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細野晴臣『HoSoNoVa』
 YMOの細野晴臣によるデビューアルバム「HOSONO HOUSE」以来、38年ぶりとなる2011年発表の歌モノのソロアルバム「HoSoNoVa」。

 レコーディングメンバーは盟友である鈴木茂、中村まり、Cocco、高田漣、伊賀航、伊藤大地(SAKEROCK)などそうそうたる豪華メンバーで固められていて、ずっと第一線で活躍してきた歴史を感じます。これだけのメンバーを同時に起用出来る人は少ないでしょう。その割に結構自分で演奏している曲が多いのが何ですがw
 名曲のカバーであるアルバム冒頭の♯1「ラモナ」、チャップリンの名曲♯2「スマイル」などから始まり、このアルバムの核となるオリジナルの♯3「悲しみのラッキースター」で、ボサノヴァがコンセプトだと分かる。そして、その中心には細野の朴訥としたボーカルとギターがある。スカスカな感じではあるが、もはや凄みすら感じる音の間が、素晴らしい。特に♯3「悲しみのラッキースター」と♯4「ローズマリー、ティートゥリー」、今の日本のシーンだとこの人にしか出来ないでしょう。星野源に提供した曲である♯5「ただいま」もセルフカバーしていますが、なんか全く別の曲のようになっています。濃厚な感じというか(笑)

 アルバム収録のどの曲も細野の淡々として歌っていく声とギターだけで成立してしまうのですが、そこに何を加えていくか、曲によってスパイスを変えているのが何を大事にしているのかリスナーにも分かるようで興味深い。他のゲストプレイヤーも流石と言いますか、支えるような良い仕事をしています。決して巧いとは言えない細野のボーカルなのだけど、アルバムの40分半を別世界に誘ってくれるような味があります。
 細野晴臣が、ここまでアコースティックな音源を発表するのも、はっぴぃえんど以来じゃないのかと思います。38年前に「HOSONO HOUSE」にハマった人やはっぴぃえんどが好きだった人には、是非とも聴いて欲しいアルバムです。地味ながらも名盤だと思いました。

ベストトラック:♯3「悲しみのラッキースター」


オススメ度:★★★★☆


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ウリチパン郡『せん』
 OORUTAICHI(オオルタイチ)とYTAMO(ウタモ)による男女2人組のバンド、ウリチパン群による2003年発表のデビューアルバム「せん」。

 2ndアルバムである「ジャイアント•クラブ」が名盤だったので、遡って聴いてみたのですが、これはかなち混沌としている音源です。男女が曲によってボーカルを交代したり、相変わらず変なんだけど耳に残るハーモニーが入ってきたりと、デビュー盤からリスナーを選ぶというか、我が道を行き過ぎているwアナログな音をサンプリングしてパッチワークした音群はデジタルだとかアナログだとか区別する無意味さを教えてくれます。なんか、中東辺りの絨毯織りの職人的な緻密さで構築されたアジアンでサイケなトラックが、ウリチパン群の世界に誘ってくれます。2ndと比べるとリズム隊が弱く、演奏自体が立っていません。逆にスカスカの音が宅録っぽさと人を介した形跡を感じさせて温もりを感じます。

 本作「せん」は、万人にオススメできる音源ではないですが、「ジャイアント•クラブ」よりもユルく、サイケな音源なのでハマる人は2nd以上に気に入るかもしれません。それにしても、どんな音楽を聴いて咀嚼したら、こんなものが生まれるのか全く謎です。好き嫌いは分かれるバンドかと思いますが、唯一無二であることは認めざるおえないかと思います。


ベストトラック:♯9「永久の愛」

オススメ度:★★★☆


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Violens『Amoral』
 ニューヨークで結成されたスリーピースのロックバンド、Violens(ヴァイオレンス)、2011年発表のデビューアルバム「Amoral」。

 MGMTなどとツアーをともにしていたので、気になっていたバンドですが、ロウファイな部分とサイケな部分、ネオアコっぽい清涼感と色んな要素がゴッチャになってます。正直、ジャンルだけ書き出すとなかなかに混沌としたアルバムではあるのですが、色んな音楽ジャンルに対して興味があって、またそれを血肉として表現出来るだけの能力があるバンドです。
 どの曲もスリーピースとは思えないぐらいの音の厚さとグルーヴ感がアルバム通して気持ち良いです。サイケってよりはドリームポップって呼び名のほうがしっくりくるような曲が多いので、コアな音楽フリークは物足りないかもしれませんが、かなりやりたい放題のアレンジをしながらも、歌メロは口笛だけでも成立しそうなポップな側面をもっているのでブレイクするかもしれませんね。新人とは思えないぐらいのクオリティとアナログとデジタルな音の共存が気持ち良い一枚になっています。甘いメロディとサイケなハーモニーがクセになります。日本での知名度はまだまだなようですが、Violens、オススメです!!

