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MEW『Eggs Are Funny』
 デンマークを代表するスリーピースのロックバンドでここ日本でも人気が高い、MEW(ミュー)、2010年発表のベストアルバム「Eggs Are Funny」。

 これまでのバンド活動14年間の集大成となる初のベストアルバムになります。日本でのデビュー盤は本国での3rアルバムにあたる「Frengers 」になるので、そんなに長く活動しているバンドのような気がしないのですが、既にオリジナルとしては五枚のアルバムを出しているので、実はベテランバンドだったりします。 

 「Frengers 」のドリームポップ+シューゲイザー、「Mew And The Glass Handed Kites」のプログレへの接近、「No More Stories~」でのそれらのサイケ+プログレと全くアルバムによって別バンドのような進化を遂げるこのMEWという異色のロックバンドの軌跡。アルバムごとにカラーがかなり違うので、聴く前は正直寄せ集め感が否めない気がしたのですが、アルバム1枚通すとやっていることが一貫しているようで興味深いです。デビューアルバムであるTriumph for Manからも「wheels over me」、2ndの「Half the World Is Watching Me (Bonus CD)」からも「Sliva」などが収録されていて、日本のファン的にはレアだと思います。また、ほぼ今までのPVを網羅したDVDもファンなら必見の価値ありだと思います。レアなところだと「PANDA」とかPV初めて観ましたが、メンバーみんな若いし、画質も荒いしと時代を感じさせます。
 MEWというバンドは、初期からプログレ+轟音寄りのシューゲイザーという要素がありながらも、ボーカルであるヨーナスの声を活かした美メロを共存させることを何よりも最優先に模索していた事が分かります。それを繋ぐのが自分たちでディレクションしたPVであったりライブ時に背景に投影している映像だったりとビジュアル的な世界観までしっかりと作り込んでいく。映像を作る仲間から始まったバンドであるから、他のロックバンドとは最初から成り立ち自体が違うのですが、それが音にも統一感を持たせていく過程が面白いです。それにしても圧倒的に変なのに、こんなに聴きやすいのはなぜだろうか?と思ったら、アルバムタイトルである「Frengers 」という彼らが作ったfriendとstrangerを合わせた造語がピッタリとイメージではまって、バンド自体がしっかりと自分たちのことを冷静に分かっているんだよなーと笑ってしまいました。ちなみに悪趣味なwアルバムジャケットですが、メンバー4人の顔をモンタージュして作った顔らしいです。既に脱退したメンバーも含んでいるのが、友情を感じますね。MEW初心者と、PVを全てコンプリートしたい熱烈なファンにオススメです。

ベストトラック:♯15「Comforting Sounds」


オススメ度:★★★★


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Little Children『IN SILENCE』
 スウェーデンのストックホルム在住のLinus Luttiによるソロ・ユニットであるLittle Children(リトル•チルドレン)、2010年発表のデビューアルバム「IN SILENCE」。

 スウェーデンという場所がら、ここ日本にはあまりアーティスト情報が入ってこなくて事前情報がないのですが、このアルバムがデビューアルバムって凄いよ!!ジャンル分けするならアンビエント+フォークという感じなのですが、ピアノ、ギター、サックス、ウッドベースなどのアコースティックな楽器で組み立てられてゆく、生々しい音の数々がまるで即興のように聴こえてきます。音のタイミングとか楽器の入りが明らかに計算された即興なんだけど、朴訥としたつぶやくようなボーカルが緊張感を曲に与えてゆく。
 ボーカルの低音部分とか歌い回しが、Antony & The Johnsonsのアントニーっぽくもあるけど、そこまで振り切れていないので、逆に人に近いのでw安心感がある。全てはどこかで聴いたことのあるようなパーツの寄せ集めなのに、新しく響くのはなぜなのか?Linusの歌声とフレーズを反復しながら広がってゆくアコギ、繊細なピアノの三つの要素がこのLittle Childrenというバンドを決定づけている。♯5「Salvation」とかが顕著なんだけど、抑制された美学というか、バランスの取り方や音響的な構築の仕方がずば抜けて巧いと思いました。

