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聴いてる音楽とかオススメとか、時々は日常とか気ままに綴ってゆく。雑文読んでくれた人で、何か引っかかるものがあれば幸いです。
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Portishead『Roseland NYC [Live]』
 ブリストルを代表するバンド、ポーティスヘッド、1999年発表のライブCD「Roseland NYC」。1997年7月にニューヨークで行なわれたオーケストラを率いたライブを収録した音源になります。

 既発表の二枚の音源からベスト版的な選曲のライブです。正直、ポーティスヘッド自体、静かな狂気的なイメージが強くて、音源が作り込まれていたために、ライブのイメージがこれを聴くまで想像できませんでした。
 いやぁーこんな凄まじいライブ盤ってあんまり聴いたことがない。フロア使用なのに、全く踊らせない彼らの音楽性、静まり返る観衆、曲が終わるころに、やっと歓声があがり、みな息を飲んで周りで聴いていたことを感じる。映像版も出てるんだけど、CDのほうがそのインパクトが強く伝わると思いました。

 特に後半♯9「Sour Times」から最終曲までの畳み掛けるような構成が凄い!!♯9「Sour Times」とか音源から想像出来ないぐらい、ベス嬢ががなって(?)て歌っています。この人の声の説得力って、時に少女のヒステリック性を持ち、また曲によっては老婆のような深みのある諦念ある声を聴かせます。感情表現が圧倒的に巧い歌い手なんだけど、それを支える周りのメンバーも引き算の美学というか、あまり余計な音は鳴らさないんですよね。音源以上に説得力をもったのは、オーケストラ仕様だと後ろの楽隊にのまれたり頼ってしまうバンドが多い中、熱量でオーケストラを引っ張っていっているメンバーの姿が見えるからでしょうか。ライブ盤ってあんまり心惹かれないのですが、この一枚は聴く価値があると思います。にしても、聴き込むほど、生でライブ観たくなるよなぁ。

ベストトラック:♯10「Roads」


オススメ度:★★★★☆


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YOSHII LOVINSON『at the BLACK HOLE 』
 元イエモンのフロントマン、YOSHII LOVINSONこと吉井和哉、2006年発表のデビューアルバム「at the BLACK HOLE」。

 かなり迷走した感じがする、暗いアルバムです。♯2「Tali」以外は、かなり曲調が暗く、打ち込みっぽい曲が多いです。まあ、タイトルも「at the BLACK HOLE」ですから、ある程度は意味合いが予想出来るかと思います。バンドから、彼が離れて一人、アメリカで模索したのは、自分の中の少年性や誰もがどこかで抱えている死への憧憬を形にしたものと言えるでしょう。♯9「Sweet Candy Rain」とか分かりやす過ぎるぐらい、自分の帰る場所を探して迷走していますし。明るい曲でも、なんか空虚な感じに聴こえます。
 このアルバムは、今までのロックスターとしての吉井和哉ではなく、一人の人間としての個人的過ぎるアルバムですが、アーティストとして通過しなければ次に行けなかった音なのではないでしょうか。吉井節とも言える、ダブルミーニングや言葉遊びなどはイエモン時代と同じままなので、その点は今までのファンも安心できると思います。♯6「Fallin' Fallin'」とか面白いしね。
 誰にでもススメられるアルバムではないですが、個人的にはベテランの域に達している吉井が迷走して、足掻いている感じがロックな感じがして好きです。


ベストトラック:♯2「Tali」

オススメ度:★★★☆


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テーマ:男性アーティスト - ジャンル:音楽


ROSSO『BIRD』
 元ミッシェルのチバ、元BJCの照井、ASSFORTのMASATOのスリーピースからなる第一期、ROSSO(ロッソ)、2002年発表のデビューアルバム「BIRD」。
 
 ミッシェル+BJCというスターバンドのために、結成時は邦ロックファンの熱い期待を集めました。この第一期のロッソは初期衝動とも呼べるような分かりやすいロックンロールを展開していきます。このアルバム発表時にドラマーがあとの二人に比べて個性が弱いとかそんな批判も聞こえましたが、残り二人がアクが強過ぎるプレイヤーだから仕方ないと思うんだがw逆に三人個性がたってたら、それってBJCではないか?と。ロッソ、バランス的にはアリだと思います。

 こんなにノリ的に分かりやすいアルバムもそうそうないと思います。軽音部の中高生の男の子が好きそうなアルバムだよなあ(笑)
 ひたすらアップビートで攻める♯6「カリピソベイビー」、チバの純粋性が表出した名曲♯2「シャロン」など一曲ずつ、曲の個性も際立っています。個人的には地味ながらも、光るところがある♯9「星のメロディー」にヤラレました。ひたすら、星空と二人の世界をリピートで聴き手に引きつけてくるのは、チバの声の力でしょうね。

「あの娘はきっとパルコにでも行って 今頃は茶髪と眠ってるだろう ワンダーランドはこの世界じゃないってこと知ってるから」(♯2「シャロン」)

「聴こえるだろう 星のメロディー 落ちてゆく星のメロディー」(♯9「星のメロディー」)

 ロッソの第一期と第二期で音が指向しているところが結構変わってしまうのですが、この第一期はオススメだろ思います。

ベストトラック:♯2「シャロン」


オススメ度:★★★☆


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Enter Shikari『Take to the Skies』
 ハートフォードシャーを中心に結成された4人組のエンター・シカリ、2007年発表のデビューアルバム「Take to the Skies」。

