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新世代ロックバンドによる同時代性について
 はい、丸530日近く連続で更新してきましたが、本日をもちまして、マイペースなマターリ更新に切り替えさせていただこうと思っています。今まで書いてきたレビューは毎日、1枚ずつホントに自分一人で聴いて書いています。影武者とかいないし、ニートでもないですよ(笑)

 さて、通常更新最後に思うのは、日本の新世代ロックバンドについて。二年ぐらい前には、新世代ロックバンドと言えば、凛として時雨、ネハンベース、9mmあたりが代表格としてあげられていたように思います。この3バンドに言えるのは、ジャンルとかクロスオーバーして、無邪気に飛び越えて行くことと、転調や変拍子を多用して、よりスリリングな曲展開が多いということでしょうか。ただ、この手の飛び道具的な曲って飽きられやすかったり、クローズドな一部なファンに支えられるブームだと思います。メタルとかプログレとかのコミュニティと同じ臭いを感じます。要は毎月、ライブハウスに通うような熱いファンたちがライブ動員を上げたり、YouTubeの再生回数を上げているのです。メッセージ性というより、リズムやグルーヴ、周辺ブランドのビジュアル統一で押していくバンドたちでした。

 ここ一年ぐらいで出てきた(ブレイクした)バンドで時代性を背負っているのは、アンディモリ、ミイラズ、サカナクションなどが挙げられます。アンディモリは、くるりが初めて出てきたみたいな非常に普段着な匂いの土着のロックという感じですか。彼らがイギリスに憧れていることも隠さずに非常に体現していることに力強さのほうを感じます。また、ミイラズは、日本の若者の労働者という視点を忘れていないことに共感できます。みんな恋愛とかテーマにしたり、世界平和とかデカイこと考える前に日々の「生活」があるわけです。その若者特有のやるせなさや苛立ちを表現したのは、ある意味、国は違えどアークティックモンキーズと同じなのかなーと思う。ミイラズは、2ndで化けました。そして、サカナクションですが、このバンドをポリシックスやVOLA、テレフォンズなどと並べるのは正直気が引けるんですよね;サカナクションって確かにフロア寄りな感じの音作りではあるけど、ちゃんと歌メロが歌えるっていう正当派ロックバンドな感じを受けます。要は、アコギ一本で曲が成立するという意味においてです。北国の切なさみたなものをリアルタイムでもっている数少ないバンドだと思います。その他では、ようやくブレイクし始めた、オウガユーアスホール、声だけだと日本人に聴こえないボウディーズ、地味に良い曲を書き続けているロストエイジ、変わらずダンスロックを更新しているジェッジ•ジョンソンなどが面白いです。
 そんな感じで一般層までは、まだまだ浸透していない感じがしますが、これらのバンドがメジャーデビューしてきているので、リスナーも耳が肥えていくのかなーと思います。

~記事で紹介した新世代バンド~
■アンディモリ「everything is my guitar」





■ミイラズ「5.5.5st」





■サカナクション「セントレイ」





 一年半ぐらいレビューを書き続けていて、音楽がつまらないっていう耳タコな台詞は聞き飽きましたね。YouTubeでもマイスペースでも、たくさん音楽との接点が増えている良い時代なんだから、もっと能動的に自分が欲している音を探せば良いと思います。

今まで読んでくれた人たちへ、ありがとう。
音楽が、日常の日々を彩りますように。
……あとは、気分で更新しますw

■七尾旅人 x やけのはら「Rollin' Rollin'」



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テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽


The Flaming Lips『Embryonic』
 オクラホマ出身のUSサイケロックの大御所、ザ•フレーミング・リップス、2009年発表の13thアルバム「Embryonic」。

 前作から三年ぶりとなるオリジナルアルバムになりますが、今までのドリーミーポップな感じの音からガラリと変身しています。90s終わりの年に「The Soft Bulletin」によって世界的にブレイクした後は、アルバム三枚連続でシンフォニックな音を鳴らしていましたが、今作はそれ以前のアヴァンギャルドでサイケなガレージバンドに先祖帰りしているような音です。たぶん、ここ十年の音源からファンになった人はついていけないかもっ(笑)
 でも、いつもザ•フレーミング・リップスのチャーミングさってお祭り騒ぎを起こして、祝祭的な空間を作っている一方で終わりの匂いをいつも感じさせえる曲が入っているんですよね。前作の「Mr. Ambulance Driver」、その前のヨシミ~でももろに死を扱った「It's Summertime 」などでより分かりやすい形で提示されています。ただ生の喜びを鳴らしている訳ではなく、「限りある」ことを自覚している。それが時空列的には前作ではないですが「Christmas On Mars」のサントラの中で暗い感じのインストを鳴らしていたので、シフトチェンジは感じていたのですが、ここまで自覚的に変えてくるとは思わなかったなー十年ちょっと前の続きの風景を描こうとしているのか、バンドをセッションからなる有機的な音に駆り立てているのは何かは分かりませんが、三十年近く第一線で活動しているバンドがこれだけ挑戦していることに嬉しくなります。ここ数年のアルバムの中では聴きやすいアルバムではないけど、この「Embryonic」は、次の十年を見越したアルバムになっていると思います。

