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聴いてる音楽とかオススメとか、時々は日常とか気ままに綴ってゆく。雑文読んでくれた人で、何か引っかかるものがあれば幸いです。
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Engineers『Three Fact Fader』
 4人組のエンジニアズ、2009年発表の2ndアルバム「Three Fact Fader」。

 前作でシューゲイザーシーンから高い評価を受けてから、四年経ちました。その間にネオゲイザーやら、ニューゲイザーなど呼ばれたたくさんのバンドがシューゲイザーを取り入れてきました。

 エンジニアズは、ブームの前に出てきたから、どんな音を鳴らすか期待していたのですが、当たり前なんだけど、彼らは、数年前と何も変わらないエンジニアズでしかない音を鳴らしています。エレクトロニカ寄りのシューゲイザーとも呼ぶべき音で良いサジ加減のノイズと全体にリヴァーヴがかかっていて高揚感たっぷりです。そして、ボーカルの声質もあるのですが、気怠くメロウに歌う感じが正統派(?)シューゲイザーとでも言いましょうか。良質なシューゲイザー盤になっています。ただ、シューゲイザー好き以外には、正直尖った部分がないので、プッシュしにくい感じがします。アレンジもメロディも平均点以上で良いバンドなんだけど、肝心のフックになる売りがないんですよねぇ……ライドとかマイブラが好きなら、とりあえず聴いてみてください。

ベストトラック:♯2「Three Fact Fader」


オススメ度:★★★☆


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serial TV drama『SPACE OPERA』
 五人組のserial TV drama(シリアル・ティーヴィー・ドラマ)、2009年発表の2ndフルアルバム「SPACE OPERA」。
 
 今までハイトーンボーカルと歌謡ロックと言った趣の音だったのだが、今回のアルバムでかなりやりたい放題やっておれらます(笑)ハードロック、メタル、ヒップホップとかそちらまで飲み込み、相変わらず、無駄にゴージャスなアレンジをかますギターソロとか、ゴスペルみたいな分厚いコーラスをアルバムのところどころに散りばめ、なんかギラギラしてるw
 クイーンの面々が酒飲みながら、日本の歌謡曲ってこんな感じだろ?とかおちゃらけて鳴らしたかのような音です。……あ、褒め言葉ね、コレ。ただ、アルバム1枚通して、闇鍋状態で色々とアイディアごっちゃりな感じなので、それによって聞きにくい人が多いかもしれない。どちらかと言えば、前作のほうが正当派な音を鳴らしているので聞きやすいと思う。このアルバムで分かったのは、serial TV dramaは、引き出しがいっぱいあるバンドであることと、コール&レスポンスをライブでしやすいようにあざといまでの音の間wがあって、サービス精神旺盛だってことですかね。バンドを代表するキラーチューンさえ生まれれば、長く生き残るんじゃないかなー。スピッツや椿屋四重奏とか歌謡ロックが好きな人は、チェックしておいて損はないと思います。

ベストトラック:♯1「スペースオペラ」


オススメ度:★★★☆


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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽


ストレイテナー『リニア』
 スリーピースの(現在は四人編成)ストレイテナー、2007年発表の4thアルバム「リニア」。

 今までは英語詞中心、ギターロックの疾走感の快感則で押してきたようなストレイテナーがこのアルバムから、一般のリスナーにもしっかりと向き始めたように思います。なので、昔からのテナーのファンはかなり評価が分かれるアルバムだと思います。でも、どちらの立場からも言えるのは、最初の三曲の人なつっこいメロディと疾走感はこの人たちしか鳴らせないし、聞いていて爽快です。

 アルバム後半から、ガンガン、キーボードが入ったり、打ち込みが入ったりエフェクトかけまくったりと今までのストレイテナーからすると避けてきたような音の実験が繰り返されている。まあ、ジャケットもピンクフロイドのオマージュみたいだし、スリーピースで出来る可能性を模索しているというか、腹くくってやっている気がします。出た当初は叩かれてたけど、アルバム1枚通してそんなに悪くないと思う。個人的には、♯3「SIX DAY WONDER」や♯10「MARCH」などのメロウな曲の方が、ホリエのボーカルの朴訥とした声質と合っている気がするので、ほとんどのファンのリクエストである疾走感のほうにいかないで欲しいなーと(笑)
 この「リニア」、ストレイテナーの入門者にも、オススメの歌心あるアルバムです。

ベストトラック:♯3「SIX DAY WONDER」


オススメ度:★★★★


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新世代ロックバンドによる同時代性について
 はい、丸530日近く連続で更新してきましたが、本日をもちまして、マイペースなマターリ更新に切り替えさせていただこうと思っています。今まで書いてきたレビューは毎日、1枚ずつホントに自分一人で聴いて書いています。影武者とかいないし、ニートでもないですよ(笑)

