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Autolux『Transit Transit』
 LAを中心に活動する男女混成スリーピースのAutolux(オートラックス)、2010年発表の2ndアルバム「Transit Transit」。

 前作とはかなり変わってしまって、ノイジーで前のめりのロックではなくなってしまったのですが、エレクトロニカに傾倒し始めた時期のレディオヘッドみたいになっています。うん、一言で言っちゃうと、Autolux独自の世界観を確立していて、スゲェカッコいいってことです!!

 基本的にはグランジとシューゲイザーの中間点で浮遊感のある音を鳴らしているってバンドですが、サイケに深化していて、その他のジャンルの音が好きな人でも聴けるかと思います。冒頭の「Transit Transit」はドリーミーなのですが、♯2「Census」以降、一気にダークかつサイケな感じの曲調になり、トリップ出来るようなトラック満載です。後半の♯7「Audience No. 2」以降は、最近のバンドだとシルヴァーサン•ピックアップスみたいなギターの歪ませ方と入り方をしていて、オルタナティブロックを好きな人もグッとくる出来になっているかと思います。アルバム通してミディアムテンポで気怠い感じのボーカルが、リピートしているうちに病みつきになるバンドです。
 Autolux、日本だとあまり知られていないバンドですが、レディオヘッド、シルヴァーサン•ピックアップス、マイブラなどが好きな人にオススメです。

ベストトラック:♯5「Spots」


オススメ度:★★★★☆


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くるり『ワルツを踊れ Tanz Walzer』
 京都を中心に結成された二人組のロックバンドであるくるり、2007年発表の7thアルバム「ワルツを踊れ Tanz Walzer」。

 前作が2枚組のベストアルバムのリリースで今までのくるりとしてのバンド活動を総括して、次にどこへゆくのかみんな注目している中でリリースされた問題作です。全編、ウィーンで録音されました。アルバム冒頭から中盤ぐらいまでストリングスがガンガン入ってきて、既にバンドとして音源をライブで再現するのを拒否したかのような印象を受けます。ただ、相変わらずのポップで人なつっこい牧歌的なメロディなので、聴いた当時はなんか全面的に支持でもなく、でも批判でもなくモヤモヤしているみたいな中途半端な感想でした。

 今なら言葉にすることはできますが、本作では今までバンドとしてのフォーマットに縛られていた岸田繁の才能が爆発しているけど、くるりとしての名義でリリースする必要があったのか?という疑問でした。くるりとして認識しなければこの「ワルツを踊れ Tanz Walzer」は、名盤でしょう。ワルツだったりとリズムが今まで以上に自由で遊び心を感じられますし、クラシック一辺倒にならず、ロックやブルース的なリフも随所に盛り込まれ、再びデビュー時のような瑞々しさに溢れています。逆説的に近年のくるりというバンド形式が、岸田繁の想像力を縛っていたようにすら感じます。くるりが2人になってしまったことによって、結局ほとんどの曲でサポートを入れなければ、成り立たないことを逆手にとって作ったたアルバムかと思います。♯3「ジュビリー JUBILEE」、♯13「言葉はさんかく こころは四角 TRIANGLE」は今までのくるりの曲と比べても、名曲です。岸田繁には、ソロとしても曲を書いて欲しいと思ってしまった一枚です。

「歓びとは 誰かが去るかなしみを
胸に抱きながらあふれた 一粒の雫なんだろう」(♯3「ジュビリー JUBILEE」)

ベストトラック:♯3「ジュビリー JUBILEE」


オススメ度:★★★★☆


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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽


八十八ヶ所巡礼『八+八』
 東京で結成されたスリーピースのロックバンド、八十八ヶ所巡礼の2010年発表のデビューアルバム「八+八」。

 初めて、ネットで音源を試聴した時にあまりにシュールであざと過ぎて、1人笑った記憶がありますwYouTubeで80sB級ホラー映画のようなノリの♯3「仏滅トリシュナー」を観ていただければ、その三者三様のビジュアル的な気持ち悪さが分かるかと思いますが、更に音もプログレ直球でギターはちょいメタルなリフと速弾きな要素もありつつ、ちゃんとリズム隊もしっかりとしているので、それが不気味さを煽ります。ダサさが突き抜けると一回りして格好良く感じることってあると思うのですが、それがこのバンドが当てはまるかと思います。もうこのアルバムのジャケットから、マトモに愛されようとか癒し系とかの方向性は聴く前から否定していますしね(笑)