ベストトラック:♯11「I Canbe A Frog」


オススメ度:★★★★


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テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽


suede『Lost In T.V.』
 英国の耽美系ロックバンド、スウェード、2004年発表の彼ら唯一のPV集「Lost In T.V.」。

 全19曲、nudeレーベルの時代の全てのPVを網羅しています。彼らほど、前の時代と鮮明に決別を告げた音を鳴らしたバンドは90sにはいないのではないでしょうか。アメリカでニルヴァーナやパール•ジャムを始めとしたグランジ旋風が吹き荒れていた中で、耽美な世界観とグラムロックな格好で現れた時から、ブリットポップの萌芽が芽生えたのかなーと思います。また、バンドの最初のギタリストであるバーナード•バトラーのテクニックや華のあるギターによって、ギターロック回帰が鮮明になります。2ndアルバム「Dog Man Star」でバーナード•バトラーが脱退することで、スウェード自体は一時低迷してしまいますが、ギターロックはオアシスとブラーという二大バンドに引き継がれました。とりあえず、ブリット•ポップの喧噪の中でグラマラスな音を鳴らしていたのは、このスウェードと今も活動しているプラシーボだけなのではないかと思います。特にスウェードは同性愛や近親相姦的な歌詞など、物議を醸すことでも有名でした。また、ブレット•アンダーソンのビジュアルからも、女性人気が高いバンドでした。
 そんなスウェードの最後のアルバム以外のほとんどの期間を網羅している「Lost In T.V.」ですが、耽美系ロックバンド(ビジュアル系と言い換えても良いかも)として一時代を築いただけあり、ビジュアル面のこだわりを感じます。自意識過剰なフロントマンのブレットのナルシストな佇まいや、初期の彼の髪型からの変遷など(笑)、観るべき箇所の多い貴重なPV集と言えるのではないでしょうか。

 この「Lost In T.V.」の特典として、メンバーがPVを観ながら、酒飲みつつ、グダグダと昔を振り返るという映像も収録しています。やる気がないというより、気怠い感じが彼らっぽくて、面白いですがw全19曲、発表時代順に収録しています。

ベストトラック:♯1「The Drowners」


オススメ度:★★★★


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テーマ:お気に入りアーティスト - ジャンル:音楽


Gregory and the Hawk『Moenie and Kitchi』
 NY出身の女性シンガーソングライターである、メレディス・ゴドルーのソロユニット、グレゴリー・アンド・ザ・ホーク、2008年発表のデビューアルバム「Moenie and Kitchi」。

 マイスペースから火がついた女性シンガーソングライターですが、何でこんな才能が埋もれていたのか?という驚きと、非常にトラッドな印象を受ける普遍性をもったアーティストが現代的なマイスペースやYouTubeでブレイクしたという事実にちょっとした感慨を覚えます。時代性や、国境関係なく支持されるものって、良いメロディや良い音楽なんだよなーという至極まっとうな結論に行き着きます。

 グレゴリー・アンド・ザ・ホーク、特に同性である女性からの圧倒的な支持を集めているのが分かるのは、YouTubeのカバーへの投稿数です。透き通るような彼女のウィスパーボイスと、トラッドフォークな音が癒しを求める女性たちにヒットしたことも納得できます。彼女の歌は、もの凄く個人的な歌なんだけど、だからこそ、その四畳半フォーク的な(日本的な表現を使わせてもらいますが)自然さが、聴き手に自分のために作られたように錯覚するのでしょうか。グレゴリー・アンド・ザ・ホーク、ひさびさに独自の空気感をもつアーティストです。ウィスパーボイス好きは悶絶すると思います(笑)

ベストトラック:♯5「Voice Like A Bell」


オススメ度:★★★★


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テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽


POLYSICS『Absolute POLYSICS』
 日本でニューウェーブを代表する4人組のポリシックス、2009年発表の10thアルバム「Absolute POLYSICS」。

 ポリシックス、前作でテレビタイアップなどを経て、やっと一般層を味方につけたと思ったら、今回は更に、ドライブ感が上がっています。全く、媚びるどころか、パンクな感じで素敵です。特にアルバム前半の半分の勢いは彼らしか日本のアーティストでは出来ないんじゃないだろうか?ってぐらいハイテンションっ(笑)2~3分台の曲が多く、息もつけずにアルバム終わりまでマラソンするような感じです。

 全曲、ポリシックス節であり、もはや異物感というより、ポリである安心感すら感じるアルバムだ。逆にファンが望むポリシックスのステレオタイプであるので、ポリシックスの音やこのハイテンションに付いて行けない人は最初から聴かないほうが良いと思いました。それにしても、10年経っても、これだけ楽曲へのテンションが変わらないバンドってそうそういないんじゃないのか?もはや、ニューウェーブ職人な匂いすら、するアルバムです。

ベストトラック:♯3「Young OH! OH!」


オススメ度:★★★☆


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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽


The Mirraz『NECESSARY EVIL』
 スリーピースのミイラズ、2009年発表の2ndアルバム「NECESSARY EVIL」。

 前作が予想通りというか、アークティックモンキーズのパクリとして叩かれ、ある意味、その筋では有名になった彼らですが、果たして2ndは何からパクるのか?と色々と注目であります。
 今作では♯1「check it out! check it out! check it out! check it out!」から、「決してパクりじゃございません そんな裏話はロッキンオンで言えばいいって?そうです僕はただの泥棒です」とノッケからトバしてます(笑)清々しいまでの開き直った歌詞と、それでも自分たちの鳴らす音を信じている彼らの姿勢が、どの曲も一貫しています。「名誉、マネー、目当てにバンドやってんじゃねーんだよ そんなもんは燃えるゴミの日にポイだ」(♯1「check it out! check it out! check it out! check it out!」)
 音的には、アクモンから、かなり離れてオリジナルをパクリと自称しながら、模索しているのが見えます。

 また、相変わらず、彼らの歌詞はサブカル畑からの引用が多いですwドラゴンボール、シティハンター、オバQ、ドラクエとかその辺りに出てくる言葉を使っているので、分かる人はニヤリとするかもしれないし、冷静な人は若者の想像力の欠如を嘆くのではないでしょうか。けれど、それを含めて今の二十代的なリアリティを彼らが結晶化させているのでは紛れも無い事実だと思います。「買いたいものは買えないし 会いたい人には会えないし やりたい仕事はやれないし なんなんだだろうな」(♯8「給付金貰って何買おう?」)ってところに、同時代的な色々な苛立ちが透けて見えます。まあ、ロスジェネとかそんな世代を代弁する、または名付けられることへの苛立ちも含めて、色々な意味での怒りのようなものが彼らのロックを駆動させている気がします。諦めたって言いながら、また現状が諦められない君へのロックンロール。一部の世代の人には刺さると思います。

ベストトラック:♯6「なんだっていい」


オススメ度:★★★☆


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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽


Yeti『The Legend Of Yeti Gonzales』
 元リバティーンズのベーシスト、ジョン•ハッサール率いる四人組のバンド、イエティの2008年発表の日本では2ndアルバムとなる「The Legend Of Yeti Gonzales」。

 日本限定の前作が良かったので、本作はかなり期待していたのですが、ハッキリとこの「The Legend Of Yeti Gonzales」は、名盤だと言えると思います。でも、ジョン•ハッサール自体、名前を知られていないというか、リバティーンズのカールとピートの後ろで弾いてた人ぐらいなイメージしかないので、正当に評価されていない気がします;
 元から、ボーカルではないので、ボーカルが弱いという部分をエヴァーグリーンなキラキラしたメロディと、ハーモニーによって打ち消していく。そこで行なわれていることは、ハッキリ行って目新しいことはないんだけど、ビートルズを初めとした60s辺りのブリティッシュロックな伝統を現在に受け継いでいる数少ないバンドだと思うんですよね。少し前だと伝説化してしまったラーズとかになるでしょうか。
 00年代になって売れているには、アークティックモンキーズやクラクソンズみたいなグルーヴやリズムで引っ張って行くバンドばかりで、ハーモニー&メロディという視点からすると寂しい現状です。

 日本版は、4曲新録ということなのでお買い得です。とりあえず、イエティ自体。あまりに知名度がないので、何曲かは前知識なしに聴いて欲しいバンドです。

ベストトラック:♯1「Don't Go Back To The One You Love」@池袋P'パルコ


オススメ度:★★★★☆


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Deerhunter『Cryptograms』
 アトランタの五人組のDeerhunter(ディアハンター)、2007年発表の2ndアルバム「Cryptograms」。

 次作の「マクロキャッスル」でブレイクしてネオゲイザーやサイケロックのシーンの人たちから注目を集めましたが、そのブレイク前夜のこの「Cryptograms」は、好き放題やってますw全編にわたるクラウトロックみたいなリズムとサビになると轟音の嵐が吹き荒れるというシューゲイザー的なパターン、また踊れる曲も収録されていたりと、カオスな感じです。ドープゲイザーまではいかないんだけどど、ポップとは言いがたい。気になる中毒性のある音源がこの「Cryptograms」だと思います。
 それにしても、どんなに奇抜な音を鳴らしていても、メロディラインは甘いので、それなりにメロディは耳に残るんですよね。轟音の中をブラッドのヘナヘナしたボーカルが泳いでいく感じが、「分かってて」やってる感じがあって、良いです。シューゲイザーとサイケロックのミックス具合が、この人たちの先進的な感覚を体現していると思います。地味に(笑)、オススメしたいアルバムです。

ベストトラック:♯9「Strange Lights」


オススメ度:★★★☆


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People In The Box『Ghost Apple』
 残響レコード、期待の福岡発の歌モノスリーピース、ピープルインザボックス、2009年発表の3rdミニアルバム「Ghost Apple」。このミニアルバムを機に、メジャーレーベルに移籍しました。

