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Zaza『Cameo』
 NYを中心に活動するシューゲイザーデュオ、Zaza(ザザ)、2009年発表のデビューミニアルバム「Cameo」。

 SCHOOL OF SEVEN BELLSやKYTE、レディオ•ヘッドなどが引き合いに出されてたので、つい手に取ってしまったのですが、ザザの存在や音以外の情報は知らなかったのだけど、これはかなりアタリだと思いました。
 ここ数年流行のシューゲイザーリバイバルであるニューゲイザーなどとまとめられている流れの中に位置する音なのですが、かなり個性的でダークなので、他のバンドと距離がある気がします。シューゲイザーと言っても、ノイズ寄りのバンドではなく美メロのほうを重視しているので、ノイジーなのが苦手な人でも聴けます。  

 アルバムの帯には、レディオ•ヘッドの「ザ•ベンズ」を引き合いに出して絶賛しているのだけれど、自分は、レディオ•ヘッドの「Kid A」の雰囲気が近いアルバムだなーと思いました。あのアルバムにあった浮かび上がるような美しい旋律がココにも存在します。アメリカの音楽って最近はサイケロック復興みたいな流れが出来上がっていると思うのですが、その遡上でザザみたいな正当派シューゲイザーバンドも登場するのが懐深いですよね。このバンドは音だけ聴くとUKバンドみたいな影とメロディの美しさがあるのだけれど、アメリカのバンドというギャップに驚かされました。とりあえず、来年以降に出るデビューフルアルバムが、楽しみなバンドです。

ベストトラック:♯2「Sooner Or Later」


オススメ度:★★★★


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YOLZ IN THE SKY『YOLZ IN THE SKY』
 大阪を中心に活動する4人組のポストパンクバンド、YOLZ IN THE SKY(ヨルズインザスカイ)、2007年発表のデビューアルバム「YOLZ IN THE SKY」。

 あまりに情報が少ないバンドで説明しようがないんだけど、名前だけ聴いたことがあった音源を聴いてみたら、初聴であまりにハイテンションで唖然としました(笑)
 性急な人力ビート、叫ぶようにアジるハイトーンボイス……正直、歌詞カードを見ないと何言っているか分からないんだけど、存在感あるし、耳の残ることは確かです。ただ、かなり好き嫌いが分かれるバンドだと思います。既存のバンドに無理やり例えるとポリシックスのハイテンション四割+lostage三割+マヒルノ三割と言ったところでしょうか。とりあえず、変態パンクなので、コレが響く人は一発で鷲掴みな音だと思います。ただ、あまりに変則的なことをやっているので、ポップであることからは、かなり遠くなってしまっている気がします。かなり音楽的に持っているエッセンスは多いと思うので、それをもっと聴きやすくするほうに使って欲しいなーと次の音源に期待します。

「この夜も底なしか 放とう地獄の空へ 全てを放つ この地下から」(♯2「地下室のピエロ」)

ベストトラック:♯2「地下室のピエロ」


オススメ度:★★★


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Pearl Jam『Riot Act』
 九十年代の初めから活動している五人組のパール•ジャム、2002年発表の7thアルバム「Riot Act」。

 プロデューサーにエアロスミス、ニルヴァーナを手掛けてきた敏腕プロデューサーであるアダム・カスパーを迎えて作られました。相変わらずというか、この人たちの(フロントマンのエディの)持ち味である暗さや怒りみたいなものが渦巻いています。前作でサウンド作りにかなりこだわっていたのが、ここではリセットされ、バンドの生演奏的な勢いのほうが重視されているアルバムです。デビュー時のグランジバンドといった感じの演奏ではなく、音数が少ないためか、少しづつ演奏が巧くなっているのが分かるアルバムでもあります。
 パール•ジャムのアルバムの中でも、かなり地味で政治的なメッセージを含むアルバムなので、当時、あまりヒットしなかった記憶があります。ヤケに詞の世界が直接的になっているのも避けられた理由ではないかと思います。次のセルフタイトルアルバムで一気に迷いから解放されたような音を鳴らしているので、初心者にはそちらのほうをオススメしたいです。

「僕は僕が生まれてきたことを知ってる。そして死んでゆくことも。」(♯6「I Am Mine」)

ベストトラック:♯6「I Am Mine」
http://www.youtube.com/watch?v=BXISm3JjYU0

オススメ度:★★★☆


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about tess『beautiful』
 六人組のabout tess、2008年発表の2ndアルバム「beautiful」。

 ツインドラム+ツインベース+ツインギターの6人編成からなるインストバンドです。ライブハウスなどで、ライブを観た人の評価が高いバンドです。
 レコーディングエンジニアに凛として時雨のフロントマンであるTKが関わったことでも話題になりました。全6曲入りなのですが、恐ろしいほどの熱量を秘めたインスト集といったところでしょうか。同じフレーズの繰り返しから、曲が進むにつれて序々にフレーズが弧を描くように変化していきます。
 一曲ずつの曲が更に前のめりなビートになったというか、非常に攻めているのを感じる音です。デビューアルバムに比べるとツインギターが更に活かされている感じがします。音の分離も良くなっているのですが、たぶん音源だけじゃ、鳴っている音全てを拾えてない気がしますねぇ……デビューアルバムよりかは、空間構成がしっかり整理されている印象は受けますが、六人編成ゆえ仕方ないとも思います。それにしても、このバンドのギタリスト、巧いっすねーギターだけで成立するぐらいフレーズが面白くて、耳に残ります。また、他のインストバンドと比較して、音の引き算が巧いです。全編ガンガン音が鳴っているのではなく、アコギだけとか、あえて音の隙間を作り出そうとしているところがセンスが良い。バンドなんかやっている人ほど、この音は刺激を受けると思います。また、インストバンド好きは、マストなバンドだと思うので、是非聴いて下さい。