 歌は非常にクセのある声質で耳に残り、なおかつ歌っている内容があまり意味が無いwちょっと借り物の右翼的な傾向も見受けられますが、それ自体演じているように思います。音の説得力に比べると、かなり歌詞が弱いように思います。ただ、このタイプの音楽って、ゆらゆら帝国もそうですが、何歌っているのかとか正直あまり関係ない気もしますので、このまま空回りで突っ走って欲しいですwそれにしてもこのメタルなギター弾きがヤケにイケメンで他の二人とのギャップが凄いですね。どんな経緯でバンドを組むことになったのか謎ですが、ゆらゆら帝国、マヒルノなどがお気に入りの人に向けてオススメの新人バンドです。

ベストトラック:♯3「仏滅トリシュナー」


オススメ度:★★★★


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Buffalo Daughter『The Weapons Of Math Destruction』
 海外でも活躍する日本発のスリーピースのロックバンド、Buffalo Daughter(バッファロー・ドーター)、2010年発表の四年ぶりのアルバム「The Weapons Of Math Destruction」。

 バンドひさびさのスタジオ音源は自ら立ち上げたレーベルである「Buffalo Ranch」からリリースされました。「物理」が本作のテーマらしいのですが、今まで通りのバッファロー・ドーターなので、正直あまり関係ない気もしますw
ZAZEN BOYSの松下敦がゲストドラムとしてサポートしたことにより、ボトムにグルーヴ感が生まれ、フロア仕様の音に舵を切っています。歌モノな感じの曲も収録されていますが、本作は「踊れる」ということにリズムが特化しているようで、ノリが良くても馬鹿にならないというか(笑)、早くから海外で勝負してきただけあって、その辺りのアレンジが流石にセンスが良いです。トランシーな感じのシンセのアレンジとミニマルなビートはいつも通りなので、ファンは安心の出来だと思います。アルバム一枚としての完成度は高いのですが、いつもよりも実験的な要素は薄い気がしました。

 個人的に気になったのは、本作のCDを聴くと恐ろしく音が良いように思います。こんなに音が良いCDってロックシーンだと年間1、2枚な感じのクオリティです。録音している環境なのか、マスタリングした人の腕が良いのか、詳細は分かりませんが、CDとしてリリースしているとは思えないぐらい(笑)高音質です。是非、MP3に圧縮していないものを聴いて欲しいアルバムです。

ベストトラック:♯1「Gravity」


オススメ度:★★★★


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中村一義『金字塔』
 東京都江戸川区出身の孤高のシンガーソングライター、中村一義による1997年発表のデビューアルバム「金字塔」。

 当時21歳という若さで1人宅録でセルフフロデュースでほぼ全ての曲を演奏し、作ってしまったために、ロッキングオンの渋谷陽一などに「10年に1人の天才」などと書かれました。自室である「状況が切り裂いた部屋」にこもり作られ、またライブなども全くしない状態で、この音源がドロップされたためにその衝撃は凄まじかったです。個人的に、最初は彼のハイトーンなファルセットと何を歌っているのか分からない日本語の歌い回しが苦手でしたが……それでも、恐ろしく即効性の高い捻れたメロディが耳に残ったのを覚えています(笑)
 ローファイな録音と全て1人で演奏することによる不安定な感じが、良い意味でハンドメイド感を出していて、曲と合っています。中村一義の個人が持っている自閉感が、音楽を通していきなり世界と繋がって共有されてしまった奇跡的なアルバムだと思います。今のアーティストで無理に喩えるとw、神聖かまってちゃんの強烈な創作への自意識とトクマルシューゴの1人宅録が共存しているような強烈なキャラクターとでも言えばいいでしょうか。それぐらい、彼のデビューは、シーンに対してインパクトがありました。

