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BIGMAMA『Roclassick』
 東京を中心に結成された男女混成の五人組のバンド、BIGMAMA、2010年発表の
コンセプトアルバム「Roclassick」。

 本作はバンド初のコンセプトアルバムとなり、「ロック×クラシック」というコンセプトを元に制作された七曲入りのミニアルバムになります。クラシックの名曲で日本人が一度は耳にしたことがある曲を中心に選ばれており、ヴィヴァルディの『春』、ベートーヴェンの『運命』や『エリーゼのために』、パッヘルベルの『カノン』など、名前は分からなくても誰もが一度は聴いたことがある名曲を元に制作されています。
 BIGMAMAのメンバーにバイオリンがいることもあり、クラシックのおなじみのフレーズを弾いた時にシックリとハマります。そこにギターやドラムが入ってきて、音がいつものBIGMAMAの音になり、まるで自分たちの曲かのように大胆にアレンジを加えていきます。特にアルバム冒頭の♯1「走れエロス」は、あの有名なフレーズから始まり、疾走感のあるロックが展開されていきます。また、曲名に偽りもなくw、英語詞で歌メロも疾走感があってカッコいいのですが「少年が時がきて、コンドームを買いに走る」という非常に甘酸っぱい物語が展開されていて、フロントマンの金井政人の面目躍如といった感じです。この人の書く英語詞は語呂が良くて、ちょっとクスって笑ってしまうような変な詞が多いので、日本人っぽくない感じが個性となっています。その他の曲も美味しい有名フレーズで押しているような印象がなくもないのですが(笑)、このバンドなりのアプローチで面白いです。「ロック×クラシック」でこのまま何作がリリースしても良いような気さえしますが、この経験が次のオリジナルアルバムにどう活かされるのか楽しみです。

ベストトラック:♯1「走れエロス」


オススメ度:★★★★


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cruyff in the bedroom『ukiyogunjou』
 ジャパニーズ・キング・オブ・シューゲイザーこと4人組のシューゲイザーバンド、cruyff in the bedroom(クライフ・イン・ザ・ベッドルーム)、2010年発表の二年ぶりとなる4thアルバム「ukiyogunjou」。

 相変わらずの轟音ギターとフィードバックノイズの渦に聴いていて、シューゲイザーファンはニヤリとしてしまうことでしょう。サビに向かって、上昇してゆくようなメロディの展開など前作以上にエモっぽさも感じさせます。ただ、ニューゲイザーやら、ここ数年の若手バンドのシューゲイザーブームを黙らせるようなノイズとキラキラしたメロディがクライフから放たれ、空間を埋め尽くしていきます。また、日本語詞に前作から戻った事により、ハタユウスケの線の細いボーカルの良さが際立っているように思いました。
 なんか、デビューから十数年して元の位置に戻ってきたかのような印象を受けるフレッシュなアルバムです。もちろん、演奏能力もアレンジの多彩さもデビュー時とは比べ物になりませんが。シューゲイザーの雄である、ルミナスオレンジもそうですが、ここ2~3年シューゲイザーバンドの大御所がニューゲイザーブームによって再評価され始めているなーと思いました。シューゲイザー以前に、ロックなアルバムとしても、良盤です。

ベストトラック:♯1「Ukiyogunjou」


オススメ度:★★★★


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Antony & The Johnsons 『Swanlights』
 アントニー&ザジョンソンズ、2010年発表の4thアルバム「Swanlights」。前作から一年ぶりとなるアルバムで、かなりのハイペースで発表されました。

 相変わらず、ピアノとアントニーの声のみが響いて、後は少しのストリングスが入っていますが、どうでも良くなるような最小限の構成で作られている音です。でも、曲が良いし、この天性の声だけで、他の全てのアーティストとの差別化に成功しています。ギターとかドラムとか入れたくなる誘惑なんて彼にはないのでしょうか?リリースを何枚重ねても、ミニマリズムを追求しているようでストイックです。時代性に関係ない貴重なアーティストだと思います。
 今回、新しい試みとして♯9「Flétta」でアイスランドの歌姫、ビョークと競演していますが、どちらも凄いエネルギッシュかつシャーマニックな声をもったアーティストなので、音源からでも緊張感が伝わってきます。ピアノと2人の声だけなので、とても濃密な四分半になっているかと思います。ビョークファンも一聴も価値ありです。ビョーク以外でこの人とデュッエットして負けない現役のアーティストは、シガーロスのヨンシーぐらいしか思い浮かばないですw
 聴いているうちにただただ意識を持っていかれます。前作「The Crying Light」に比べると曲調的に少し統一感に欠ける印象を受けますが、アルバム1枚通したクオリティは全く落ちていません。とりあえず、聴いてみてください。