ベストトラック:♯9「Trance-like Turn」


オススメ度:★★★★


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モーモールルギャバン『クロなら結構です』
 京都で結成されたギターレスのスリーピースのロックバンド、モーモールルギャバン、2010年発表のメジャーデビューミニアルバム「クロなら結構です」。

 全6曲入りのミニアルバムになりますが、インディーズ時代に比べると本作はちょっとパワーに欠ける感じがします。自主規制と言いますかw
 前作アルバム「野口、久津川で爆死」に収録されていた名曲「ユキちゃん」の続編である♯2「ユキちゃんの遺伝子」はストーカー的なまでの偏愛ラブソングですが、ゲイリーの変態性を表出した分かりやすい曲だと思います。また、♯5「悲しみは地下鉄で」はピアノが綺麗なバラードですが、内容が内省的で今までにないほどゲイリーが真面目に歌っていてちょっとフツウ過ぎる感じもしますが、良曲です。この曲って今までならユコが歌っていたような印象を受けました。しかし、その後に♯6「パンティー泥棒の唄」がぶっと飛んでいて、いつもの爆笑必至のモーモールルギャバンに戻ります!!終わりよければ何とやら(笑)相変わらずギターレスであることを活かしている面白いバンドだと思いました。

 少しネタ切れな感じもしますが、次作「BeVeci Calopueno」でこのバンドの狂気が爆発するので、それに至る過程だと思えば面白い作品だと思います。

「バイトが終わった 汗もかかず終わった
ビールを飲む価値も無い夜にさよなら乾杯」(♯5「悲しみは地下鉄で」)

ベストトラック:♯2「ユキちゃんの遺伝子」


オススメ度:★★★☆


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Yuck『Yuck』
 元ケイジャン・ダンス・パーティのフロントマンであるダニエルとベースのマックスを中心に結成された男女混成のロンドン発の五人組のロックバンドであるYuck(ヤック)、2011年発表のデビューアルバム「Yuck」。

 ケイジャン・ダンス・パーティの鮮烈なデビューから解散まで予想通りというか早かったので、次にどんなバンドを組むか気になっていたのですが、このYuckというバンドは、全く予想外な音を鳴らしています。たぶん、一番に思い出すのが90sのグランジシーンまっただ中のダイナソーJr.でしょうか。ちょっとゴリっとしているロウファイな録音ながら、蒼い感じが残ります。最近のバンドだとペインズとかノー•エイジ辺りを思い浮かべます。オリジナルシューゲイザーから影響を受けた甘いメロディとギターのカッティングが印象的なニューゲイザー周辺のバンドからも影響を受けているように思いました。
 90sのUSインディーズシーンとまるで偶然繋がってしまったかのような気怠い感じと甘いメロディが印象的なバンドです。UKのバンドなのに、USのバンド以上にUSな香りを感じます。それにしても、ジャケットのアートワークが酷いなw疾走感があってノイジーでポップなバンドのイメージとはかなりかけ離れてます。ケイジャン・ダンス・パーティ以上に、バンドとしてのそれぞれの役割がしっかりしているので、まだ続くのであれば、次作ぐらいで化けるかもしれない期待のバンドです。

ベストトラック:♯6「Georgia」


オススメ度:★★★★


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Arctic Monkeys『Suck It And See』
 英国を代表するバンドとなった4人組のアークティック•モンキーズ、2011年発表の4thアルバム「Suck It And See」。