 ♯2「犬と猫」の曲の冒頭の歌い出しの「どう?」から始まりの衝撃とか、一回聴いたら何を歌っているのか分からない哲学的な歌詞とポップなメロディと当時の若さが全て詰まっています。個人的に何度聴いたか分からないアルバムですが、今聴いても名盤だと思います。♯2「犬と猫」、♯3「街の灯」、♯4「天才とは」、♯8「ここにいる」、♯13「いつか」、♯14「永遠なるもの」と名曲が複数収録されていて、アルバムタイトルである「金字塔」という名前に恥じない音源です。

「見えないし、行けない。
けど、僕等、今、ここにいる。」(♯8「ここにいる」)

「あぁ、全てが人並みに、うまく行きますように。
暗いだなんて言うなって。全てよ、運命の想うままに。」(♯14「永遠なるもの」)

ベストトラック:♯2「犬と猫」


オススメ度:★★★★☆


こちらは、最新のベスト盤



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ROVO『Ravo』
 六人組みのダンスロック、インストバンド、ROVO(ロヴォ)、二年ぶりとなる2010年発表の9thアルバム「Ravo」。

 相変わらずというか、この人たちはぶっ飛んでますね!!もう15年以上活動していて、スペーシーなダンスミュージックをかまし続けているパイオニアなのですが、今回も人力トランス、オリエンタルな楽曲や、音響系っぽい曲などなど同じバンドとは思えないぐらいジャンルを横断していて闇鍋感が強いアルバムです。アクの強いメロディを引っ張るエレクトリックバイオリン以外は、あまり共通点がない気もします。
 そして、どのトラックも10分越えが当たり前な感じで、驚きというよりもROVOに関しては、新譜は毎度のことですけどw毎回、これだけ長いトラックと人力リズムを維持するのって、プレイヤーとしての力量はもちろんですが、体力ないと辛いだろうなーといつも思います。その分、ライブはクラブでかかっているかのようなクリアな音像と演奏の安定感なので、踊るためのサウンドトラックとしてはROVOの音楽は最高ですが。

 本作収録の♯3「BAAL」~♯4「RMD」のサイケでダルな感じの流れが個人的にはグッときました。一般的に一番ポップなトラックとして聴きやすいのは(笑)、今回は♯2「ECLIPSE」だと思います。日本が世界に誇るバンドなのでオススメですが、是非このバンドはライブを生で観て欲しいです。

ベストトラック:♯1「Ravo Trailer」(全曲少しづつ編集版)


オススメ度:★★★★


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L'Altra『Teleapthic』
 シカゴ出身の男女デュオでスロウコアを担う旗手として期待されている、L'Altra(ラルトラ)、2010年発表の4thアルバム「Teleapthic」。

 メンバーの脱退や本拠地の移動などで何度かバンド解散の危機もありましたが、五年ぶりのこの新譜で完全復活な感じです。売りである男女混成ボーカル、美メロという彼らの良さが活かされているアルバムです。音響派にも分類されるドリーミーな音のレイヤーを感じるアレンジ、シューゲイザーやエモっぽい部分もありつつ、人なつっこいメロディと、オルタナティブな部分と歌モノのポップさと良いところが融合していて、やはり他のバンドの追随を許さないレベルに達していると思いました。

 今回のアルバムでは、生音っぽい感じの部分が今までよりも増していて、フォーキーな印象を受けます。気怠さと浮遊感の中に人が鳴らしている温度が加わっているようで、バランス感覚が素晴らしいです。個人的にアルバム後半の♯6辺りからの哀愁系メドレーみたいな曲の連続にヤラれました。音響系が基本だと思いますが、シューゲイザーなども混ざっていて、一概にジャンル分けしにくいバンドです。哀愁系美メロが好きな日本人の感性に刺さるのではないかと思います。エッジがあるアルバムではないですが、佳作です。

ベストトラック:♯2「Nothing Can Tear It Apart」


オススメ度:★★★★


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GRAPEVINE『真昼のストレンジランド』
 日本を代表するスリーピースのロックバンド、GRAPEVINE(グレイプバイン)、2011年発表の11thアルバム「真昼のストレンジランド」。前作から二年ぶりとなる待望のアルバムになります。

