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聴いてる音楽とかオススメとか、時々は日常とか気ままに綴ってゆく。雑文読んでくれた人で、何か引っかかるものがあれば幸いです。
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Hatcham Social『Crystal World』
 元クラクソンズのメンバーを含む、スリーピースバンド、ハッチャム・ソーシャル による2008年発表の日本デビューミニアルバム「Crystal World」。

 プロデューサーがホラーズやら、シャーラタンズのメンバーによるダブルプロデュースという話題先行な新人のうちだし方だったので冷やかし気味に聴いてみました。元クラクソンズだから、ニューレイヴとか踊れる感じを期待して、かけたんだけど、一曲目の一音目から、もろにネオアコで拍子抜けした(笑)
ネオアコ8割に、ニューウェーブの調味料2割って配合さね。
 
 なんだろう?コレ。ヤケに爽やかに、伸びやかに歌ってるんだけど、ギターがマイナーコードで不穏な感じで、浮いてるwとか時々不協和音に感じる。
 ♯1「So So Happy Making」は明るいんだけど、他は素直に「明るい」とか「ポップ」とは言えない感じ。ポップに紛れ込んでいる異物感が何か歯の隙間に挟まる感じで…映画で言うと、ティムバートンのナイトメアビフォークリスマスのようなお洒落さとでも言おうか?
聴きやすい全五曲、15分という白昼夢のようなミニアルバム。はたして、フルアルバムの尺がこのテンションのまま持つのか?怪しいけど、ちょっとありそうでなかったハイブリッドな感じが面白いと思います。

ベストトラック:♯1「So So Happy Making」


オススメ度:★★★☆


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Suede『 Suede』
 ブリットポップの徒花、スウェード、1993年発表のデビューアルバム「Suede」。同性愛、近親相姦と社会がタブーにしてきたことを中性的なボーカルが歌いあげ、色々と物議を醸しました。他のブリットポップバンドとは、音楽的にもスキャンダラス的にもw一線を画すと思います。また、アメリカのグランジ旋風(傷ついちゃってるよ?俺的な主張がw)が世界を覆っていた時に、非常にイギリス的な皮肉屋で耽美なバンドであるスウェードが出てきたのは、話題にのぼりました。また、この当時、ブレット&バーナードはスミスのモリッシーとマーに例えられていました。それぐらい本国では期待されていたのです。
オアシスやブラーがデビューするブリットポップ狂騒曲前夜のことです。グラムロック復興の意味合いも彼らが背負っていたと思います。

 ♯1「So Young」、♯2「Animal Nitrate」、♯7「The Drowners」、♯10「Metal Mickey」とシングル曲を中心にポップな名曲多し!!また、♯6「My Insatiable One」などの美メロのバラードも隠れた名曲が多い。でも、「My Insatiable One」はシングルのカップリング時のギターバージョンのほうが、個人的にはヨダレもののギターフレーズが多くてテンションが上がりましたが(笑)>カップリングバージョンはB面集の「 Sci-Fi Lullabies 」のほうで聴くことが出来ます。元スミスのモリッシーも一時期は、この曲を気に入り、ライブでカバーしていました。

 スウェードは、ブレットの中性的でファルセットが特徴のボーカルとバーナード•バトラーの歌うようようボーカルに絡み付くギターの掛け合いが唯一無二の個性と言えるでしょう。特に、バーナードの歌うような色気のあるギターが最近はシーンから少なくなってきて、グルーヴで押していくギタリストが多いので、余計新鮮に感じます。
♯7「The Drowners」を初めて聴いた日は、「テイクゥンミーオーバァー」がリフレインして頭から離れなかったな(笑)今、聴いても完成度の高いアルバムだと思います。

ベストトラック:♯7「The Drowners」


オススメ度:★★★★☆


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Primal Scream「Vanishing Point」
 プライマル•スクリーム、1997年発表の5thアルバム「Vanishing Point」。前作のストーンズのようなアメリカンロック路線から一転して、安っぽいエレクトロニカ路線に挑戦した意欲作。
 元ストーン・ローゼズのマニが正式参加したことでも話題になった。その後はマニが、プライマル•スクリームの正式メンバーとして、精神的な支柱として活躍することになる。(このアルバムでは数曲弾いただけであるが)

 ♯1「Burning Wheel」、♯3「Kowalski」、♯4「Star」などサイケでアンビエントなトラックが多く、今聴いても全然古くなっていないのが凄い。前作でドラッグでヘロヘロになって戻ってきたところが、この不穏な酩酊感を伴うダブアルバムというのは、プライマルらしくて面白い。パートの音のバランスが酔っているかのようにバラバラで酔ってる状態で聴くと更に酔います(笑)