 聴いていて、音的には違うのだけど、サイケフォークの伝説的な歌姫であるヴァシュティ•バニアンを思い出しました。Little Children、全くノーマークだったけど、デビューアルバムであるこの「IN SILENCE」は、素晴らしいです。

ベストトラック:♯5「Salvation」


オススメ度:★★★★☆


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Keane『Perfect Symmetry 』
 イースト•サセックス出身のスリーピースロックバンド、Keane(キーン)、2008年発表の3rdアルバム「Perfect Symmetry」。

 メンバーのトムのドラッグ中毒からのツアーの中止、そして更生施設からの卒業とメンバー的には試練を乗り越え、前に向けて再始動したキッカケとなったアルバムです。アルバム冒頭の「Spiralling」から、キラキラのシンセが跳ねるようなパーティナンバーで完全にモードが変わったのが分かるアルバムです。

 また、デビューアルバムで聴き手を魅了した泣きメロのバラードも復活しています。♯5「Perfect Symmetry」、♯6「You Don't See Me」なんか聴くとあの衝撃的な完成度だった「Hopes And Fears 」を思い出します。デビューアルバムの叙情的な感じと2ndで見せた内省的で沈む感じ、そのいずれもがここでは融合され、ポップにキーボードの上を音符が跳ねているようで1枚通してバンドの調子の良さを証明するようなアルバムになっています。本編最後の♯11「Love Is The End」もスリピースの最小の音の構成を活かそうというアレンジで佳曲です。キーンが一発屋ではなかったことが証明された音源と言えるでしょう。ピアノロックが好きな人は、マストなアルバムだと思います。

ベストトラック:♯1「Spiralling」
http://www.youtube.com/watch?v=SHjnUAHekyg

オススメ度:★★★★


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The Mirraz『TOP OF THE FUCK'N WORLD』
 ついに2人組となってしまったロックバンド、ミイラズ、2010年発表の3rdアルバム「TOP OF THE FUCK'N WORLD」。

 アークティック•モンキーズのパクリバンドとしての知名度をデビューアルバムで確立してしまい、色んな意味でデビューから話題性を確立したミイラズですが、本作では脱アークティック•モンキーズなるのか?というところがファン以外の一般リスナーの関心だと思うのですが、脱モンしていますwただ、捲し立てるようなラップスタイルは相変わらずで、一曲ごとの詞の言葉数が凄いことになっています。歌詞カードが真っ黒だ(笑)

 ここまで詰めれば潔い気もしますが、言葉数は詰め過ぎて、いつも前のめりな感じなので聴き手によっては疲れるアルバムだと感じる人も多いかもしれません。また、ラッドウインプス辺りを感じさせる恋愛中心主義剥き出しの歌詞に一抹の恥ずかしさを感じつつも、より日本のバンドっぽくなった印象を受けました。それを良しとするか、今度は日本のロキノン系の王道に擦り寄ったと見なすべきかによって評価が分かれそうです。ただ、このアルバムでやっとミイラズっぽさが見えてきた気がします。ストリーツのマイク•スキナーみたいな路上詩人的な立ち位置は、この人たちの世界観では、俗っぽすぎて駄目でしょうw神聖かまってちゃんぐらい振り切れた場所からプロレス的にマイノリティ代表を演じる以外では、日本においてのジェネレーションやワーキングクラスを代表するポジションの確立は難しいかと思います。

「僕はいつも過去にとらわれてばかりで 君はいつも未来の話ばかりで
足したら丁度「今」になるのかもね レシピがあれば曖昧にそこは「適量」」(♯7「君の料理 (レシピNo. 2027)」)

