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聴いてる音楽とかオススメとか、時々は日常とか気ままに綴ってゆく。雑文読んでくれた人で、何か引っかかるものがあれば幸いです。
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Author:chaos cafe
ゆるりと書いていきます。好きな音楽のこととか、ありふれた日常とか。



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The Flaming Lips『At War with the Mystics 』
 アメリカのサイケロックバンド、フレーミング・リップス四年ぶりのアルバム。
個人的に大好きなオッサンバンド。ドリーミンな音と少しねじれてて奇妙な歌詞の世界観が秀逸でオススメ♪最近ずっとリピート気味。前作「ヨシミ~」ほどじゃないけど、名作だと思う。一応、反戦アルバムみたいな扱いをされているが本質は違う。

♯1「YeahYeahYeah Song」
「もし、愛を受け取れるだけ受け取って全く返さなくていいなら、君はそうする?
もし、お金を稼いでみんなにあげられるなら、君はそうする?
もし、すべての答えを知っていて、みんなに教えられるなら君はそうする?
君なら何をする?」

何でも可能にする力を手に入れたら、君はどうする?
世界を変えられる力をもっていたら、どうする?
もし、ブッシュになれるなら、君は世界を平和にすることができるのかい?
コーラスの「YeahYeahYeah」がヤケに耳に残る曲。
みんな批判するだけして、結局何も考えてないよね~
彼ららしい、アイロニーに満ちている曲。

♯8「Mr.Ambulance Driver」
「救急ドライバーさん、僕は真の生存者じゃない
今の僕は、ここからいなくなるのが僕だったらと願っているから」

重傷の彼女の横で救急車を待つ男の曲。説明は省く。

 このアルバムの全編を通してのテーマは、「死」を始めとした圧倒的でどうしようもない力についての疑問提起が近い。
 努力しても、どうしようもないことって生きてりゃー結構ある。そして、途方に暮れたりする。じゃあ、力をもつ者になったら、それで幸せなのか?その使い方を見誤らないのか?これは、リップスからの普遍的な問題提起だ。

ベストトラック:♯1「Yeah Yeah Yeah Song」


オススメ度:★★★★☆



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テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽


SUEMITSU&THE SUEMITH『Man Here Plays Mean Piano』
 音のセンスが、明らかに今の日本のシーンからぶっ飛んでいる。時々、ソニーってレコード会社は凄いアーティストを掘り当てる。彼も、その一人だ。
 FMで流れてきて初めて聞いた時に一体何語で歌ってるか分からなかったけど、叩きつけるようなピアノの音が印象的だった。一言で言えば、ピアノロック!
ピアノって鍵盤楽器って分類されるんだろうが、ほぼ打楽器のように叩きつける弾き方。
そして、普通は、ギターで弾くようなフレーズもピアノでやってしまう偏狭なまでのピアノへのコダワリ!!
この手のアーティストは、日本ではあんまり売れ無そうだが、興味をもったら聞いて欲しい。

一つだけ文句があるとすればいちいち、ボーナストラックを日本語で歌わせる必要はないと思ったが…

ベストトラック:♯2「Irony」
オススメ度:★★★




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テーマ:j-pop - ジャンル:音楽


Amusement Parks on Fire 『 Out of Angeles』
 アミューズメントパークスオンファイア、バンド名を和訳すると「炎上する遊園地」で良いのかな?うん、ってことで感性が燃えてたので、名前買い(笑)
 調べてみたところ、ネオシューゲ系バンド若手期待の星!らしい。
 マイブラとかと比較されるてるけど、ライドのほうが音的には近い。シールズとかにはノイズの扱いじゃまだまだ勝てないけど、ギターでオーケストラ(?)という当初の目標は達成している。ノイズと浮遊感が心地よい♪
MEWとか好きな人にもオススメ!シューゲイザー系嫌いじゃなきゃ、一聴してみても良いかも。

ベストトラック:♯4「In Flight」
http://jp.youtube.com/watch?v=8noiadEM6ns

オススメ度:★★★



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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽


Arctic Monkeys『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』
 デビュー前からオアシスの再来とかイギリスで騒がれていたバンド、アークテックモンキーズ。発売日に買いに行ったら、何軒か品切れ起こしてたのは洋楽では稀な現象…それだけ日本でも期待値が高かったってことだろう。メディアが騒ぎ立てたオアシスのデビューほどのインパクトはないけど、20歳とかでこんなにバリエーションに富んだ曲が書けちゃうのがもはや異常っ(笑)
 演奏の上手い下手より、バンドのテンションの高さやグルーヴ感を求める人は是非!!路上に「今いる」ことを自然に歌にしちゃう天才だと思う。非常に時代的にフィットするソングライティング♪にしても、ボーカルまくし立てるような早口でコピーするの難しそうだなー