 プロデューサーは、前作に引き続きジェイムス•フォードが担当しました。正直、前作「Humbug 」はQOSTAの影響を受け過ぎで、まだまだこの人達は若いんだよなーなどと冷静に聴いていました。そもそも、アークティック•モンキーズの2006年発表のデビューアルバム自体は、アレックスの描く詞の日常性(同時代性)含めてかなりエポックメイキングな作品でした。しかし、その後の2枚のアルバムと言えば、そんなに注目されるべき作品なのか?とかなり疑問符がついていました。結局、アレックスの作る曲や詞ばかり注目を集めますが、リズム隊がしっかりしているから変拍子やあの偏ったアレンジが成立してたように思います。2nd、3rdとかはリズムが主役なんじゃないのか?と思うぐらいエネルギーを割かれているように思いました。
 そして、早くも4thアルバムとなる「Suck It And See」はまさかの歌モノ。バンドが、完全に方針を変えたといっていいでしょう。今までの2枚がジャムから制作されていたのが、本作では曲を作ってからスタジオに入っているということなので、もう曲の制作段階から違います。最初に聴いた時は、ひさびさのド直球のロックンロールでちょっと面白かったです。まさか、ひねくれていることが売りのアークティック•モンキーズのアルバムで「ロックンロールしたい」(♯3「Brick By Brick」)とか聴けるとは思っていなかったので(笑)。今年発表のアルバムだとビーディ•アイとかも直球で勝負していましたが、原点回帰的な部分に流行が戻りつつあるのでしょうか。

 本作は、アークティック•モンキーズ史上で今までで一番ポップなアルバムであり、ギターロックの甘酸っぱい部分を巧く抽出している名盤だと思いました。たぶん、昔からの熱烈なファンに賛否あるでしょうが、別にまくしたてるように歌わなくても、変なリズムじゃなくても良いじゃないですかw良いメロディとキラキラしたギターがあれば。ちなみに、声で分かると思いますが、♯3「Brick By Brick」はベースのマット•ヘルダースが初めてボーカルを担当しています。今後、バンドの転換となるアルバムとして振り返られると思います。

ベストトラック:♯3「Brick By Brick」


オススメ度:★★★★☆


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tacica『sheeptown ALASCA』
 札幌で結成されたスリーピースのロックバンド、tacica(タシカ)の2011年発表の3rdアルバム「sheeptown ALASCA」。

 メンバーの急病、活動休止を乗り越えての二年ぶりとなるアルバムになります。本作からやっとというか、デビュー以来から動物の名前だった曲タイトル縛りがなくなっています。でも、良い意味で全く変わっていないのがこのtacicaというバンドの良さでしょう。
 どの曲の主題も「生命讃歌と死」について歌われていて、朴訥としたボーカルの声が心地よくメッセージを届けます。ちょっと今までに比べると歌詞のダークな部分が減ってしまった感じがしますが、曲についてはこのバンドの完成形というべき、メロディの瑞々しさとスリーピースゆえの研ぎ澄まされた感じが素晴らしいです。特にアルバム冒頭から♯1「ドラマチック生命体」~♯5「ハイライト」までの前半の流れが圧巻です。むしろ、ココのみでミニアルバムでも良いぐらい主題や曲調が統一されていて、文句無しに良いです。その後の♯6「その日、一日。」辺りから曲調が似通ってしまって中だるみしているような印象も受けますが、何度も聴くとグッとくるスルメ曲なメロディが多いです。
 たぶん、前作までが好きなリスナーにとっては、疾走感がないとかダークな曲がないとか批判されそうな印象も受けますが、バンドの活動休止も経て、ドロップされた本作は再度「生きていく」ことに対してパーソナルな状態から真摯に向き合ったアルバムであると思います。また、初期バンプの物語路線を正統に進化させ続けているのがこのバンドだと思っているので、どこかでブレイクする気がします。

 PVですが、♯3「命の更新」のクレイアニメがかなり刺さります。歌も良いのですが、このアニメを観てこの曲も好きになった人も多いと思うので、是非とも観てみてください。

「体じゃ足りない位 生きて
両眼じゃ足りない位 夢を見たい」(♯3「命の更新」)

ベストトラック:♯3「命の更新」


オススメ度:★★★★☆


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オワリカラ『イギー・ポップと讃美歌』
 東京を中心に活動する、4人組のロックバンド、オワリカラ、2011年発表の2ndアルバム「イギー・ポップと讃美歌」