ベストトラック:♯3「Imaginedit」


オススメ度:★★★★


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Ash『Nu-Clear Sounds』
北アイルランド出身の4人組ののアッシュ、1998年発表の2ndアルバム「Nu-Clear Sounds」。

 ギターの紅一点のシャーレット•ハザレイが加入してツインギター編成となった初のアルバムとなります。十代で世界ツアーをまわった疲れもあったのか、デビューアルバム「1977」の軽やかにポップな感じは、なりを潜めてしまいました。
 死や青春の終わりといった主題が付きまとう感じがして、セールス的には失敗に終ったアルバムです。♯2「Low Ebb」、♯8「Burn Out」なんかアルバムの中では良い曲だとは思いますが、アルバム自体が暗いイメージがつきまとっているおかげで正しく評価されていない不幸なアルバムだと思います。確かに前作と比較すると暗いのだけど、ポップであることはギリギリで踏みとどまっているような気がするので、もったいない不遇のアルバムです。次のアルバムでまた原点回帰でヒットを掴むのですが、彼らが十代特有の悩みを抱えたという意味でも成長の過程として、聴いておいて損は無いと思います。

ベストトラック:♯「A Life Less Ordinary」


オススメ度:★★★☆


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スピッツ『スーベニア』
 4人組のスピッツ、2005年発表の11thアルバム「スーベニア」。

 前作から、二年ぶりとなる音源は、プロデューサーは同じみの亀田誠治を迎え作られました。前作「三日月ロック」から、迷いが晴れたようなサウンドを聴かせていましたが、今回もブレイクした頃のスピッツのような迷いのない歌モノを聴かせてくれます。アルバムの出だしの「春の歌」で惹き込まれ、♯6「正夢」、♯12「会いに行くよ」と全体的に春をイメージさせるような温かい優しい曲が多い印象を受けました。
 音的は、民謡とか色んなジャンルの音を租借しながら、スピッツ流に解釈していて、幅が広がったのではないでしょうか。迷っていた頃のスピッツから一周まわって戻って来たようなアルバムだと思います。ただ、10年前より確実に強度を増したポップスになっているのが、流石です。このアルバムは新しいことを求めているアルバムというよりも、スピッツとしての立ち位置の自己確認的なアルバムになっていると思います。次の「さざなみCD」で、更に化けます。

ベストトラック:♯1「春の歌」


オススメ度:★★★☆


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Primal Scream『Riot City Blues Tour』
 プライマル・スクリーム、2007年発表のツアーDVD「Riot City Blues Tour」。

 アルバム「ライオット・シティー・ブルース 」発売に伴う、ツアーの様子とPV集めのセットになります。プライマル・スクリーム、もう20年単位で活動しているのに、ここまでバンド公式のライブ映像集など発売されていなかったんですよね。意外に思われる方も多いかもしれませんが。
 プライマル・スクリームの場合、バンドメンバーが一部を除いて、流動的だということもありますが、正直、初期のプライマル•スクリームは初期衝動とドラッグでぶっ飛んでいるだけで、ライブの評価自体が低いバンドだってのを本人たちも認識していたんじゃないのかなーと思います。それが、元ストーン•ローゼスのマニや、リトル•バーリーのバーリー君が入ることにより、演奏が鉄壁になってきたから、ようやくライブ映像集がリリース出来たのではないか?と勝手に思っている。あと、「ライオット・シティー・ブルース 」ってアルバムが、ロック色の強い生演奏重視のアルバムでノりやすいって理由もあると思います。本編のライブ映像の中でも、ボビーの機嫌が良いのもありますが、演奏に余裕のようなものも感じます。「Xtrmntr」や「Evil Heat 」収録の曲もよりロック色を強めていて、アルバム音源収録のものよりカッコいいです。

 あと、バーリー君がマニにキスするという腐女子ファン歓喜な映像も「Shoot Speed Kill Light」では観られるので、買いなのではないかとwライブに行ったことのある人なら、一度は観ていると思われる間奏でのボビーのヘナヘナな踊りもやっと公式映像で観られます(笑)ボビーのマニのインタビューは非常にヤッツケ感があるものなので、そこだけは期待しないほうが良いと思います。ライブ本編がオススメです。

ベストトラック:♯「Shoot Speed Kill Light」


オススメ度:★★★★☆


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lostage『GO』
 奈良県で結成された4人組のlostage(ロストエイジ)、2009年発表の3rdアルバム「GO」。

 捻れたロックを鳴らしているイメージだったのですが、ギターリストの交代とともに(アルバムは、この音源から加入です)、かなり開けた音を鳴らしている感じがします。特にアルバム後半の♯8「SURRENDER」以降が、今までの彼らに考えられないぐらいに、ポップで驚きました。USインディ直系の絡むようなギターと普遍的な歌メロ、かなりこのアルバムでロストエイジは化けたと思います。
 とりあえず、良いバンドなのに、あまり知られていないような気がするので、気になったら試聴してみてください。オウガユーアスホールなどと同じような空気感を感じる、体育館裏で夕日に独りで黄昏れているような、寂しくもちょっと懐かしい感じの日本語ロックです。
 00年代に入ってから、CDが売れなくなったとよく言われますが、ロストエイジやオウガなど良心的で自分の進みたい方向がハッキリしているロックバンドがライブの動員を増やしている現状を考えると商業主義的な音楽は厳しいのかもしれないけど、良い時代になったなーと陰ながら思っていたりしましす。レコード会社の広告やタイアップベースで評価されるのではなく、リアルにライブハウスに足を運ぶファンベースで評価されるほうに移って来ている気がします。アーティストとにとっては、そのほうが幸せだと思いますし。