ベストトラック:♯3「Fake Tales Of San Francisco」


オススメ度:★★★★



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テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽


Kasabian『Empire 』
 前作より生音重視。ドラムは相変わらず打ち込みだが。踊れるロックという分かりやすい提示は同世代のフランツ~などと比較されるが、彼らのメロディラインの不穏さ(曲の展開が初聴じゃ、予想できない)や中東よりのストリングスのアレンジなどで差別化に成功している。Empire、Me Plus One などリフが耳に残る曲多し!
 前作のアルバムの帯が「人生を変えるアルバム」とかなっていて、騙されて買ってボーカルヘロヘロだし、プライマルの劣化コピーじゃん!とか個人的にはガッカリした覚えがある。今回はあんまりドラッグな香りはしないし、直球ロック寄り。
にしても、今作の発売時のインタビューでまるで自分たちがビッグビートを作ったかのような発言しててかなり笑った記憶が(笑)ビッグマウスっぷりも含めて愛されるキャラクターだと思う。

ベストトラック:♯1「Empire」
http://jp.youtube.com/watch?v=aSKxXu05aOE

オススメ度:★★★☆


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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽


Primal Scream『Riot City Blues』
 これぞロックンロール!そこ、まんまストーンズとか言わないっ(笑)
ギブアウト~の時代の彼らが帰ってきた!!一曲目のCountry Girl からテンション全開♪
 ボーカルが歌上手い訳でも声量あるわけでもないけど、20年近く第一線で活動している希有なバンド。
 まだこれだけエネルギーあるものが出来るんだもんなぁ~来日ライブも見たけど、みんな年齢的にオッサンだったけど音が鳴り始めたら、流石の貫禄だったよ!!
2006年一番聴いたアルバム。カッコイいロックバンドは他にもいるけど、「Sometimes I Feel So Lonely」 、「To live to fly」 始め、相変わらず他のバンドと違ってチルアウトソングも秀逸♪

ベストトラック:♯1「Country Girl」
http://jp.youtube.com/watch?v=8AJB8mfm9Zg

オススメ度:★★★★★



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テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽


Good Dog Happy Men『Most beautiful in the world』
 元BURGER NUDSのメンバーが結成したバンド。BURGER~とは違い陽性の音楽。
「Pefect nervous」が唯一、前のバンドを思わせる曲か。
ワルツ調で明らかに今の邦楽のバンド(インディーズシーンでも)から浮いている、孤高の音楽。
 童話の語り手のように、ポップなメロディで物語を紡いできます。
ライブを対バンで見たけど、ツインドラム編成とコーラスのアレンジの巧さが耳に残りました。
 音源聴くとおとなしいけど、ライブは疾走感あって断然カッコいいです♪
くるりの人とか大絶賛してたけど、癖あるから実際は好き嫌い分かれるだろうなぁーとは思うけど気になったら聴いてみてください。

ベストトラック:♯6「(can you feel?) ~Most beautiful in the world~」
オススメ度:★★★☆




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テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽


ELLEGARDEN『ELEVEN FIRE CRACKERS』
 30分程度のアルバムだけど、捨て曲&退屈はなし!!前作『RIOT ON THE FRILL』から完全にネクストステージに行った感じがこのアルバムにはあります。
一言で表現すると「疾走感」満載。ただ今までのエルレに比べリズム寄りになっているので駄目な人は駄目かも。
 高校生とかが、エルレ~コピーするためにバンドを始めちゃう理由が分かります♪
ギターとか始めたくなるような美味しいリフ満載です(笑)
「アッシュ」~「高架線」の三曲の流れは反則ですな。
二曲目の「Fire Cracker」もシングルカットカット出来るレベルの曲です。2008年をもってバンドは活動休止に。

ベストトラック:♯3「Space Sonic」
オススメ度:★★★★




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テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽


Cornelius『Sensuous』
 もはや、邦楽とか洋楽とか分類する意味ないよね、この人の音楽の場合は。
相変わらず、音楽の解体と再構築の実験を繰り返してる感じがします。
今回は音の引き算が多いかな。最終的に残るリズムトラックが前面に迫ってくる感じが面白いです。
 あと、どうでもいいかもしれないけど、ある程度のレベルのヘッドフォンで聴くと分かるんだけど、CDの割にありえないぐらい音質良いアルバムです、素人耳でも分かるぐらい。録音とかミックスにこだわってるというか。
「Fit Song」、「Gum」とかスケッチショウの二人の影響を感じますが、彼らのサポートやミックスを手がけた影響でしょうか。
不思議なアルバムだけど、洋邦問わず食わず嫌いしてる人たちにとりあえず一聴を薦めます。「Fit Song」のPVが良い意味で日本っぽくなくて、カッコいい!!