ベストトラック:♯8「Thank You For Your Love」


オススメ度:★★★★☆


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sleepy.ac『sleepy.ac LIVE @Sapporo Kitara』
 北海道を中心に結成された4人組のsleepy. ab(スリーピー)のアコースティック編成時の名義であるsleepy.ac、2010年発表のライブアルバム「sleepy.ac LIVE @Sapporo Kitara」。

 ライブでsleepy.ac名義で出演することはあっても、音源としては初のでsleepy.ac名義でのリリースとなります。また、ライブ盤としては三枚目ですが、初めてメジャーレーベルからのリリースとなりますが、これ自体は、契約上の関係かなと思います。
 アコースティックツアーのファイナルであり地元の北海道で行なわれただけあり、メンバーも気合いが入っていることが分かります。途中ストリングス隊も参加したりと通常のツアーより、編成自体もかなり贅沢です。録音の方もクラッシックで使われているホールのためか、かなり音が良く響いているのが分かります。ライブ盤とは思えないぐらい、綺麗に各楽器の音が聴こえることに驚かされました。原曲とは全く違う表情を見せるピチカート•ファイヴのカバー曲の「メッセージ・ソング」や福原美穂をボーカルに迎えてデュエットしたハモりが気持ち良い♯12「Apologies」なども珠玉の出来なのですが、その他の曲もアコースティック編成のほうが良いんじゃないのか?と思うぐらい、アレンジがハマっています。特に♯2「なんとなく」、♯7「君と背景」、♯10「ねむろ」などが録音された音源より、このライブバージョンの方が成山の声の伸びが生々しく、音の揺らぎが伝わります。「君と背景」のシングル盤のアレンジにガッカリした人ほど、偏見を捨てて聴いて欲しいと思います。
 帯にある「安眠導入盤」に偽りはないと思いました。1枚通して、静かなスリーピーの世界に連れて行ってくれるライブ盤です。今までのライブ盤と比べても、音やアレンジのレベルがアップしているので、オススメです。

ベストトラック:♯12「Apologies」


オススメ度:★★★★


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Washed Out『Life of Leisure』
 南カリフォルニアのWashed Out、2010年発表のデビューミニアルバム「Life of Leisure」。「Feel It All Around」の限定7インチが好評のために、リリースされました。

 ♯4「Feel It All Around」が聴いたことがあって、誰の音源が気になって手に取ったのですが、他の曲も笑っちゃうぐらい80sな感じのシンセポップです。安っぽい、遥か昔の学生時代の夏休みを思い出させてくれるような甘酸っぱい感じがたまらない、ディスコサウンドです。
 録音レベルのロウファイとも違う、アナログシンセからの出音自体がもの凄く安っぽい音なんだけど、安っぽいデジタルな音が鳴り続けるとより有機的に聴こえてしまうのが興味深いです。しかも、90sみたいにビートが早いわけではなく、遅めでゆらゆら踊っているのが思い浮かぶようなユルい感じのビートなんですよね。全体的にはキラキラした感じのサウンドで能天気な感じなのですが、歌メロがちょっと陰を含んでいるのが他のアーティストとは違う感じがしました。
 最近のアーティストだと日本では、ラリーレーベルから出ているトロイ•モアなんかが気に入った人は、マストな音源だと思います。

ベストトラック:♯4「Feel It All Around」


オススメ度:★★★☆


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THE PREDATORS『THIS WORLD』
 山中さわお(the pillows)、JIRO(GLAY)、高橋宏貴(Scars Borough、ELLEGARDEN)の三人によるオールスター的なバンド、プレデターズ、2010年発表の3rdアルバム「THIS WORLD」。