ベストトラック:♯8「SURRENDER」


オススメ度:★★★★


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七尾旅人『911 Fantasia 』
 男性シンガーソングライター、七尾旅人、2007年発表の4thアルバム「911 Fantasia」。

 四年ぶりのアルバムであり、三枚組、三時間という、なんだか記録に挑戦しているかのような大作です。前作から、メロディラインからの逸脱が始まっていたが、ここで完全に何かを悟ってしまったんじゃないだろうか?というぐらいにトンでます。3~5分で集結するポップミュージックのフォーマットはここでは破壊され、物語を語ることに全てが動員されているような印象を受けました。そして、音はメロディ主体ではなく、この911 Fantasia」では、音楽としてより飛び道具的に使われます。その物語とは、あの同時テロが起こった、9.11です。それを近未来にお爺さんが子どもにきき聞かせるという形式を取りながら、物語が進行します。

 物語ることを優先し過ぎて、歌心を忘れてしまった気がしますが、七尾旅人の中では、これは作れなければならなかった個人的なアルバムであり、世に問いかけた三枚組の時代を越えたフォークロアと言えるのではないでしょうか。何度も聴いているけど、正直未だに全ては理解できないアルバムです。ただ、これは、正座しながらじゃないと聴けないぐらい主題は重いし……尺が長いです(笑)
 全ての人にオススメできるアルバムではないですが、この三枚組の物語をインディーズでリリースしてしまったエネルギー、そして、9.11や戦争の意味を改めて考えさせられる1枚です。個人的には、七尾旅人、シンガーとしての才能を評価しているので、また歌モノに戻ってきて欲しいなーとも思います。

ベストトラック:♯5「airplane」


オススメ度:★★★☆


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ART-SCHOOL『Missing』
 4人組のART-SCHOOL(アートスクール)、2005年発表の4thアルバム「Missing」。

 インディーズ時代の二枚のミニアルバムをコンパイルして、二曲加えてメジャーから発表された、ファンからしたら、非常にヤッツケ感があるアルバムだと思いますwなので、このアルバムの前に発表された前作「PARADISE LOST」のほうが作品としては新しいです。
 アートスクールというバンドは、フロントマンの木下の才能のムラに左右されるワンマンバンドです。ソングライティングが冴え渡っている時は、アルバムの出来も良いのですが、このアルバムはインディーズ時代の葛藤の中で作られたためか、曲の質やアレンジなどを含めて、失敗していると言わなければならないと思う。ボーカルはいつも以上に不安定な曲が多いですし。

 何曲か良い曲はあるんだけど、過半数が迷いを生じながら作ったのではないのか?と思う。特にピアノが入っている曲が迷走気味。日向秀和と大山純の旧メンバーの存在が、アートスクールにとって、かなり大きかったことが分かるアルバムである。

ベストトラック:♯3「スカーレット」


オススメ度:★★★


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Nada Surf『Lucky』
 九十年代初めから活動しているNY出身のスリーピース、ナダ•サーフ、2008年発表の5thアルバム「Lucky」。

 やっと、日本語版が出たかーというのが、まず感想(笑)ウィーザー直系のパワーポップとちょっと懐かしい蒼い感じのハーモニーがのこのバンドの売りだと思います。しかも、もう十数年活動しているので、演奏も安定していてバンドの一体感もあり、完成度はかなり高いです。前作の「The Weight Is A Gift」もキラーチューンの「Always Love」が入っていて、隠れた名盤だと思っているのですが、本作は軽く越えていると思います。
 どの曲も繊細なんだけど、力強く響く美メロが聴いていて、爽快です。曲だと、♯2「Whose Authority」、♯5「Weightless」、♯7「I Like What You Say」の三曲がずば抜けている感じがしました。あと、前作よりハーモニーを活かした曲が多いのが、アルバムを聴きやすくしています。

 今年のナノ•ムゲン•フェスで初来日をはたしたことでも、ここ日本では話題になりました。ライブも、スリピースなのに堂々と自分たちの音を展開していて、良かったですね♪ウィーザーや最近のエモバンドの台頭で影に隠れてしまっている気がしますが、ナダ•サーフ、地味に良いバンドなので、是非とも聴いてみて下さい。

ベストトラック:♯5「Weightless」


オススメ度:★★★★


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前野健太『さみしいだけ』
 男性シンガーソングライター、前野健太、2009年発表の2ndアルバム「さみしいだけ」。

 前作と違い、全て前野健太の多重録音で作られました。タイトル通り、一人宅録。
 音的には、いかにも四畳半フォーク的な音作りで、懐かしいような、でも同時代的で不思議な作品です。バックの音はフォークを基調としつつ、カントリー風の曲もあり、声もそうのですが、明るい感じです。そこに、00年代を生きる、前野の都市生活者としてのリアリティがのると、不思議な空気を醸します。悲しいだけではなく、嬉しいだけでもない。明らかに同時代を一緒に行きているリアリティと言いますか、たぶん今の時代に聴くのが、一番リアルに感じる音源だと思います。

