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神聖かまってちゃん『友だちを殺してまで。』
 動画サイトニコニコ動画から、人気に火がついた、千葉発の男女混成の4人組のロックバンド、神聖かまってちゃん、2010年発表のデビューミニアルバム「友だちを殺してまで。」。

 ニコニコ動画での生放送、YouTube、mF247、2ちゃんねるとネット媒体を使い自分たちで宣伝し、この音源でついにデビューしました。このバンドはもの凄く、賛否が分かれるといことを、まず言っておきたい。最初、筋肉少女隊みたいな香りを感じたが、あのバンドとは全く違い、演奏が巧い訳ではない、ビジュアルに華があるメンバーがいる訳ではない。いわゆるエレキギターが歌いまくるような定型のロックを鳴らしてるバンドではない。……では、なぜ人気が出たのか?それは、このバンドの現代性と言おうか、いわゆる引きこもりや非リア充(現実のコミュニティが充実していない人w)の気持ちに絞った初めてのバンドだからだ。部分的に、彼らの気持ちを代弁してきたバンドはあったが、ここまでフォーカスがはっきりしたバンドはいない。
 フロントマンである、の子のイジメられた経験や、子供の時代の鬱憤を原動力に展開される世界は、鬼気迫るものがある。演じてるんじゃなくて、実際に経験したことが多いと思われる歌詞が、ポップなメロディに乗せられて、歌われる。この音源で、純粋なラブソングは、♯7「ちりとり」しかない。音程が外れてるとか、ボーカル向きの声質なのかとか音質が悪いとか、そんなことは、神聖かまってちゃんにとって、小さいことでしかない。外に向けて表現したい気持ちが切実にあって、それをメロディに乗せて鳴らす。ただ、それだけでしかない。だから、神聖かまってちゃんが鳴らす音は一部の人には、トラウマになるぐらい刺さるし、疎外されたもの人たちの共感を呼ぶのだろう。とりあえず、一番、この音源で聴きやすいと思われる♯1「ロックンロールは鳴り止まないっ」を聴いて欲しい。この曲を気に入ったら、「聴ける」バンドだと思います。

「僕は早く死にたい、ぼ くはねぇそうだろう、諦め てると僕らは、何故か少し生きやすくなる
」(♯3「死にたい季節」)

「僕は今年で23才少し顔がやつれてる 夏が来たなんて言っても、どこにもいかない予定がないからね、ないからね」(♯4「23才の夏休み」)

「ゆーれいに僕はなるのさ 今日こそはキメてやるのです 自殺しちゃうぞと叫んでも 誰からも返事ございません」(♯6「ゆーれいみマン」)

ベストトラック:♯1「ロックンロールは鳴り止まないっ」


オススメ度:★★★★


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Aerial『Put It This Way In Headlines』
 スウェーデンのポストロックバンド、Aerial(エアリアル)、2010年発表の3rdアルバム「Put It This Way In Headlines」。

 ジャケットが気になってとってみたのですが、まんまジャケット通りというか、蒼い!!北欧っぽい美メロとゆるやかに流れていくリズム……どこを切っても、エモと言いましょうか、非常にドラマチックな曲展開が魅力のバンドだと思います。ビジュアルは華がないですけどwあまりにオーソドックスなバンドで、ただメロディが綺麗という王道エモなので、非常に説明しにくいです、良さが……ポップなメロディがあれば良いじゃんっという身も蓋もないことをあえて言いたい(笑)
音的には違うけど、初聴は、ヴァセリンズとか、そんな感じのキラキラした蒼さを感じました。欲を言えば、王道メロディ以外に、尖っている部分が欲しいな。
 音的には、ラスト•デイズ•オブ•エイプリルとか好きな人はモロにハマるバンドだと思います。あとは、北欧の美メロロックバンドが好きな人が対象の音。国内版は、オマケとは思えないぐらいのボリュームのDVD付きなので、お得です。