ベストトラック:♯2「Fit Song」


オススメ度:★★★★☆



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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽


The Enemy『We'll Live and Die in These Towns』
「僕たちは、この街で生きて、そして死んでゆく。」
ここにすべてのメッセージが集約されていると思う。
イギリスのロックバンドって労働者階級を代表するオアシスみたいなバンドが伝統的にあるんだけど、彼らはまさに王道のド直球。ブロックパーティの2ndアルバムもテーマは都市生活者の日常の苛立ちのようなものがメインテーマなんだけど、彼らはそれ以上に階級制を全面にだし、閉塞感に苛立っている感じ。実際に「40 Days And 40 NIghts」、アルバム表題曲、「You're Not Alone」とかスタジアムで合唱できそうな秀逸なメロディ。The Jam とか好きな人にオススメ!!二枚目のアルバムが楽しみなバンドだ。

ベストトラック:♯5「We'll Live and Die in These Towns 」


オススメ度:★★★★



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テーマ:洋楽ロック - ジャンル:音楽


The White Stripes『 Icky Thump 』
 また、ブルースのルーツを見極めるような渋いアルバムです。前作の『Get Behind Me Satan 』であえて避けてきたエレキが、今回は歌いまくってます。『Elephant 』みたいにギター主体のリフにジャックのハイトーンボイスが乗ると、もはやそこは彼らだけの世界!!ガレージロックって括られるけど、既にロックのカテゴライズする場所では、鳴ってないと思う。
 ただし、前作以上にメロディラインに癖があるので、聴きにくいアルバムです。ストライプスを初めて聴く人は『Elephant 』から、お薦めします。彼らはよくツェッペリンと比較されがちだけど、全く別物だと思う。表題通り「マジかよっ」てな感じのアルバムでした。ギターだけ追ってるとテンションあがりまくり♪非常に濃厚で泥臭いロック(笑)

ベストトラック:♯1「Icky Thump 」


オススメ度:★★★★☆



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Klaxons『Myths of the Near Future』
 邦題「近未来の神話」。タイトルだけでお腹いっぱいな感じ(笑)「ニュー・レイヴ」ブームの担い手であるんだけど、明らかにこのバンドだけ異質。メディアが持ち上げまくってたから、その期待値でガッカリした人も多いと思う。そもそも新しいものは、ここには何一つない。今までのロックやらダンスやら、カッコいいリフやら、ボウイやらSF小説のオマージュだけしか、ない。そこに、意味不明なコーラスとリズムで押し切る。そもそも真面目に音楽を作る気が、彼らにあるのか、分からない。でも、観客を踊らせようというサービス精神と、音楽大好きな人たちなんだなーというのは伝わるアルバムだと思う。踊りたい人たちにとって曲がどう構築されてるとか、他のオマージュか?なんかよりノれるかのほうが重要だろう。その点において、成功しているアルバムだ。ボウイ好きのパロディのレコードか?と初聴した時に思ったり。

ベストトラック:♯3「Golden Skans」


オススメ度:★★★★★



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Radiohead『In Rainbows』
 DL販売や発表から一ヶ月後に配信や、ユーザーが値付けをすることなど、話題性ばかりが先行されたアルバムだ。そして、彼らは音楽雑誌や同じミュージシャンから評価が高くファンが多いために、一般の音楽ファンはその記事や評価に振り回されがちだ。今までのアルバムも確かに好きなものもあるけど、レディオヘッドだから、絶賛されているものもあったように個人的には思う。レディオヘッドほど、メジャーでアート寄りで、メディア上で批判しにくいバンドはない(笑)
 7枚目の最新作は、音像がよりドリーミーになって、今まで彼らのアルバムを避けてきた人にも聴きやすいアルバムだ。バックのオケだけ聴くとアメリカのサイケバンド、フレーミング・リップスを思い出したりする。変わらず、美しく憂鬱な音が鳴り続けていている。歌詞もテーマも個人の問題に帰ってきて、普遍性を獲得した。彼らを継ぐ次のバンドは、未だに現れない。

ベストトラック:♯3「Nude」


オススメ度:★★★★



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The View『Hats Off to the Buskers』
Same Jeansは某ジーンズのブランドのCMに使われていて、去年は結構流れていましたね。そして、キラーチューンのWasted Little DJ's!!この二曲をとりあえず、前知識なしに聴いてください。もう、メロディもアレンジも何の捻りもないけど(笑)、名曲だから。それってどんな世代にも訴えかける一般性がある訳で、これから、さらに凄い2ndが生まれることを期待せざるおえない。メンバーもみんな二十歳そこそこだしね。今年、一番の驚きはこのバンドの若さと曲の完成度の高さ(プレイヤーのレベルの巧さはおいておく)でした。レコーディングがライブ並みに荒くて、勢いがあるのも、このバンドにおいては許されると思う。結構、UKリバイバルブームの一端としてまとめられて、スルーされがちだけど、良いよ!!