「ちんぽみたいな大きなマンション おまえあそこに住みたいか うん 住みたいわ」(♯5「マン•ション」)

「空が青くても意味がない きみと布団でただねむりたい」(♯6「さみしいだけ」)

 どの曲もそうですが、難しい言葉もなく、簡潔な言葉で風景を切り取り、ポップなメロディがスッと耳に入ります。時代の空虚さの中から幾ばくかの希望を濾しとるようなアルバムだと思いました。2009年の東京の風景をパッチワークしたかのような歌詞は、都市部に住んでいる若者に響くんじゃないのかな。たぶん、一部の人の心の奥にいつの間にか、しみ込んでいくような気がします。とりあえず、気になったらこのアルバムを聴いてみてください。

ベストトラック:♯2「鴨川」


オススメ度:★★★☆


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あらかじめ決められた恋人たちへ『カラ』
 大阪出身の池永正ニによるソロユニット、あらかじめ決められた恋人たちへ(略称、あら恋)、2008年発表の3rdアルバム「カラ」。

 三年ぶりのオリジナルアルバムなのに、タイトルは「カラ」という……この出オチ的な膝カックンな感じは何だ(笑)タイトルの意味は、カラっぽのカラと、エスペラント語の「大切なもの」の意味のkara、そして、ここ「から」という出発の意味などを色々とかけているとのこと。

 あらかじめ決められた恋人たちへと言えば、郷愁を誘うピアニカと打ち込みによるダブというかなり特殊なエレクトロ•ダブユニットとして一部の人たちから熱烈な支持を受けています。打ち込みの無機質なトラックを縫うように、郷愁溢れるピアニカの音が泳ぎ、冷たいイメージに温度を与えていく。そんな不思議なユニット、あらかじめ決められた恋人たちへ。かなり、特殊なタイプの音ですが、完成度と個性は、圧倒的だと思います。
 たぶん、初めて聴いた人は、ピアニカってこんなカッコいい楽器だったんだ!!って再発見すると思います。小学校でブラスに入れなかった人たちが演奏する安い楽器ってイメージは壊されると思う(笑)
メロディの音は、スカスカなのに、その音の隙間が有機的に感じるのは人の息で奏でられているからでしょうか。個性的なユニットや音楽を求めている人たちにオススメしたいです。

ベストトラック:♯2「よく眠る」


オススメ度:★★★★


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スピッツ『花鳥風月』
 もうキャリア的にベテランロックバンドと言っていい4人組のスピッツ、1999年発表のメンバーセレクトのアルバム「花鳥風月」。

 主にシングルのB面や他アーティストに提供した曲、インディーズ時代の曲など、裏ベスト的なアルバムになっています。正直、ベスト盤ではないので、それを期待して買うとガッカリすると思います。ファン向けのアイテムというか、マニアックな人気を誇る曲が多いです。特に後半の方は初期の曲が多いために、ちょっと聴きにくい感じがします。歌詞がシュールというかwそれにしても、スピッツって爽やかに聴こえる曲がシングル曲は多いのですが、アルバム収録や、カップリング曲は微エロを感じさせるセクシャルな曲が多かったりします。その辺りが熱烈なファンを惹き付けている理由なのかもしれないなーと思いました。

 発表年代が新しい前半の♯1「流れ星」、PUFFYに書いてヒットした♯2「愛のしるし」、♯5「俺のすべて」などの曲は、シングルのA面で発表されてもおかしくないぐらいポップで良曲揃いです。スピッツの入門用に、ベストを聴いた後などにオススメしたいです。

ベストトラック:♯5「俺のすべて」


オススメ度:★★★★


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The Verve『Forth』
 再結成された四人組のザ・ヴァーヴ、11年ぶりとなる2008年発表の4thアルバム「Forth」。

 初期のザ•ヴァーブのようなサイケな感じのロックを鳴らしています。90sの終わりに大ヒットした「アーバン・ヒムス」のような歌モノのアルバムを期待してたファンは肩すかしを食ったかもしれません。
 今作「Forth」は、アルバム1枚を通してサイケロック寄りの音作りのためか、一曲の時間が6分越え当たり前な感じで、かなり冗長な印象を受けました。ただ、メロディラインは普遍的かつポップでUKロックのお手本とも言うべき感じの佳曲が多いので、UKロックの歴史の中に刻まれた大御所バンド、ザ・ヴァーヴとしての責任を果たしのかなーと思います。サイケロック苦手な人も聴けるアルバムだと思います。フロアでノレそうな感じのアップテンポなナンバー♯2「Love Is Noise」をフックに、長く聴けそうなアルバムだと思いました。非常に丁寧な音作りです。

 ザ•ヴァーブですが、このアルバムの発表後の2009年に三度目の解散wが発表されました。また、何年後かに再結成されるのでしょうか?