ベストトラック:♯3「Velvet Light Trap」


オススメ度:★★★☆


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トクマルシューゴ『Port Entropy』
 東京を中心に活動するトクマルシューゴ、2010年発表の4thアルバム「Port Entropy」。CMのタイアップやTVでの特集などを経て、一通りブレイクしてから、出される初の音源になります。

 2009年発表のミニアルバム「Rum Hee」で聴かせたバンドサウンドに展開してゆくのかなーと思っていたのですが、相変わらずこの人は、ひねくれているというか、予定調和が嫌いな人だなw前作はバンド形式で今までの曲をセルフカバーしてましたが、本作はそれ以前と同じように完全な1人体制に戻っています。マスタリングなどは外部に任せているが、それ以前の録音はコーラスから、鍵盤、打楽器にいたるまで、全て1人バンド状態……何がここまで彼を1人で音を鳴らすことにこだわるのか?
 それだけならまだしも、1人だから、音の躍動感がなくなった訳ではなく、明らかにミニアルバム「Rum Hee」を発表した後の音になっているのが、彼の凄いところ。バンドで鳴らしていた音が1人になっても、還元されているとでも言えばいいか。また、今までのアルバム以上に同時に色んな音が鳴っていて、それが不協和音になりそうなのに、流れるように曲を構築していくのが凄いです。それも打ち込みを徹底的に避けて、各パートをマイクで録音していったのでしょうか。音も、とてもハンドメイドな感じの匂いがあって、どの曲も温かいです。また、今までのどのアルバムよりも、歌が力強くなっているように思いました。今までだとサントラっぽく、お洒落なカフェとかで流れてそうなタイプの音だったので、そのフィールドから出てきて、歌うことの比重が上がっているような、勝負に出ているような気迫を感じます。特に♯2「Linne」はピアノ弾き語りと言っていいぐらいシンプルな曲なのが、今までのトクマルシューゴのイメージからは、違和感すら覚えます。何度も聴くうちにジワジワと拡がっていくようなスルメアルバムです。最初は、地味な印象を受けるかもしれませんが、是非数回聴いてみてください。子どもが元来持っている無垢ゆえの、純粋さと残酷さを併せもつ夢うつつなイメージです。

ベストトラック:♯4「Rum Hee」


オススメ度:★★★★


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bloodthirsty butchers『NO ALBUM 無題』
 4人組のbloodthirsty butchers(ブラッドサースティー・ブッチャーズ)、2010年発表の12thアルバム「NO ALBUM 無題」。

 13年ぶりに古巣であるキングレコードに戻り、三年ぶりとなるオリジナルアルバムとして、リリースされました。1987年から未だに第一線で活動しているバンドもかなり少なくなってきていますが、このブッチャーズほど、マイペースでオリジナルな音を鳴らしているバンドも少ないと思います。オルタナロックに王道というものがあるのならば(むろん、言葉通り矛盾を含んでいるのだけど)、日本だとこのバンドかなーと個人的には思います。ただ、ブッチャーズの音自体アクが強いというか、かなり異端なので、なかなかに一般受けがしないことがもどかしいと言えば、もどかしいです。
 一部の音楽フリークとミュージシャンからの絶大な支持を集めていますが、なんせボーカルの吉村秀樹に色んな意味で華がなさすぎるっ(笑)そして、ボーカルが巧いわけでも、声量があるわけでもないので、歌モノが好きな人には薦めにくいバンドです。ただ、ギター弾きの人なら、♯1「フランジングサン」から出だしのリフから、テンションダダ上がりだと思う。そして、♯3「僕達の疾走」まで一息だ。田淵ひさ子(ex.ナンバーガール)の加入によってずっと絡むように鳴り続ける日本のギターが聴き手を前のめりに煽る。そして、開き直りすら、感じる吉村の歌が高らかに響く。なんだ、いつも通り、ここには、ただのロックしかないじゃないか。熟成されたウィスキーをロックで飲み干すみたいな音。
 こんなに前向きな言葉でブッチャーズが歌ったことが今まであっただろうか?10年代だからこそ、鳴らす必要があった音なんじゃないのかと思う。人を選ぶけど、確実に刺さる人にとっては、名盤だと思います。とりあえず、♯9「ocean」は、名曲。