ベストトラック:♯7「君の料理 (レシピNo. 2027)」


オススメ度:★★★☆


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broken little sister『Memories, Violet & Demons』
 横浜を中心に結成された男女混成スリーピース、broken little sister(ブロークン•リトル•シスター)の2010年発表のデビューアルバム「Memories, Violet & Demons」。

 デモ曲がネットに出ていた気になっていたバンドですが、ついに正式なデビュー音源のリリースになります。男女ツインボーカル、レイヤー状になったギターが数本絡み、キーボードがメランコリックに鳴っている感じでポストロック、エレクトロを通過したシューゲイザーといった趣の音です。一言で言っちゃうと今的であり、ありがちな音なんだけど、ギターの重ね方やボーカルの輪郭の融け具合が素晴らしいです。
 そして、楽曲もシューゲイザーバンド特有の甘いメロディとノスタルジックな感じで、ウルリッヒ•シュナウスが来日公演のサポートアクトに選んだということにも納得のクオリティです。
 ボーカル、ギター、ベース以外はMacの制作ソフトであるLogicで打ち込みということですが、それらのパートが生々しいダイナミズムを放っているので、あまりデジタル臭さが鼻につくことはありません。日本のバンドにありがちなケレン味はありませんがw、ジワジワと微熱を帯びていくようなボーカルと、少しづつ重なっていく美しいギターが病み付きになりそうです。まだ、シューゲイザー界隈でしか知られていないバンドですが、良いバンドなので、一押しです。

ベストトラック:♯2「Silence」


オススメ度:★★★★


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2010年後半に観たライブベスト5
 2010年も残りわずかなので、今年の後半に筆者が観たライブを勝手にランキングにして発表しましょう。他の媒体と違って全く個人的な見解なので、気に入らなくても勝手に読み流してね(笑)

★5位:
2010/9/21:Kyte@恵比寿リキッドルーム

 前回の単独来日も渋谷クアトロで観たのだけど、全く違うバンドのように演奏が筋肉質になっていて生々しかった。特にドラムとボーカルが陽性な感じになっていて、観客を煽って、それに応える形で盛り上がるという理想的なライブの形だった。ただのMEWやシガーロスと比べられる美メロバンドから、脱皮していた。一年経たずに若い女性ファンが増えていて、明らかにファン層が変わっていて驚いた。日本での人気なのも納得のライブだ。

◆Kyte「IHNFSA」





★4位:
2010/9/25:the HIATUS@ZEPP東京

 the HIATUS、デビューツアーから観ているのだけど、ライブの本数をこなすごとに着実にレベルアップしていて、どこまで行ってしまうのか?音源よりライブのほうが格段に面白いバンドだ。ライブの本数をこなすたびに、バンドとしての音がまとまっていってるのだけど、同時にメンバーの個性がクリアになっていっている気がする。矛盾しているような表現だけど、観るたびに良くなっていくので楽しみだ。この日は収録も入っていたためか、観客も一緒に大合唱しながら、ハイになっていって踊っていた。

◆the HIATUS「The Flare」





★3位:
2010/11/27:Manic Street Preachers@横浜ベイホール

 マニックス、ひさびさの来日。ベスト盤に伴うツアー以来じゃないのかな?横浜ベイホールなんて、なんでこんな小さいハコを選んだのか分からないけど、ナノムゲンをドタキャンしたから、その横浜の地でリベンジしたかったのではないだろうか?観客の年齢層は三十代が中心な感じだったけど、始まったら一曲目から大合唱でモッシュが凄い!!フロントマンのジェームスもそれには、驚いていた(笑)
 まさかパンクっぽい初期の曲や隠れた名曲である「Ocean Spray」なんて昔の曲をやってくれるとは思わなかった。それ以外も今までのシングルを中心にした構成で、ベスト盤のツアーのようなセットリストと盛り上がりだった。要約すると「今日は、観客が俺たちを幸せにしてくれた」みたいなMCをしていて、バンド自体も上機嫌だった。最後まで歌いまくって会場が一体になった。流石は、UKの大御所バンドな貫禄のライブ。