 今回から、ドラムがナカヤマシンペイから、高橋宏貴に変わりました。それにより、かなり直線的なリズムが誇張されているように思います。特にサビの直前で序々に煽っていく感じのドラムが、高橋宏貴っぽいなーとニンマリしてしまいます。ドラマー的にテクニカルなのは、ナカヤマシンペイなのかもしれませんが、この手の疾走感のあるオルタナティブロックの場合、高橋のほうがしっくりくるような気がしました。
 曲については、相変わらずニルヴァーナっぽいザクザクしたギターが印象的な曲が多いのですが、本作はJIROの作曲比率が増えているせいか、今までのアルバムに比べると即効性のある曲が少ない感じします。でも、♯2「TRIP ROCK」は、まんまピロウズなメロディラインで、曲が間に合わなかったのかなーなどと勘ぐってしまいます(笑)プレデターズ自体がどのメンバーからもサイドバンドとして、音楽を楽しむ場として始まったので、お祭り的なバンドなのは分かるのですが、正直これだけのメンバーならもっとクオリティの高いことが出来るのになーと少し残念な気もします。クオリティが低い訳ではないけど、三枚目としてはちょっとマンネリな印象を受けました。

ベストトラック:♯3「THIS WORLD」


オススメ度:★★★☆


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Philip Selway『Familial』
 イギリスを代表するロックバンド、レディオヘッドのドラマーであるフィリップ•セルウェイ、2010年発表のデビューソロアルバム「Familial」。

 レディオヘッドのスタジオで一緒に仕事をしていたイアン・ダヴェンポートがプロデュースを手掛け、ウィルコのグレン・コッチとパット・サンソン、元ソウル・コフィングのベーシスト、セバスチャン・スタインバーグなどが参加しました。豪華な布陣ですが……結論から言ってしまいますが、そんな事前の情報がどうでも良くなるぐらい、アルバム1枚通して完成度が高いです!!そもそも、ドラマー一辺倒だった人がこれだけ曲を書けて、歌えてしまっていることに驚かされます。ジャンル的にはアシッドフォークになると思うのですが、温かいアコギの弾き語りに優しいフィリップの美声が乗っている、それにサイケなスパイスを少々といった感じなのですが、いやーレディオヘッドのドラマーとか関係なく、既に出来上がってしまっているレベルです。ドラムだけじゃなく、他のバンドでフロントマンとしてもやっていけるんじゃないのかなーと思います。この声と哀愁漂う曲は、一部の人たちにとっては中毒性が高いでしょう。

 このアルバムの唯一の欠点をあげるとすれば、彼の性格なのか、優しさ溢れる素直すぎる歌詞がどう響くか?ぐらいなんじゃないのかな。予想を大きく裏切られましたが、アコースティックなアルバムが好きな人には、文句なしにオススメです。

ベストトラック:♯1「By Some Miracle」


オススメ度:★★★★☆


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サカナクション「アイデンティティ」
 北海道を中心に結成された男女五人組のサカナクションの、2010年発表の3rdシングル「アイデンティティ」。

 前作「kikUUiki」で大幅な音の更新とブレイクを果たしたサカナクションですが、あのアルバムでは「アルクアラウンド」などはあったものの、彼らのミディアムナンバーを中心に内省的な印象を受けました。本作では、前々作にあたる「シンシロ」の延長線上の分かりやすいぐらい踊れるアッパーなラテン系のリズムが印象的なナンバーになっています。特にベースをおっかけてるとテンションが上がります。曲のテーマも「アイデンティティ」ですし、メロディもポップでド直球な曲です。特に最初のコーラスから、サカナクションンのことを知らなくても、掴みはOKってぐらい強烈です。彼らを論じる時に、ダフトパンクとかレイ•ハラカミなどの影響がよく言われていますが、コーラスの使い方などは、2000年代のバンドだと初期のカサビアンの影響を受けているように思います。

 それにしても、かなりのスピードで新曲をリリースしているのに、全くクオリティが落ちていないどころか、完成度が上がっていっているのが彼らの凄いところだと思います。ここまでデビュー時から、変わらない踊れる歌謡曲的な路線で、音楽フリークから、Jpop好きまで巻き込んだところに旬なバンドとしての強さを感じます。音源が出るたびに、聴くまえから期待してしまう数少ないバンドだと思います。

「好きな服はなんですか?好きな本は?好きな食べ物は何?
そう そんな物差しを持ち合わせてる僕は凡人だ」(♯1「アイデンティティ」)

ベストトラック:♯1「アイデンティティ」


オススメ度:★★★★


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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽


2010年にブレイクしたオススメ新人バンド
2010年もいつの間にか、あと少しで終ってしまうので、忘れないうちにw、今年デビューして気になった、邦楽の新人バンドなど挙げてみる。

■世界の終わり「虹色の戦争」

たぶん、今年一番急速にファンを増やしたバンドだと思う。朴訥とした声、世の中の矛盾をつく歌詞とか、ヤケに世界観が大きいところとか、若者受けする要素がいっぱいで、ラッドやバンプとファン層がかなりの部分被っている印象を受ける。恥ずかしいぐらいポップだけど、世代交代を感じるバンド。



■神聖かまってちゃん「23才の夏休み」

ニコニコ動画やブログなどのネットメディアなどから、地道に宣伝し、一気にブレイクしたヒッキーの救世主的なミュージシャンの神聖かまってちゃん。演奏やアレンジが荒削り過ぎて、受け付けない人も多いが、曲自体は良かったりする。ボーカル、の子の風貌と過激なキャラを売りにしているが、それでどこまでメジャーに行っても勝負できるのか、来年が勝負の年になると思う。



■ふくろうず「できない」

相対性理論の次は、ふくろうず!!ここまでヒネリもないストレートなガールズロックを鳴らしているのが10年代では、逆に新鮮だ。ボーカルの声が元ジュディマリのYUKIに似ているのもブレイク要因になると思う。また、今回紹介するバンドの中では、テクニックや曲、アレンジなど一番バランスが取れているバンドだ。



■オワリカラ「砂場」

変拍子を多用する演奏やテンションがあがるギターリフ、ボーカルの熱を帯びた声など、一風変わったロックバンド。歌詞とかあまり気にならないぐらい、演奏で押せるレベルのグルーヴ感が良い♪ひさびさに「オルタナ」と言えるロックバンドの登場だと思って嬉しかった。ボアズなどのほうが評価が一般的には高いが、オワリカラのほうが、個人的には引き出しが多い感じがする。


2010年は、去年ほどではないけれど、インディーズから序々に面白いバンドが出てきて、時代自体も90年代からカウントして一巡したような印象を受けた年だった。

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People In The Box『Family Record』
 残響レコード、歌モノスリーピース、People In The Box(ピープルインザボックス)、2010年発表の2ndフルアルバム「Family Record」。

 音源を発表するごとにその異端っぷりがはっきりしてきたピープルですが、本作でもかなりぶっ飛んでます!!前作「Sky Mouth」でよりバンドっぽいんだけど、不穏な空気を感じたんですが、この「Family Record」もその延長線上でありながらも、色々と曲の構造のお約束を外してきていて面白いです。より演奏がポストロックのインストっぽくなってきて、歌メロがかろうじて曲をポップにしています。ただ、「Ghost Apple」と比較すると統一感のないアルバムです。コンセプトを決めずに、後から歌詞をつけてアルバムの世界観を無理にまとめあげたような印象を受けます。それぐらい曲に関しては、バラエティに富んでいて混沌としています。特にアルバムのリードトラックとなる♯5「旧市街」の尖りっぷりったら、今までにないです。
 ボーカルである波多野が書く詞もこのバンドの魅力の大きな部分を占めているのですが、もうメロディラインから離脱したいのか、ポエトリーリーディング部分が増えてます。ここまで、物語りたいのを全面に出して来ると、数年前の七尾旅人みたいです。「強くなることは とても恥ずかしい 本当はね」(♯2「アメリカ」)とか、「甘い悪夢を看たいよ とびきりの長いやつをひとつだけ」(♯4「レテビーチ」)、「時間だよ 僕から生まれた僕自身に告ぐ メメント モリ」(♯5「旧市街」)などなど聴いていて、長い歌詞の中でキラーワード的に、ちょっとドキっとするような単語を入れて、どこか外国の童謡みたいな世界観でコーティングしながらも、相変わらず現実や大多数の常識を揺さぶろうとします。

 また、後半の長いポエトリーのイメージが強い♯11「JFK空港」が8分越えと、ピープル史上、一番尺が長い曲になっていて、気合いや意地を感じます。ピープルが、他のバンドと一線を画すことが、はっきりしたアルバムになっているのではないでしょうか。ロックバンドとして見ると異端児なので、万人には薦められませんが、音源をリリースするごとに進化しているので、注目すると面白いバンドだと思います。