 デビューアルバムはかなりロックンロールな感じだったのですが、本作では踊れる系のロックに進化しています。特にキーボードの存在感が増していて、それが音をかなりきらびやかに彩っています。前作は野郎臭さがプンプンしていたので(笑)、リスナーを選んでいた気がします。
 本作収録曲はアルバム冒頭の♯1「swing」を始め、どれもグルーヴィーで、アルバム全編前のめりなリズムが気持ち良いです。特にイントロの作り方が相変わらず巧いですね。あと前作でも思ったのですが、歌詞はこの人達は何でも良いのかなーという雑食性が凄いです。ウルトラマンに出てくる怪獣のことを歌ったと思われる♯7「ゼットン」や♯8「8と約1/2」なんかシュール過ぎますwでも彼らの演奏に乗るとポップに聞こえるのが良いですね。

 個人的にはアルバム中盤のスロウなナンバーで黄昏感を感じる♯4「ベイビーグッドラック」にヤラれました。前作に収録していた「ロンググッドバイ」もそうですが、ちゃんとタメがある曲を鳴らしてもちゃんと形にしてくるのが若手とは思えない安定感です。この「イギー・ポップと讃美歌」は、最近の日本のロックが退屈だと思っている人達に聴いて欲しい佳作です。

ベストトラック:♯1「swing」


オススメ度:★★★★


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The KBC『Boxed Beats & Shelved Rhythms EP』
 ブレストン出身のスリーピースのロックバンド、The KBC(ザ•ケービーシー)、2006年発表の日本でのデビュー盤「Boxed Beats & Shelved Rhythms EP」。

 カサビアンやアークティック•モンキーズのデビューから二年経った頃、遅れてやってきた踊れるロックの本命的な扱いでデビューしていたのを覚えています。ちょっと市場的に飽和してダンスロックが終りかけの時期だったので正直かなり分が悪かったのですが、曲的には新人とは思えないぐらいよく書けていて、しかもどの曲もキャッチーです。最初からシンセを導入していてエレクトロポップな感じのフレーズが多いのも好感です。バンドの演りたいことがしっかりしている印象を受けます。音がバランス良く整然と並んでいて、ロックバンドとしてはちょっと綺麗すぎるようにも思えますが、これはこれでアリかと思いました。
 とりあえず、この音源は冒頭の♯1「Pride Before The Fall」~♯3「Poisonous Emblem」の流れが圧巻です。フロアで踊っているキッズたちの盛り上がっている姿が見えるような分かりやすい跳ねるようなリズムのイントロは、もはや職人芸のように計算されているようです。ネットで試聴出来るような時代になって思う事は、やはりイントロの掴みが弱いバンドは聴かれないという鉄則を分かっていますよね。音もまだまだ若いですし、パワフルです。ダンスロックだとザ•ミュージックなどの大物バンドに隠れてしまい日本では知名度的に低いように思いますが、The KBC、良いバンドなので是非興味をもったら試聴してみてください。

ベストトラック:♯2「Not Anymore」


オススメ度:★★★★



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Bauhaus『Go Away White』
 ゴシックの本流となった4人組のロックバンド、Bauhaus(バウハウス)、2008年発表のラストアルバム「Go Away White」。

 オリジナルアルバムとしてはほぼ二十年ぶりとなり、話題になりました。フロントマンであるピーター•マーフィーとまた他の三人が喧嘩になるのを避けるためか、18日間という短期間で集中的に制作されました。再結成とか色々な経済的な事情を感じざるおえない中で、今更ながらアルバムを出す意味って果たしてあるのだろうか?と個人的には思っていたのですが、本作リリース時に最初から、ラストアルバムであることをアナウンスしていてその上で、このアルバムを聴くともうバウハウスという存在がなくなってしまったというのを改めて実感できます。
 20年前に比べると確かにメンバーの演奏能力は上がっていますし、録音自体もクリアです。ただ、何というか全盛期の熱は皆無です。バウハウスだったメンバーに4人がバウハウスを再現しているとでも言えば良いのでしょうか。リスナーのバウハウスのイメージをなぞっているような、ちょっとシュールな感じを覚えました。でもアルバムタイトルって、もう「真っ白で」何も出ないぞっぐらいな勢いなのでしょうが、もうバウハウス名義で出さないで欲しいと個人的には思いましたw本作の邦題「暗闇のごとく現れ、白い陽炎のように去りゆく」は、レーベル側のやり過ぎ感が(苦笑)