◆Manic Street Preachers「Ocean Spray」





★2位:
2010/12/4:Jonsi@新木場スタジオコースト

 シガーロスのボーカルであるヨンシーのジャパンツアーに最終日。事前にライブCDで予習していたとはいえ、ヨンシーの存在感と圧倒的な声だった。前回のシガーロスの来日の時はヨンシーの体調が悪かったせいで声が出てなかったのだけど、今回はそれを晴らすかのようにどこまでも伸びるファルセット、後ろのバンドメンバーも楽しそうに演奏していて、観ていて幸福感のある光景だった。ライブの最後の曲の「Grow Till Tall」のアウトロの轟音まで含めて全て計算されていたかのようなライブで、アートとしてもエンターテイメントとしても一級だと思った。感動して泣いている観客も多数いた。

◆Jonsi「Go Do」





★1位:
2010/11/18:The Flaming Lips@ZEPP東京

 個人的に単独での来日をここ数年待っていたアメリカのサイケロックの大御所、ザ•フレーミング•リップス。MEWとのジョイントツアーの最終日。一曲目から、紙吹雪、風船、着ぐるみのダンサー投下ともう何が何だか、分からない中をスペースバブルに入ったフロントマンのウェインが観客の頭上を歩いていく。幕が開いた瞬間から、通常のライブでいうとアンコールとかライブ終盤だろうというレベルの盛り上がりと演出で、強制的にクライマックスな感じw既にこの時点で泣いている観客が出始めていた。
 これは、予定調和をぶっ壊すってことと、日常の生活から祭りの場に観客を切り替える意味もあるんだろうけど、あれは反則だ。観ている最中、ずっと脳が思考停止し、ハイになっている感じ。ウェイン、五十歳とかなのに、動きまくるし観客を煽りまくる。もうオーラから違う。彼らはステージ上で女性器から登場し、赤ちゃんが悲鳴をあげるようなテンションの演奏で空間を多幸感で塗り替えていく。演奏が下手とか時節メロディが外れているとか、そんなこと言うのが無粋なぐらい圧倒的な世界観と説得力のある音。「Do You Realize??」の大合唱とか、ここが日本とかどうでもよくなるほど、ピースフル♪今年、個人的には数十本ライブ観たけど、圧勝でしょう。

◆The Flaming Lips「Do You Realize?」




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RAVEN『限り無く赤に近い黒』
 元ブランキー・ジェット・シティのベーシストである照井利幸のソロプロジェクトであるRAVEN(レイヴン)、2004年発表のデビューアルバム「限り無く赤に近い黒」。

 自身がボーカルをとったり、新人の女性ボーカルを入れてみたり、チバユウスケをボーカルに迎えてみたり、ブランキーの中村達也がドラムを叩いていたりと、布陣的には豪華なんだけど、その分、サウンド的にちぐはぐな感じが否めないアルバムです。アルバムとしてコンセプトがあるというよりも、照井利幸が想い描いていたBJCやROSSOで出来なかった音を手探りに試してスケッチしている感じがします。8曲入りとコンパクトにまとまっているのも、偶然ではないかと思います。

 それにしても、チバユウスケのシャウトが入った時のボーカルスタイルがカラーが強すぎる(笑)まるで彼のバンドかのように染め上げていくのは流石です。それが、♯4「Cherry Bon Bon」では、BJCvsミッシェルみたいな中村達也のドラムと照井のベースと正面衝突で演っているのだから、かなり聴く価値があると思います。90年代の日本のロックンロールが好きな人ほどグッとくるナンバーだと思いました。これのみで良いので、試聴してみてください。BJCやミッシェルなんか好きな人にとっては他は、ちょっと好き嫌いが分かれる感じの曲が多いかと思います。RAVEN、あまり知られていませんが、ROSSO第二期のキッカケとなった過渡期のプロジェクトです。