ベストトラック:♯2「Love Is Noise」
http://www.youtube.com/watch?v=kdTzmIgRuQ0

オススメ度:★★★☆


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ゆらゆら帝国『Sweet Spot』
 2009年で結成から20年というスリピースのベテラン、ロックバンド、ゆらゆら帝国、2005年発表の10thアルバム「Sweet Spot」。

 この「Sweet Spot」は、ベストアルバムを出した後にリリースされたオリジナルアルバムなのですが、今まで以上にシュールにぶっ飛んでます(褒め言葉)。純粋にサイケロックを日本のメジャーシーンでやり続けている人ってこの人たちだけなんじゃないだろうか?
 もう、♯5「タコ物語」とか、声といい、歌詞といい、演奏の間といい、色気振りまき過ぎ!!このグルーヴ感や不気味な感じは二十代の若手バンドじゃ出せないと思う。特に、後半の♯7「貫通前」~♯9「ソフトに死んでいる」の三曲が圧巻。
 カッコいいロックバンドは、日本にだっていくつかある。でも、このアルバムを聴いて思うのは、カッコいいとか疾走感よりも、ロックが持っている原初的ないかがわしさやヤバさ、しびれだ。ゆらゆら帝国が、それらを全て持っている日本で希有なバンドだ。サイケロック好き、ちょっと変わったロックが聞きたい人に、このアルバムをススメたい。次のアルバムで更にヤバさの遠心力を増していきますが、この「Sweet Spot」も名盤だと思います。

ベストトラック:♯5「タコ物語」


オススメ度:★★★★


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ゆーきゃん with his best friends『sang』
 富山生まれのシンガーライター、ゆーきゃんを中心に結成された6人組のゆーきゃん with his best friendsの2007年発表のデビューアルバム「sang」。

 以前から色々なところで名前は見かけていたゆーきゃんなのですが、こうして音源を聴いてみると不思議な魅力をもったアーティストであることを再認識します。まず、ゆーきゃんの声の質が透明感があって、張り上げるタイプの声ではないので、現在の日本のシーンでは少ないタイプのボーカルスタイルと言えるのではないでしょうか。初期、七尾旅人ほど、色んなタイプの歌い方が出来るわけではないけど、圧倒的にゆーきゃんのほうが一般的には聴きやすい歌唱法だし、ポップだと思います。
 この「sang」は、全10曲収録しているのですが、まるで短編小説集を読んでいるかのように一曲ずつの物語が耳に入ってきます。どの曲もポップでサックスが入っているためか、AORみたいでちょっとバックの演奏のアレンジが小洒落ています。聴き終わった後に、春の夜桜を欄干から一人で眺めていたかのような気持ちになれるアルバムです。男性シンガーソングライターの中で、かなりゆーきゃんは異色のアーティストだと思います。気になったら、是非聴いてみて下さい。

ベストトラック:♯9「エンディングテーマ」


オススメ度:★★★★


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椿屋四重奏『CARNIVAL』
 4人組ロックバンド、椿屋四重奏、2009年発表の4thアルバム「CARNIVAL」。

 ベストアルバムを挟み、一年半ぶりのオリジナルアルバムとなります。前作「TOKYO CITY RHAPSODY」が、背徳的な恋愛やヘヴィな音像だったのが、今作では中田裕二の「歌」の比重があがっています。1枚を通して、統一感があって、やりたいことがハッキリしていて、かなり風通しが良くなったアルバムだと思いました。ロックってよりは、今までロックの中に歌謡曲の空気が濃厚だった椿屋四重奏の音の比率が逆転した感じがします。もはや歌謡曲と言っても差し支えないレベルに到達しています。椿屋四重奏自体がロックバンドの中でも異端な存在だったのが、今回ハッキリとそのロックの柵を越えてしまったと言えるのではないでしょうか。
 八十年代の歌謡曲の匂いが濃厚なアルバムです。♯2「太陽の焼け跡」なんて、もろにBOφWYっぽい曲もあるしねwフロントマンの中田は、安全地帯とかCHAGE&ASUKAが好きってことをよくインタビューなどで明言しているのですが、今まで出音とかなり乖離していたのが、ここにきてルーツミュージックに回帰してきたのかなーと思います。あと、中田の歌自体がかなり初期から比べると巧くなっているのが分かります。♯12「アンブレラ」は、名曲「紫陽花」に続く、雨バラードで長く残りそうな予感がします。

「誰に聞いたって同じ 我が身で沢山で出来損ない 未完成答え合わせ間違い探し」(♯12「アンブレラ」)

 初期のような粘っこいロックを想像すると肩すかしを食らうアルバムかもしれませんが、一曲ごとの完成度は高いし、前作より聞きやすいアルバムになっていると思います。

ベストトラック:♯12「アンブレラ」


オススメ度:★★★★


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空中ループ『夜明け、光。』
 京都発の4人組の音響系ギターポップバンド、空中ループ、2009年発表の2ndミニアルバム「夜明け、光。」。

 前作から、ほぼ一年で届けられた全6曲のミニアルバムになります。前作の完成度は衝撃的でしたが、少し慣れてしまったというか、予想の延長線上のアルバムになります。あの異常なまでの浮遊感と高揚感が少し薄まってしまったのが残念。ただ、フロントマン松井の書くメロディが相変わらず美メロで、他バンドと比べても陽性で独特の味を出しています。あと、その美メロにのる歌詞が抽象的でリスナーに解釈を委ねている感じが、時代に即しているのかなーと思われます。ただ、彼らの曲って、どの曲も綺麗なイメージで、あんまり生活感がないんですけどね(笑)

「手をふって 昨日がずっと遠くなっていく 夜明けの街は何も言わずに
誰にだって朝が来て 繰り返す日々 何億光年先でも あなたに愛重ねよう」(♯2「光年ループ」)

 前作の衝撃は薄れてしまったのですが、良質なギターポップであることは変わりません。「夜明け、光。」、新しいギターポップバンドを探している人、日本語の音響系バンドが好きな人にオススメです。

ベストトラック:♯2「光年ループ」


オススメ度:★★★☆


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ART-SCHOOL『PARADISE LOST』
 4人組のART-SCHOOL(アートスクール)、2005年発表の二年ぶりの3rdアルバム「PARADISE LOST」。

