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聴いてる音楽とかオススメとか、時々は日常とか気ままに綴ってゆく。雑文読んでくれた人で、何か引っかかるものがあれば幸いです。
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VAMPS『VAMPS』
 L'Arc〜en〜CielのフロントマンであるHYDEのサイドプロジェクト、VAMPSの2009年発表のデビューアルバム「VAMPS」。

 ソロでHYDEをギタリストとしてサポートしたり、作曲などでも関わってきたKAZと二人の共同プロジェクトという形をとっています。ソロの時の延長線上の音で、いわゆるUSハードロックな乾いたギターと大仰なフレーズがなんか時代錯誤な感じを感じますが、いまの時代からすれば、新鮮に映るのかな?
 ソロの時と比較すると疾走感あるロックンロールな曲が増えたのと、予想していたより日本語比率が多めで歌っています。英語の発音が微妙なので、日本語比率を増やしたのは正解だと思います。シングルカットされた♯2「LOVE ADDICT」とか、♯9「I GOTTA KICK START NOW」とか聴いていて、恥ずかしいぐらいベタなことやってますよね!!彼らのハードロックへの憧れというか、音楽の趣味を見た気がします(笑)また、歌詞も始まりを感じさせるものが多く心底、本人たちが楽しんでいるのを感じました。吸血鬼のコスプレがここまでハマる人たちも珍しいと思うw

 ただ、♯5「EVANESCENT」のような曲はラルクのほうで演ったほうが完成度が高かった気がします。あまり曲の使い分けにこだわっていないのかな。また、♯11「SWEET DREAMS」はシングルカットできそうな綺麗なバラードで、疾走感のある曲とのその振れ幅が面白いです。HYDE名義で活動していた時より、アルバム1枚として構成を考えられているように思います。

ベストトラック:♯2「LOVE ADDICT」


オススメ度:★★★★


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Manic Street Preachers『The Holy Bible』
 イギリスを代表するロックバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズ 、1994年発表の3rdアルバム「The Holy Bible」。

 この「The Holy Bible」は、現在、マニックスの最高傑作と呼ばれている名盤であり、リッチーがいた四人編成の最後のアルバムになります。現在のマニックスに無いトゲトゲしさや苛立ちのような部分がピークにきていて、かなり歪なんだけど、作品として素晴らしいと思う。
ギターのフレーズとかダークで変だし、リズム隊もなんだか硬い感じでたどたどしい。更にリッチーの描く歌詞が絶望的で救いのない内容なので、それを美メロに乗せるという荒技が素敵だ。歌詞先行かつ、曲と詞で書いているメンバーがバラバラでなければこんなことは出来ないし、それがマニックスの希有な個性に繋がっていると思う。♯7「4st 7lb」なんて拒食症の少女が序々に痩せていく話だし、4人編成だったマニックスでしか、成立しない曲だと思う。

 文学的で内省的な歌詞と、ザクザクしたギターという二つの個性を持っていたリッチー•ジェイムスの失踪により、マニックスは美メロ重視の親しみやすい作風のバンドに転向していくことになる。賛否両論はあると思うが、ブリット•ポップの狂騒から生き残った数少ない実力派のロックバンドだ。この「The Holy Bible」は、今のマニックスしか知らない人ほど、聴いて欲しいアルバムです。

ベストトラック:♯1「Yes」


オススメ度:★★★★☆


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the pillows『Rock stock & too smoking the pillows』
 日本のオルタナティブロックの雄、スリピースのピロウズ、2009年で20周年を迎えるその節目に出されたベストアルバム「Rock stock & too smoking the pillows」。

 ♯1「1989」のみ新曲で、それ以外は、既存曲と代表曲を再レコーディングしたものが5曲ほどいう構成。ピロウズ初心者向けアイテムと思いきや、♯1「1989」で暗い過去を振り返るようなw隠れた名曲で、このために買う人もアリかもしれないと思う。「ストレンジカメレオン」みたいな感じです。
「僕はずっと孤独だった 会いたかった誰かに」(♯1「1989」)