 前作「TWANGS」がストイックまでに音数を少なくしたスリーピースであることを改めて認識するアルバムでした。本作はそこから、前に戻ったかのような聴きやすさを纏っています。前々作である「sing」のような華やかな感じのアレンジが多いです。田中の詞もこのバンドの魅力だと思うのですが、今までアルバム内に2~3曲は攻めていたり、アイロニーな曲があったのに少し陰を潜めたなーとも思いました。今回は、なんだか、少し外の世界に開かれたかのような、らしくないw優しい印象を受けました。演奏はこのバンドはデビュー時から巧いので安心して聴けるから、あまり書くことがないです(笑)ギターに頼ること自体は減ったような感じですが、泣きのフレーズは健在で、ちゃんと美味しいところをもっていきます。
 アルバム通して捨て曲はないのですが、どうにも地味な印象を拭えません。グレイプバインファンは何も言わなくて買うでしょうがw、新しくファンを増やすための間口としては少し狭い印象を受けました。それにしても、相変わらず、亀井作曲のバラードは美メロが多くて、ハズレがないですね。鍵盤が始まる曲にほぼハズレがないと個人的には思っているのですが、今回もそれは守られました♪
 アルバムタイトルの「真昼のストレンジランド」ですが、この言葉自体、グレイプバインの鳴らす音を巧く喩えているように思います。本作は地味ですが、スルメアルバムです。気になったら、聴いてみてください。

「でかい当たりを掴んでしまった 世界を変えてしまうかもしれない
毎日があっという間に終わった 油断すると大人になっちまう」(♯8「真昼の子供たち」)

ベストトラック:♯8「真昼の子供たち」


オススメ度:★★★★


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The Suzan『Golden Week For The Poco Poco Beat 』
 日本人女性4人組のガールズロックバンド、The Suzan(スーザン)、2010年発表の2ndフルアルバム「Golden Week For The Poco Poco Beat 」。

 いきなりヨーロッパでライブを演ったり、口笛ソングでブレイクしたスウェーデンのビヨーンがプロデュースを務めたり、The Go! TeamのUKツアーのオープニングアクトに抜擢されたりと何かと話題の逆輸入のロックバンドです。日本より海外のほうが知名度が高い、希少なバンドだと思います。
 音的ですが、そんなに群を抜いて演奏が巧いタイプのバンドではありません。ただ、アルバム冒頭の♯1「Home」もそうですが、音数が少ないに、クセになるリフがあったり、歌謡曲っぽいメロディの曲があったりとごった煮で面白いです。特にキーボードがリズムみたいな刻み方をしていて、ちょっと他のバンドで見ないような世界を意識したオリエンタルなアレンジをしているのが面白いです。そして、♯13「Ramble」などで聴かせるボーカルの不敵&ブルージーな感じは若いバンドとは思えない不敵さがあります。英語の語彙があるわけでもないのに、ここまで堂々と歌いこなすのは凄いw

 ジャンル分けをあえてするなら、基本的にはガレージバンドだと思いますが、ブルージーな曲や歌謡曲みたいな曲もその中に混ざっていて、彼女たちの個性になっています。日本のバンドということを意識しないで、洋楽を好んで聴いているリスナーへ薦めたほうが響くかもしれない世界基準の音です。このバンドの存在を知らない人は、とりあえず♯1「Home」だけでも聴いてください。まだまだ可能性を感じるので、次の音源も期待です。

ベストトラック:♯1「Home」


オススメ度:★★★★


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Radiohead『The King of Limbs』
 イギリスを代表する五人組のロックバンド、レディオヘッド、2011年発表の8thアルバム「The King of Limbs」。

 前作のように購入者が価格を決めたりするのではなく、通常の流通として発売される予定でしたが、配信がいきなり前倒しで始まったりと相変わらず、話題性に事欠かないバンドです。
 音の方はいつものようにナイジェル・ゴドリッチがプロデュースを手がけ、アルバム前半と後半でかなり手触りの違う感じのする音です。♯5「Lotus Flower」でA面、B面ってアナログ的な分け方したほうが良いじゃないだろうかという印象を受けました。前半はエレクトロニカを基調としつつも、人力のリズムトラックが面白い複雑な構成の曲が多いです。フロントマンであるトム•ヨークのソロに近いです。後半のほうはメロディ主体のいつものレディオヘッドな感じの哀愁系美メロとでも言いましょうか、陰があって♯6「Codex」のような綺麗な曲が多いです。後半三曲はこの人たちならでは!!な曲だと思います。今までのアルバムなら、アルバム全体としては、「KID A」が一番近いかなーと思いました。