ベストトラック:♯5「旧市街」


オススメ度:★★★★


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スピッツ『シロクマ/ビギナー』
 日本を代表する4人組のロックバンド、スピッツ、2010年発表の37thシングル「シロクマ/ビギナー」。

 両A面シングルかつ、前作と同じようなライブ音源二曲を収録して、全4曲入りになります。♯1「シロクマ」、♯2「ビギナー」ともに彼らのライブで既に披露されているのですが、今回もライブで温めてから音源に収録という形式で、よりバンドサウンドを感じられるようになっています。どちらの曲も、メロディラインがスピッツ節といいますか、「ロビンソン」辺りのスピッツがブレイクした頃の瑞々しさをもっていて、初めて聴いたのにどこか懐かしい感じがしました。そして、疲れたシロクマを主人公にしてしまうユーモアは、彼らならでは。

「あわただしい毎日 ここはどこだ? すごく疲れたシロクマです」(♯1「シロクマ」(♯1「シロクマ」)

 リスナーに寄り添うようにしながら、あくまで童話的に見せるのは、草野正宗が昔から得意としているところですよね。少なくとも、「シロクマ」を「終電に乗る酔いどれのオッサン」に置き換えられたとしても、そうは彼らは、歌わないwでも、歌詞的にはあの頃より、年齢的に余裕ができてきたのか、草野正宗の詞は、「ビギナー」では、より表現がストレートになっています。個人的には、♯2「ビギナー」の研ぎ澄まされたようなストレートな表現に決意のようなものを感じました。

「だけど追いかける 君に届くまで 慣れないフォームで走りつづけるよ」(♯2「ビギナー」)

 こんな恥ずかしいぐらいヒネリもない歌詞は90年代なら、きっと避けていたでしょう。でも、それを高らかに歌ってしまうのが彼らのずっと良い曲を書き続けてきた自信であり、現在もバンド自体も良い状態にある何度目かの黄金期なんだろうなぁというのが容易に想像できます。特に♯2「ビギナー」は歌メロ、歌詞、アレンジともに、歌モノという以外何でもない曲なんだけど、圧倒的にポップであり、スピッツしか鳴らせないんじゃないかと思います。そして、「同じこと叫ぶ 理想家の覚悟」(♯2「ビギナー」)の一節に、バンドを続けていく覚悟を感じます。あ、♯1「シロクマ」のアニメPVが飄々として作風で、観る価値があると思います。

ベストトラック:♯1「シロクマ」


オススメ度:★★★★


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The White Stripes『Under Great White Northern Lights』
 デトロイトで結成された2人組のロックバンド、The White Stripes(ホワイト•ストライプス)、2010年発表のライブDVD「Under Great White Northern Lights」。

 本作は6thアルバムである「Icky Thump 」リリースに伴うカナダツアーの様子がドキュメンタリーとして収録されています。彼らのライブがプリミティブでとてつもないパワーを持っている事は、YouTubeなどのライブ映像ですぐに知る事が出来ますが、バンドの裏側まで密着した映像は本作が初めてでしょう。「ホワイト•ストライプスとは何者か?」という当たり前の問いにグッと迫ります。ライブ映像というより、バンドのドキュメンタリーとして観たほうが納得がいくかと思います。ライブ途中にインタビュー映像を挟んだりしているので、ライブだけ期待する人は、CDも付属しているのでそちらで追体験をオススメします。断言しますが、このアイテムは、映像のほうが目玉です。モノクロームの粒子の荒い映像が彼らのザクザクした音にマッチしていて、すぐに没頭できるかと思います。
 ツアー中の町中の映像で、カナダの公共バス内で演奏を始めたり、ボーリング場で演奏したり、船の上から演奏したり、はたまたイヌイットの老人たちに話を聞くために、挨拶代わりに一曲歌ったりと彼らが生粋のプレイヤーであることが分かります。「昼は無料で色んな人にライブを観てもらいたい」などの旨の発言からサービス精神が旺盛なのも伝わってくるし、ちょっと流しのミュージシャンみたいなフランクな感じが素敵です。ロックというより、更に先祖帰りしたブルー的なスタンスを感じました。また、カナダという土地柄、彼らのトレードマークである、赤、白、黒の三色と相性が良いように思います。「We Are Going To Be Friends」の歌っている最中に2人で雪の上を歩いているモノクロの映像が映画のワンシーンみたいで、全編通して強烈な印象を受けました。黒のコートと雪の中歩くとシルエットがクッキリして、更に画になりますね。「期限がないとクリエイティヴになれない」と発言していたり、2人で出来ることに制限することによって、爆発力を生むということも自覚的で「楽器の場所もあえて固定している(ステージで走り回らなきゃならなくなる)」などの発言も興味深いです。不自由さをここまで自覚的に使いこなしておるミュージシャンってあまりいないんじゃないのかな。演奏面でテンポが安定しなかったり、ボーカルが声が出ていないとか、そんなことを全てをチャラにするぐらい生々しく、全身でぶつかるようなライブ映像です。