 さて、通常更新最後に思うのは、日本の新世代ロックバンドについて。二年ぐらい前には、新世代ロックバンドと言えば、凛として時雨、ネハンベース、9mmあたりが代表格としてあげられていたように思います。この3バンドに言えるのは、ジャンルとかクロスオーバーして、無邪気に飛び越えて行くことと、転調や変拍子を多用して、よりスリリングな曲展開が多いということでしょうか。ただ、この手の飛び道具的な曲って飽きられやすかったり、クローズドな一部なファンに支えられるブームだと思います。メタルとかプログレとかのコミュニティと同じ臭いを感じます。要は毎月、ライブハウスに通うような熱いファンたちがライブ動員を上げたり、YouTubeの再生回数を上げているのです。メッセージ性というより、リズムやグルーヴ、周辺ブランドのビジュアル統一で押していくバンドたちでした。

 ここ一年ぐらいで出てきた(ブレイクした)バンドで時代性を背負っているのは、アンディモリ、ミイラズ、サカナクションなどが挙げられます。アンディモリは、くるりが初めて出てきたみたいな非常に普段着な匂いの土着のロックという感じですか。彼らがイギリスに憧れていることも隠さずに非常に体現していることに力強さのほうを感じます。また、ミイラズは、日本の若者の労働者という視点を忘れていないことに共感できます。みんな恋愛とかテーマにしたり、世界平和とかデカイこと考える前に日々の「生活」があるわけです。その若者特有のやるせなさや苛立ちを表現したのは、ある意味、国は違えどアークティックモンキーズと同じなのかなーと思う。ミイラズは、2ndで化けました。そして、サカナクションですが、このバンドをポリシックスやVOLA、テレフォンズなどと並べるのは正直気が引けるんですよね;サカナクションって確かにフロア寄りな感じの音作りではあるけど、ちゃんと歌メロが歌えるっていう正当派ロックバンドな感じを受けます。要は、アコギ一本で曲が成立するという意味においてです。北国の切なさみたなものをリアルタイムでもっている数少ないバンドだと思います。その他では、ようやくブレイクし始めた、オウガユーアスホール、声だけだと日本人に聴こえないボウディーズ、地味に良い曲を書き続けているロストエイジ、変わらずダンスロックを更新しているジェッジ•ジョンソンなどが面白いです。
 そんな感じで一般層までは、まだまだ浸透していない感じがしますが、これらのバンドがメジャーデビューしてきているので、リスナーも耳が肥えていくのかなーと思います。

〜記事で紹介した新世代バンド〜
■アンディモリ「everything is my guitar」





■ミイラズ「5.5.5st」





■サカナクション「セントレイ」





 一年半ぐらいレビューを書き続けていて、音楽がつまらないっていう耳タコな台詞は聞き飽きましたね。YouTubeでもマイスペースでも、たくさん音楽との接点が増えている良い時代なんだから、もっと能動的に自分が欲している音を探せば良いと思います。

今まで読んでくれた人たちへ、ありがとう。
音楽が、日常の日々を彩りますように。
……あとは、気分で更新しますw

■七尾旅人 x やけのはら「Rollin' Rollin'」



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The Flaming Lips『Embryonic』
 オクラホマ出身のUSサイケロックの大御所、ザ•フレーミング・リップス、2009年発表の13thアルバム「Embryonic」。

 前作から三年ぶりとなるオリジナルアルバムになりますが、今までのドリーミーポップな感じの音からガラリと変身しています。90s終わりの年に「The Soft Bulletin」によって世界的にブレイクした後は、アルバム三枚連続でシンフォニックな音を鳴らしていましたが、今作はそれ以前のアヴァンギャルドでサイケなガレージバンドに先祖帰りしているような音です。たぶん、ここ十年の音源からファンになった人はついていけないかもっ(笑)
 でも、いつもザ•フレーミング・リップスのチャーミングさってお祭り騒ぎを起こして、祝祭的な空間を作っている一方で終わりの匂いをいつも感じさせえる曲が入っているんですよね。前作の「Mr. Ambulance Driver」、その前のヨシミ〜でももろに死を扱った「It's Summertime 」などでより分かりやすい形で提示されています。ただ生の喜びを鳴らしている訳ではなく、「限りある」ことを自覚している。それが時空列的には前作ではないですが「Christmas On Mars」のサントラの中で暗い感じのインストを鳴らしていたので、シフトチェンジは感じていたのですが、ここまで自覚的に変えてくるとは思わなかったなー十年ちょっと前の続きの風景を描こうとしているのか、バンドをセッションからなる有機的な音に駆り立てているのは何かは分かりませんが、三十年近く第一線で活動しているバンドがこれだけ挑戦していることに嬉しくなります。ここ数年のアルバムの中では聴きやすいアルバムではないけど、この「Embryonic」は、次の十年を見越したアルバムになっていると思います。

ベストトラック:♯11「I Canbe A Frog」


オススメ度:★★★★


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