 二人のメンバーの脱退を経て、初めて発表されたアルバムになります。トニー・ドゥーガンをプロデューサーに迎え作られたことが話題になりました。確かに初期のグランジな感じからは、聴きやすく音が整理されています。しかし、わざわざグラスゴーまで行ってまで、レコーディングする必要があったのか?というと疑問符がつくアルバムだと思います。曲自体は、アルバムによって、振り幅があるソングライターの割には、当りのアルバムです。アルバム1枚通してバランスが取れていますし。ただ、ボーカルトラックの不安定さは相変わらずな感じです。アートスクールに関しては音を整理しないで、グランジかつローファイな感じのほうが、ボーカルが目立たなくて良いと思うw

 現在のライブでもキラーチューンになっている♯6「あと10秒で」でが収録されているのはこのアルバムです。それぐらい、アートスクールの第二期としての出発への意気込みと、メジャーとの再契約と勢いに乗っていた時期のアルバムです。アートスクールのアルバムの中では聴きやすいアルバムだと思うので、興味を持った人にオススメです。

ベストトラック:♯6「あと10秒で」


オススメ度:★★★☆


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Wild Beasts『Two Dancers』
 イギリス、ケンダル出身の4人組、ワイルドビースツ、2009年発表の2ndアルバム「Two Dancers」。

 デビューアルバムである前作「Limbo, Panto」の異形ぶりに度肝を抜かれたのですが、それからほぼ一年というハイペースで届けられた2ndアルバムになります。あのヘイデンのファルセットボイスは、耳に残りました。イギリスのロックシーンから出てきたので、ある意味、アントニー&ジョンソンズとかよりインパクトがありました。あのアルバムの延長戦上の更に異形なアルバムを想像していました。しかし、本作を一聴してすぐに分かる違いはボーカルが二人になっていることです。ヘイデンのファルセットはそのままに、ジェントルな歌声が寄り添うようにデュエットしています。……ちょっと、これは男性同士のカップルっぽく聴こえるなw
 また、音的にはバックトラックのロックな感じのグルーヴが薄まり、ボーカルトラックのレベルが高くなっているような気がします。より、歌モノであることに徹していて、聴きやすくなっています。ただ、前作の路線の進化を期待していたリスナーは肩すかしに感じるかもしれません。ワイルドビースツのイロモノな感じを更に押し進めて欲しかったなーと個人的には思いました。ただ、大多数の人にとっては、デビューアルバムよりこちらのほうが毒が薄まっていて聴きやすいです。でも、聴きやすくなったといっても、このハイトーンファルセットは、やはり耳にこびりつくように残るのですが(笑)

ベストトラック:♯2「Hooting & Howling」


オススメ度:★★★☆


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about tess『SWAN SONG』
 六人組のabout tessの2005年発表のデビューアルバム「SWAN SONG」。

 ツインドラム+ツインベース+ツインギターの6人編成からなるインストバンドです。それにしても、変態的な構成で聴く前から、気分が盛り上がらざるおえない(笑)デカい会場じゃないと、ライブ自体も出来なそうな構成ですね。

 音はサイケかつプログレな感じで……一言で言うと馬鹿テク満載な感じで、非常に80s台的というか、あまり現在のシーンに歩み寄ろうという感じが見えませんwあえて括るなら、日本だとteとかtoeとかと同じポストロックってことなんだろうけど、この爆発的な破壊力は確かにこの変態編成でないと実現しなかったと思います。十分半ば越えの曲とかありますし。

 残念なのは、このデビューアルバム、録音環境の問題か、ちょっと各パート同士の音の位相が重なってしまっているようになっているために、重層的な音が分かりにくいことですか。ただ、ライブで映えるバンドだと思うので、逆に生で聴きたくなりますが。サイケ、ポストロック好きな人は試聴してみてください。

ベストトラック:♯3「Return To Startpoint」


オススメ度:★★★☆


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VOLA & THE ORIENTAL MACHINE『SA-KA-NA ELECTRIC DEVICE』
 アヒト•イナザワを中心に結成された、4人組のVOLA & THE ORIENTAL MACHINE(ヴォラ・アンド・ジ・オリエンタル・マシーン)、2009年発表の2ndアルバム「SA-KA-NA ELECTRIC DEVICE」。
 
 このアルバムがメジャーデビューアルバムになります。メジャー移籍してからか、意識的に、アヒトのシャウト率が少なくなっている気がします。あれだけエキセントリックで異物感たっぷりの彼のシャウトがVOLA最大の個性であり、ファンを惹き付け、それと同時にたくさんのリスナーを遠ざけていましたw
 それが、ちゃんとメロディで聴かせるような曲が増えてきたのと、今回の音源から、かなりシンセの比率があがってきたからか、そこまで尖った感じがしません。尖った感じがしないというより、バンドが次の段階に移行した感じがします。ギターの青木脱退により、新しく入った楢原の影響が大きいのではないでしょうか。彼がキーボードやヴァイオリンなどもこなせるマルチプレイヤーだから、ギターにそこまで頼る必要がなくなったために、エレクトロ路線が更に押し進んだのはないかと予想されます。また、音もそうですが、歌詞も以前に比べて攻撃モードが薄れて間口が広がっています。

 昔からのファンは、この変化は複雑かもしれませんが、本作で、より一般性を獲得するに至っています。ただ、演奏が巧いニューウェーブ系のイロモノバンドから、脱皮できたのではないでしょうか。今までVOLAを避けてきた人にこそ、聴いて欲しいアルバムです。 