 前作「In Rainbows」から、レディオヘッドは革新性を失ってしまったと叩いていているファンがいたので、本作「The King of Limbs」も焼き直しだとか叩かれるだろうなーと勝手に予想してますwプライマル•スクリームなどもそうですが、ある程度のジャンルを渡り歩くとどこかしらでメンバーの趣味的なサウンドに回帰します。そこでジャンルを深化させ、掘り下げるのも重要だと思っているので、個人的には、今回のアルバムは、アリです。エレクトロニカを下敷きにしているようで、どこかしらフォーキーな感じというかオーガニックな感じも受けて、「今」的です。
 トム•ヨークがやりたかったこととレディオヘッドがバンドとして鳴らす音が融合し始めているアルバムになっていると思います。全体として完成度は、流石、レディオヘッドという感じなのですが、リードトラックが♯1「Lotus Flower」ってのが弱いなーとも感じます。トムが踊りまくってて、ちょっとジャミロクワイっぽいとか、ファンじゃなきゃ気持ち悪いオッサンって思うようなPVですが(笑)
 日本語盤は、Blu-specCDという高音質のCD規格になっているので、少しお得な感じです。通常版と聴き比べないと違いが分からないと思いますがwまた、全8曲という今までのアルバムで一番少ない収録曲数なので、対になるアルバムがありそうな気もしますが、どうなんだろう?

ベストトラック:♯5「Lotus Flower」
http://www.youtube.com/watch?v=cfOa1a8hYP8

オススメ度:★★★★☆


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椿屋四重奏『BEST MATERIALS』
 2011年頭に惜しまれつつも解散しまったスリーピースのロックバンド、椿屋四重奏、2011年発表のベストアルバム「BEST MATERIALS」。 

 今までのインディーズ時代から、メジャー移籍、メジャーラストシングルとなってしまった♯16「マテリアル」まで収録した正真正銘のベストアルバムになります。初回限定版は、メジャー時代の全てのPV6曲入りのDVDとインディーズ時代の幻となった自主制作音源である「雑録十撰」まで収録の合計3枚組とかなりお買い得度の高いベストになります。

 椿屋四重奏をインディーズ時代から見てきて、和ロックというカテゴリを名乗り、フロントマンの中田裕二が憧れる安全地帯やイエローモンキーなどへのリスペクとをたびたび口にし、歌謡ロック道という孤高の道を進んできたバンドです。正直、椿屋四重奏という名前は聞いたことがあっても、実際にちゃんと曲まで分かるリスナーの絶対数は少ないかと思います。一番メジャーなのは、♯3「紫陽花」かな。
 正直、初期の歌舞いてた頃のイメージや、メジャーになってから更に歌謡曲寄りになってファンが離れていったりと、なかなかに茨の道を歩んできました。ただインディーズ時代から、やりたいことは一貫していて個性のしっかりしたバンドであったので、それが苦手な人もいたことでしょう。

 ここまで女性視点の歌詞を歌ってしっくりくる、色気のある丁寧な歌い方の出来る若手男性ボーカルは少ないかと思います。アルバムを通して聞くと、特に変わった歌い方なのではないのですが、年々、中田裕二の歌が巧くなり、曲のアレンジの幅も広がっているのが分かります。「雑録十撰」の時の歌い方って、ガレージバンド的というか、声がへろへろしてるし、Syrup16gの五十嵐辺りをなぜか思い出しました。そこから考えるともの凄い進化だし、アルバムの後半にいくに従って(曲の発表順に本作は収録されています)、言葉が削ぎ落とされ、シンプルになっていく。メロディのポップさは初期から変わらないのですが、まだまだ「曲が書ける」ことが分かるので、解散という事実は残念です。
 椿屋四重奏の存在って、ボウイでいうとジギースターダストみたいな架空のバンドを過剰の演じ過ぎたような印象を覚えます。演じてるんだけど、今までの歌謡ロックの歴史を手繰り寄せるように音源ごとに紐解くから、シーンの中で異端児としての扱われていたのではないでしょうか。鳴らしている音は正当派なんだけど、ロキノン周辺のバンドとしてデビューしたのが彼らの一番損な部分だったのではないでしょうか。フロントマンの童顔を活かしてアミューズ辺りから、アイドルバンドとしてデビューしていたら、また世間の評価が違ったような気がしてなりません(笑)また何年か経てから、再評価されたり、この人たちのフォロワーの若手バンドが出てくるのではないかなーということを期待します。ベスト盤としても、初回版は、稀少盤としてもオススメです。