 レイヴ・meets・メタル(ついでにパンクも)というジャンルミックスのノリの良さが売りです。しかも、ちょっと室内の文学系な感じがクラクソンズなんかと被っていた気もする。デビュー時期も近かったし。
 他のニューレイヴと一括りにされているUKバンドよりは、デス声でシャウトが多いです。本当のメタル好きからしたら、お冠だろうけど(笑)世間一般の人が想像するメタルってこんなイメージか。ピコピコしたシンセ音は賛否が分かれるところでしょうが、自分たちがニセモノであることを自覚してそうだから、アリかと個人手的には思いました。
 確か、日本にツアーで来た時にマキシマムザホルモンと対バンしたんですよね。たぶん、ファン層は間違っていない対バンだと思いました。その辺りの音楽好きな人や、洋楽だとグリーンデイとかSum 41みたいなメロディアスなパンク好きな人もハマるかも。にしても、丸一枚聴くのは体力がいるバンドですw引き出し少なそうだけど、ニューレイヴが下火になってきた今。2ndまで生き残るのかなーと要らん心配をしつつ、気になった人にはオススメです。

ベストトラック:♯12「Sorry Youre Not A Winner」


オススメ度:★★★☆



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SHERBETS『AURORA』
 元BJCのフロントマン、浅井健一率いる四人組のシャーベッツ、2004年発表の4thアルバム「AURORA」。

 前作「Vietnam 1964」は、彼の叙情性全開で静かなアルバムだったのに対して、この「AURORA」はBJC以来のソリッドな演奏をひさびさに聴かせてくれます。前作が、ベンジーのやりたいことを軸に添えていたのに対して、今作はよりバンドが一体となったロックンロールをかましてくれます。♯1「愛はいらない」から、もう「愛はいらない 湿度だけで俺はいいよ」と身も蓋もない歌いだしが素敵です(笑)この♯1で、前作と違うなって空気感を感じます。
 他にも♯3「グレープジュース」、♯5「トカゲの赤ちゃん」、♯8「タクシードライバー」なんかが耳に残ります。

「幼くて行き先も分からない 俺たちみんな迷子さ」(♯3「グレープジュース」)
「この世界はみんなの気持ちで出来てるんだね」(♯8「タクシードライバー」)

また、全体を通して、このアルバムはギターリフがかなり冴えてます。不穏なラインなんだけど、ボーカルの盛り上がりとともに高揚感を醸し出すんですよね。もちろん、それを支えるリズム隊も良い仕事をしています。シャーベッツに、冬の匂いが戻って来たアルバムです。

ベストトラック:♯3「グレープジュース」


オススメ度:★★★★


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The Go! Team『Thunder, Lightning, Strike』
 イングランドを中心に組まれた多国籍バンド、ザ・ゴー!チーム、2004年発表のデビューアルバム「Thunder, Lightning, Strike」。

 イアン・パートンのソロ・ユニットとして始まった、ザ・ゴー!チームですが、一人PC持ち込みでライブをやるのは冴えないという理由で(笑)メンバーを募集し、この多国籍なバンドを結成することになります。そして、デビューアルバムにより、この年の新人としては異例のヒットとなります。この「Thunder, Lightning, Strike」を聴けば分かると思うのですが、非常にローファイな音作りで原色の玩具箱をひっくり返したようなキッチュな音なんですよね。そして、言語関係なくハモれる簡単な言葉で作られたコーラスというビートルズ以来の伝統を引き継いでいたりします。

 雑多で賑やかなパーティチューンが多いのですが(このハイテンションが苦手な人は駄目かもしれません)、取りまとめているイアン・パートンの計算を感じます。演奏は巧くないのですが、そこまで計算かは分かりませんwでも、シーザーズとかザ・ゴー!チームが作り出した、パーティチューンを作ろうというロックとしての亜流の流れは、あとのニューレイヴブームにも少なからず影響を与えたように思います。

ベストトラック:♯2「Ladyflash」


オススメ度:★★★☆


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相対性理論『シフォン主義』
 東京を中心に結成された4人組の相対性理論、2008年発表のデビューミニアルバム「シフォン主義」。

 マイスペースやYouTubeへの投稿から、口コミで一気に話題になった非常に現代的なブレイクの仕方をしたバンドです。本人達は、メディア露出を嫌い、ウェブにもアーティスト写真すら置かないという徹底っぷり。逆に情報を絞ることにより、音から勝手にリスナーの想像が膨らみブレイクしたとも言えます。だって、歌詞が謎過ぎて、聴いている側はサジなげ気味ですw
 やる気のないやくしまるの歌い方とちょっとロウファイな感じの録音、80sアイドルかアニメソングでしか聴かないような「LOVEずっきゅん」を代表とした歌詞などが売りです。

 特に♯2「LOVEずっきゅん」は去年の後半一番の電波ソングと言っていいでしょう。嫌いな人でも何度か聴くと自然に頭に中でリピートしてしまう「ぽにょ」的なヤバさがあります(笑)
 でもよく聴いてみるとボーカルの存在感で霞み気味な演奏とかアレンジは、しっかりしてるんですよね。そのギャップが面白いし、なんでこんなメンバーでバンドを組んだんだろう?なんて思うのは彼らの思うツボなんだろうなー相対性理論は、イロモノと思わず一度はちゃんと聴いて欲しいバンドです。聴いて駄目だったら、もう聴かなきゃいいじゃないですかw

ベストトラック:♯2「LOVEずっきゅん」


オススメ度:★★★☆


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The View『Which Bitch? 』
 二年前に発表したデビューアルバムである前作「Hats Off To The Buskers 」でいきなりブレイクしてしまったザ・ビュー、2009年発表の2ndアルバム「Which Bitch?」。プロデューサーは前作から変わらずに、初期オアシスを手がけたオーウェン•モリス。
 オアシスやリバティーンズみたいに曲で勝負するという直球のロックンロールを叩き付ける最近の新人の中では異端なザ・ビューがどう進化したのか?聴く前からかなり気になっていたアルバムであるが、正常に進化しています。前作の最終曲である、「Typical Time」から鳴り続けているように♯1「Typical Time 2」から始まります。しかも、メンバーの話し声とか入りまくっていて、もの凄いラフな録音です。何でもレコーディング初日でスタジオで酔いまくって演奏してるものだとか、そんなエピソードも彼ららしいですね。