ベストトラック:♯4「Cherry Bon Bon」


オススメ度:★★★☆


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Little Barrie『King Of The Waves』
 イギリス、ノッティンガムのスリーピース、リトル・バーリーの2010年発表の3rdアルバム「King Of The Waves」 。

2ndアルバムである前作から、四年ぶりのアルバムとなります。フロントマンかつギタリストであるバーリー•カドガンがプライマル•スクリームやモリッシー、ポール•ウェラーなどの大御所の元でレコーディングやら、ツアーサポートでここ四年間弾き続けてきたこともあり、それがどんな風にひさびさの新作に影響をもたらすのか?ドラマーが変わってどうサウンド的に変化したのか?気になっているところだと思いますが、誤解を恐れずに言ってしまうと何も変わりません。
 リトル•バーリーはギミックなしのロックンロールを鳴らすことに邁進していて、相変わらずグラマラスなギターとそれを支えるリズム隊という研ぎ澄まされたようなスリーピース。ここにあることは、ただ、それだけです。他の新人バンドのようにちょっと尖った部分を売りにしたり、流行にのってサイケ寄りだったり、グルーヴで押し通そうとかそんなちょこざいなことは彼らはしません。相変わらず、黒光りするようなギターが囁くように、曲によっては叫ぶように鳴っていて、ギタリストはアドレナリンが出まくるアルバムになっていると思います。

 プロデューサーもデビューアルバムのエドウィン•コリンズと再度組み、前作に比べたらリズム隊もグッと前で鳴っているような感じでバランスが良いです。バーリー•カドガンは、回顧主義なだけでなく、現代的なギターを弾くギタリストだと思うのですが、相変わらずアレンジや聴かせ方のセンスが良いですね。ひさびさの直球勝負のアルバムで嬉しくなりました。ギミックや捻りなしのロックンロールが聴きたい人に、オススメのアルバムです。

ベストトラック:♯9「I Can't Wait」


オススメ度:★★★★


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Cocco『エメラルド』
 沖縄出身の孤高のシンガーソングライター、Cocco(こっこ)、2010年発表の7thアルバム「エメラルド」。

 ほぼ三年ぶりの待望のアルバムとなり、自身でプロデュースを手がけています。Coccoの声自体は全盛期のような声量が復活してきています。一時の不調が嘘みたいに高音が伸びるようになっています。そして、歌詞は島言葉など自身のルーツを再び取り戻すような要素を織り交ぜています。また、曲自体は、ポップでJポップとしても聴けるかと思います。
 ただ、九十年代のCoccoの凄さをリアルタイムで観てきている立場から言えば、声は同じですが、あの頃とは全く違うアーティストですよね。なんか、ただ歌の巧いシンガーソングライターになってしまったとでも言えばいいか。PVなどでも時節見せる表情が穏やかでファン的には歓迎すべきことなのですが、凄みや人を寄せ付けないオーラがここにはありません。沖縄の「みんなのうた」のお姉さんになりたいのかなーと聴いていて思いました。

 これってロックバンドの初期衝動的なことにも共通するのですが、悩みや怒りが音の核となっているアーティストってそれが晴れた&解決した後には、何を鳴らせば良いのか?と長くアーティストをやっている人は必ず通る道のような気がします。また、ギリギリの演奏をしているアーティストの場合、巧くなってしまうとその緊張感がなくなって魅力が半減してしまうという矛盾も抱えていて、非常に難儀な立ち位置だなーと思ってしまいます。でも、九十年代に衝撃を受けた者としては、Coccoは何となく気になるアーティストなので、期待して新譜を手に取ってしまうんですよね(笑)2001年以降のCoccoのアルバムの中では、ポップで一番の出来だと思いました。

ベストトラック:♯5「玻璃の花」


オススメ度:★★★☆


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Wild Nothing『Gemini』
 バージニア出身の22歳のジャック・テイタムによるソロ・プロジェクトWild Nothing(ワイルド•ナッシング)の2010年発表のデビューアルバム「Gemini」。

