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ASIAN KUNG-FU GENERATION『マジックディスク』
 横浜を中心に結成された4人組のロックバンド、アジアン・カンフー・ジェネレーションことアジカンの一年半ぶり通算六枚目のアルバム「マジックディスク」。

 アジカンは、ここ数年の迷走が嘘のようにブレイクした時代のような瑞々しさとギターロックの疾走感を再度、この「マジックディスク」によって、取り戻す事に成功した。
 アルバム冒頭の♯1「新世紀のラブソング」で宣言するように、2000年代の終わりと成熟が主題になっているように思う。やっと青年であることを歌詞の世界の中で、降りることを決めたということ自体、画期的なことである。彼らが鳴らす荒削りなギターロックは、初期から、その少年性と青春の切なさみたいなものをテーマにしていたので、十代から二十頭ぐらいの層に受け入れられたし、「ソルファ」に収録された楽曲の口ずさみやすい歌メロが、一気に下北系のギターロックバンドの代名詞的な存在に押し上げた。それが、リスナーへのアジカンのイメージを作り上げたし、それに縛られ、そのイメージに抗ってきたのが00年代後半のアジカンだったように思う。だから、バンドをやっているような学生には支持されてきたけど、「リライト」のようなアンセムが、なかなか生まれなかった。

 たぶん、このアルバムでは、二つの大きな目標があったのではないかと思われる。フロントマンの後藤が、フェスやライブで盛り上がるような敬愛するオアシスが作るようなアンセムを書きたいという欲求と次のアジカンとしての世界を提示したいという大きな目標の元に作られたと想像される。ストリングスや打ち込みなどの要素が前面に出てきたことは大きな変化であるが、それ自体は音の表層的な変化でしかない。彼らは、このアルバムで「大人」になってしまった。それは賛否が分かれるかもしれないが、やっとここ数年の停滞が終ったということだ。青年であることを卒業し、もっと客観的なところから見つめたり、大人になっても続く悩みについて歌い続けるのかなーと思った。その試みは、相変わらず言葉数が多い詞ではあるが、成功している。ただ、もう一つの目標のアンセムを作る事に関しては、初期に比べてリズム隊もギターも巧くなってしまったことにより、よりテクニカルな曲構成になっていて、失敗しているように感じた。今回の音源は、歌詞に凝るあまり、言いたい事が多い故に、メロディに対して鈍くなってしまったのではないか。ギターのリフはキャッチーなのだけど、一聴して、歌を口ずさめるか?といえば疑問である。しかし、この「マジックディスク」がバンドとしての転機になる音源になるであろうから、気になったら聴いてみてください。

ベストトラック:♯5「迷子犬と雨のビート」


オススメ度:★★★☆


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