 この「Which Bitch?」は前作に無かったストリングスなどを実験的に導入して、♯6「Unexpected」みたいなかなり壮大な曲もありますが、基本的に自分たちの売りはメロディであり、初期衝動の蒼さは健在です。♯2「5 Rebbecca's」の出だしとか、前作の「Wasted Little DJ's」みたいで心躍ります♪むしろ、彼らの曲のメロディの良さがアコギとハーモニカとかアコースティックな編成のほうが際立つ気がしました。なんかストリングスとか入っている曲は過剰装飾な感じです。
 2ndで順調に曲の引き出しを増やしているのが、真っ当で健全だなーと思いました。最近の踊れるビート主体や変態性が売りのロックなどを聴いている人たちからすれば古典的とも言える、ザ・ビューの曲ですが、時代関係なくメロディの即効力は特筆すべきものだと思います。メロディ至上主義者の方は、どっぷり彼らの曲にハマってください。彼らはやっと20代突入なんですよねーまだまだ成長すると思うと今後が楽しみです。
 
ベストトラック:♯2「5 Rebbecca's」
http://www.youtube.com/watch?v=ACQKTN_GhWU

オススメ度:★★★★☆


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Enamel The Evening Calls『Enamel The Evening Calls』
 孤高のアーティストKOOKのバンド、Enamel The Evening Callsの2003年のデビューミニアルバム「Enamel The Evening Calls」。全7曲収録で、20分ほどです。

 今までのグラムアーティスト然としたスウェードみたいな、華やかで退廃的なKOOKの音楽を期待すると確実に肩すかしを食らうアルバムです。
 全曲通して、暗くてダウナーなアルバムです。サンプリングされた鳥の羽ばたく音や波の音などの環境音とうねるようなリズムをバックにKOOKがささやくように、虚ろな声で歌っていきます。たぶん、それまでの彼を知っているとどうしちゃったんだ?って驚くと思います。曲の雰囲気は違いますが、緊張感で言うとベルリン時代のボウイを思わせるような感じと言えばいいでしょうか。歌詞カードが付いていないので聴き取りになってしまうのですが、簡単な英語で書かれているようです。しかもかなり抽象的で、歌詞で勝負するというより、声自体も曲の一部として組み込まれているような曲が多いです。

 この「Enamel The Evening Calls」自体、アヴァンギャルドかつダークなので、正直誰にでも薦められるようなアルバムではないですが、エッジのある音楽を探している人は手にとってみてください。
 でも、よく日本でレーベル側が、こんな商業的には全く売れなそうなアルバム出す決断したなーと感心しました(笑)

ベストトラック:♯2「enamel 」

オススメ度:★★★☆


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Cut Off Your Hands 『You &I』
 ニュージーランド出身の4人組、カット•オフ•ユア•ハンズの2008年発表のデビューアルバム「You &I」。今、ケイジャンダンスパーティやダフィのプロデューサーとして、ノリにのる元スウェードのバーナード•バトラーがプロデュースを引き受けたことでも話題になりました。

 フィル•スペクターやビーチボーイズに影響を受けたという、キラキラしたポップネスとthe viewのような疾走感溢れるギターサウンド、そして、ちょっと切ないメロディが売りです。まあ、the viewを引き合いに出したように、メロディが良いから、聴いてくれ♪って感じでしょうか。何の捻りないんですけど、曲が良いんですよね(笑)
 あと、一筋縄ではいかないのは、フォーカルズのような(80sだとスミスか)アートロック的な側面もあるので、彼らの多面性を感じることが出来るデビューアルバムになっていると思います。調べたら、フォーカルズのツアーの前座もやっていたそうです。

 それにしても、ニュージーランドって、UKからかなり距離的に遠いのでこのバンドはUKロックの匂いがプンプンしますねーバーナード•バトラーがプロデュースしたってよりかは、元からカット•オフ•ユア•ハンズが持っていた匂いのような気がします。現在、輸入版しか出ていないのが、ちょっと残念なバンドです。

ベストトラック:♯4「Turn Cold」


オススメ度:★★★★


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M83『Before The Dawn Heals Us』
 あまり日本では紹介されることのなりフランスのアーティスト、アンソニーゴンザレスのソロユニット、M83の2005年発表の3rdアルバム「Before The Dawn Heals Us」。

 一般的にM83と言えば、シューゲーザーのほうに分類されがちですが、本作はエレクトロニカの要素がかなり強いように感じます。特に今作はフィードバックノイズとドローンノイズが吹き荒れているのですが、その中を縫うようにキーボードとドラムが並走します。その上をたゆたうように、ボーカルが歌っている時はノイズも少なめです。本作「Before The Dawn Heals Us」は、シューゲイザーという枠組みだけに収まらない、スペーシーでキラキラしたポップアルバムです。
 ギターノイズを積極的に使ってて甘いメロディがあれば、シューゲイザーだって分け方自体がそもそもアバウトだと思うのですが、M83はギターノイズで埋め尽くさないで、必要なところに「活かす」ってことが分かっていて、場所によって女性コーラスと使い分けされていて、ノイズ酔いもせずにキャッチーで聴きやすいです♪何度か聴いてみて、引き算が巧いなと思いました。

 この「Before The Dawn Heals Us」は、シューゲイザー好きな人も、エレクトロニカ好きな人も気に入るアルバムになっていると思うので、気になった方は是非!!

