本作はネオサイケのホープ•サンドヴァル辺りが好きな人はグッとくるアルバムだと思います。今のシーンの流れとは完全に独立してる陰のある情念系な感じの歌い手ですが(笑)、巧いしバランス的にそこまでサイケでもないので、一般受けする音になっています。本家のGOWNSのことを知らない人にも聴いて欲しい佳作です。

ベストトラック:♯2「California」


オススメ度:★★★★


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Cults『Cults』
 NY発の男女2人組のデュオ、Cults(カルツ)、2011年発表のアルバム「Cults」。

 アルバム冒頭の♯1「Abducted」から狙っている音が分かりやすくて、初聴でかなり耳に入るポップなバンドだと思います。ボーカルのマデリーンの舌ったらずなロリータボイスとスカスカでローファイな録音がベスト•コースト辺りを思わせます。60sのガールズポップス仕様のキャッチーなメロディとエレクトロニカ勢を思わせるようなミニマルなフレーズの組み合わせがこのCultsの個性になっているのですが、全11曲ほぼ同じような構成なので、好きな人以外はちょっと辛いと思われますw
アルバム全編で共通しているのは、ガールズポップスな感じが濃いのとリヴァーブのかかった音空間……この辺りのリヴァイバルな感じってベスト•コーストやザ•ドラムス辺りと共鳴していますね。最近出てくるバンドってオッサンホイホイ的な部分を狙っているのでしょうか?若者と二世代狙いのマーケティングありきみたいな臭いすら、感じます(笑)このバンドを新しいと思っている人はThe Crystalsの60s辺りの音源を聴いて欲しいなーと思います。

 本作はレコード屋でヤケにプッシュしていたので手に取ってみましたが、そんなに新しいか?と。かと言って、毒や圧倒的な個性があるわけではないので、そんなに長く残るバンドではないのかなーと思いました。

ベストトラック:♯8「Oh My God」


オススメ度:★★★☆


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The Middle East『I Want That You Are Always Happy』
 オーストラリアのクイーンズランドを中心に結成された男女混成六人組の音響形バンド、The Middle East(ザ•ミドル•イースト)、2011年発表のデビューアルバム「I Want That You Are Always Happy」。

 2009年に出たEP「Recordings Of The Middle East 」のあまりの完成度に度肝を抜かれましたが、本作では更にそれを進めてアーシーなハーモニーとサイケな感じがする音像で唯一無二の音を鳴らしています。制作期間は一年以上かかって作られたようで彼らの職人気質が透けて見えます。
 ハスキーで朴訥とした男性ボーカルと透明感のある女性ボーカル、スケールの大きい曲と密室っぽい空気感のアンバランスさがたまりません。全14曲も収録してありますが、EPの時よりも幾分、音数も絞られているようで彼らの成長を感じます。音響系のものを中心に、フリーフォークっぽいサイケな曲があったり、ロックと言い切っても問題ない曲もあったりとその音楽性の幅の広さを感じさせてくれます。特にアコギとピアノが基調となっている曲が印象的です。

 2010年には今は人気バンドとなってしまったマムフォード&サンズと全米ツアーを行なったりとミュージシャン側からも注目をされているようで、今後も楽しみなバンドです。EP「Recordings Of The Middle East 」から随分、間が空いてしまったので、忘れてしまった人も多いかもしれませんが、待たせただけあって、デビューアルバムとしては理想的な良盤です。

ベストトラック:♯4「Jesus Came To My Birthday Party」


オススメ度:★★★★☆


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miyauchi yuri『ワーキングホリデー』
 日本の男性ソロエレクトロニカユニット、miyauchi yuri(宮内優里)、2011年発表の4thアルバム「ワーキングホリデー」。

 前作でついにインストからボーカルを導入した宮内優里ですが、本作ではその路線を更に押し進め、高橋幸宏、星野源、原田知世などの豪華ゲストを招き、ついにというか日本語の歌モノに挑戦しています。2ndぐらいから頭角を現してきて、エレクトロニカというジャンルでは期待の新人だったのですが、本作でやっとアングラから抜けてポップなフィールドに出たような気がします(笑)