ベストトラック:♯3「WEEKEND LOVERS」


オススメ度:★★★☆


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空中ループ『LOOP ON LIFE』
 京都発の4人組の音響系ギターポップバンド、空中ループの2008年発表デビューミニアルバム「LOOP ON LIFE」。

 音的には音響系っていう割にはかなり、ポップで軽い感じで、大衆受けしそうな感じの人懐っこいメロディなのが良いですね。弦楽器や、シンセっぽい電子楽器なども融合しているのですが、聴き手に対して小難しくならないのがこの空中ループの個性かと思われます。音響系の日本のインディーズ、ロックバンドですと、sleepy. abを筆頭に最近だとウッダード•チアリなどが知名度を上げてきていますが、彼らの表現したい世界って重くなりがちなんですよ。良くも悪くも、レディオヘッドの影響下にあります。そんな日本の音響系の中でこの空中ループは、軽やかな高揚感があります。あと、1枚目から、この完成度は今後に期待できるバンドだと言えると思います。
 メロディで言うと、聴いていて、serial TV dramaやフラバルスなどを思い出しました。音響系バンドというより、その辺りの下北系のギターポップが好きな人にオススメしたいバンドです。

ベストトラック:♯1「カゲロウ」


オススメ度:★★★★


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SADS『THE ROSE GOD GAVE ME』
 黒夢を解散した後、フロントマンである清春が結成したロックバンド、SADS(サッズ)、2001年発表の3rd アルバム「THE ROSE GOD GAVE ME」。

 ドラムの満園の加入によって、かなりヘヴィなリズムになり、前作までのグラムロック然としたスタイルからガラリと変わりました。というか、変わり過ぎ!!メタル調のリズムとギターになり、ほとんど英語詞に変わっています。特にリズム隊の音の比率が上がって、割れるか割れないかギリギリのボリュームの音で収録されています。かなり、男臭いアルバムですw
 正直、清春のファン層ってビジュアル系の流れから来たファンと元渋谷系のファッションから合流したファンがいたので、この音の変化についていけなかったファンが続出しました。清春のソロ含めて、一番ヘヴィで振り切れたサウンドだと思います。音源段階で叫びまくってるし、サッズとしてテンションが一番高いアルバムです(笑)あと、もっともバンドメンバーの個性が表出した音源です。

 この「THE ROSE GOD GAVE ME」は、ビジュアル系的な音を求めるファンからは、賛否両論でしたが、メタルファンからは、なぜか高評価という不思議なアルバムです。本家のメタルバンドが売れない中で、売り上げ的にもかなり健闘しました。

ベストトラック:♯3「See A Pink Thin Cellophane」


オススメ度:★★★☆


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JET『Shaka Rock』
 オーストラリアのセスター兄弟を中心に結成された4人組のロックバンド、ジェット、2009年発表の3rdアルバム「Shaka Rock」。
 
 デビューアルバムでガレージリヴァイバルの波に乗り、ブレイクし過ぎたためか、2ndで揺り戻しがあり、その失意の中で、勝負するために原点のロックンロールに戻ったのが本作「Shaka Rock」です。
 いやーアルバム1枚通して頭悪そうな感じで、素敵です。男子校の軽音部とか好きそうな感じのシンプルなロックンロール。前作と違い、♯3「She's A Genius」のようなキラーチューンもあるのですが、全体的に、単純というか初期衝動wで作られているので、アルバムを1枚聴き終るまでに飽きる人もいつかもしれません。でも、♯3「She's A Genius」はU2+ハード•ファイみたいで耳に残るし、一般層にも広がる気がします。しかし、その他が性急な曲が多いので、ちょっと12曲は辛いかも(日本語版は14曲収録)。アルバム中盤の「Goodbye Hollywood」のようなバラードでももっと勝負すれば良いのにっと思ってしまう。既に「Look What You've Done」のような名バラードもある訳だし。

 前作でセスター兄弟の父親の死によって内向的な作品になってしまったが、この「Shaka Rock」で、デビューアルバムより一回り成長して戻ってきたジェットが聴けます。疾走感のあるロックンロールを聴きたい人や、グッドメロディを求めるオアシスのファンなどにオススメです。

ベストトラック:♯3「She's A Genius」


オススメ度:★★★★


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The Dead Weather『Horehound』
 ホワイト•ストライプスのジャック•ホワイトとキルズのアリソン•モシャートを中心に組まれた4人組のデッド•ウェザーの2009年発表のデビューアルバム「Horehound」。

 ジャックとアリソン以外もクイーン•オブ•ザ•ストーン•エイジのディーン•ファーティタがギターを弾き、ラカンターズのベース、ジャック•ローレンスがベースといった具合にスーパーグループになっています。違和感を感じた人もいるかもしれませんが、ジャックが今回はギターを封印して、ドラムを叩いているんですよね。聴いて分かった人も少ないかもしれないけど、ディーンが、かなりガレージ色の強いノイジーなジャックのようなギターをかき鳴らしています。一聴すると分からない人が多いかもしれない。ただ、ジャックのギターのほうが絡み付くようなギターソロが多いので、そこがなかったので、ジャックじゃないのかな?と自分は思いました。
 そして、ジャックのドラムを聴くのは初めてですが、ストライプスの前身バンドでドラマーだったというだけあって、なかなかにサマになってます。技術が云々より、この人はギターでもドラムでも間の取り方がもの凄く巧いです。まるで呼吸をしているかのような有機的な間の取り方が、サビとのコントラストでフレーズを躍動感あるように聴かせます。もう天性のものでしょうね。
 フロントマンのアリソンは、これまたブルージーなバンドの音に乗り、キルズの時以上にどっしりとした存在感を放っています。後ろのスーパーバンドの音圧に負けていないのが凄い。ジャックとのボーカル掛け合いの曲とか、聴いているだけで、テンション上がります。