ベストトラック:♯2「Don't Save Us From The Flames」


オススメ度:★★★★


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埋火『わたしのふね』
 福岡を中心に結成された二人組のバンド、埋火(うずみび)の2008年発表の3rdアルバム「わたしのふね」。

 自分は埋火の音源は、今回が初めてになります。相変わらず、色んな音楽性が透けて見える、最近の新人にバンドに多い変態的なバンドだと思います(笑)
ギター、ベース(サポート)、ドラムという最小限のスリーピースなんだけど、アヴァンギャルドな匂いがプンプンするのが素敵です。ボーカルのフォーキーな声(高音が癖がある)と歌モノであることを本人達が意識していることが顕著に分かるのですが、決して埋火は癒し系やカフェミュージックの類いではないです。帯にも書かれているように「辛口」のうただと思います。

「楽しさはすてる あとでまた 欲しがりだすのに それなのに」(♯7「わたしのふね」)
「なにもない ここがすき なにもない あなたがいい」(♯11「遠い散歩」)

横にいない、誰かの温もりを感じるような歌詞が多いです。今回の「わたしのふね」は、続いてゆく日常と胸に残る喪失感といったものが核となっている気がします。癖があるバンドですが、聴いていて飽きのこない時代性に関係ない歌モノバンドだと思いました。

ベストトラック:♯6「サマーサウンズ」


オススメ度:★★★☆


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SHERBETS『Vietnam 1964』
 元BJCのフロントマン、浅井健一率いる四人組のシャーベッツ、2004年発表の3rdアルバム「Vietnam 1964」(シャーベット時代から数えて)。

 前作に比較して、BJC解散を挟んだこともあり、かなりシャーベッツとしての、うすら寒さは和らいだように思います。今までの歌詞の描写する世界は秋から、冬にかけたものが多かったのですが、夏まで入ってきましたし。また、前作「SIBERIA」が局地的な寒さを描いてとすれば、今回は「Vietnam 1964」というタイトル通り、国や時代を超えて、「反戦」や「愛」、「少年性」に主題をあわせているように思います。アルバム制作時に、時代的に、アルカイダがどうとか、同時テロとか、イラク戦争のことがニュースを飾っていた時です。
 今回の収録曲で特に、♯5「友達」、♯8「夢見るストロベリー」はベンジーの少年性が全面に出ていて、メロディも歌詞も秀逸だなーと思いました。ちなみに、♯5「友達」はBJCのメンバー、中村達也のことを描いた曲とのことです。てか。ストレートに元ネタバラしても、照れないのが流石だって思った(笑)

「ジープで畑走って、汚い海に飛び込んで 傷ついては喜んでた 
おまえの心は あまりに綺麗すぎるよ」(♯5「友達」)

「僕は思う 大切なのは夢見ること 自分が一番行きたい世界を、夢見ること」(♯8「夢見るストロベリー」)

 「Vietnam 1964」は、アルバムを通すとアコースティックで静かなアルバムですが、攻撃性を濾過した上で到達した境地のように思いました。このアルバムには前作のような狂気はないですが、説得力があり、歌詞がその分ストレートになっています。佳作だと思います。

ベストトラック:♯3「サリー」


オススメ度:★★★★


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相対性理論『ハイファイ新書』
 東京を中心に結成された4人組の相対性理論、2009年発表のデビューアルバム「ハイファイ新書」。

 インディーズなのに、オリコンベスト10入りしたり、マイスペースやYouTubeなどで去年からネット上を中心に、もの凄い盛り上がりを見せているバンドです。前作「シフォン主義」に比べて、かなりやくしまるえつこのロリータボイスがやる気があるように聴こえます(笑)
 相対性理論は、アイドル歌謡のメロディにオルタナなギターがのっていて、電波な歌詞という、ある意味、ドンキホーテ的なシーンの異端バンドです。また、フロントマンのやくしまるひろこの声が、やる気ないのと、緩い感じが素敵です。そんなボーカルなのに、スミスのジョニー•マーみたいなギターが鳴っている不思議w曲もそうなんだけど、なんでこんなメンバーでこの音を鳴らしているのか?考えれば考えるほど、謎という……いや、メジャーシーンでアイドルが音楽方面に進出しようと狙って、どこかのプロデューサーが筋書きをきったなら、別なんだけどインディーズからジワジワと上がって来ていることが、日本のシーンが静かに変化してきている兆しなのかなーと思います。新人では、9mmや凛として時雨、昔から活動しているバンドでは、ゆら帝とかがYouTubeやマイスペースの登場で注目を集め始めているのが、何よりの証拠なのか。

個人的に好きなタイプのバンドではないのですが、この人たちの音(声)って、ヤケに耳に残るんですよねー熱い支持を集めるのが分かる気がします。

「25世紀に生まれたあなたは 時空警察に追われてしまった」(♯4「四角革命」)
「わたしもうやめた 世界征服やめた 今日のごはん 考えるのでせいいっぱい」(♯9「バーモント•キッス」)

それにしても……ボーカルのピッチずれてるよね?今なら録音した後にいくらでも音程なんて直せるのに、ずれたままで出すことで、キッチュな感じを狙っているんだよね。アルバムのジャケットの女子高生の落書きみたいなのもイメージにピッタリだけど、「何をしたいのか?」ちゃんとイメージが描けて、司令塔のいるバンドなんだと思いました。どこまでこの路線で突っ走るか、今後も楽しみです♪

ベストトラック:♯2「地獄先生」


オススメ度:★★★★


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Fleeting Joys『Occult Radiance』
 カリフォルニアを中心に結成された夫婦二人組のフリーティング・ジョイズ 、2009年発表の2ndアルバム「Occult Radiance」。