ベストトラック:♯9「ocean」


オススメ度:★★★★


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MGMT『Congratulations』
 ブルックリン出身のアンドリュー・ヴァンウィンガーデンとベン・ゴールドワッサーを中心に組まれたロックバンド、MGMT、2010年発表の2ndアルバム「Congratulations」。
 デビューアルバムである前作「Oracular Spectacular」で一気にブレイクした彼らですが、その成功から三年、どうあの多幸感溢れるサイケデリアが進化したのか?……その答えがこのアルバムなのですが、もうジャケットから面白いことになっています。サーフィンにハマりながら、レコーディングしたからって、弾けすぎw

 結果から言ってしまうと、前作以上にサイケでトリップ度が高い佳作になっていると思いました。たぶん、大多数の人たちにとっては、前作「Oracular Spectacular」が聴きやすいし、踊りやすいアルバムだと思います。今作は元スペースメン3のソニック•ブームをプロデューサーに迎え、デイヴ•フリッドマンはミックスのみなので、かなり音のイメージが変わっています。まあ、プロデューサーが演っていたバンドのイメージのままというか、その延長線上にある音になっています。前作が「Time To Pretend」、「Kids」、「Electric Feel」など、初聴でのキラーチューンが多かったのに対して、本作「Congratulations」はアルバム単位で世界観を確立しているので、一回聴いただけだと、あまりパッとしないアルバムに聴こえるかもしれません。♯3「Someone's Missing」辺りから、多少は前作の多幸感を感じることは出来ますが、違和感を感じます。全く、音の使い方というか、響かせ方の方向が違うので、前作が真昼のフェスのカーニヴァルなら、本作は寝ぼけ眼で百鬼夜行を見て、途中までノリでついて行ってしまったかのような後からジワジワくるヤバさを感じさせる音源になっています。10分尺を超える「Siberian Breaks」とか、次はプログレかロックオペラにでもいくのか?などと思わせるし。

 また、ブライアン•イーノやらレディ•ガガなどに捧げた曲もあり、どこまでこの人たちが本気なのか分からないけど(笑)、外の世界からきたものを前作上に鋭敏に咀嚼しているような気がしました。音は内包的なんだけど、前作で掴んだ成功を、自分たちの好きなものを作るのに利用したかのような印象を受けます。アーティストのモチベーションとして至極健全なんだけど、MGMTが回顧主義に陥らず、ちゃんと10年代のサイケの音に構築するセンスは、流石だと思いました。ジワジワくるアルバムなので、何度も聴いて欲しいです。

ベストトラック:♯4「Flash Delirium」


オススメ度:★★★★


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Kyte『Dead Waves』
 英国出身の五人組のロックバンド、Kyte(カイト)、2010年発表の3rdアルバム「Dead Waves」。前作「Science For The Living」から約一年しか空いていないというハイペースなリリースが、バンドの良い状態を物語っています。

 「Science For The Living」のUK盤を制作していたら、曲数が増え過ぎて、結局ほぼ1枚新しく作ってしまったという、どこまでがホントなのか(笑)分からないアルバムです。ちなみに、この「Dead Waves」が本国でのデビューフルアルバムになります。そんな経緯があるので「Science For The Living」と何曲か曲の被りはありますが、同一曲でも全く別ものと言っていいほど、進化しています。♯1「The Smoke Saves Lives」が鳴った瞬間から、前のめりというか、よりバンドっぽいグルーヴがあって、カイトの進化を感じます。そして、♯2「IHNFSA」でそれが、確信に変わります。この♯2「IHNFSA」が、このアルバムの中で一番本作のカイトの表現力の向上を現していると思います。デビューアルバムのあの頼りない感じが払拭され、曲のアレンジなどの完成度も上がっています。