 相変わらず、ラップトップでの電子音と彼がつま弾くアコギが融合していて、フォークトロニカな心地よい独自の音空間を作っていて、流石です。エレクトロカって打ち込みだからこそ、作り手によって、センスの差が一番出るジャンルではないでしょうか。特に宮内優里やレイ•ハラカミの音源など聴いているとそんなことを思います。ここ数年、エレクトロニカ寄り路線の高橋幸宏は全く自分のソロ音源のように染めてwしまった♯4「Sparkle」やネハンベースのマモルとの合作のインスト♯6「iauiaou」なども良曲ですが、ハイライトは今までのイメージを変えるように日本語の歌モノである♯9「読書」(feat,星野源)と、♯10「ミモザ」(feat,原田知世)でしょう。どちらのコラボもボーカルの特徴的な声質を活かしつつ、宮内のインストの温かい電子音の波が気持ち良いナンバーです。本作で色々と実験しているような印象を受けますが、今までの彼の音源の総括的なアルバムのようにも感じました。あまり注目されていないようですが、日本産のエレクトロニカでは良盤だと思います。オススメ!!

ベストトラック:♯9「読書」(feat,星野源)


オススメ度:★★★★


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THE BAWDIES『LIVE THE LIFE I LOVE』
 小学校からの同級生を中心に結成された4人組のロックバンド、THE BAWDIES(ザ•ボウディーズ)、2011年発表のメジャーからの3rdアルバム「LIVE THE LIFE I LOVE」。

 前作から一年ぶりとなる音源ですが、アルバム冒頭の♯1「A NEW DAY IS COMIN’」からフロントマンのROYは叫びまくりだし、ギターはご機嫌な感じで鳴っているしとかなりテンション高いです。ただその後の曲も3分前後の曲が多くて、性急な感じでライブで盛り上がるんだろうなーというナンバーを集めた感じがします。その分、一気に聴くとかなり疲れますw
 前作までの緩急をつけた感じのアルバムを期待するとちょっと違うなーと思う人も多いかもしれません。ROYの歌い方もシャウト重視に変わっていて、もう少しBPMを落として歌い上げるタイプのほうが良い曲もあると思うのですが、バンドの調子が良いのか前のめりな感じの演奏が裏目に出た感じがします。逆にゲストでAIを迎えた♯5「LOVE YOU NEED YOU」なんかはとても丁寧に各楽器のバランスを考えて作られているなーというのが分かるので、アルバム通して、ちょっと惜しい感じがします。THE BAWDIESも流石に三枚目まできたら、アレンジのネタが尽きてきたように思うのですが、ストーンズみたいに金太郎飴的にこの音のままで突き進むのか、どこかでガラリと路線を変更するのか?その辺りが気になります。シングルで切った♯3「JUST BE COOL」や♯5「LOVE YOU NEED YOU」は良曲ですので、本作「LIVE THE LIFE I LOVE」も気になったら聴いてみてください。

ベストトラック:♯5「LOVE YOU NEED YOU」(feat,AI)


オススメ度:★★★☆


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Spirea X『Fireblade Skies』
 元プライマル•スクリームのギタリストであるジム•ビーティが中心となって結成されたスリーピースのロックバンド、Spirea X(スパイリアX)、1991年発表のデビューアルバム「Fireblade Skies」。