 また、アルバム全体を通して、ギターロック、ダンス、テクノパンク、ストレートなバラードとプライマルの中でも一番カオスなアルバムであると思う。あまり一般受けはしないと思うけど、繰り返し聴くとかなり中毒性がある音源である。同じ年に「エコー•デック」と言うこのアルバムをリミックスしたダブバージョンの双子的なアルバムが出ています。そちらも原曲とかほぼ再構築していて、「Vanishing Point」と同じ曲なのか分からないぐらい別物になっていて、カッコいいのでオススメです。

ベストトラック:♯3「Kowalski」


オススメ度:★★★★


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Bernard Butler『 People Move On 』
 名プロデューサーとしての人気を確固とした、バーナード•バトラー、1998年発表のデビューソロアルバム「People Move On」。この頃は元スウェードのギタリストという肩書きのほうが目立っていました。

 このアルバムは、ドラム以外の全てのパートを自分で弾いてます。完璧主義者の彼らしいアルバムですが、ギタリストのアルバムとは思えないぐらい各パートのアレンジが充実し、ガンガンと曲の途中でストリングスが入って豪華な仕上がりになってます。得意のギターも優しいボーカルに絡み付くように、ツインボーカル並みに歌いまくってます。ギター弾きの人も、パート追っているだけで、テンション上がるアルバムだと思いますよ(笑)
 90年代のウォールオブサウンドと言えば、自分はバーナード•バトラーを思い出します。スウェードのデビューアルバムなどもそうですが、彼が関わった音源は基本的に、アレンジがバーナード•バトラーが行なっていると思われるものが多いです。歌メロは曲によりますが。だからこそ、バーナードが作る音を嫌う人にとっては装飾過多の音として毛嫌いされるのですが、またそれと同じぐらい高揚感ある重層的な音を支持する人も多いのです。美味いラーメン屋の味ほど個性的で、嫌いな人は受け付けないけど、ハマる人は中毒性があるみたいなものですかw

 このアルバムの歌詞は、もの凄く個人的な内容になっています。特に♯7「Not Alone」で感情爆発です。スウェード、マッカルモント&バトラーなどで脱退を繰り返し、一般的にエゴイストや完璧主義者のイメージが強くなり、叩かれて音楽から遠ざかっていた彼が復帰するために、選んだのはマイクも自分で持って全ての楽器をコントロールすることでした(ドラム以外)。その決意に至るまでに色々なことがあったと推測されますが、「Not Alone」で「一人じゃないぜ」って叫ぶように
歌う時に、今まであった悩みの重さから解放されているように力強く響きます。ギタリストとか元スキャンダラスなバンドのメンバーだったことなどより、これは一人の人間として、人間不信に悩み傷つきながらも再生していく物語の軌跡です。

にしても良いアルバムだと思うんだけど、有名なバンドの音源でも、元ボーカルのアルバムでもないので、あんまり注目されなかったんですよねぇーちょっと残念。ちなみに、中古CD屋とか行くとワゴンセールで100円とかで売られています;名盤だから、聴いたことない人は買ってあげてください(笑)
明日も、ギタリストのソロ音源の予定〜三日連続だけど♪

ベストトラック:♯7「Not Alone」


オススメ度:★★★★☆


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Razorlight「Razorlight」
 ロンドンを中心に結成された4人組バンド、レイザーライト、2006年発表の2ndアルバム「Razorlight」。デビュー作である、前作のヒットのプレッシャーを見事に越えてきました。プロデューサーのクリス•トーマスも良い仕事をしました。セルフタイトルを付けているところからも、メンバーの自信が垣間見えます。
 
 前作が典型的なガレージロックだったのに対して、フロントマンのジョニーボーレルは、ソングライターとして完全に覚醒しています。
 前作のように勢いで突っ走るのではなく、歌メロ重視の歌心あるアルバムになっています。特に♯1「In The Morning」、♯4「America」の二曲は珠玉の出来です♪♯4「America」のアルペジオの部分がかなりツボりました。どの曲もポップであり、中心にジョニーの優しい歌声を中心に構成されています。10曲35分があっという間の一枚です。ただ、バンド感って部分に関してだけは前作より弱いかもしれない。ジョニー&バンドって感じで、あまり他のメンバーとの絡みが感じられません。それが、次への課題でしょうか。

 このアルバムは、レイザーライトって、ただのガレージロックバンドだろって思っていた人たちのイメージを確実に更新すると思います。リバティーンズが好きな人にもオススメします。

ベストトラック:♯4「America」
http://jp.youtube.com/watch?v=NQjHeh_quBY

オススメ度:★★★★


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