 外部から初めてプロデューサーを招いて作られたせいか、今までの音源に比べると音が整理され、シンセの音色もこだわっている感じがして、アルバム通して風通しが良くなっている印象を受けます。まだ、スケール感では、先輩格のシガー•ロスやミューなどに敵わないですが、二十前半でこのクオリティのものを完成させてしまうのに驚かされます。
 「Dead Waves」、カイトがデビューアルバムから持っていた、メランコリーな部分を残しつつ、バンドの一体感が上がり、より曲展開もドラマチックになっています。本国でのデビューアルバムということで気合いも充分なのでしょうか。
 カイト自体、好き嫌いが分かれるバンドだと思いますが、シガー•ロスなどに比べれば、聴きやすいバンドだと思いますし、何より日本人の琴線に触れるメロディを書くバンドだと思います。気になったら、是非このアルバムから、聴いてみてください。

ベストトラック:♯2「IHNFSA」


オススメ度:★★★★☆


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The Drums『Summertime』
 フロリダ出身でブルックリンを中心に活動する4人組のThe Drums(ドラムス)、2009年発表のデビューEP「Summertime」。

 今、新人バンド輩出の地で一番勢いがあると言えば、USのブルックリン発の土臭いバンドたちでしょう。そのなかで期待のThe Drumsは跳ねるようなリズムと、へろへろなハーモニーが魅力的なちょっと脱力系なバンドです。音はスカスカなんだけど、フレーミング・リップスを更に脱臼させたみたいなスカスカ感が素敵です。特に♯1「Let's Go Surfing」なんて、タイトルもあれだけど(笑)、始まりから口笛ソングで好き嫌い関係なく、一度目から頭にメロディがこびりついて離れません。今年の口笛ソングは、「Let's Go Surfing」で決まりかなーなんてことも思います。

 その他の7曲も、夏のビーチで聴きたくなるようなテンション高い感じが、ハマる人は中毒になるかも。それにしても、なんでこんなに音数少ないし、特殊なことをやってる訳ではないのに、サイケなんだろう。♯3「Down By The Water」とか聴いてると、ちょっと黄昏れます。本国の音楽系メディアにも注目されているみたいなので、さほど時間がかからずブレイクするのだろうけど、マイペースに良い作品を作り続けて欲しいなーというバンドです。

ベストトラック:♯1「Let's Go Surfing」


オススメ度:★★★★


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cali≠gari『cali≠gariの世界』
 ビジュアル系ロックバンド、4人組のcali≠gari(カリガリ)、2009年発表のベストアルバム「cali≠gariの世界」。期限付きの活動開始とともにリリースされました。

 ビジュアル系というとゴシックな衣装と耽美なメイクというイメージですが、このバンドはかなりぶっ飛んでます。音楽的なジャンルを区切れないぐらいで、歌謡曲、演歌、ニューウェーブ、ロック、タンゴっぽいやつなどなど……曲によって、ジャンルすら違う雑食性を併せもちつつ、歌詞は完全にビジュアル系であることを逆手にとって、酷い内容です(笑)
 女装趣味、殺人、カニバリズム、轢死、近親相姦とか、商業ミュージックの歌詞が避けてきたところを自覚的に蹂躙していきます。しかも、それを暗い曲ではなく、ヤケに明るいポップな曲に乗せてしまうのが、この人たちの醜悪なところw
 第七期になって、石井秀仁にボーカルが変わってから、ソングライターが2人になったことによる、曲のレベルの底上げが出きて、ちょっと曲からキワモノ臭が薄れてしまった気がしますが、ビジュアル系バンドの中ですら、異端であることは変わらないです。「ビジュアル系」で自分たちがカテゴライズされていることを逆手にとって、コアなファンを確保した上で、自由に音楽を鳴らす。その発想自体が、多分に批評性を含んでいるように思います。個人的には、メジャーデビューを飾った、♯11「マグロ」のキワものっぷりがこのバンドのイメージです。合わない人は多いと思いますが、キワものバンドだからってcali≠gariを聴かないのは、ちょっともったいないと思います。