 2006年に出た、前作「Despondent Transponder」は枚数限定ながら、世界各地で完売し、プレミアがついているほど、支持されました。もっとも、マイブラに近いシューゲイザーバンドと言えるでしょう。また、あまりに、マイブラだったため、前作は正当に評価されていなかったように思います。マイブラっぽいバンドはたくさんあるのですが、あそこまでマイブラをシミュレートしたバンドは逆に凄いと思いました。
 今作は脱マイブラを狙ったためか、外に開かれた、ギターのストロークがしっかり分かる、ソリッドなサイケロックを展開しています。ロリカのウィスパーボイスと甘いメロディなど彼らの売りだった部分は前作を引き継いでいますので、ご安心を。相変わらず、爆音で聴くとノイズでユラユラと空間が揺れます。
 前作と比較して、あまりギターノイズに溶けてないので賛否はあるかと思いますが、フリーティング・ジョイズというバンドの個性がしっかりと分かるアルバムになったのではないでしょうか。自分は、懐かしいというか、ここまでシューゲイザーのお手本のように音を作ってきたことに対して、フリーティング・ジョイズのシューゲイザーへの愛を感じました(笑)
 シューゲイザー&ノイズ好きは、「Occult Radiance」はマストなアルバムだと思います。

ベストトラック:♯1「You Are The Darkness」


オススメ度:★★★★☆


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Syrup 16g『delayedead』
 Syrup 16g、2004年発表の6thアルバム「delayedead」。これは一枚のアルバムというより、あまりライブでやらなくなった曲や、手に入りにくい初期音源のコンパイル版になります。音源もメジャーではなく、インディーズ当初のダイザワからドロップされています。「Free Throw 」が廃盤になったことにより、急遽出された音源とも言えます。

 シロップの初期ということもあり、かなり怒りに満ち溢れたガレージの匂いがするザラザラしている曲が多いです。その中で、ライブの定番化した♯7「翌日」、♯14「明日を落としても」などの名曲や、明らかに「~dead」にしとくのはもったいない隠れた名曲、♯2「Inside Out」、♯6「これで終わり」、♯15「きこえるかい」なども収録されており、アルバムとしてまとまりはないですが、かなりお得な一枚と言えるのではないでしょうか。ちなみに、中畑セレクトということもあり、ドラムを叩いていて楽しい曲、ライブで盛り上がるナンバーが中心に選ばれています。
 全体的に歌詞も拙くて伝えようと足掻いている感じがするのですが、五十嵐のその苦悩や迷いが、リアルで良かったりします。

「いつかは花も枯れるように壊れちまったね」(♯3「Sonic Disorder」)
「急いで人ごみに染まって 諦めないほうが奇跡にもっと近づくように」(♯7「翌日」)
「したいこともなくてする気もないなら、無理して生きていることもない」(♯14「明日を落としても」)

 Syrup 16gのファン向けの音源と言えますが、「coup d’Etat 」が気に入ったなら、聴けると思います。身も蓋もない歌詞が多いですが(笑)、刺さる人には刺さる一枚だと思います。

ベストトラック:♯7「翌日」


オススメ度:★★★★


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Wild Beasts『Limbo, Panto』
 イギリス、ケンダル出身の4人組、ワイルドビースツ、2008年発表のデビューアルバム「Limbo, Panto」。プロデューサーはカーディガンズのプロデュースで有名な、トーレ•ヨハンソンです。

 レーベルがドミノから発売ということもあり、気になって聴いてみました。「訳が分からない」帯にもそう書いてああって、「仕事投げるなよ、NME」とか思って聴いたんだけど、そうなんだから仕方ないと思いますwそもそも、「ニュー・エキセントリック」の急先鋒とか大層なキャッチが並んでいるんだけど、何だソレ、ブームなの?初めて聴きましたよ。
 とりあえず、変幻自在なファルセットボイスを操る、ボーカル、ヘイデン•ソープの歌唱方法にヤラれることでしょう。声楽みたいな歌い方をしたかと思えば急にシャウトかましたり…ひさびさに嫌な感じに耳に残る(笑)ボーカルなので一聴の価値アリです。しかも、このチョビヒゲ、美声で巧いから、なんかイラっときます。

 聴いてて思ったのは、クイーンがスミスを酔いどれでカバーしたような感じかなーと。全く分からない表現で申し訳ないのですが、ワイルドビースツ、ひさびさに異物感たっぷりなバンドなので、自分の耳で体感してください。

ベストトラック:♯3「The Devil's Crayon」


オススメ度:★★★★


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The Joy Formidable『A Balloon called Moaning』
 地元、ウェールズを中心に結成された、スリーピース、ザ•ジョイ•フォーミダブル、2008年発表の日本限定デビューEP「A Balloon called Moaning」。本国では、ホワイト•ライズらとともにツアーに同伴しているようです。♯6「Cradle」は、次期シガーロスとして注目されてるバンド、カイトがリミックスを手がけています。

 「マイブラでブッ飛んだオーディエンスの動脈に、更にもう1度純度の高いノイズをブチ込む!』(NME)なんて、煽りを書かれたら、自分が手に取らないわけにはいかないじゃないですか!!
 てことで、帯が示す通り、女性ボーカルが印象的なドリームポップ、まあ、一言で言っちゃえば、シューゲイザーです。最近、マイブラ復活に気を良くしたのか、ネオゲイザーなんて呼ばれる新世代シューゲイザーバンドの周辺が元気良いですね。マイブラみたいにトリップする感じではなく、ちゃんとバンド然とした、演奏やダイナミズムを感じるところに好感。リズムの輪郭がしっかりしていて、この手のバンドにしてはギターノイズは少なめでしょうか。♯3「Austere」を始め、歌メロが跳ねるようなポップな曲が多いので、結構耳に残ります。驚くべきところは、そんなにないバンドなんだけど、バランスが良いので聴きやすいと思います。ザ•ジョイ•フォーミダブル、シューゲイザーだけではなく、ギターロックファンにもオススメです。