ベストトラック:♯8「Wasted Little DJs」


オススメ度:★★★★☆



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Syrup16g『Syrup16g』
「syrup16g」セルフタイトルにして、ラストアルバムである。そして、オリジナルアルバムとしては、『Mouth to Mouth』以来の3年9ヶ月ぶりになる新譜でもある。
聴き手、個人によって、好きな曲がかなり分散するバンドなので、最初に言っておく。自分は、「coup d'Etat」~「HELL‐SEE」が、個人的には彼らの黄金期だと思っている。それを前提に以下は読んでほしいと思う。

 最後のアルバムということで、明らかに絶賛の声が多いと思う。熱烈なファンが多いので、終わりを前に批判にしにくいっていう状況もあると思うが(苦笑)。
でも、syrup16gという名前でリリースするからには、クオリティが落ちていると言わざるおえない。このバンドの名前ではなかったら、掘り出し物には入る。こんなに聴きやすいアルバムは、今までなかったから、入門用の入り口にはいいかもしれない。
以前の狂気や熱量を感じるのは、「ニセモノ」「途中の行方」の二曲だ。でも、「途中の行方」の「俺は狂っちまったけど~」の出だしのくだりの部分など「HELL‐SEE」期の五十嵐だったら、ここまでストレートな表現は使わなかったと思う。狂っていることを表現するのに、「狂ってる」という言葉が一番ふさわしいとは思えない。「正常」「吐く血」などのほうが表現はおとなしくてもよっぽど、狂っている。その他もそうだが、今回のアルバムは言葉遊びがなくなり、色んな憑き物が落ちたようなストレートな言葉で彼は歌い続けている。そして、音自体も聴きやすいように整理されてスッキリしている。相変わらず、ギターはディレイかかりまくりであるが。
「来週のヒーロー」~「HELPLESS」の中盤の三曲が文句なしに名曲だ。「あなたの為だけに生きている たまたま今週は出番がない」(来週のヒーロー)先週の、来週のヒーローを夢見ながら、今週のヒーローには、主人公は永遠になれない。そして、「仕事は楽しいよ 大変だけど あなたもすばらしい日々であるように」といきなり現実に戻る。そこにあるのは、夢見ても届かない二人の距離感。

 今回のアルバムのほとんどの曲に言えることが、「死」や「青春の終わり」を主題にすることにより、言葉や立ち位置がより客観的になったがゆえに縛られ、「coup d'Etat」期のような当事者としての熱を失ってしまった。それは父親の死だったり、バンドの解散という状況も映し出しているのだが、それが彼の限界だったのだと思う。
このアルバムに収録されているのは、四年近い空白期間のライブでいずれも歌われている曲である。歌詞は今回のアルバム収録のためにかなり変わっているものもあるが。なぜ、これだけリリースが空いてしまったのか?
五十嵐本人が、クオリティに達していない、syrup16gというバンドとしてふさわしくない曲だと思ったからだと推測される。しかし、解散を決めた今、待っていたファンや曲のためにリリースすることを選んだのではないか?彼なりの最後のサービスなんだと思う。「syrup16g」というセルフタイトルも、syrup16gというバンド幻想を最後まで成立させようと一人足掻いていたのではないか?タイトルには、希望が含まれているように感じるのだ。

 お祭り(生の時間)が終わってしまったことに、一人だけ気づけなくて、みんなに置いて行かれて迷子で一人泣いているようなアルバムだと思う。

 「COPY」で本格的に動き出した彼らが、ラストアルバムの最初の「ニセモノ」で「結局俺はニセモノなんだ 見せ物の不感症」と一曲目で改めて宣言する時に、バンドは「ニセモノ」としてのピリオドを打つ。
そして、バンドして鳴らす最後の曲で(M12はソロなので)
「自分だけ苦しいと どこかで思っていたのかな 優しさを履き違えて あなたに押しつけてばかり」(イマジネーション)と律儀なまでに、自分が今まで歌ってきたことに決別を告げ、最後は「どんなに遠くても 迎えにいくよ いつまでも」と未来を約束して結ぶ。何年後かにファンになる人と今まで応援していたファンへ語りかけているみたいに。
ラストライブの三月の武道館も近々DVD化。また、どんな形であれ、みんなお祭りが始まるのを待っている。

ベストトラック:♯2「さくら」



オススメ度:★★★★



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