 日本のビジュアル系バンドの源流とも言えるようなポストパンクバンドですが、この人達は音源だけで評価しないで欲しいと思います。グラムなビジュアルとかシアトリカルなPVやライブの演出含めて、バウハウスというバンドなのです。そんな意味では年齢を重ねてしまうとかなり辛いジャンルかとも思います。今のところw、ラストアルバムらしいので、昔ファンだった人も記念の意味でも、是非聴いて欲しいです。

ベストトラック:♯1「Too Much 21st Century」


オススメ度:★★★☆


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the HIATUS『Hatching Mayflies』
 エルレガーデンのフロントマン、細美を中心に結成されたthe HIATUS(ハイエイタス)の2011年発表の2ndEP「Hatching Mayflies」。

 音源としては、2ndアルバムから、ほぼ一年ぶりとなります。三曲入りですが、この音源は、かなりポストロックにふっている感じがします。2ndアルバムがロック色が強かったので、その揺り戻しなのか、1stEPの路線を更に突き詰めにきたのか、それは分かりませんが引き算により、更に研ぎ澄まされた感じの音を鳴らしています。
 どの曲もやはり、キーボードとドラムの入り方や躍動感あるフレーズが素晴らしいです。♯1「Bittersweet / Hatching Mayflies」と、イントロの鍵盤が印象的な♯3「Snowflakes」とか完全に次の次元に行っています。どちらの曲も細美の歌い方も歌詞とリンクして語りかけるような感じで優しくなった印象を受けました。逆に♯2「The Brainwasher」はいかにもなギターリフと歪みっぷりで、2ndアルバムの「Monkeys」やエルレガーデン時代を思い出します。歌詞は、震災以降に書かれたのはないかと思われる節がいくつかあります。

 本作収録の三曲ともに、曲自体のキャラクターが立っていて、全11分ちょっとがあっという間に感じます。是非とも次のアルバムはポ、本作の延長上のストロック路線のものを期待したいです。

ベストトラック:♯1「Bittersweet / Hatching Mayflies」


オススメ度:★★★★


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The Flaming Lips『Waitin'for A Superman』
 オクラホマ出身のUSサイケロックの大御所、ザ?フレーミング・リップス、1999年発表のアルバム「The Soft Bulletin」からの2ndシングル「Waitin'for A Superman」。

 三曲入りですが、タイトルトラックである♯1「Waitin'for A Superman」はライブなどで数々のミュージシャンがカバーしていたります。相変わらずウェインのボーカルがヘロヘロなんだけど、哀愁が漂っていて、綺麗な鍵盤のフレーズと対照的で耳に残ります。
 そのほかの二曲はアルバム「The Soft Bulletin」からではなく更に前の実験的な音源である「Zaireeka」からミックスして収録しています。Zaireekaは四枚組のアルバムで四枚が各8曲を収録して、四枚同時に再生しないと音の全貌が分からないという遊び心に溢れているのか、音楽的な実験なのかよく分からない音源でした。四枚のディスクを同時にかけなければならないので、プレイヤーも四台、スピーカーも同じだけ必要だったので聴けた人のほうが少ないでしょう。また、手動でやると音がズレて更にサイケになるのでw、バンドがどんな音を鳴らしていたのか初めて知る人も多いのではないのでしょうか。筆者もこの曲目当てで購入しましたし。音的には「Yoshimi Battles the Pink Robots」のスケール感を更にサイケにしたような感じで、実はかなり面白い試みだと思いました。「Zaireeka」を持っているリップスファンにもオススメです。


ベストトラック:♯1「Waitin'for A Superman」


オススメ度:★★★☆


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門田匡陽『Nobody Knows My Name』
 元バーガーナッズのフロントマンであり、Good Dog Happy Menのフロントマンでもある門田匡陽の2011年発表のソロデビューアルバム「Nobody Knows My Name」。