 今までも不思議な歌詞と、透明感のあるボーカル、変拍子が売りだと思っていたのですが、今回のアルバムで更に混沌としています。変拍子と転調を繰り返すメロディライン、変なところでw合いの手のように入るギター、手数の増えたドラムetc……などと前作が地味に思えるほど、音的にトリッキーかつ轟音です。あえて、バンドでのセッションから生まれたような曲が多く、それをまとめる気もなく、そのまま音源にしてしまったような曲が多いです。最初、聴いていて、音的にはかなり違いますが、凛として時雨とかネハンベースとか、その辺りの変態ロックバンドを思い出しました。
 「Ghost Apple」、メジャー移籍なのに、全く媚びずに、自分たちのやりたいことだけやっている姿勢が素晴らしい。曲は全7曲で、一週間の曜日名を冠したコンセプトなアルバムになります。歌詞もカットアップの手法で元があった物語がバラバラにされたような曲がほとんどで、全貌はフロントマンである波多野の頭の中にだけ存在するでしょう。でも、メロディに乗ると頭に引っかかるようなワードが多いので、物語の全貌が分からなくても、あまり気にならないんですよね。メロディに乗せにくいような言葉を選んでいるような気すらするのに、つぶやくような朴訥とした歌い方で繋げてしまうのが爽快です。
 歌詞の主題は、僕と神様と彼女の物語です。まるで、バンド名のほうに箱庭の中での物語を神の視点から流れて行くように進行します。セカイ系と言いましょうか、登場人物がもの凄く少ないのが、現代的です。そして、明るい曲と思える曲であっても、ところどころに死の匂いがします。 

「指を重ねて 地図をなぞって 僕ら世界をゆすった 飛行機は落ちて いまいましい神様は逃げ出したよ」(♯1「月曜日/無菌室」)

「少年少女 迷いの庭で天国夢みる このクラブのリーダーは神ではないのさ」(♯3「水曜日/密室」)

 また、最後の曲である♯7「日曜日/浴室」が圧倒的なダイナミズムがある曲です。♯1「月曜日/無菌室」より、こちらをリードトラックにしたほうが良いと個人的には思いました。ピープルインザボックスが、スリーピースである良さを最大限に活かした曲。「もういいかい?」と「まだだよ、まだだよ」の会話調の歌詞で曲と物語が進んで行き、隠れんぼみたいで面白いです。三人の演奏技術も上がっていますし、ピープルインザボックスがバンドとして、次のステージに行ったアルバムと言えるでしょう。鬱ロック、変態ロックのファンともにオススメのミニアルバムです。

ベストトラック:♯1「月曜日/無菌室」


オススメ度:★★★★


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U2『No Line On The Horizon』
 アイルランドを代表する4人組のロックバンド、U2の2009年発表の四年ぶりとなる12thアルバム「No Line On The Horizon」。

 前作「How To Dismantle An Atomic Bomb」は、王道のU2節と思われる曲が多くボノも暑苦しいぐらいに熱唱している曲がU2ファンではなくても、聴きやすいアルバムでヒットしたことが記憶に新しいです。そこから、四年でどうU2は変わったのか?興味をもって聴いてみました。

リードシングルである♯6「Get On Your Boots」で音自体がガラリと変わったのが分かったのですが、アルバム自体も前作とは別バンドのような音をだしています。かなりサイケロック寄りになっています。てか、MGMTとかフリート•フォクシーズとかサイケロックやフリーフォークが新しい流れを作っているからといって、まさか大御所U2までそちらに流れるとは正直思わなかった……時期的に、あざと過ぎると思われても仕方ない(笑)
 今回の「No Line On The Horizon」は、今までのアルバムと違って、スタジアムで観客がシンガソング出来るような、シングルらしい曲が入っていません。あえて言えば♯2「Magnificent」ぐらいか。それがファンによっては賛否両論になることが容易に予想できます。逆にU2ファン以外のサイケロックファンからは、評価されるアルバムかもしれません。エッジらしいギターも封印したかのような弾き方で、「あえて」今までの彼らの王道を外している感じがします。ブライアン•イーノが作曲にも関わっているのが大きいかなーとも思いますが、バンド自体が次の音を模索しているアルバムです。

 この「No Line On The Horizon」、あまりメジャーなアルバムにはならないと思うけど、バンド的に転機となるアルバムになるだろうと思われます。万人には薦められませんが、ガツンとくる人には、たまらない音だと思います。何年か経ってから評価されそうなアルバムです。


ベストトラック:♯2「Magnificent」
http://www.youtube.com/watch?v=4s_CXOOgidA

オススメ度:★★★☆


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The Pillows『OOPARTS』
 日本のオルタナティブロックの雄、ピロウズ、2009年発表の16thアルバム「OOPARTS」。

 2009年で結成20周年ということもあり、かなり気合い入っていることが予想されるアルバムです。聴いてみると、それほど、浮ついている訳ではなく、いつも通りのどこから聴いても、ピロウズでしかないアルバムだと思いました。音的には年齢を感じさせない軽やかなロックです。既存のピロウズのアルバムに比べると音的には、「HAPPY BIVOUAC」に近いかと思います。どの曲も風通しが良いです。
♯2「YOUR ORDER」から「嫌いなモノを嫌って 嫌われてしまえば良い 好きな道を歩いて人生と呼べば良い」(♯2「YOUR ORDER」)
 などと相変わらず、この人たちは攻撃モードなので、聴いていて思わずニヤリとしちゃいます。ツインギターも巧く使われていて、ギターリフを追っかけているだけでテンション上がりますね。
あと、ピロウズにはどのアルバムにもシングル以外にキラーとなる一曲が必ずあるのですが(「Funny Bunny」や「MY FOOT」etc)、今回は三日月である僕と向日葵である彼女を歌った童謡のようなラブソング♯6「Beyond the moon」がそれにあたるのではないでしょうか。
「涙を見せずに咲き誇る姿を 僕はそっと見てきた」(♯6「Beyond the moon」)
次の「ジョニー・ストロボ」も90sの後半のピロウズみたいな感じの曲で新たな闘争宣言みたいでカッコいいですが。