 サイドプロジェクトにしておくのは惜しいぐらい、このデッド•ウェザーの「Horehound」、良いですよ。ひさびさのド直球のロックンロールです。ロックンロールって理論じゃなくて、身体が動くかどうかですよね。そんな原点を思い出させてくれる音です。♯3「I Cut Like A Buffalo」、♯5「Treat Me Like Your Mother」、♯11「Will There Be Enough Water?」の三曲をとりあえず聴いてみて下さい。ストライプス、キルズのファン以外にもオススメです。
 それにしても、ラカンターズもそうですが、ジャック•ホワイトが絡むとあっという間に化けますね。一つぐらい冴えない感じのバンドになっても良さそうなのに、憎いぐらいに格好良くなります(笑)

ベストトラック:♯5「Treat Me Like Your Mother」


オススメ度:★★★★☆


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Klimperei『Le Tchak』
 フランスの夫婦デュオ、クリンペライ、2004年発表のアルバム「Le Tchak」。

このアルバムから、クリストフ・ペッチャナのソロ・ユニットとなりました。トイポップの代名詞的なユニットなので、結構日本でも知られてたりするんだけど、音楽マニアというより、雑貨屋とかカフェとかキッチュなものが好きな人たちから熱烈な支持を受けている気がします。
 今回から、ソロになったためか全体を通して以前ほどごちゃごちゃした感じは薄くなりました。特にリズムラインがかなりスッキリした感じです。ピアノ、ギター、なんか、缶とかおもちゃっぽい楽器、ピアニカなど、相変わらず使われている楽器は混沌としていて、はたして楽器なのかさえよく分からないものも混ざっています。デュオの時に比べて、明るく軽快な感じで聴きやすいアルバムになっていると思います。
でも、クリンペライの音を聴くと、いつも不思議に思うのは、下手ウマっぽく見えたり、テキトーに音を重ねているように見えて、ちゃんと全て合わせると不協和音じゃなくなるんですよね。彼らのマジックと言いましょうか。最近の邦楽だと、トクマルシューゴとかこの人たちの影響下にあるのではないか?と思います。フリーフォークももちろんなんだけど、クリンペライは外せない感じがします。トイポップ、和み系の音を求めているなら、オススメです。

ベストトラック:♯8「Planet Rabbit」

オススメ度:★★★☆


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The Vaselines『Enter The Vaselines』
 スコットランドを中心に結成された伝説的なオルタナロックバンド、男女二人組のヴァセリンズ、2009年発表のベスト盤「Enter The Vaselines」。

 ユージン・ケリーとフランシス・マッキーの二人組によって、1986年から1990年という四年間だけ活動していたものの、オリジナルアルバム1枚を出して解散したバンドです。ニルヴァーナのカート•コバーンがファンであったことから、ジワジワと火が付きました。2008年に再結成され、2009年のサマーソニックでは来日も果たしました。
 男女混成でボーカルをとることで独特のメランコリーな空気感と乾いた感じのギター、エヴァーグリーンなメロディが売りです。音数はスカスカで少ないですが、それがマイナスになっているのではなく、彼らの味になっていると思う。
 よく晴れた日曜日の昼下がりみたいな感じと言えばいいか。なんだか、懐かしい感じのする音です。ヴァセリンズを聴いているとやはり伝説になってしまったラーズやヴェルベット・アンダーグランドなんかを思い出します。何のひねりもないんだけど、何かしら気になるバンドです。オルタナロックファンは押さえておきたいバンドです。

ベストトラック:♯4「Dying For It」


オススメ度:★★★★


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スピッツ『君は太陽』
 日本を代表する4人組のロックバンド、スピッツ、2009年発表の35thシングル「君は太陽」。

 シングルのリリースは10ヶ月ぶりになります。それにしても、35枚目のシングルって長い歴史を感じさせますね。「ヒバリのこころ」が1991年発表だから、もう通算二十年近く活動しているわけです。ピロウズと、メンバーの年齢もバンドの歴史もほぼ同じぐらいですね。
 で、シングルの表題曲ですが、もうスピッツ節とも言える展開で、ポップで爽やか過ぎて気恥ずかしいぐらいです(笑)メンバー、40代に入って、この変わらなさは、もはや狂気と言っていいと思いますw バンド活動が長くなるほど、音楽的に技術が向上すればするほど、大概のバンドは、マニアックな方向に行きがちなのですが、なんでスピッツはそちら側に行ってしまわなかったんだろう?そういうことを考えさせれます。カップリングの「オケラ」は、ファン向けというかかなり好き勝手演ってる感じがしますが、やはりポップであることは死守しています。

 正直、このシングルは映画タイアップ向きで書かれたのかなーという気がしますが、ちゃんとステレオタイプのスピッツを完成させるところが、サービス精神旺盛というか、職人的で好感です。ただ、欲を言えば、初期のスピッツのような、エロな歌詞やサイケなギターなどもう少し冒険して欲しい気もします。

ベストトラック:♯1「君は太陽」
http://www.youtube.com/watch?v=djRuHqNwsJQ

オススメ度:★★★☆


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