ベストトラック:♯3「Austere」


オススメ度:★★★☆


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The Deer Tracks『Aurora』
 スウェーデンの男女デュオユニット、ザ•ディアー•トラックスの2008年発表のデビューアルバム「Aurora」。

 フロントマンは、デヴィッド•レーンベルグとエリン、リンドフォースの二人ユニットになりますが、メインボーカルはエリンです。それに寄り添うように男女混声コーラスするのが高揚感を盛り上げ、ドリーミーな感じです。シンセにピアノやオルガンなどのアナログ楽器を加え、電子音で冷たいイメージになるのを巧く回避しているように思います。また、時々入ってくるギターが曲を盛り上げていきます。メロディのドラマチックな展開も、彼らの持ち味と言えるでしょう。その分、曲の尺は長くなっていますが、全9曲なので飽きさせません。デビューアルバムとは思えないぐらい曲ごとのクオリティも高いです。
 ザ•ディアー•トラックスは、いかにも、北欧系な音なんだけど、一枚を通して完成度高いです。デンマークのミューのデビューアルバムが空気感としては、一番近いかな?あとはシガーロス好きな人もハマると思います。自分は女性版ミューだと思いました。非常に冬っぽいキラキラした雪の結晶のようなサウンドで、お洒落なカフェや雑貨屋とかで、冬限定で流れてそうな(笑)

たぶん、ザ•ディアー•トラックス自体が、まだまだマイナーな存在だと思うのですが、北欧の音楽が好きな人はチェックしてみてはどうでしょうか?

ベストトラック:♯3「Slow Collision」


オススメ度:★★★★


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David Byrne;Brian Eno『Everything That Happens Will Happen Today』
 デヴィッド・バーン&ブライアン・イーノ 、2008年発表の「Everything That Happens Will Happen Today」。

 いつの間にか、去年の末のほうに出ていたこの「Everything That Happens Will Happen Today」。正直、トーキングヘッズのボーカルとUKの売れっ子プロデューサーが組んだ、企画モノユニットだよなーぐらいな認識しかなかったのですが……全くノーマークながら、なんだこれは、名盤じゃないですか!!
 ブライアン・イーノがトラックを手がけている時点で、アンビエントな音楽を想像していたのですが、全くの予想ハズレ。また、トーキングヘッズみたいな捻れたポップスでもなく、素直にポジティブな気分になれるゴスペル+エレクトロニカ+フォークみたいな感じか。とりあえず、歌心をもの凄く感じるアルバムなので、前衛的な音楽好きな人以外にも素直にオススメです。また、デヴィッド・バーンもバンド時代のような癖のある歌い方をしていないのも、好印象♪包容力を感じるような温かな歌い方で、ファン以外からすると新鮮です。

 全く歌詞とかに興味がない音職人のブライアン・イーノとフロントマンとして歌や歌詞に人一倍こだわりのあるデヴィッド・バーンという組み合わせが水と油みたいで面白いですね。お互いに信頼しあってないと出来ないユニットが、奇跡的にポップなアルバムを作ってしまったという感じでしょうか。気になったら、是非!!

ベストトラック:♯7「Strange Overtones」


オススメ度:★★★★☆


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SHERBETS『SIBERIA』
 元BJCの浅井健一のサイドプロジェクトとして始まったシャーベッツの1999年発表の2ndアルバム「SIBERIA」。

 この頃のベンジーはBJCも同時にまだ活動していたので、どうBJCと違う音楽性を出すか?という命題がずっと付きまとっていたように感じます。その差別化の答えが、ベンジーの純粋性(少年性)を核に鳴らすシャーベッツというバンドの本質のように思います。

 特にこのアルバムは「SIBERIA」というタイトル通り、冬を思わせる硬質なサウンドと少年性を感じる歌詞が印象的です。彼のバンド史上、もっともセンチメンタルなアルバムだと思います。ガレージな匂いのする♯1「HIGH SCHOOL」以外は、かなりスロウテンポで、まったりとしてアルバムです。♯3「はくせいのミンク」、♯8「シベリア」、♯9「君の肩にふれて」などが特にグっときます!!
 最近の彼のアルバムと比較しても曲と歌詞の一体感は比べ物にならないぐらい研ぎ澄まされています。BJCの差別化という意味で、意識的に曲のカラーを統一したのが吉と出たのではないでしょうか。また、脇を固めているバンドの演奏も歌の良さを引き立つような緩急ある演奏をしていて、かなり好演です。
BJCしか聴けないって言っている人ほど、頭をクリアにしてこのアルバムを聴いて欲しいと思います。

「夢は微笑みのままで遂げること」(♯1「HIGH SCHOOL」)
「秋からあの美しい冬に変われば癒される」(♯3「はくせいのミンク」)

ベストトラック:♯1「HIGH SCHOOL」


オススメ度:★★★★


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Evangelicals『The Evening Descends 』
 オクラホマ出身の4人組、Evangelicals(エヴァンジェリカルズ)、2008年発表の2ndアルバム「The Evening Descends」。