そして、20周年を記念して、ファンに向けて書かれた♯8「雨上がりに見た幻」でピークを迎えて、疾走感のあるライブ映えしそうな二曲で全10曲のアルバムを締めます。
「踏み外した崖っ淵でも手を掴んでくれた 雨上がりに見た幻を今も覚えてる」(♯8「雨上がりに見た幻」)

 尺としては短いアルバムなのですが、その分、かなり曲を厳選した感じで、一気に聴けるアルバムです。アルバムタイトルの「OOPARTS(オーパーツ)」ですが、時代錯誤の遺物の意味です。二十年間、序々にファンを増やし続けて来たピロウズが変わらない彼らのロックを鳴らしているタイトル通りのアルバムです。

ベストトラック:♯8「雨上がりに見た幻」


オススメ度:★★★★


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ART-SCHOOL『左ききのキキ』
 4人組のオルタナバンド、アートスクール、2007年発表のミニアルバム「左ききのキキ」。六曲入りのミニアルバムになります。

 前作「Missing」は、インディーズ時代の総まとめ的なものであり、その前のリリースの「PARADISE LOST」では、海外録音&外部プロデューサーを招いて、かなりポップな音を鳴らしていました。その後の揺り戻しか分かりませんが、ツアー後に作られた本作が初期のガレージバンドとしてのアートスクールの匂いが色濃いです。また、♯4「Candles」では、ギターの戸高がボーカルをとりニルヴァーナのパロディみたいなことをしていますが、これはファンからも賛否両論でしたwフロントマンの木下もギターの戸高もボーカリストとして声量があるほうではないので、ガレージ然とした音を鳴らした時に、音圧やノイズにボーカルがのまれてしまうんですよね。あくまでシューゲイザー寄りで声を加工して鳴らしたほうが、アートスクールの売りである甘い歌メロが活きるのかなーという気がします。
 アートスクールの中ではこの「左ききのキキ」は、比較的、聴きやすいミニアルバムだと思います。あと、「左ききのキキ」のPVは木下本人が監督をやっています……出来は自分で確かめて下さいw

ベストトラック:♯2「左ききのキキ」


オススメ度:★★★☆


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Passion Pit『Manners』
 マサチューセッツ出身の五人組のパッション•ピット、2009年発表のデビューアルバム「Manners」。

 チープなシンセが80sを思わせて面白いユニットです。宅録エレポップとでも言えばいいのかな?このパッション•ピットの音源を聴いていて、自分はティアーズ•フォーフィアーズとか思い出しました。ファルセットボイスとハーモニーの使い方が80sのUSバンドと同じ匂いを感じます。そして、最近のアメリカのインディーズバンドで増えてきている多幸感たっぷりな感じのサイケデリアが病みつきになりそうなサウンドです。とにかく、頭悪いぐらいにノリの良い(笑)音楽なので、好きな人以外もトラックによってはハマるかと。特に♯4「The Reeling」、♯9「Sleepyhead」の二曲がキラーなのでオススメです。パッション•ピット、最近のUSバンドだとMGMTとかフリート•フォクシーズとか好きな人はビンゴするかと思われます。

 00年代の9.11から始まった暗いアメリカの世相を巻き返すかのように、新人バンドはポップで多幸感溢れる音を鳴らしているのが面白いですね。NINみたいな怒れるマッチョなロックが出てきても良いのに、彼らより、今のアメリカの空気的には輝かしいキラキラし音の方がを望まれているのでしょうか。

ベストトラック:♯4「The Reeling」


オススメ度:★★★★


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Guitar『Saltykisses』
 ドイツ人、デジタル•ジョッキーとアヤコ•アカシバによるユニット、Guitar(ギター)の2006年発表の3rdアルバム「Saltykisses」。

 最近のネオゲイザーと呼ばれるシューゲイザー再評価の前から、エレクトロニカ寄りのユニット、ギターでは00年代に入ってからシューゲイザーを取り込み、数々の実験を行なってきました。ある意味、エレクトロカ畑からシューゲイザーを取り込んで成功した先駆者的なユニットと言えるではないでしょうか。
 今回は、前作「Honey Sky」よりドリーミーにより、音はカラフルな世界に連れて行ってくれます。歌モノも♯1「Be Joy」でついに日本語が解禁になり(笑)、ドイツ語、英語と歌詞はかなりワールドワイドになっています。メロディによって使い分けている気もしますが。特にアヤコ•アカシバがウィスパーボイスで歌っている曲が浮遊感があって素敵です。ギターの中では、この「Saltykisses」は、美メロ中心でポップなので、聴きやすいアルバムです。

 早すぎたバンドというか、もう少し、個人的にはミュージシャン以外にも評価されても良い気がするユニットです。M83好き、あとはシューゲイザーバンドが好きなら、聴いてみてください。