 そして、バンド十周年ライブが終わった後に、ピアノを見つけて、ジャックが一曲弾き語って本編は終ります。最後のシーン、メグも横にいるんだけど、本当にこれ脚本なかったのか?という圧倒的なエンディングなので、詳細は控えますが、ロックファンは必見だと思います。ホワイト•ストライプス、やっぱり凄いバンドです。そして、バンドが旬な時の映像を残したスタッフも彼らのことが好きなんだろうなーというのが映像から、伝わってきて好感です。

ベストトラック:♯7「Icky Thump [Live]」


オススメ度:★★★★★


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Arcade Fire『Suburbs 』
 カナダを中心に結成された大所帯バンド、アーケイド•ファイアの2010年発表の3rdアルバム「Suburbs 」。

個人的にはデビューアルバムの完成度が凄過ぎて、前作でガッカリした口であるが、本作はどう変化したのか?かなり気になっていた。前作とはかなり異なり、アコースティックな音触りで、更にどこか懐かしいような歌メロとシンフォニックなアレンジにヤラれました!!やはり、アーケイド•ファイアをただのオルタナティブロックのカテゴリにこのバンドを入れるのは、違和感を感じずにはいられません。他のバンドとデビュー時から、一線を画していたけど、このアルバムで更にもう一段高いところに行ってしまった気がします。「郊外」ってテーマも、国や住んでいる場所に関係なく疎外感を感じている人たちにヒットするロックらしいテーマだと思います。既発の三枚のアルバムの中では、一番ポップで聴きやすいアルバムです。

 このボーカルの声質って、ヘロヘロなところとか、憂いを帯びた歌い方の時とかが、どことなく全盛期のデヴィット•ボウイを喚起させてかなり好きです。この「Suburbs 」は、USインディロック好きなら、薦められるまでもなく聴いてそうだけど、良盤だと思います。

ベストトラック:♯2「Ready To Start」


オススメ度:★★★★


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Manic Street Preachers『Postcards From a Young Man』
 イギリスを代表するウェールズ出身のスリーピースのロックバンド、Manic Street Preachers(マニック・ストリート・プリーチャーズ)、2010年発表の10thアルバム「Postcards From a Young Man」。

 前作「Journal for Plague Lovers」でリッチーの詩を使い、15年ぶりに4人で作ったアルバムとして話題になりましたが、そこから一年で次のアルバムが届きました。プロデュースは、今までもマニックスをプロデュースしてきた盟友デイヴ・エリンガを迎えて作られました。
 アルバム全体しては、前作「Journal for Plague Lovers」の攻撃的なささくれだったギター音は影を潜め、メロウでストリングスを使った壮大なアレンジの曲が多いです。再ブレイクのきっかけとなった8thアルバム「Send Away the Tigers」も美メロが売りでしたがそれとはまたちょっと異なる感じです。今までの彼らのアルバムで一番近い空気感を持っているのは、4thアルバムである「Everything Must Go」かなと個人的には、思います。アルバム前半でのストリングスの多用や、前作と比較すると素直で前向きなニッキーの詞などが、あの頃のマニックスを思い出させてくれます。ただ、まるっきり同じというわけではなく、歳相応の彼らの姿が描かれていて、貫禄すら感じさせます。後半のほうの曲のベタベタなフレーズのジェームスのギターも三人体制になってからの彼らのトレードマークみたいなものなので、ある意味ファンは安心でしょう(笑)