 いやーこれはキテますwなんとゆーか、UKからはこの手の雑多な音は出てこないでしょうね(まずレコード会社に拾ってもらえないと思います)。たぶん去年の新人だとMGMTに一番音的には近いです。自分はマーキュリーレヴを真っ先に思い出しましたが、洗練されてない感じはフレーミング・リップスとも言えるのではないでしょうか。それぐらいサイケで飛んでいる感じのザラザラしたローファイなサウンドです。陽気なメロディと変なコーラスが癖になります。轟音のギターサウンドに安っぽいシンセのピコピコした音がなぜか、マッチしている不思議wでもそれぞれのパートごとの音を耳を澄まして聴いていると普通にポップなメロディが鳴っているんですよね。なんというか、音の足し算や実験を重ねた結果、この異形のサイケミュージックが生まれたのかなーと思います。
この人たちしか出せない不思議なテクスチャーが心地良いです。

 とりあえず、爆音でヘッドフォンで泥酔しながら(?)聴きたいタイプの音です。MGMTやマーキュリーレヴ、アニマル•コレクティブなどのアメリカのサイケミュージックが好きな人はストライクするバンドだと思います。

ベストトラック:♯2「Midnight Vignette」


オススメ度:★★★☆


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i-podキラーの本命プレイヤー
 電車の中で、携帯電話で音楽を聴く人がかなり増えてる気がするのだが、これってi-podの勢力図を地味に塗り替えてないか?って思う。携帯音楽プレーヤーという狭いカテゴリではアップルがダントツで一位のシェアをもっているわけだけど、2~3年前に比べて、携帯電話で音楽を聴くってスタイルが凄い勢いで拡大していると実感している。i-podの白いイヤフォンを見なくなったのは、音響にこだわりだしたリスナーがイヤフォンだけ付属の白いやつから買い替えているからだって勝手な思い込みがあったのだけど、イヤフォンの先が携帯電話に繋がっていることが多いことに最近気付いた;
 最初は学生さんが、i-podやウォークマンを買うまでの繋ぎで、携帯電話で音楽を聴いているイメージだったのだけど、実際は携帯電話で事足りてるってことか?ここからは推測なんだけど、実際に彼、彼女はCDなんて持っていないってし、「着うた」のデータだけで満足している気がする。
 確かに、
■CDをレコード屋に買いに行く→PCでMP3化→i-podに移す→★リスニング→CDがかさ張りスペースと取る(住宅事情的に;)てのを考えると、
■着うたデータを携帯電話で買う→★リスニング
のほうが理にかなっている気がしてくる。着うたの値段が高いのを別とすれば。
なんだろう?この時代に負けた感じは……遅れてるのか?自分は(笑)

 でもなーやっぱりCDで結構聴いちゃうんだよねぇ~圧縮音源て、室内の静かなところだと、普通に分かっちゃうから。街中を移動している時はあんまり気にならないんだけどね。あと、上記のリスナー環境の進化の流れを考えた時に、今までのCD音質って縛りは簡単に突破出来るんじゃないのか?って思った。CDなんて四半世紀近く前の規格なわけだし、いい加減に再生機器のその縛りから解き放たれるべき!!PCや携帯電話の処理能力があがれば、再生出来るデータ量もあがるわけだから、可能だよ。流通メディアがネットになることにより、圧縮音源に変わったり、変な補完技術が発達したりしたわけだけど、今後は音質改善のほうに時代が向かえば良いなーと少しi-podキラーのプレイヤーの増加を横目に、夢を見るのでした。

歴史は変わるか?


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Chapterhouse『Whirlpool 』
 レディングを中心に結成された五人組、チャプターハウス、1991年発表のデビューアルバム「Whirlpool」。プロデューサーは、ロビン・ガスリー(コクトー・ツインズ)が担当しました。

 いわゆる、マイブラやライドなどシューゲイザーと呼ばれているバンドの中でも、この「Whirlpool 」名盤と呼ばれている一枚である。シューゲイザーというと身構えちゃう人が多いと思うのだけど、難解とかノイジーということはなく、マイブラやライドと比較してもかなり聴きやすい部類に入ると思います。ギターオーケストラなんだけど、それぞれのギターの役割がちゃんとしていて、どの曲もそんなにノイジーな感じはなく、ちゃんとビートとともに曲構成が分かる感じがします。
それにしても、このアルバムを二十歳そこそこのメンバーが作っちゃうのが、凄いなーと思う。今聴いても、全く古さを感じないし!!プロデューサーの影響が強いって主張する人もいるけど、曲を書いているのはメンバーだろうしね。

 ♯1「breather」、♯2「Pearl」、♯5「Falling Down」、♯8「if you want me」など高揚感のある名曲がオススメです。ちなみに、自分は名盤と身構える前に、ジャケットの猫の変なポーズに惹かれて手にとってしまったのは内緒だ(笑)
シューゲイザー好き以外のロックファンにもオススメ!!

ベストトラック:♯5「Falling Down」


オススメ度:★★★★


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Animal Collective『Merriweather Post Pavilion』
 フリーフォークを代表するボルチモア出身のアニマル•コレクティブ、2009年の発表の9枚目のアルバム「Merriweather Post Pavilion」。

 相変わらず、知名度あがっても、この人たちはフリーダム過ぎるっwてか、既に音がエレクトロニカ寄りに一気にハンドルを切ってる感じ。アニマル•コレクティブがギターバンドだという概念はどこかに置いてきちゃってください(笑)
 前作から、轟音ギターが封印され始めていたのに、なんとなく予感はしていたが、今回はオーガニックなアルペジオとでも言えようか?リヴァーブがかかったシンセが前面に出てきて浮遊感たっぷり!!リズム的にはループミュージックなんだけど、強烈に人の匂いがします。音のジャンル自体変わってるんだけど、やっぱり曲を通して聴くとアニマル•コレクティブなんですよね。なんだか病みつきになりそうな白昼夢サウンドです。この改めて感じる音楽的な雑食性が、アニマル•コレクティブをメジャーにしたのかなーと考えさせられます。好き嫌いが別れそうな強力な個性をもつアルバムですが、アニマル•コレクティブとしては「アリ」だなと思わせてくれる説得力があります。