 2000年代頭の下北沢界隈の鬱ロックシーンを牽引したバーガーナッズ、そして、ノンタイアップでカントリーやロック、ブルースなど多彩なジャンルを横断して口コミだけでかなりの動員を集めたGood Dog Happy Men。その二つのバンドの中心人物であるシンガーソングライター門田匡陽が本作でスタジオ音源としては初のデビューになります。
 Good Dog Happy Menの後半(二人編成になってから)から導入したひさびの歪んだギターが炸裂するのかと思ったら、あまり歪んでもいなくポップな歌モノでちょっと肩すかしです。また、Good Dog Happy Menで様々なジャンルや童話的な詞への挑戦をしてきていましたが、それもなくなり、なんだか本当にソロっぽいというか、寂しい感じにwドラムに盟友伊藤大地や、ベースに金戸覚など一部豪華なゲストも呼ばれていますが、ほぼギター、ベース、シンセまで門田が1人で演奏している曲もあって、音がスカスカです。また、グルーヴ感もギター以外から感じられない演奏でかなりガッカリでした。得意のリヴァーヴのかかったアルペジオもフレーズ的に弱いですし。一番勢いがあったのはインストのジャムセッションっぽい♯9「後夜祭」ってのがどうかと思います。この曲ってGood Dog Happy Menでライブのみで何度も演られていましたから、ある意味構成が練られているからなんでしょうか。門田のワンマンバンドだと思われていた今までのバンドは、他のメンバーが大きく貢献していたことが逆に本作でかなり露になったような気がします。
 その他で注目すべきは、バーガーナッズ時代に先祖帰りしたかのような♯6「埋立地」、♯7「Dear My Teacher」が古くからのファンは嬉しいかもしれません。

「Dear My Teacher 彼は病欠さ鬱病らしいよ
Dear My Teacher クラスメート馬鹿ばっかりだよどうして?」(♯7「Dear My Teacher」)

ベストトラック:♯7「Dear My Teacher」


オススメ度:★★★☆


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South Central『Society Of The Spectacle』
 ブライトンを中心に活動する二人のプロデューサーからなるSouth Central(サウス•セントラル)、2011年発表の2ndアルバム「Society Of The Spectacle」。

 プロディジーとペンデュラムのツアー・サ ポートに指名されて色々なところで名前を見ていたのですが、本作で初めて聴きました。いかにもなフロア仕様のビートときらびやかな音で非常に分かりやすい……ツアーサポートしていたバンドから想像できる範囲内というか更に分かりやすい感じのダンスロックです(笑)
 正直目新しさといった意味では感動はないです。でも、アルバム一枚通しての安定感があります。本作が00年代の後半のニューレイヴの狂騒の中でリリースされていたら爆発的に売れていたであろうと思います。かなり思い切ってデジタル寄りにふっているのでその割り切り方が潔いです。今のシーンの流れを考えると人力だったりもう少し隙を作った方がウケる気もしますが、South Centralの美学を感じます。暴力的なビートで暴力への警鐘を鳴らした♯2「The Day I Die」はキラーチューンですね。

 本作「Society Of The Spectacle」の日本語盤は、盛りだくさんでボーナストラック含めて16曲も収録しているので、そのテンションの高さに疲れる人も多いかと思いますwリスナーを選ぶアルバムですが、この手のジャンルとしては完成度は高いと思います。

ベストトラック:♯2「The Day I Die」
http://youtu.be/wkHrt-LEyQc

オススメ度:★★★★


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中村一義『100s』
 東京都江戸川区出身の孤高のシンガーソングライター、中村一義による2002年発表の4thアルバム「100s」。

 この音源の後にバンドを組む100式のメンバーとともに制作されました。本作ではかなり健康な精神状態で作られたのかw、彼の音源の中で一番ポップになっているように思います。また、バンドサウンドというか、有機的なリズムになっていて今までの音源以上に聴き手を煽っていてテンションが上がります。中村一義がバンドという翼を手に入れたバランスの取れたアルバムだと思います。初期の頃と比べると歌詞にあまり毒がなくなってしまったとか、歌い方がフツウになってしまうとか揶揄する人もいますが、それらへの疑問は♯4「いつだってそうさ」の歌詞が全ての回答になっているんじゃないのかなーと。誰かに出会ったら、何かが変わるってことをここまで素の言葉で真っすぐに伝え肯定出来ることが、中村一義個人の成長であり、強さだと思いました。

 本作ですと♯2「キャノンボール」、♯3「グッデイ」、♯7「セブンスター」、♯15「新世界」のメロディの高揚感と歌詞のハマり具合が素晴らしい。特に♯7「セブンスター」は今後も名曲として残りそうです。100sの音源にカラーとしては一番近いので、100sから聴き始めた人にも本作はオススメです。

「クソにクソを塗るような、笑い飛ばせないことばっかな。
それが人の姿とはいえ、夢を見て、叶えたって、いい。」(♯7「セブンスター」)

ベストトラック:♯2「キャノンボール」


オススメ度:★★★★


こちらは、最新のベスト盤


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