 1人宅録から始まったドリーミーなユニットですが、このデビューアルバムで到達した地点をザックリ言うと、オリジナルシューゲイザーであるマイブラの初期みたいなクリーントーンのギターのザクザクしたカッティングとキラキラしたメロディの合わせ技です。少しノイズが乗っかっているだけなので、純粋にはシューゲイザーではない感じはしますが、ザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートやドラムスとかのメロディの蒼い感じと近いです。元はスミスのマーとかまで遡る気もしますが、今のインディギターロックの流行なのでしょうか。
 具体的に曲を挙げますと、♯2「Summer Holiday」とかのキラキラした爽やかさにグッとくる人は多いかと思います。あと♯10「Chinatown」のサイケな感じとかは、ありそうでなかった感じのタイプの楽曲で面白いですね。他の曲でもチープなシンセが良い意味で脱力感があって、ストレンジな音空間を形成しています。アルバム全体のフックとしては弱い感じもしますが、若いのでこれから大化けしそうな気もします。

 Wild Nothing、知名度的にはまだまだですが、シューゲイザーとかネオアコというキーワードに引っかかる人は、チェックしておいても損はないかと思います。

ベストトラック:♯2「Summer Holiday」


オススメ度:★★★☆


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Mt. Desolation『Mt. Desolation』
 ピアノロックバンド、Kaene(キーン)のメンバーでありメインソングライターであるティム•ライス=オクスリーとキーンのサポートをつとめるジェス•クインの2人によるバンド、Mt. Desolation(マウント•でソレーション)による2010年発表のデビューアルバム「Mt. Desolation」。

 キーンの静謐な感じを思い浮かべると肩すかしを食らいます。一曲目の「Departure」から、跳ねるようなリズムとカントリー調で賑やかな曲です。それ以降も後半にいくまで、ピアノ、アコギイ、ドラム、パーカッション、ブルースハープなどアコースティックな編成ではあるのですが、アップテンポな曲が多くて楽しくなります♪2人が自分が書いた曲ごとに交互にボーカルをとっているのですが、どちらもいつもの自分のパートじゃないのに巧いです。2人とも耳障りの良いジェントルな歌声で、あまりサイドプロジェクトのバンドとは思えないぐらい、曲の完成度も高いです。出し惜しみとせずに、真剣に、このバンドで演奏することを楽しんでいるのが伝わってきます。このレコーディングメンバーも自分の身近な友人や家族が演奏に加わっている影響もあるのでしょうか。

 特にリズムが勢いよく跳ねる♯1「Departure」、クラッシックな感じの♯4「State Of Our Affairs」、ジェスのファルセットが心地よい♯9「My My My」、本体のバンドで発表されてもおかしくないような曲調の♯10「Coming Home」などが珠玉の出来です。キーンが苦手な人でもカントリー好きな人は、こちらのほうがハマるかもしれませんね。ぬくもりを感じるアレンジとすぐに口ずさめるような人懐っこいメロディ、それだけなんだけど、タイムレスな魅力があるバンドだと思いました。サイドプロジェクトとは言わずに、もう1枚ぐらいアルバムを作って欲しいです。「Mt. Desolation」地味なんだけど、隠れた名盤だと思います。


ベストトラック:♯4「State Of Our Affairs」


オススメ度:★★★★


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Carl Barat『Carl Barat』
 2000年代を代表するイギリスのロックバンド、リバティーンズのフロントマンであるカール•バラーの2010 年発表のソロデビューアルバム「Carl Barat」。