 バンド名はプライマル•スクリームのシングルのB面の曲名から取られ、名門レーベルである4ADからデビューしました。プライマルのファンの中でも評価が二分されるデビューアルバムである「Sonic Flower Groove」をフロントマンであるボビーと2人で全曲作ったギタリストがジム•ビーティです。「Sonic Flower Groove」で聴かせてくれたバーズを思わせるような12弦ギターのキラキラした彼のギターは健在で、そこから更にサイケになったかのような音像とボビーを思わせるようなヘロヘロした不安定なボーカルが乗っていて、本作はかなり面白いことになっています。
 女声ハーモニーの使い方とかリヴァーブのかかりかたとか、シューゲイザーバンドを想像させますが、そこまでいかずにポップなギターロックに踏みとどまっているのがこのバンドの良さであり、掴みどころの無さだと思います。カバー曲である♯9「Signed D.C.」のサイケな感じと密室感でこのバンドがやりたい方向性が出ているのではないでしょうか。圧倒的な個性はないのですが、そのありそうでなかったバランスが個人的には良いです。バンドの存在自体があまりにマイナーでアルバムも本作「Fireblade Skies」一枚出して、解散してしまいました。「Sonic Flower Groove」ほどポップではないですが、是非とも試聴してみてください。

ベストトラック:♯4「Chlorine Dream」


オススメ度:★★★★


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くるり『武道館ライブ』
 京都を中心に結成された二人組のロックバンドであるくるり、2011年発表のライブDVD「武道館ライブ」。2011年3月7日に行なわれた「言葉にならない、笑顔を見せてくれよ」に伴い行われた全国ツアーのファイナルである武道館ライブを完全収録した映像になります。

 ツアーサポートではおなじみになった感のあるギターはフジファブリックの山内総一郎、ドラムはBOBOというここ数年の4人バンドとしての編成で完成度もかなり高いです。そして、本編18曲はほぼ4人だけで音を鳴らしているのいうのかれも、このバンドでの自信がうかがえます。バンド編成のライブをほぼ全曲収録するのはくるし史上初の試みとなります。ドラムのBOBOは相変わらず、メロディアスなドラムを叩くし、ギターの山内総一郎はガンガン歌うようなギターソロを弾きまくる、サポートというよりもほぼメンバーとして参加しているぐらいの心意気が素晴らしい。特にくるりのフロントマンである岸田と山内の絡みが2人とも楽しそうで観ている観客も盛り上がっているのが伝わってくる映像です。ベースの佐藤も地味に良いプレイで支えています。本作の見所はたくさんあるのですが、特にギターの2人が弾けまくっている♯16「Morning Paper」、観客を曲の途中で岸田が煽りまくっている♯17「東京レレレのレ」が圧巻です。

 アンコールから、キーボード&コーラスの世武裕子やサスペンダーズ、現くるりのメンバーであるパーカッション、田中佑司などが参加して新曲である「奇跡」で大団円を迎えます。これは、これでステージの上はお祭り騒ぎで良いオーラスなのですが、アンコールまで、4人編成のバンドを観たかった気もします。「ワルツを踊れ」からの2人組のくるりとしての最後のツアーのこの武道館ライブの完成度の高さが、五人編成の新生くるりとしての出発を決断させたのではないのかと思うぐらいに良いライブでした。

 余談ですが、筆者も本ライブを当日武道館で観ていたのですが、選曲や演奏が素晴らしいのはもちろんなのですが、武道館の広いステージの上で4人が話しかけられるぐらいの距離で集まって演奏していたのが印象的でした。あんなに広いステージなのに、ライブハウスと変わらない距離で演っているところに、この4人でバンドなんだろうなーという信頼関係が伝わってきました。

ベストトラック:♯18「ロックンロール」(映像は2009年武道館より)


オススメ度:★★★★☆


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Ash『Meltdown』
 北アイルランドで結成された4人組のロックバンド、Ash(アッシュ)、2004年発表の4thアルバム「Meltdown」。

 前作である「Free All Angels」の大ヒットにより、シーンの第一線に帰り咲いた、Ashがベスト盤を経て、ラウドロック寄りのサウンドを指向したアルバムです。本作が紅一点のギタリストであるシャーロット•ハザレイ参加の最後の音源となりました。彼女のコーラスが巧い具合に使われており、ギターも弾きまくっていて痛快なアルバムだと思います。ただUKでの踊れる系のバンドがデビューしまくった時期だったので、過小評価になった感が否めません。
 ♯2「Orpheus」の耳に残る歌い出しとか、♯5「Starcrossed」の叙情性とか、♯6「Out Of The Blue」でのサビでの爆発力など、このバンドならではの個性があって良いと思うのですが、前作「Free All Angels」が名盤だったこともあり、陰に隠れがちという……あと、前半の勢いに比べるとアルバム後半が暗い曲が多いというちょっとチグハグなイメージが残念です。演奏は、バンドとしてのダイナミズムがあって良いです。