ベストトラック:♯7「Saltyme & Saltykisses」


オススメ度:★★★★


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KAREN『sunday girl in silence』
 ART-SCHOOLの木下理樹と戸高賢史、downyの仲俣和宏と秋山隆彦に加え、ボーカル、アチコによる五人組のバンド、KAREN(カレン)。2009年発表の2ndアルバム「sunday girl in silence」。

 前作とは比べ物にならないぐらい、オリジナリティを確立しています。前作はアートスクール色が強かった気がしますが、今回はフロントマンのアチコのボーカルの存在感が更に高まっています。相変わらず、ダウニーのリズム隊の二人は抜群の安定感を誇ってますね。そこに今回は石橋英子のフルートやFresh!のサックスとか管楽器が加わり、高音域が余計華やかになった気がします。 
アレンジも全体的に前作のシューゲイザーな感じからすれば、今作は、よりポップで聴きやすいです。

 このメンバーで音を出して、ここまで軽やかになるって凄いマジックな気がします。特に♯1「ENEMY」のイントロのフルートの性急なフレーズにヤラれました。まさか、いきなり一曲目で、そうクルとは思わなくて、思わず一人でうなずいていました(笑)アヴァンギャルドでもなく、確かな演奏技術に基づいています。ただ、平均点は高いのですが、突出した売りがないので、ススメにくいアルバムではあるのですが、カレンの2ndアルバム「sunday girl in silence」地味に良いですよ。

ベストトラック:♯1「ENEMY」


オススメ度:★★★★


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Moby『Hotel』
 コネチカット出身のソロミュージシャン、モービー、2005年発表の5thアルバム「Hotel」。

 テクノから始まり、レイブ、ハードコア、アンビエントなどジャンル畑を問わずに、タイアップや映画音楽などで活躍しているミリオンアーティストのモービーであるが、今回のアルバムは原点回帰といった印象を感じます。得意のテクノを基本にしつつ踊らせる構成なのに、音が有機的に聴こえるのは、いつもの彼ならではの音作りだと思います。
 今回、14曲中、10曲をモービー本人がボーカルを取っているという気合いの入れようです(または、気楽なのかもしれませんが)。しかも、彼の声ってボウイと声質が似ているというか、♯3「Beautiful」、♯4「Lift Me Up」なんてモロに70sのボウイっぽい曲ですし。ヒーローズとかベルリン三部作の後半のほうのノリの良いナンバーのボウイを思い出します。ゲストのローラとのデュエット曲では、かなり彼女のボーカルを基本に構築していて、優しい気持ちになるトラックです。今までに比べるとちょっと雑多な印象のアルバムなのでコアなファンからは批判があるかもしれませんが、モービー初心者向けには聴きやすいポップなアルバムになっていると思います。

ベストトラック:♯7「Spiders」


オススメ度:★★★★


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チャットモンチー『生命力』
 徳島出身のスリーピースのチャットモンチー、2007年発表の2ndアルバム「生命力」。

 メジャーデビュー時から、チャットモンチーは、元スーパーカーのいしわたり淳治をプロデューサーに迎えたりとかなり話題性を振りまいていたのが記憶にあります。メジャーデビュー後、一気にブレイクし、知名度があがりメジャーバンドに仲間入りを果たしました。
 聴きやすいフレーズと耳に入る日本語、ひさびさの本格ガールズロックバンドということで、かなりの支持を得ています。特に、同性である女性からの圧倒的な支持とバンドをしている女子たちのカバーネタにされています。ジュディマリとかの後は邦楽のメジャーシーンではガールズロックバンドは不在だったところに、キャッチーなチャットモンチーが待たれていたということでしょうか。微妙なオルタナ風味のザックリしたギターや録音は、いしわたり淳治の好みかな。それにしても、フロントマンの橋本のボーカルのまっすぐな声質が聴いていて、気持ち良いですね。ただ、ベースとドラムのフレーズが、ベタベタな感じでヒネリがあまりないので、ホントこれからのバンドだと思いました。ちなみに、デビューアルバムと、この「生命力」のジャケットのデザインってリトル•バーリーっていうイギリスのバンドのオマージュ(パクリ)だよね?デザイナーか、メンバーの趣味か分からないけど。

ベストトラック:♯3「シャングリラ」


オススメ度:★★★


リトル•バーリー「WE ARE LITTLE BARRIE」


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andymori『andymori』
 吉祥寺を中心に活動しているスリーピースのandymori(アンディモリ)、2009年発表のデビューアルバム「andymori」。

 アンディモリをこの音源で初めて聴いたんだけど、笑っちゃうぐらい蒼くて若い音、そして時代関係なく若者から地に足のついた主張でちょっと気恥ずかしいぐらい。でも、アンディモリは他から輸入したロックではなく、東京の吉祥寺から高円寺辺りの中央線沿いの立ち飲み屋で文学やロック談義に熱くなっているフツーの若者の匂い……それが彼らの強さだと思う。演奏が荒削りなのは否めないんだけど、このデビューアルバムは、一回きりだからこそ、この拙さでさえスパイスにピリリとくるんだと思う。
 アンディモリ、たぶん世代的に、二十前半の人とかグッと来るんじゃないのかな。初期くるりとか、売れる前の荒い感じのスピッツとかその辺りを思い浮かべた。爆音でも、アジるような強気な歌詞でもないんだけど、人知れず、拳を握りしめている感じ。気になったら、聴いてみるべき、今後支持を集めるであろうアーティストです。このデビューアルバムのキラキラした若い故の蒼さが、少しでも長く続いて欲しいなーと思います。