 カールが立ちあげたバンドであるダーティ•プリティ•シングスを経て、ついに自身の名前名義では初のリリースとなるアルバムになります。しかも、アルバム自体にセルフタイルを冠していている、あまりにストレートに勝負にきたアルバムと言えるでしょう。歌メロを中心にギターやピアノ、ストリングスなどアコースティックな楽器を中心に組み立てています。かなり削ぎ落とされた感じはしますが、地味な感じはしません。相変わらず、イギリスっぽい純血統な感じの切ない感じのメロディを書いています。年齢の割には、ちょっと枯れ過ぎな感じもしますがw特に♯8「What Have I Done」以降のナンバーの哀愁感がこの人ならではだと思います。リバティーンズの時もそうでしたが、メロウなタイプの曲がハマるボーカルですよね。

 ただ、このアルバムにキラーチューンがあるかと言えば、少し疑問が残ることも事実です。♯5「Run With The Boys」や♯7「So Long, My Lover」なんかは良曲だと思うのですが、アンセムと言えるかというとやはり弱いです。リバティーンズ自体がカールとピートの組み合わせだから起きた奇跡的な化学反応だったのかなーというのを改めて感じました。ちなみにジャケットに写っているのが彼の奥さんです。それだけ素のモードで作ったアルバムなのでしょう。


ベストトラック:♯5「Run With The Boys」


オススメ度:★★★★


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Jonsi『go live』
 アイスランドを代表するポストロックバンド、シガー•ロスのフロントマンであるヨンシー•バーギッソンの自身の名前を冠した2010年発表のデビューアルバムに伴うツアーのライブ映像を収録した「go live」。ライブ映像収録のDVDとライブを収録したCDの2枚組になります。

 映像に収録されているのは、映像はアルバムツアーに伴うイギリスでのリハーサルライブの模様です。みんな観客が動物のコスプレをして参加という条件のためか、会場自体がビジュアル的にもかなりドリーミーな風景になっていますが、更にそれを加速させるように凄まじい演奏をするヨンシー率いるバンドが凄いです。バンドには、私生活のパートナーでもあるアレックスも参加しているのですが、彼のプレイが霞むぐらいに一体感のあるバンドっぽい音を鳴らしています。ライブ一発目のリハーサルがこのレベルってことは、ツアーファイナルはどんなレベルまで行ってしまうのか?と思うと楽しみでなりません。演奏の合間にバンドのメンバーがヨンシーについて語っているのですが、観ていてヨンシー自体、実はポジティブな人なのかなーという印象を受けました。シガーロスのイメージが強すぎるせいか、根暗っぽいイメージがあるんですよねw
 バンドのメンバーもそれぞれ担当する楽器が複数あったりと(ビールを運ぶトレーも打楽器だったり)、かなりテクニカルなメンバーを集めたのかなーと思いながらライブ映像を観ていたのですが、中盤ぐらいに出てくる控え室でみんなで音楽に合わせておどけながらダンスしているシーンがあるのですが、あれ見たらそんなことは実はどうでも良くなってきます。ただ音を鳴らすのが楽しいままに大人になってしまった人たちが、純粋に音楽と戯れている。だから、あんなにポジティブな音を鳴らせるのかなーと思いました。
 プロデューサーでもあるニコ•ミューリーの影響も大きいと思うのですが、シガーロスのフロントマンというプレッシャーから解放され、開き直ったかのようなヨンシーの強さがバンド自体にも良い影響を与えているのではないでしょうか。ライブ映像も音源も陽性なんだけど、時々挟まれるフィードバックノイズやら声に宿るシャーマニックな感じなんかは確実にサイケなのですが、それすらもポップの一部分に塗りこめていくのが、このバンドの凄いところだと思いました。シガー•ロスファン、北欧のロック好きは必見です。

ベストトラック:♯9「Boy Lilikoi」


オススメ度:★★★★☆


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Coldplay『Prospekt's March』
 イギリスを代表する4人組のロックバンド、コールド•プレイ、2008年発表のep「Prospekt's March」。