 Ashのフロントマンでありソングライターであるティムがたぶん一番やりたかった音を鳴らしたアルバムだと思います。でも、ジャケットはAsh史上一番酷いデザインなのが何ですw音はともかく、ジャケットデザインまでUSのラウドロックなバンドを意識しなくても良いだろってツッコミを心の中で入れた人多かっただろうなーと。

ベストトラック:♯2「Orpheus」


オススメ度:★★★★


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Memory Tapes『Player Piano』
 元へイル•ソーシャルというバンドに所属していた、南ニュー•ジャージー発のデイヴ•ホークによるソロユニットであるMemory Tapes(メモリー•テープス)による2011年発表の2ndアルバム「Player Piano」。

 1人宅録でチマチマとネット発信していてデビューしたというチルウェイブのバンドの中でも異色な経歴ですが、デビューアルバム「Seek Magic」では、陽気なその他のバンドとは少し異なりメランコリーな陰のあるメロディが印象的でした。音の輪郭が融けていてトロピカルなディスコサウンドという意味ではその他のバンドと共通するのですが、個人的には「Seek Magic」のアレンジや音響の完成度が高かったので、次作を楽しみにしていました。しかし、本作はチルウェイブバンドとはもはや呼べないと思いますwアルバム全体を通して、陽性のギターロックバンドのように生楽器が全面に出てきています。しかも音が前作とはまるで別バンドのようにクリアで活き活きとしていて、同じ名義で出す意味があるのか?というぐらい一気にシフトチェンジしています。メロディすら違う(笑)音響的には、陽性のシューゲイザーバンド的なアプローチが取られています。前作との分かりやすい共通点はヘロヘロした細い声のボーカルぐらいでしょうか。前作と同じ路線を期待すると肩すかしを食らいますが、アルバムとしての完成度は本作「Player Piano」のほうが上だと思いました。ただ、チルウェイブというジャンルからは遠い場所なので、あまり注目されないかもしれないのが残念です。

 同じくチルウェイブ界隈からデビューしてブレイクしたToro Y Moiの2ndもそうでしたが、チルウェイブが2010年に話題だったから、その音に焦点を当ててデビューしただけであって、元から音楽的な興味は他のジャンルにあるのかもしれませんね。どちらも器用なアーティストだと思います。

ベストトラック:♯4「Yes I Know」


オススメ度:★★★★


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Toro Y Moi『Underneath The Pine』
 アニマル•コレクティブが主催する姉妹レーベルからデビューした、サウス•カロライナ在住のチャズ・バンディックによるソロ・プロジェクトであるToro Y Moi(トロ・イ・モア)の2011年発表の2ndアルバム「Underneath The Pine」。

 前作がもろにUSインディの流行のど真ん中のチルウェイブの流れにのった、ローファイでトロピカルなシンセポップでしたが、本作ではガラリと変わっています。ギター、ドラム、キーボードなどの当たり前のバンド編成で演奏されている曲がほとんどでラップトップでほぼ作った前作の流れが何だったのか?と思えるぐらいの急旋回に驚かされます。前作から一年ちょっとしか経っていないのに、変化の仕方が全く読めません。しかも、前作のようにチルウェイブのバンドのように音響効果で融けたような音ではなく、それぞれの楽器があまりにクリアに響いていて、オーソドックスなバンドサウンドで全く別の場所を指向しているのが分かります。楽曲のクオリティも落ちずに、多少は前作と比較すると陰のあるアレンジではありますが、スケールアップした感じが頼もしいです。
 ファンクやR&Bな感じのリズムが目新しさを感じますが、安易に導入した感じではなく、チャズという個人の中に元からあったのでしょうか。安定感があり、音楽マニアなんだろうなーというのが伝わってきます。万人受けするとは思えませんが、チルウェイブのブームの中の一つとして終わるのは惜しいアーティストです。前作以上にポップで普遍性をもったアルバムですので、興味を持ったら、是非手にとってみてください。