「なくしたらまた見つけてきなよ
ひとつ色を変えてごらんよ 明日を編み出すマテリアルを」(♯16「マテリアル」)

ベストトラック:♯16「マテリアル」


オススメ度:★★★★


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Weekend『Sports』
 サンフランシスコ出身のスリーピース、Weekend(ウィークエンド)、2010年発表のデビューアルバム「Sports」。

 グローファイブームの決定打となったWashed Outの名盤をリリースした、メキシカン•サマーからリリースされて気になっていたのですが、このバンドの音源もインディーズな香り、ぷんぷんな感じで良いです。一言で言ってしまうと轟音シューゲイザーなのですが、まだ二十代半ばでこれだけ貫禄のある音を鳴らしてしまうことに驚きです。
 タイトなリズム隊と、囁くようなボーカル、爆発力のあるギターというオーソドックスなスリーピース編成ですが、充分ノイジーで、シューゲイザーな感じの甘いメロディが轟音の中から浮き上がってきます。ジザメリ、マイブラ辺りを個人的に思い浮かべましたが、ジザメリの影響が一番強いような気がします。レイヤー状に絡むような空間を感じさせるノイズが素敵です。

 冒頭の♯1「Coma Summer」はギターポップな感じで入りやすいのですが、このバンドの場合、♯3「Monday Morning」、♯8「End Times」などの轟音で暗い曲調の方がハマると思います。最近のシューゲイザー系バンドだとThe Pains Of Being Pure At Heartみたいなメロディ勝負のギターポップ寄りのバンドが多くて、ちょっと爽やかでw物足りなく思っていたのですが、Weekend、ダークかつ轟音な感じが懐かしいバンドです。そんなにバカ売れするタイプの音ではないですが(笑)、是非とも知名度を上げて欲しい良質なバンドです。

ベストトラック:♯1「Coma Summer」


オススメ度:★★★★


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RADWIMPS『絶体絶命』
 新世代邦ロックバンド、4人組のRADWIMPS(ラッドウインプス)、2011年発表の二年ぶりとなる5thアルバム「絶体絶命」。

 前作「アルトコロニーの定理」で、かなり突抜けたなーという印象を感じていたのですが、本作では更に凄いことになってます。前作ぐらいから、個人的な二人の関係性から世界に対して開かれた場所を目指しているんだけど、自意識過剰で自分の内面を世界の全てと勘違いしていたように思います。そこから更に足掻いて、前に進んでいます。なんというか、正しいセカイ系の進化過程をこのバンドの曲を聞けば分かると言っても良いでしょう。
 前作で歌モノにかなりシフトしていたように思ったのですが、本作では、歌詞主体に戻っています。ただ、歌詞の内容自体が、世界とか星とかを言葉に出して言及するようになっているので、旧来の恋愛至上主義の野田ファンは辛いかもしれませんwバンプみたいな朴訥とした歌モノの♯2「君と羊と青」、♯3「だいだらぼっち」、♯11「ものもらい」、♯12「携帯電話」、♯14「救世主」などは相変わらずな感じで及第点なのですが、アルバム冒頭の♯1「DADA 」の破壊力が凄いです。前作に入っていた「おしゃかしゃま」を超えました!!この曲やシニカルでラッドっぽい♯9「G行為」なんかは、現在は、この人たちにしか描けない曲ではないでしょうか。個人的には、こんなラップ調の曲で、もう少し勝負して欲しい気がします。