「僕に咲いた。アカくなって、バラになった。アレになって、ゴミになった。」(♯11「マグロ」)

ベストトラック:♯11「マグロ」


オススメ度:★★★☆


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ストレイテナー『CREATURES』
 4人組のストレイテナー、2010年発表の11thアルバム「CREATURES」。

 前作からほぼ一年ぶりとなるアルバムですが、前作で4人組となり、ストレートなロックを鳴らしたことからも、バンドの状態が良いことは明らかでしたが、そこから、どこへ向かうのか?それがこのアルバムで提示されたように思います。前作、「Nexus」では4人組体制となった喜びが音から溢れ、今までのストレイテナーにないぐらいに攻撃的なモードだったのが、本作では、また落ち着いた感じに戻っています。
 でも、全く同じではなく、やはり人数が増えたこともあり、それが音のカラフルさに出ているように感じました。また、この4人でどんなタイプの音を鳴らせるか、色んな方向に曲を振り分けることで限界を模索しているように思います。シングル曲ではないのですが、シンセの印象的なフレーズから始まる♯4「Toneless Twilight」とか今までにない曲展開で、フロントマンの堀江のソロであるentっぽい音作りになっているようで、かなり挑戦的な曲です。歌詞の方は、今まで以上に表現がストレートなのですが、どの曲もどこかに喪失感を感じます。「地図にない森」、「名も知らない役者」、「忘れ去られた場所」などなど、抽象的なんだけど、喪失した者の歌なのかなーと思いました。絶望ではなく、夢うつつな感じです。音は実験的なんだけど、歌詞は喪失者がアテもなく進むようなちぐはぐさが、なんだか不穏です。アルバム全体としてまとめると、前作より、ストレイテナー初心者にとっては聴きにくい実験的なアルバムであり、その一方で昔からファンの人にとっては絶賛されうるアルバムなのではないかと思います。良いアルバムなんですけど、オルタナ過ぎるwと言いますか。

ベストトラック:♯4「Toneless Twilight」


オススメ度:★★★★


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Jonsi『Go』
 アイスランドを代表するポストロックバンド、シガー•ロスのフロントマンであるヨンシー•バーギッソンの自身の名前を冠した2010年発表のソロデビューアルバム「Go」。

 バンドの最新作「残響」のトラックで躍動的なシガー•ロスの第二章の片鱗を見た気がしますが、その延長線上に位置するトラックが多いように思います。課外活動であったRiceboy Sleepsのアンビエントな音源とは、完全に別ものです。
 リードトラックである♯1「Go Do」から、ガンガン打楽器が入ってきて、壮大なサウンドスケープが広がります。その中から、ヨンシーのファルセットがパイプオルガンみたいに空間を充たして、メロディが進むごとに高揚感が高まっていきます。

 シガー•ロス初期の音源からは、考えられないくらい、カラフルで生命力に溢れた音です。また、アルバムのほとんどの曲を英語詞で書いてあることもあり、ようやく歌っている内容が理解できるようになりました。それだけ、言葉に対する積極性や、周りに対する信頼関係が気づけたのではないでしょうか。歌詞では希望と恐怖について、混じり合ったような一貫した世界観を見せてくれます。どの曲も裏には生命讃歌があるような気がしました。今までで一番ポップなアルバムでありながらも、アーティスティックな部分は確実に残っているという奇跡的なバランスの音源だと思います。シガー•ロスの前作「残響」が気に入った、リスナーなら高い確率で気に入ると思います。少しでも気になった人は、とりあえず、下の「Go Do」を聴いてみてください。高揚感の意味が理解できると思います。