 4thアルバム「Viva La Vida Or Death And All His Friends(日本語盤は「美しき生命」)」で世界的にブレイクを果たしたコールド•プレイが発表したのは、アルバムとほぼ同時期に制作されたepでした。全8曲入りで、二曲がアルバム内の曲のリミックスなので、実質6曲がアルバム未収録の新曲になります。
 バンド側は「Viva La Vida Or Death And All His Friends」と2枚で一つの音源である旨を主張していますが、どうもアウトテイク臭い感じが……商業的な打ち出し感が拭えないw
 ただアルバムの雰囲気を継承した佳曲集といった感じなのでアルバムが気に入った人には、オススメです。比較的、出来が良かったのはリードトラックと思われる♯1「Life In Technicolor ii」と♯4「Rainy Day」でしょうか。ただ、この時期のコールド•プレイの曲に言えることですが、曲展開やアレンジが、壮大になり過ぎているように感じます。毎回、あの記名性の高いファルセットとゴージャスなストリングスアレンジじゃ、キラリと光る曲も全て同じように聴こえてしまいます。毎回、焼き肉弁当出されたら、それが美味しくても、いつか飽きるでしょう?(笑)
良い曲があるのは間違いないので、興味をもったら手に取ってみてください。

ベストトラック:♯1「Life In Technicolor ii」


オススメ度:★★★★


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CARNE『The Sociopass City』
 ブランキー•ジェット•シティのベースの照井利幸とKOOKこと神内多句磨が組んだ2人組のバンド、CARNE(カルネ)による2001年発表のデビューアルバム「The Sociopass City」。

 ブランキー解散後、照井のソロ活動として初めてドロップされた音源になります。照井利幸のソロ活動の中では、あまりに照井カラーが薄すぎるためか、もうなかったかのような扱いを受けているCARNEですがw、彼のソロの中では一番完成度が高く強固の世界観を持っていたように思います。
 ボーカル&ギターのKOOKの個性が強過ぎて、彼のソニー時代の音源を思い出します。相変わらず、グラマラスなギターとスウェードのボーカルを思わせるような粘っこい歌い方で日本語に聴こえません。音自体は正当派のニューウェーブな感じなのですが、この人が歌うとグラムロックにしか聴こえませんね。照井自体もそれを支えるように、一歩引いた場所からベースやシンセを重ねていて、その2人の距離感が面白いユニットだと思います。歌詞は、Kookが担当しているので、耽美かつゴシック。この音源に関しては、BJCファンというよりも、ニューウェーブとビジュアル系のファンに対して薦めたいです。CARNE、この「The Sociopass City」1枚で自然消滅してしまったのが残念なバンドです。

ベストトラック:♯1「Loid」


オススメ度:★★★★


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Dark Dark Horse『CENTURIES』
 元KYTEのメンバーであった、ジェイミー•ワードのソロプロジェクトであるDark Dark Horse (ダーク・ダーク・ホース)の2010年発表のデビューアルバム「CENTURIES」。ボーカルには、Kids in The Carsのジェームス・スタフォードを迎えて制作されました。

 ジェイミー•ワードについて、最初のKYTE来日時だけいたメンバーという知識しかなかったのですが、最初の音源である「KYTE」の音にかなりの影響を与えていたことがこの音源を聴くと分かるかと思います。初期のKYTEの静かなエレクトロニカ仕様は、この人が結構な割合で音を提案していたんじゃないのかと。シンセで出しているベルっぽい音やリヴァーヴのかかった打楽器などが「KYTE」の音のまんまで、ちょっと捻れよっと思ってしまいますが(笑)、ミニマルな音作りと、エレクトロニカなのにデジタル臭さがなく、ハンドメイドな空気感をアルバム通して感じました。
 Dark Dark Horse、メランコリックな美メロと研ぎ澄まされたかのような音を削いだエレクトロニカ。北欧のMEWやシガーロスなどの美メロな感じのバンド好き、ポストロックバンド好きな人たちにオススメです。


ベストトラック:♯「‪In A Lifetime Before‬」(アルバム未収録ですが)


オススメ度:★★★☆


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