ベストトラック:♯9「Still Sound」


オススメ度:★★★★


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THE NOVEMBERS『To (melt into)』
 鬱ロックの中堅バンドとして認識されてきている、4人組のTHE NOVEMBERS(ノーベンバーズ)、2011年発表の3rdアルバム「To (melt into)」。

前作以上にボーカルがクッキリ聴こえます。相変わらずリヴァーブはいつものようにかかっていますが、轟音に頼らなくなった分、単調でミニマムなリフを繰り返すギターの弱さが、ギターロックバンドとしてどうなんだろう?とか演奏レベルがバレちゃうのでは?などの意見もありそうな気がしますw
 ただ、このTHE NOVEMBERSを聴くような鬱ロックが好きな人達は技術的なところに惹かれているというより、歌詞の世界観重視で聴いているわけで、あまりそのような要素は関係ないと言ってしまって良いでしょう。
 フロントマンの小林祐介が書く歌詞は、今までになく柔らかくなったというか、優しくなっています。震災以降に書かれような印象も受けます。セカイ系な歌詞は相変わらずデビュー時から変わりませんが、今まで怒って叫んでいたのが、世界や相手を「赦す」ような(諦めている場合もありますが)歌が本作になって増えて、核になっています。静かな歌い出しが印象的なアルバムの最終曲である♯9「holy」は、彼らのデビューアルバムに入ってそうなタイプの曲で少し懐かしいです。

 本作でバンドとしてシフトチェンジしたのは明らかですが、もう新人と言えるバンドではないので、次は歌詞だけでなくもっと剥き出しの音やアレンジの幅などで勝負して欲しい気がします。

ベストトラック:♯2「彼岸で散る青」


オススメ度:★★★☆


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Under Electric Light『Waiting For The Rain To Fall』
 カナダのモントリオール在住のダニー•プロペンチャーによるソロ•プロジェクトであるUnder Electric Light(アンダー•エレクトリック•ライト)による、2011年発表のデビューアルバム「Waiting For The Rain To Fall」。

 アルバム冒頭の♯1「Take Me Away」の始まりからいかにもシューゲイザーバンドなギターから始まり、その後もガレージ、エレクトロっぽいアレンジもありつつ、シューゲイザーバンドである自負を失わない楽曲は潔い。最近だとダンス寄りやよりUKのちょっと陰のあるギターロックっぽいアプローチで売れ筋を狙うシューゲイザーバンドが多いのですが、ダニーは自分のスタンスを崩していません。マイブラ、ラッシュ、スロウダイブ辺りの影響が見えるのですが、轟音に頼り過ぎずに少し気怠いギターと甘い歌メロを中心に曲を組み立てています。♯2「Waiting For The Rain To Fall」、♯7「This Moment」、♯9「Wintertime」など本作収録のちょっとドリームポップ寄りのアプローチの曲ほどノイズのレイヤーと歌メロの絡みが綺麗で完成度が高いと思いました。
 この全9曲のアルバムを宅録で1人で作ってしまうのはラップトップで音楽を作れるようになったからこそ、出来るような気がしますが、このクオリティってシューゲイザーバンドを探してもなかなかないので、正直凄い才能だと思います。バンドよりバンドっぽい瞬間もありますし。ただ極端な欠点が見当たらないのですが、Under Electric Lightならではのプッシュポイントもないわけで、なかなかオススメしにくいバンドです。曲もアレンジも、演奏も及第点なので、もう少し、毒というか尖った部分が欲しいなーと思いました。

ベストトラック:♯7「This Moment」


オススメ度:★★★☆


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