 20年近くUKのシーンの第一線で活躍している彼らがなぜ支持されているのか?マニックスに演奏能力や別ジャンルの越境などを求めている人はいないと思いますが、念のため説明しますと、彼らの良さってみんなでシンガロングできるポップな曲があって、良い声のボーカルがいる、それだけなんですよね。何がシーンで流行ろうが、不器用なまでに自分たちのペースで良い曲を書き続け、歌い続けていることだと思います。
 明らかに売れ筋を意識して作られたアルバムであるけれども、現在のマニックスのバンドの状態が非常に良いことが分かるタイムレスな名盤だと思います。オアシスとかアッシュとか90年代のブリットポップが好きな人は、とりあえずチェックしても良いと思います。

ベストトラック:♯1「(It's Not War) Just The End Of Love」
http://www.youtube.com/watch?v=jHXGRquy5Ok

オススメ度:★★★★☆


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凛として時雨『still a Sigure virgin?』
 埼玉県で結成されたスリーピースロックバンド、凛として時雨、2010年発表の4thアルバム「still a Sigure virgin?」

 前作から一年半ぶりとなるアルバムですが、ツアーと数々の対バンをこなし、進化しているのが容易に予想できるます。しかし、今回の音源はでデビューアルバムから聴いてきていても、正直「???」マークが真っ先に頭に浮かびました。実際に初週でオリコン一位を取ったり、売れているアルバムであるし、熱烈なファンが多く絶賛していて、真面目な批評が通りにくいというのが前提でしょうが、そのあたりはスルーしていってみましょうかw

 今までの凛として時雨の場合は、Jポップ直系のベタな歌メロと男女ツインボーカル、メタル仕様の耳をつんざくようなギターと大仰なドラムアレンジと分かりやすい路線でした。フレーズやアレンジ部分をバラすと実は、そんなに目新しいところはないところが、音楽フリークの人たちに彼らが敬遠されてきた理由であるだろうし、ロッキオンを読んでいるようような人たちが、凛として時雨を好んだ理由でもあるでしょう。ビジュアル系っぽい感じを受けながらもメジャーな感じでもなく、かと言ってシューゲイザーやらアートパンクにいっている訳でもないという、巧い路線を演出したなーというのがこのバンドの印象です。ありそうでなかった絶妙なさじ加減だと思います。

 このアルバムで今までのアルバムのように凛として時雨の音の更新があったのかですが、本作は今までの時雨の世界観でありながら、別ジャンルに越境しようとしているのが分かります。RPGに例えるとレベルアップというより、ジョブチェンジといった感じの変更です。聴いていて思ったのは、音の響き方は計算されているのですが、曲の完成度では前作までのように、振り切れていない感じがしました。分かりやすい歌メロとギターのリフが影を潜め、以前より即効性が薄い感じです。よりポストロック的にジャンルを超えて、打ち込みや十二弦ギター、ピアノの使用などの今まであまり使ってこなかったような禁じ手(?)にも手を出していて、実験的なのが影響しているのでしょうか。特に、♯3「シャンディ」、♯4「this is is this?」の二曲を聴けば変化が分かると思います。ピアノのアレンジとかアコギの使い方とか聴いているとエレクトロニカ系の音に寄せていきたいのかなーという印象がありました。新しい音を模索していているうちに、打ち込みのほうに新機軸を見いだしたんだけど、ソレ自体がリズム隊の自由度(特にドラムのグルーヴ)を奪ってしまったという……凛として時雨名義で、この音をやる必要があるのか?
 また、ボーカルのTKのささやいているように歌う部分と絶叫系のシャウトと二極化していて、正直、345がボーカルとったほうが良いような曲がちらほらありました。TK自体、音域がそんなに広いほうではないし、歌い方もバリエーションがあるわけではないので、四枚目でネタが尽きてきた感じがします。
 このアルバムでの救いは、最後の♯9「illusion is mine」は今までの延長線上の曲だけど、良かったことか。また、録音がかなり凝っているので、MP3を始めとした圧縮音源で聴くのは、もったいないアルバムだと思います。CDで大音量で鳴らすと、かなり色んな音が入っていて、音場が計算されているのが分かります。まだブンブンサテライツの域まではいってないけど、演奏レベルの向上よりも録音やミックスのレベルのほうが上がっている感じがします。メンバー自体が関わっているので、そこも是非気にして聴いてみてください。個人的には、前作のほうが好きだけど、本作は、バンドとして転機になりそうなアルバムです。

ベストトラック:♯9「illusion is mine」


オススメ度:★★★★


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