ベストトラック:♯4「青い空」


オススメ度:★★★★


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Yoko Ono Plastic Ono Band『Between My Head And The Sky』
 ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンドによる2009年発表のアルバム「Between My Head And The Sky」。

 世界的レベルの音楽家って意味では日本人で最も有名な女性アーティストは、間違いなくジョン•レノンと結婚したオノ•ヨーコだろう。そして、一番音楽ファンから憎まれている数が多いのも、彼女だと思うw特にビートルズファンから、的ハズレの批判に耐えてきた分、更に強靭になってきた気がする。
 そして、76歳になった今になって、プラスティック・オノ・バンドは再始動した。この名義で活動するのは、1973年以来だ。息子のショーン•レノンがバンマスとなり、本田ゆかやコーネリアスらとともに録音された本作はどうなったのか?結論から言ってしまうと、全く丸くなっていない(笑)年齢を経る度に、更に前衛的になっていっている気がするのは気のせいだろうか?ガレージ、ニューウェーブ、ポエトリーリーディング、即興っぽい曲など、ジャンルレスに好き勝手暴れている。メンバー的に演奏レベルが高いから出来る芸当なのではあろうが、少なくとも本作はポップなアルバムではない。ジョン•レノンがいなくなった分、センターで気兼ねなく二人分のエネルギーを照射しているようにも聴こえる。オノ•ヨーコにとっては、76歳とか年齢はもはや関係ないんだろうなぁ。ハマる人はハマるけど、過半数の人は前衛的で付いて行けないのではと思った。♯13「I'm Going Away Smiling」みたいに普通に良い曲も書けるはずなのに、あくまで「攻めて」るからね。「I'm Alive」ってことなんだろうな。正直、この年齢で第一線でここまでエネルギッシュなアーティストっていない。次のアルバムも聴けると良いなーと思う。

ベストトラック:♯13「I'm Going Away Smiling」(アントニーがゲスト参加)


オススメ度:★★★☆


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Lily Of The Valley『My Secret Garden』
 仙台発のシューゲイザーデュオ、Lily Of The Valley、2009年発表のデビューアルバム「My Secret Garden」。

 ハタユウスケが企画したシューゲイザーのコンピに収録されていて気になっていたバンドだったんだけど、これが全国発売のデビューアルバムとなります。ふんわりとした浮遊感、透き通るボーカル。まるでエレクトロニカ系シューゲイザーのお手本のような音作りです。ドリームポップ寄りのシューゲイザーです。歌詞は簡単な日本語で抽象的な言葉を選んで使っているように感じます。

 Lily Of The Valley、日本のシューゲイザーシーンでは面白い存在なのですが、逆に透明感とリヴァーブがかかったような音空間ってありがちなので、今後どのように生き残っていくかが課題のような気がします。Lily Of The Valleyの他のバンドとの一番の違いは、この音源でコーラスをくどいぐらいに重ねていて、それ自体がレイヤーを作り出していることでしょうか。フロントマンのノゾミのコーラスが煙を透過する光のように降り注いできます。個人的には、もう少し、ガンガンとギターが曲のフックとして入ってきても良いかなーという気がします。だってシューゲイザーなんですからっ(笑)

ベストトラック:♯3「Iok-1」


オススメ度:★★★☆


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Amazing Baby『Rewild』
 ブルックリン初の五人組のロックバンド、アメイジング•ベイビーの2009年発表のデビューアルバム「Rewild」。2009年にフジロックで来日を果たしました。

 同じブルックリン発のMGMTにより、更にシーンの注目が集まっているサイケロックの発信地的な場所なので、アメイジング•ベイビーに対する期待値も上がります。ジャケットのイラストから、もう音源の音は、サイケ以外の何者でもない感じが素敵です(笑)
 ブロックパーティやMGMTがツアーの前座に起用したのが納得出来るほど完成度が高いです。音のアレンジとか個性という意味ではMGMTより上かもしれない。ただ、曲が地味な感じはしますが。アルバム1枚通して、陽性のサイケポップが全面に展開されていて、聴いていてかなりアガります♪♯4「Headdress」のコーラスの使い方とかちょっとブリットポップのスウェードとかブラシーボとか耽美系バンドを想像させます。意外とアメイジング•ベイビー自体のメンバーの音楽の好みが雑多な感じがしました。MGMTとかはもろにフレーミング・リップスが好きなんだろうなーという一発で分かる印象でしたが、アメイジング•ベイビーは色々と雑食な分、長く生き残るかもしれません。今後、注目のバンドです。

ベストトラック:♯4「Headdress」


オススメ度:★★★★


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iLL『Force』
 元スーパーカーの中村弘ニのソロプロジェクトである、iLLの2009年発表の4thアルバム「Force」。