ベストトラック:♯1「Go Do」


オススメ度:★★★★☆


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buddhistson『SLOWDANCE』
 千葉県で結成された男女混成の五人組のロックバンド、buddhistson(ブディストサン)の2009年発表の4thアルバム「SLOWDANCE」。

 前作から3年という日本のバンドにしては、長いインターバルがどう影響するのか分からなかったが、バンドの方向性としては正しいと思う。彼ら得意の美メロを基調としたドラマチックな曲展開と、ストリングスの効果的な導入により、より普遍性を得たような気がします。どの曲も鳴り始めた時点から、キラキラしていて、甘いボーカルが響き渡ります。洋楽、邦楽問わず、エモと呼ばれる音を鳴らしているバンドの中では、トップクラスのクオリティなんじゃないかなーと思います。

 個人的にはセルフタイトルを冠した「buddhistson」を超えました。アルバム全編に渡り、シューゲイザー的なギターノイズがまぶされていて、それが隠し味的に、メロディを際立たせているのが、新人バンドには出来ない小技です。ブディストサンのこの「SLOWDANCE」は、北欧のバンドMEWなどが好きな人も、美メロやプログレチックな曲展開にハマると思います。エモ好きな人、美メロ好きな人にオススメです。

ベストトラック:♯4「Eyes In The Dark」


オススメ度:★★★★


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andymori『ファンファーレと熱狂』
 吉祥寺を中心に活動しているスリーピースのandymori(アンディモリ)、2010年発表の2ndアルバム「ファンファーレと熱狂」。

 前作のセルフタイトルアルバムを発表することにより、一気に認知度が上がったアンディモリですが、そこでの対バンのライブで鍛えられたのか、前作に比べると演奏能力や曲のアレンジの完成度が格段に上がっています。でも、前作にあったひたむきなまでの初期衝動は未だに残っていて、聴いていて嬉しくなります。彼らが鳴らしている音はXTC直系とも思えるぐらい捻れたポップスなのですが、そこに普遍的な誰もが学生の頃に感じたような焦燥感やマッタリ感が乗ると、不思議と耳を持っていかれるんですよね。♯5「16」が個人的には一番彼らの立ち位置を体現している曲なんじゃないのかなと思います。ちょっと尾崎豊っぽいけどねw

「どこにもいけない彼女たち 駅の改札を出たり入ったり 変れない明日を許しながら なんとなく嘘をつくのさ」(♯5「16」)
「空がこんなにも青すぎるとなにもかも捨ててしまいたくなる」(♯5「16」)

 また、カタカナの地名をテキトーにw散りばめつつ、いきなりそこから「所沢」や夕日のいつも町並みにに着地する現実感が見事です。ロックへの憧れ、それに付随する少年性、それがアンディモリのワクワク感なんじゃないのかな。
 売りとなる具体的なポイントが突出していないために、少々薦めにくいバンドではあるのですが、この音源で改めて良いロックバンドだと思いました。とりあえず、騙されたと思って、2~3曲は試聴してみて欲しいバンドです。

ベストトラック:♯2「CITY LIGHTS」


オススメ度:★★★★


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Band Of Skulls『Baby Darling Doll Face Honey』
 サザンプトン出身のスリーピースのロックバンド、Band Of Skulls(バンド•オブ•スカルズ)、2010年発表のデビューアルバム「Baby Darling Doll Face Honey」。

 レディオヘッドのコートヤード•スタジオで録音されたことでも話題になりました。このアーティストは、事前にほとんど情報知らなかったのですが、個人的には大当たりだと思います。トム•ヨークを思わせるちょっと憂いのあるファルセットと線の細さ、それに加えてツインボーカルのような女性ボーカルの掛け合いが面白いです。