 「Merriweather Post Pavilion」は、ロック、エレクトロニカ、リスナーを選ばない仕上がりです。

ベストトラック:♯2「My Girls」


オススメ度:★★★★


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Mr.Children『SUPERMARKET FANTASY』
 日本を代表するモンスターバンド、Mr.Children(ミスチル)の2008年発表の通算15枚目のアルバム「SUPERMARKET FANTASY」。

 アルバム一曲目の♯1「終末のコンフィデンスソング」が流れてきた時点でかなり今回のアルバムがバンドが調子が良いことが予想できました。なんだろう?今までの迷いとか葛藤から抜け出した感じというか、初期のミスチルみたいに軽やかな音が戻って来ているんですよね。まあ、♯6「旅立ちの唄」、♯13「GIFT」の二曲が収録されていることで、名盤確定ってかんじではあるのですが、ポップのモンスターバンドが奇をてらわずに、当たり前のように「勝ち」に来たアルバムと言えるのではないでしょうか。全14曲70分近いフルアルバムです。
シングルは相変わらず、どこかのタイアップで街中で聴いたことがあるような曲ばかりで説明の余地はない気がします。それ以外でも、♯10「ロックンロール」、♯11「羊、吠える」など、いつもアルバムにある庶民(サラリーマン)視点の曲が
あって、いつまでもミスチルが売れる理由が分かる気がします。この人たちの曲って、いつも地に足をつけてるから、売れるんですよねー

「やがて音楽は鳴り止むと分かっていて それでも僕らは今日を踊り続けてる」(♯3「エソラ」)
「地平線の先に辿り着いても 新しい地平線が広がるだけ」(♯13「GIFT」)

 それにしても、♯3「エソラ」とか歌メロが凄いことになってるなー初めて、ウタダが出て来たような、メチャクチャな言葉の切り方や浮沈するメロディというか……桜井以外に歌いこなすのは、ほぼ無理だろ、コレは(笑)
90年代のミスチルって、まだ2、3回聴けば鼻歌になるような感じだったんだけど、最近のはサビ以外はミスチル節というか、まあ、ファン以外は覚えられませんw
 同じぐらいにブレイクしたスピッツみたいに、一周まわって最初の地点に戻って来たようなアルバムです。どちらのバンドも、最初の頃より、グルーヴも歌の説得力も比べ物にならないぐらい説得力を増していますが。オススメです。

ベストトラック:♯3「エソラ」


オススメ度:★★★★


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Suede『Sci-Fi Lullabies』
 スウェード 、1997年発表のシングルのB面集「Sci-Fi Lullabies」。3rdアルバムである「comming up」までのシングルB面曲をコンパイルしています。

 時期的に、スウェード黄金期といった形で、一枚目はバーナード•バトラー作曲が中心、二枚目はリチャード•オークスが中心に作曲していて、かなり毛色が変わります。バーナード作曲のほうがギターがガンガンなっていて、陰鬱な感じですwリチャード作曲のほうは美メロ中心で爽やかにキーボードが鳴っていて、外に向かっている曲が多いかな。どちらの曲にしてもシングルのB面にしておくのはもったいないほど、どの曲もクオリティが高いです。スウェードの本領は、ファンの人ほどB面だと主張する人が多いのですが、それが分かりやすい形で網羅された一枚だと思います。
 モリッシーも好んでカバーした♯1「My Insatiable One」のオリジナルバージョンはアルバムには収録さらず、この「Sci-Fi Lullabies」とシングルでしか聴けませんが、このギターバージョンの格好良さは特筆すべきものがあると思います。♯4「He's Dead」、♯6「High Rising」、♯11「Modern Boys」など名曲満載です。個人的には、ブリットポップと呼ばれた90年代のバンドの中でスウェードのB面集が一番だと思います。次点はマニックスかなーと。
前期スウェードが好きな人も後期スウェードが好きな人も、全27曲、オススメです。

ベストトラック:♯1「My Insatiable One」


オススメ度:★★★★☆


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スピッツ『さざなみCD』
 結成から20年、スピッツ、2007年発表の12枚目のアルバム「さざなみCD」。

 いやーひさびさに初期スピッツの空気感が戻ってきました♪スーベニアとかなんか挑戦して失敗していたような気がしたんだけど、今回のような良い曲があって、その歌メロを活かすアレンジは成功と言えるのではないでしょうか。13曲もあるのに、近年稀にみるぐらい、スピッツの中で捨て曲なしのアルバムと言えるでしょう。シングル三曲が違和感なく、一枚のアルバムとして溶け込んでいるのが、何よりの証拠だと思います。
 シングル以外でも、♯1「僕のギター」、♯2「桃」、♯8「P」など名曲多し!!結成20年経って、まだまだこれだけ曲や詞が書けるって凄いことだと思います。大抵のバンドは、失速していく時期ですし。また、デビューから一貫してスピッツ節とも言える曲を変わらず、安定したクオリティで作り続けてきたことが一番凄いかなーと思います。途中で音楽性やメンバーが変わっていくバンドが多い中、音楽シーン関係なく、スピッツはずっと同じことを(もちろん演奏やアレンジは巧くなっているが)やり続けてきたってのは、信念がないと出来ないことです。これが、結成30周年とかでもスピッツとしてやっていっているのか……でも、ファンがついてくる限り、きっとやってそうな気がするな(笑)

ベストトラック:♯3「群青」


オススメ度:★★★★☆


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