 今更、このフレーズは反則だと思った。ピロウズはミスチルとかくるりとか日本語を中心に歌う邦ロックバンドと比較対象にのぼるんだけど、音だけ追ってても、きっとピロウズの特異性は理解できないと思う。ピロウズが熱烈に支持されるのは、詞の世界で出会えない誰かに対して、いなくなってしまった相手に対してのラブレター的な形式を取りつつ、自分の孤独を照射するところにある。決してミスチルのように前向きに明日を生きよう的なストレートな説教には、いかない。いなくなってしまった相手にフォーカスがいっているように見えて、取り残された自分にスポットが当たっている。フロントマンの山中さわおが、大きく虚勢を張ればはるほど、吠えれば吠えるほど、そこが孤島になる。だから、彼らは届かないことに苛立ちを感じつつ、ロックという方法を使い、夢を見るのだ。それが孤独を抱えた人、なかなか認められない人たちに届く。ピロウズは音自体は乾いた感じなのに、世界観はジメジメしていて、非常に日本的なロックバンドだと思う。

「キミの夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ 風の強い日を選んで 走ってきた」(♯10「Funny Bunny 」)

 20年目で自己ベストの売り上げを達成してるバンドって、なかなか、いないよ。ピロウズのブレテなさが、改めて凄いなーと思った。
 再録版の5曲もよりライブっぽいアレンジなっていて、聴く価値があると思います。既に「Fool 〜」持っている人も買いだと思います。もちろん、ピロウズ初心者にもオススメです。

ベストトラック:♯1「1989」


オススメ度:★★★★


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GRAPEVINE『疾走』
 大阪を中心に結成されたスリピース、GRAPEVINE(グレイプバイン)の2009年発表の24thシングル「疾走」。

 表題曲「疾走」は、ジャムってる途中から、いきなり歌が入ってきて、かなりハイスピードにサビにいくのですが、サビにいった途端に終るというなかなかにテクニカルな曲です。プロデューサーは引き続き、Dr.StrangeLoveの長田進が担当しています。非常に一発録りっぽい雰囲気を醸しています。最初にこの曲を聴いた時に「失踪」の間違いかと思いましたw

「まだ未来は空っぽのままで 新しい予感に泣きそうだぜ
くだらないのはおまえの方だろ わからないのかい疾走の理由が」

てきたので、おぉーついに、あのグレイプバインが言い切った!!とか思ったのも束の間、次の節で

「くだらないのはおれの方だろ わからないのかい絶叫の理由が」
……うん、いつものバインだったよ(笑)
グレイプバインのもどかしさってのは、肯定も否定もしないところにある訳で、それが一部のファンの中では、バインの魅力に繋がってることは事実だと思います。   ただ、シングル「超える」辺りから、明らかにバンドのモードが一回りして、音的に攻めに来ているので、この「疾走」を聴いたところ、まだグレイプバインの攻撃モードは止まりそうにありません。

 初回限定版は、SHIBUYA-AXで行なわれた「GRAPEVINE with 長田進」のライブ(レアなトリプルギター編成)から6曲収録のDVD付きなので、迷ったら、そちらのほうが満足度が高いので、オススメします。

ベストトラック:♯1「疾走」

オススメ度:★★★☆


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100s『OZ』
 中村一義を中心に結成された六人組の100s(ヒャクシキ)、2005年発表のデビューアルバム「OZ」。

 中村一義名義のライブのために集められたメンバーから、そのままバンドにしてしまった訳ですが、2001年から一緒にライブを演っているメンバーなので、デビューアルバムからバンド感があります。また、インタールード含めて、21曲収録とか、中村一義の調子の良さが分かるアルバムです。曲が多いからクオリティが落ちるわけではなく、ポップであるところはソロから全くブレていないのが凄いです。「ファーストにして、すでにベスト!」というキャッチコピーが嘘になっていません。

 全ての楽器を宅録で打ち込み、デビュー盤「金字塔」で天才扱いされた中村一義がやっと辿り着いたバンドであり、鳴らしている音にバンドである喜びが溢れています。中村一義の音楽ってもの凄く、個人的な音で飄々としてるんだけど内省的な部分が持ち味だったと思います。世間からそっぽ向いているんだけど、「ちょっと構ってくれよ?」みたいな捻れ方と言えばいいかな(笑)
 それが色んな物語を代表していて、より外に開かれた世界観を100sになって、表現しているのが頼もしいです。もっとポップマエストロとして評価されても良いバンドだと思います。

ベストトラック:♯13「Honeycom. ware」

オススメ度:★★★★


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