 このアルバムでナカコーは完全に今までの活動を総括した気がします。どの曲も気持ち良いぐらいにポップで爽快に響きます。今までの三枚のアルバムが、このアルバムへの過程に過ぎなかったかのような出来です。ロック、テクノポップ、エレクトロニカ、音響、アコースティック……曲ごとに色んなジャンルを消化していきます。でも、歌メロはいつになくポップで口ずさみやすい。
 特に、♯8「Deadly Lovely」には、ビックリしました。アコースティックとかエレクトリックとか、そんなものは手段でしかないってことを改めて教えてくれたような気がします。音数は少ないのですが、かなり画期的なことをやっているトラックだと思いました。音響系のインストアルバムや、唄モノに特化した前作や、自分の可能性をいちいち律儀にアルバムごとに分かりやすい形で提示してきた不器用な男がやっとポップスに戻って来てくれたアルバムです。個人的には、アルバム後半の音響のアプローチが心地よくてリピートしてしまいます。iLLの存在を知らない人も、とりあえずはこのアルバムから入る入門編的なアルバムになっていると思う。文句なしにオススメです。

ベストトラック:♯8「Deadly Lovely」


オススメ度:★★★★


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七尾旅人 x やけのはら『Rollin' Rollin'』
 孤高のシンガーソングライター、七尾旅人とラッパー、やけのはらの 2009年発表のコラボレーションシングル「Rollin' Rollin'」。

 全五曲収録ですが、全て「Rollin' Rollin'」のリミックスになります。この曲の元は、コンピレーション「PUBLIC / IMAGE.SOUNDS」に収録するために、生まれた曲です。でも、出来が良かったので、シングルカットされた経緯があります。ひさびさに七尾旅人が唄モノを歌っているという心地よさとやけのはらのちょっと脱力したような声質のラップがかなり対照的で異質なんだけど素晴らしいコラボだと思いました。川辺ヒロシがミックスした♯3が、フロアで朝方にかかってみんなが踊って盛り上がっているのが容易に想像できてカッコいいです。00年代の最後の年に生まれた、都市生活者のためのアンセムだと思います。サビから「Rollin' Rollin'」でシンガソングしやすいし。

「Rollin' Rollin' 回り続ける レコードに運ばれて
Rollin' Rollin' わからないまんま ながくながく 流されて」(♯1「Rollin' Rollin'」)

予想もしなかったところから、生まれた名曲。どちらのアーティストの名前も知らない人も、とりあえず試聴して判断して欲しいと思います。

ベストトラック:♯1「Rollin' Rollin'」


オススメ度:★★★★


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Lotus Plaza『The Floodlight Collective』
 アメリカのサイケバンド、ディアハンターのギタリスト、ロケットによるソロプロジェクト、ロータスプラザによるデビューアルバム「The Floodlight Collective」。

 ディアハンターのボーカルによるアトラス•サウンドのアルバムも毒々しくサイケの海に沈んでいくようなサウンドプロダクションだったんだけど、これは毒々しさはないけど、深いリバーヴの海をちょっと懐かしいポップな音が泳いで行くような不思議な高揚感があります。だんだんと唄声すらも音響に溶けていくような感じが素敵です。特に♯6「What Grows?」みたいなサイケで音がパートの壁を突き破りドロドロに分解していくようなナンバーが、ロータスプラザの個性と言えるのではないでしょうか。隠れシューゲイザー好きが結構生息していると思われる日本において、元バンドのディアハンターの知名度がいまいちなので、この日本語盤が発売されないのは残念です。
 ロータスプラザ、知名度はまだまだでこれからのバンドですが、アニマル•コレクティブやMGMTなどサイケロックが好きな人にはオススメしたいです。

ベストトラック:♯3「These Years」


オススメ度:★★★★


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ゆーきゃん『ひかり』
 京都を中心に活動していた男性シンガーソングライター、ゆーきゃんの2004年発表のデビューアルバム「ひかり」。

 囁くような歌い方があまりに日本のシーンにいないタイプで耳に残ります。フォークソングのようであり、童謡のような不思議な魅力を持ったラブソング集です。平均、5分越えとこのジャンルの音楽としては尺が長いです。でも、耳障りじゃないのが、声の魅力とでも言いましょうか。初期、七尾旅人の歌い方とか好きな人ならハマると思います。サラっと歌っているようで憂いをもった湿った声、拙いギターと合わさるとそれが更に際立つような印象を受けました。この声は、あまりバックに楽器を入れないほうが良いかもしれません。
 あと、何気ない歌モノのラブソングなのですが、メロディが普遍的で良いです。♯4「天使のオード」、♯8「駐車場」とか、さりげなく名曲ですよね。

「君が創りかけのまま放り出していた世界に今も ぜんまい仕掛けの仲間はさまよっていた」(♯4「天使のオード」)

「四月の笑い声 あまりに無邪気すぎた 目が渇き痛んでも 明日まで咲き誇るこの世界は夜明けまで見ていたいね」(♯9「桜」)

 このアルバムは次作に比べると、アレンジもちょっと地味な感じがするし、エッジが立っている音楽ではないので、スルーされてしまうかもしれないけど、ゆーきゃん、アーティスティックで不思議な魅力をもったシンガーソングライターだと思いました。日本語の歌モノが好きでしたら是非とも、一度は試聴してみてください。

ベストトラック:


オススメ度:★★★★


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