 また、どの曲もスタジアムでも鳴らしても耐えうるクオリティとポップさを兼ね備えているのですが、このアルバムの後半のほうの曲群はジメジメしていてちょっと他の新人バンドではいけないような空気感を醸していて、二面性を持っているバンドです。若いのに、曲も陰影の描き分けがベテランバンド並みに巧く、ドラマチックです。どれだけバンド•オブ•スカルズが、メディアに注目されているのか分かりませんが、ハイプで終らないようにこの路線で地味にバンド活動を続けていって欲しいなーと思いました。次のアルバムが楽しみなロックバンドです。

ベストトラック:♯4「Fires」


オススメ度:★★★★☆


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サカナクション『アルクアラウンド』
 北海道を中心に結成された男女五人組のサカナクションの、2010年発表の2ndシングル「アルクアラウンド」。 

 4曲入りのシングルになります。表題曲の♯1「アルクアラウンド」のサカナ節とも言えるダンサブルなナンバーで、ライブで盛り上がるのが容易に想像できます。前作で「ネイティブダンサー」と「セントレイ」というキラーチューンを放った勢いそのままに、かましてくれます♪音的には80sのピコピコしたダンスミュージックを現在のクラブ風味に再生しているだけのような気がするのですが、この人たちの凄さってそれを厭味なく洗練させた上に、耳に残る歌メロ、想像の余地を残した詞を付加することだと思います。書くのは簡単だけど、この辺りを狙って、空回りするバンドも多いように思います。♯3「ネイティブダンサー」がレイ•ハラカミがリミックスしているのですが、原曲とはまた違った浮遊感があって、このリミックス目当てに買っても良いと思えるぐらいハマってます。それにしても、彼がシンセ弾くと、ハラカミだってクレジットを見る前にすぐに分かってしまいます。フレーズと音色で金太郎飴的とは思いますが、やはり存在感は凄いと思います。

 また、♯4「"FISH ALIVE chapter 2" 1sequence by 3songs- SAKANAQUARIUM 2009@SAPPORO」がライブ音源三曲入りの代表曲のメドレーなのでかなりお買い得感は、高いと思います。彼らのライブに行ったことがない人でも、追体験できるお得な音源です。

ベストトラック:♯1「アルクアラウンド」


オススメ度:★★★★


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THE BAWDIES『HOT DOG』
 小学校からの同級生を中心に結成された4人組のTHE BAWDIES(ザ•ボウディーズ)、2010年発表のメジャーレーベルからの2ndシングル「HOT DOG」。

 表題曲、「HOT DOG」は、R&Rとしか言うしかないぐらい簡潔でゴキゲンなナンバーです。ちょっとタイトル的にはカッコ悪いと思うけどw、音的には相変わらず邦楽的な音作りから随分離れたところで、60sのロックが元気な時代への憧憬たっぷりに構築されています。音もそうですが、このバンドのボーカル、ROYのしゃがれたような、飴光りしたような声は相変わらず唯一無二です。また、ライブをこなしたせいか、ボーカル自体の表現力も上がっています。
 オリジナル曲はともかく、カップリング曲である、プライマル•スクリームのナンバー「Rocks」が、ブラックな感じに先祖帰りしていて好カバーだと思いました。カバー曲って、よりバンドの勢いや技術が客観的に見えるので厳しいと思うのですが、現在のボウディーズというバンドの破竹の勢いが伝わってきます。
原曲のプライマル•スクリームというバンド自体、音楽オタクの集まりと認識しています。そして、彼らは自覚的に色んなジャンルの音楽を飲み込み、批評的に鳴らしてしまうところに面白さがあります。この「Rocks」は、アメリカのロックに憧れてわざわざ渡米して、レコーディングされた曲です。それを、ボウディーズが。よりルーツに近い場所に帰す。これを極東のバンドがやってしまうところに面白い。まだまだ伸びるバンドだと思うので、今後にも注目です。

ベストトラック:♯1「HOT DOG」


オススメ度:★★★☆


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