「生まれた時すなわちそれが入り口 あとは誰しも死ぬ時が出口
生きてることそれこそ回り道 長い暇つぶし そのものが命」(♯1「DADA 」)

 上記の一節なんて、出だしから悟りな結論で身も蓋もないですよね(笑)その後もミクスチャーロックな感じのトラックの中を野田の威勢の良い掛け声で煽る。なんかちぐはぐなトラックのようですが、日本語の乗せ方とかアプローチの仕方が面白いと思いました。
 アルバム通して、曲のレベルも高いし、まだまだ彼らの勢いが落ちていないので、次の音源も楽しみになりました。「絶体絶命」、ポップさと歌心を失わないラッドウインプスのバランスの取れた快作です。

ベストトラック:♯1「DADA」


オススメ度:★★★★☆


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androp『door』
 最近流行のプロフィールを非公開にしてデビューしてジワジワとブレイクしているロックバンド、andropの2011年発表の3rdアルバム「door」。

 一応、存在は知っていたのですが、本作と手にとったキッカケはこのアルバム冒頭の♯1「MirrorDance」を聞いたからです。今までのandropの音源はギターロックとJポップを縦横無尽に行き来していて面白い存在だなーと思っていたのですが、♯1「MirrorDance」という曲によって、このバンドがより雑食で振り幅が広いバンドだということがハッキリした気がします。イントロのリズムを聞いた時にサカナクションの新曲?と思ってしまったぐらいだったので(笑)、エレクトロニカ寄りのダンスミュージックを展開していますが(♯6「Q.E.D.」なんかもモロにそうですが)、アレンジの巧さとボーカルのジェントルな声、少しありがちなJポップ準拠のメロディの展開などが、良い意味で完成度を高め合っています。聞き逃せるレベルの爽やかさがありますw歌詞が無難だという部分もあるかと思いますが。

 本作、「door」の一枚通した完成度の高さはプロデューサーの手腕な感じもしますが、クレジットがなかったので誰なのか分かりません。ただ、ギターロックを中心に周縁のジャンルを飲み込んで彼ら流に咀嚼しているようで面白いです。初回版の八面の歌詞カード凝っているのは良いのですが、破けそうで扱いに困るのが何ですがwシーンの中でちょうど中間地点にいる架け橋になるようなバンドなので、引き続き注目したいです。

ベストトラック:♯1「MirrorDance」


オススメ度:★★★★


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killing Boy『killing Boy』
 アートスクールのフロントマンである木下理樹とストレイテナーのベース、日向秀和を中心に組まれた4人組のロックバンド、killing Boy(キリングボーイ)の2011年発表のデビューアルバム「killing Boy」。

 第一期アートスクールのメンバーであった日向と木下の邂逅とかにストーリーを感じる人にとっては、それだけでヨダレモノの組み合わせでしょう(笑)しかし、第一期アートスクールのようなグランジを中心にしたサウンドに向かうわけではなく、横ノリを中心にしたロックを展開しています。
 冒頭の♯1「Frozen Music」のイントロのベースなんて、今までだったらなかったかのような横ノリのアグレッシヴな展開で胸躍りました。しかし、♯2「Call 4 U」以降から、アートスクールっぽい方向に転換してしまうのが、かなり残念です。ニューウェイブかつ踊れるロックを目指したリズムを基調とするならメロディラインとテンポも、もう少しアートスクールと違う方向に切った方が良かったんじゃないだろうか。Nothing's Carved In Stoneの大喜多のドラム、手数の多い元スパルタローカルズの伊藤真一のギターなど個々の技術があるだけに、それを活かせていないのがもったいないです。

 また、歌詞も歌い方もアートスクールデビュー時から全く進歩がないのが木下の個性だと思っているのですが、後ろのメンバーのほうが本作ではメロディアスで躍動的なリフを繰り出しているので、やはり単調に聞こえます。未だに「僕の愛は死んで」とか「注射針を抜く時」なんて中二病っぽいことを歌われて、それに感動できる層が限られているんじゃないかと思います。本人たちも三十代なんだから、もう少し世界観も深化して欲しいなーと思いました。

ベストトラック:♯1「Frozen Music」


オススメ度:★★★


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